蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
イングランド 綴理の
チャンピオンズリーグも2戦が終わり、それぞれ花帆と慈が勝ち上がった。次はイングランドリーグ、FCアーセナリに所属する綴理と、ポルトガルリーグに、FCポルトに所属する、吟子とソジとのぶつかり合いが予定されている。
ここはアーセナリの練習場。メンバーが練習する中、アーセナリの監督は綴理を探していた。
監督「アイツ……どこ行った……?」
綴理は時々フラッと居なくなる。首脳陣はそれに頭を抱えているわけだが、綴理の選手としての実力、そしてチームへの貢献度合いがクソデカすぎるので強く言えない状態だ。
監督「こんな時はアイツの出番だな……」
監督はフィールドに向かう。すると、みんなが練習しているのを見ながら、一人の選手がスパイクの手入れをしていた。
監督「いた。ユーゴー、ちょっと頼みがある」
ユーゴー「…………?」
この男、"ヴィヴィアン・ユーゴー"。フランスの代表にして、新世代
そして、選手の適性を《運命》と呼び、それに適したプレーをする事をチームのための最大の効率化と称する理論派。
なのだが、どこか不思議な雰囲気もあるのだ。
監督「ちょっとツヅリを探してきてくれないか? なんかお前とツヅリは考えてることが似てるのか、お前の場合すぐに見つかるからな……」
ユーゴー「……………了解」
ユーゴーは立って行ってしまう。そして、真っ先にとある場所に向かった。
― 選手寮・屋上 ―
ここはアーセナリの選手寮の屋上。綴理はここでさっきから日向ぼっこしていた。
綴理「………」スヤスヤ
ガチャ
ユーゴー「……おい」
呼びかけるが目を覚まさない綴理。
ユーゴー(……あー、たしかに気持ちよさそうだな)
するとユーゴーはあろうことか綴理の隣で仰向けに寝そべって一緒に日向ぼっこを始めた。
ユーゴー(あ〜……暖ったけぇ……)
綴理「………」スヤスヤ
ユーゴー「………」zzz
一方、
監督「ユーゴーどこ行ったぁああっ!!」
コーチ「夕霧を探してるんですかね?」
監督「大事なミーティングがあるんだぞ!?」
ガヤガヤ
ユーゴー「? なんか騒がしいな……って、忘れてた。起きろツヅリ。監督呼んでたぞ」
綴理「ん〜……ゆー?」ムニャ
ユーゴー「ああ。俺だ。ミーティングあるから行くぞ」
綴理「分かった………」
そして練習場のミーティングルームに向かう2人。監督にはめちゃくちゃ怒られた。
監督「まったく………じゃあ、ポルト戦に向けたミーティングを始めるぞ!」
選手『はい!』
ユーゴー(………ツヅリ、本当に不思議なやつだ。こんな子供みたいな性格なのに、サッカーのときはまるで別人になったようなプレーを発揮する…何より……、コイツはNO.2としての適性を併せ持ったNO.1と言っていい。今やこのチームは、ストライカーですらツヅリの飼い犬だ……)
ユーゴーが周りを見る。エゴ剥き出しのはずのストライカーたちも、その事に不満がかんじられない。
――それは何故か? 綴理に従っていれば点が取れるからだ。
ユーゴー(パスやゲームメイクは本来NO.2の仕事。だがツヅリの
ユーゴーが綴理の横顔を見ると、気づいた綴理が見返してきた。
綴理「なに?」
ユーゴー「何も」
ユーゴー(俺がコイツを支えてゲームメイクとパス供給をすれば、フォワードが点を取るのは容易い。本当に…日本はMFは豊作な国だ……)
実をいうと、綴理は新世代
近いうちに誰かと入れ替わりで入ると、ユーゴーは予想していた。
監督「とにかく、うちのいつも通りのサッカーで、ポルトをすり潰すぞ!」
選手『はい!!』
綴理(ぎん、へーた……負けないよ)
― つづく ―
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