蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
前半は残り9分弱。得点は3ー0の蓮ノ空リード。選手はそれぞれ気を取り直して位置につく。
藤川(問い詰めるのは試合の後でいいわ。まずはこの試合を全力で闘う!)
藤川「まずは1点! 返していきましょう!」
光晴館『おう(はい)!!』
ピィイイイーーーッ!!!!
RESTART!!!
光晴館ボールで試合再開。すると光晴館はディフェンダーの3人を残して、残りの7人で一気に攻撃を仕掛けてきた。
藤川「白石さん!」パスッ!
白石「中村さん!」パスッ!
中村「金崎!」パスッ!
次々とパスを繋いでくる光晴館。だが、
梢「瑠璃乃さんは8番! 姫芽さんと慈はお互いに気を配りながら10番チェック! 小鈴さんと綴理は11番を見ておいて! 木曽路君は裏への抜け出しをカバー!」
瑠璃乃&姫芽&慈「「「オッケー(分かりました)!」」」
綴理&小鈴「「わかった(は、はい)!!」」
兵太「カバー入ります!」
コチラもディフェンス体勢をすぐに立て直す。
藤川さんはパスを繋ぐ中継役に徹しながらこちらの隙を伺っていた。
藤川(っ!隙が無い!)
藤川さんが攻めあぐねていると、
伊達「キャプテン! 後ろから来てます!」
藤川「っ!!」
花帆「ふっ!」ズザァアァアアッ!!
花帆先輩の斜め後ろからのスライディングタックルを咄嗟に躱す藤川さん。
しかし今度は左右から吟子と来夏が挟みにかかる。
藤川「っ!」
吟子「取ります!」
来夏「貰う!」
ふたりが同時に襲いかかる。
藤川(来たっ!)
藤川「ロランくん!」パスッ!
すると藤川さんはスペースの空いた左サイドへパス。そこへオーバーラップしてきたロランがボールを受け取る。
吟子「っ!」
急いで吟子は急ブレーキ。そして反転して追いかけるが、その距離はかなりある。
綴理「っ!ボクが行く!」
綴理先輩が行こうとする。だが、
梢「綴理ダメ!それは相手の思うツボよ!」
しかし、声を出したときにはすでに綴理先輩は向っており、プレスが甘くなった中村さんにボールが繋がる。
綴理(しまっ!!)
小鈴「止めます! [スピニングカット・V2]!!」シュババアッ!!
小鈴の必殺ディフェンスが中村さんに襲いかかる。
しかし、
中村「来たっ!」パスッ!
小鈴「っ!!」
なんとここで中村さんはボールを長篠さんにパス。
この状況、ボールを"持っていない"選手に必殺技を放つという構図が出来上がってしまう。
ズガァッ!!
中村「うわっ!!」
ふっ飛ばされる中村さん。ここで審判が笛を吹いて駆け寄ってくる。
審判「蓮ノ空14番!イエローカード!!」
小鈴「!!」
なんと、小鈴にイエローカードが出てしまった。
必殺技の特徴を逆手に取った見事なトリックプレーだし、ルール上も問題はないが……これはなかなか……。
そしてこの位置………。
晴也「PKか……」
そう。小鈴がファールしたのは、ペナルティエリアの中だったのだ。
小鈴「ごめんなさい………」
小鈴が涙声で謝る。
晴也「仕方ないよ。こういうプレーもあるって言うことを今後に活かせば問題ない」
梢「そうよ、小鈴さん。わたしに任せて」
小鈴「梢先輩……。お願いします」
そしてセットポジションにボールを置く中村さん。梢先輩は神経を集中してシュートに備える。
梢(止める!)
ピッ!
審判の笛とともに、助走を始める中村さん。そして右足を振り上げ……
梢(右! いや、左っ!!)
梢先輩はギリギリまで待って判断して左に飛ぶ。
中村「ふっ!」ドッ!
シュートは……
梢(っ! 正面!?)
ザシュウッ!
GOAL!!!!!
蓮ノ空 3 ー 1 光晴館
梢「くっ!」ガンッ!
梢先輩がゴールポストを殴りつける。
光晴館が1点を返し、応援席は歓声に包まれる。
晴也(………………)イラァッ
小鈴は責任を感じているのか、顔がさらに暗くなる。
晴也「………小鈴」
小鈴「は、はい……」
晴也「キックオフ直後の俺のプレー、見てろ」
小鈴「へ……?」
そう小鈴に言い、晴也はセンターサークルに向かう。
ボールをセットポジションに置き、花帆先輩と位置につく。
晴也「花帆先輩……」
花帆「?」
そして、
ピィイイイーーーッ!!!
RESTART!!!!
試合再開し、ボールは瑠璃乃先輩へ。
花帆「瑠璃乃ちゃん! 晴也くんにボールを!」
瑠璃乃「? 分かった!」パスッ!
ここでボールは晴也に渡る。
晴也「ちょっと応援席には黙ってもらおうか………」ドギュンッ!!
晴也は、トレーニングで向上したスピードの全速力で一気に駆け上がった。
中村「っ! 早っ!?」
金崎「このっ!」
金崎が身体をぶつけにくるが、
晴也「どけっ!!」ドガアッ!
金崎「うわぁっ!?」
フィジカルで逆に弾き飛ばし、尚も攻め上がる。
藤川「っ!? このっ![地走り……」
晴也「ふっ!」
晴也はヒールでボールを上に上げてその勢いのまま前宙して相手の必殺技を躱す。
藤川(うそっ!?)
そしてスムーズに着地する晴也、進軍はまだ終わらない。
伊達「っ! 止める!!」
伊達が立ち塞がるが、
晴也「遅いっ! [スプリントワープ・G3]!!」ギュンッ! ギュンッ! ギュンッ!!
アッサリと抜き去る晴也。
あっという間にキーパーと1対1だ。
村上「っ!」
俺はボールを上に蹴り上げると、自身も跳躍。しかしその両足にそれぞれ炎と水のオーラが纏わりついている。
そしてその両足でクロスする様に踵落としで蹴りを加え、そのまま更に一回転して両足で踵落とし。
晴也「[超・アクアフレイム]!! 行けぇえぇえええっ!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!
炎と水、相反する2つの属性オーラを纏ったシュートが飛んでいく。村上は迎え撃とうとする。
村上「[ドリルスマッシャー・V3]!!」
ここで相手の技は進化する。しかしそんなものは関係無い。
ガガガガッ!!
村上「うぐぐぐぐぐっ!!」
堪える村上。しかし一気にドリルは粉々に粉砕され、ボールは村上の身体ごとゴールに叩き込まれた。
GOAL!!!!
蓮ノ空 4 ー 1 光晴館
せっかく一点返したのに、すぐに同じ状況に戻されてしまい落胆する応援席。
そんな中、蓮ノ空のメンバーも驚愕の目で晴也を見ていた。
瑠璃乃「なに? あれ………」
兵太「1人で……ゴールまで持っていって決めた……」
小鈴(凄い……「小鈴!」っ!)
晴也は小鈴を呼ぶと、指を一本立てて、
晴也「返しといたぞ!」
小鈴「っ! はい!!」
小鈴の顔は先程とは打って変わって明るくなっていた。
梢「すごいわね……晴也くん。この選手を、正しく使わないといけないのね。キャプテンとしての責任重大ね……」
梢は、左腕のキャプテンマークを握りしめてそう呟いた。
そしてここで、前半終了のホイッスルが鳴った。
前半終了
蓮ノ空 4 ー 1 石川光晴館
ー つづくー
感想・評価よろしくお願いします!!
ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?
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本編
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NEXT DREAM
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コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
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コラボ回(二つの世界のサッカー)