蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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後書きにてお知らせもありますので、よろしければ最後までご覧ください。


5月10〜13日 蓮ノ空の好敵手
第23話:必殺技開発


 あれから俺達は、グラウンドでボールを使って練習したり、クロニクルルームを使って基礎身体能力の底上げをしたりと、各自で自分の足りない能力を補うための練習をしていた。

 

 グラウンドでは……

 

兵太「うらぁあぁあぁああっ!!」ボズザァアァアアッ!!

 

 兵太のスライディング。起き上がって跡を見ると、炎で焦げた地面が。

 

兵太「よっしゃできた!」

 

晴也「お疲れ〜」

 

兵太「いや、晴也の教え方のおかげだよ!」

 

 ソジは凄く喜んでいた。

 

 

綴理「行くよ〜。 えいっ!」ビュッ!

 

 ボォオォオオッ!!

 

さやか「綴理先輩、できましたね!」

 

綴理「うん。さや、すず、つき合ってくれてありがと~」

 

小鈴「いえ! 徒町ごときがお役に立てたなら良かったです!」

 

さやか「そんなに自分を卑下することないですよ小鈴さん! 実際、あなたの才能は素晴らしい物が眠ってると思ってますから」

 

小鈴「そんな! 恐縮です!」

 

 この2グループは新必殺技が完成。さて、慈先輩、瑠璃乃先輩、姫芽はというと……

 

瑠璃乃「行くよ!」

 

慈&姫芽「「うん(はい)!」」

 

 瑠璃乃先輩の合図で山が迫り出して3人を乗せて上空へ。そして十分な高さに達する。が、

 

 ブアッ!

 

 技は霧散して3人は空中で投げ出されて地面に叩きつけられる。

 

 ドシャッ!!

 

慈「痛った〜!」

 

瑠璃乃「また失敗かぁ〜……」

 

姫芽「すみません。あたしがタイミングズレたのかも……」

 

慈「いや、この技はとくにタイミングとかは無いはずだからそれは無いよ」

 

瑠璃乃「そうだね。何が悪いんだろう……」

 

 3人は考え込む。

 

吟子「………3人が初めから集まってるからダメなんじゃないかな?」

 

 吟子が3人に意見を出した。

 

姫芽「どういうこと?」

 

吟子「つまり……」

 

 吟子は3人に思ったことを伝える。すると3人の顔はみるみる明るくなる。

 

慈「そっか! やってみよ!」

 

瑠璃乃&姫芽「「うん(はい)!」」

 

 そして構えに入る3人。今度は発動者の瑠璃乃先輩がまず一人で山を作り出して迫り上げる。

 そこに背後からダッシュして来た二人がジャンプして跳び乗り、山が迫り上がる勢いを利用して3人は空高く大ジャンプし、空中で3人揃って1回転。

 地上めがけて稲妻をまとった蹴りを高速で落下しながら放つ。

 

慈&瑠璃乃&姫芽「「「うらぁあぁああああっ!!」」」

 

ドゴォオォオォオォオオオオンッ!!!!

 

 激しい衝突音が鳴り、地面に大きな大穴(クレーター)ができていた。

 

 これは………

 

慈「やったできた!!」

 

瑠璃乃「うん! やったねめぐちゃん! ひめっち!」

 

姫芽「は、はい〜!!」

 

吟子「凄い…アッサリ成功させちゃった」

 

 すると、

 

慈「吟子ちゃんのおかげだよ!」

 

瑠璃乃「うんうん!」

 

吟子「そんな、私は別に……」

 

姫芽「な〜に言ってんの〜? 吟子ちゃんのおかげだよ〜。あのままやっててもたぶん完成しなかったからさ〜」

 

吟子「いや、それは皆さんの力で……」

 

 吟子は褒められたのが嬉しいのか恥ずかしいのか、顔を赤らめながら否定する

 

姫芽「あれあれ〜!? 吟子ちゃん照れてる〜♪」

 

吟子「て、照れてないがいね!///」

 

姫芽「んも〜♡かわいいんだから〜吟子ちゃ〜ん♪」

 

吟子「か、可愛くないし……///」

 

慈「え〜? 可愛いよ〜。ね〜?」

 

姫芽「はい〜♡」

 

瑠璃乃「あはは、かわいいはその通りだけど、めぐちゃんもひめっちもあんまりからかい過ぎないようにね?」

 

吟子「瑠璃乃先輩!」

 

 吟子が瑠璃乃をキラキラした目で見つめる。

 

慈「え〜? からかってないよ〜♪」

 

 吟子を抱きしめる慈先輩と姫芽。

 

吟子「も〜! そろそろ離れてください! 慈先輩、姫芽!!」

 

慈・姫芽「「え〜?」」

 

吟子「(怒)」

 

 2人は渋々離れる。

 

 それを見ていた天馬さんは……

 

天馬(百生さん、観察力も良いし頭も良いんだね……。でも、自分に自信が持ててないと言うか……。何か良いのあるかな。……そうだ!)

 

天馬「百生さん、この技を習得する練習してみない?」

 

吟子「どんな技ですか?」

 

 

 

 

 天馬監督がタブレットを持って動画を見せる。

 画面の中で紫色の髪をした剣城さんがシュートする。

 蹴りの一閃と共に菊の花弁が集まり、それが一気に散りシュートがゴールに向かう

 

 

 

 

天馬「この技。[菊一文字]って言う技だよ」

 

 それを見せられた百生さんは……

 

吟子「私が……コレを? ッ!無理無理!無理です!」

 

 吟子ちゃんが首をふる。けど、

 

晴也「やりもしないで最初から無理って言うのはどうかと思うぜ?」

 

吟子「晴也くん……」

 

天馬「そうだね。それに、百生さんが無理だと思ってるコレができたら、自信になると思わない?」

 

吟子「それは、思いますけど……」

 

 みんなが期待の目で吟子を見る。

 

吟子「あ~、もう! 分かりましたよ!! やりますよ!」

 

天馬「よし! じゃあ、少し休憩したら早速練習を始めようか!」

 

吟子「はい……」

 

 そして休憩に入るみんな。花帆先輩が疲れて人工芝のグラウンドに大の字になって寝転んでいる。

 

花帆「疲れるね〜……」

 

晴也「汚れますよ?」

 

 花帆先輩はムクリと起き上がると、

 

花帆「晴也くんは平気そうだもんな〜。アタシ、ひょっとしてセンパイとしての威厳がない?」

 

 花帆先輩の心配そうな顔。

 

晴也「心配しなくても、花帆先輩のこと先輩として尊敬してますよ」

 

 俺がそう言うと、

 

花帆「わぁ! ありがとう!!」

 

 元気いっぱいになる花帆先輩。ホント太陽みたいな人だな。

 

晴也「……花帆先輩って、なんでサッカー始めたんですか?」

 

花帆「え? アタシ?」

 

晴也「はい」

 

花帆「んーと……アタシ、小さい頃病弱で入院と退院を繰り返してた話ししたっけ?」

 

晴也「………初耳です」

 

 今は大丈夫なのかな………?

 

花帆「そっか。まぁ、今は大丈夫なんだけど、入院中に過去のサッカーの映像見てね。その中に、オランダの選手なんだけど、「凄いなぁ!」って、思った選手がいて……」

 

晴也「オランダ……」

 

 誰だろう……?

 

花帆「背番号14番。クライフ選手」

 

晴也「………かなり昔ですね」

 

 なんなら爺ちゃんよりも何十年も前だ。

 

晴也「たしかにテクニックがすごい選手でしたからね」

 

花帆「うん! だからアタシね、ほんとは背番号14番付けたいんだよね……」

 

 あ〜なるほど。

 

晴也「高校サッカーの規定とうちの部員数じゃ仕方ないっすね。13人しか居ないから」

 

花帆「そうなんだよね〜」

 

 

 

 

 俺と花帆先輩が話していると、梢先輩が、

 

梢「みんな、今度の土曜日に練習試合を行います。相手は、石川県内の強豪、石川光晴館(いしかわこうせいかん)です」

 

さやか「今のみんなの力がどれだけついたのか測るには絶好の相手になりますね!」

 

晴也「よっしゃ! 気合い入れてくぜ!」ガシッ!

 

 みんながそれぞれの反応をする中、休憩後に天馬さんと吟子は[菊一文字]の練習。

 

 俺達はそれぞれ使える技を確実に使えるように固めたり、進化させるために使いまくったりして練習した。

 

 その結果、梢先輩の[ダイヤモンドハンド]が、"真"から"爆"に進化した。

 

 

ー つづく ー




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