蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第2話:蓮ノ空学院サッカー部

 

 あのあと職員室で先生方に挨拶した晴也は、担任に連れられて自分のクラスとなる教室へと向かう。歩いていると先生は一つの部屋の前で止まる。

 

 ここが教室か。

 

先生「じゃあ呼んだら入って来てくれる?」

 

晴也「はい」

 

 そして担任が扉を開けて教室に入る。

 

 

 

担任「席につきなさ〜い。編入生を紹介するわよ! さ、入って?」

 

 生徒たちが急いで席に座ると、担任が俺を呼ぶ。俺が中に入ると、女子から「うわ〜カッコいい//」と、黄色い声が。男子からは「チッ」と、隠そうともしない舌打ちが。

 

晴也(あっ、木曽路と安養寺さんこのクラスなんだ)

 

 

 

 さっきグラウンドで会った二人を席に見つける。俺が手を振ってくる2人を見つけてそんなことを思っていると―――、

 

先生「じゃあ自己紹介してくれる?」

 

晴也「はい。はじめまして。大海晴也といいます。出身は東京で、入試は受けて合格貰ってたんですけど、親が入学手続きでごたついたせいで遅くなってしまい、こんな時期に編入って扱いになってしまいました。因みに家族は兄と姉がいて、姉の方は海外のサッカーリーグでバリバリ現役でプレーしてます」

 

 クラスメイトたち。そして木曽路と安養寺さんから「へ〜」と、声が漏れる。

 

晴也「とまあ、3年間、よろしくお願いします!」

 

 俺が頭を下げると、生徒たちからは「よろしく〜」と挨拶を返される。

 

 

 

先生「じゃあ晴也くんはあそこの空いてる席座って?」

 

晴也「はい」

 

 そう言って俺は空いてる席。安養寺さんとソジの間の席に座る。

 

姫芽「よろしくね〜。晴也くん」

 

兵太「晴也、よろしくな!」

 

晴也「よろしく!」

 

先生「じゃあ、ホームルームを始めますよ〜!」

 

 

 

 そして、その日の授業が始まり、午前中を消化し、昼休み。俺は高校サッカーの雑誌で、蓮ノ空の特集を見ていた。

 

晴也「なになに……?」

 

 

 

〈日野下花帆 2年生〉

 ポジションMF。高校からサッカーを始めた初心者ながらも、恵まれた才能とトラップの上手さで名門蓮ノ空で瞬く間にレギュラー入り。

 伸びしろは成長途中ながらも、これからに期待がかかる今年でサッカー歴2年目。

 

 

〈村野さやか 2年生〉

 サッカーとフィギュアスケートの二足のわらじを履く英才。

 スケートで培われた安定したボディバランスと必殺技、そして卓越した判断力で守備を仕切り、次期部長と目される。

 

 

〈大沢瑠璃乃 2年生〉

 アメリカ帰りの帰国子女。海外で鍛えたボール捌きと状況判断は目を見張る物がある。

 足も早く、ピンポイントに蹴り上げるセンタリングで味方のゴールを演出。

 

 

〈夕霧綴理 3年生〉

 石川県の数々の学校からスカウトを受けた直感型の天才キーパー。

 高校からはミッドフィルダーにコンバート。視野の広さと、その足から放たれる芸術的なパスで中盤を支配する。

 

 

〈藤島慈 3年生〉

 大沢瑠璃乃とは幼馴染。2人で配置される蓮ノ空の右サイドは2人の阿吽の呼吸とも言える鉄壁の守備で守られる。

 誰とでも交わせるアイコンタクトで連携に定評がある。

 

 

〈桜咲丈二 2年生〉

 しばらくサッカーの表舞台から姿を消していたかつて天才プレーヤーとして名を馳せた逸材。

 強靭なフィジカルと足腰を持ち、『雲を突き抜け、天空を切り裂く足』という異名を持つ。

 

 

〈忍原来夏 2年生〉

 蓮ノ空のスピードタイプのストライカー。その天性の身体の柔らかさとバネを活かした桜咲丈二との連携シュート、[春雷]で数々の敵からゴールを奪ってきた。

 また、味方と連携し、自身のスピードを活かした前線でのハイプレスで相手に圧力をかける。

 

 

〈乙宗梢 3年生〉

 蓮ノ空サッカー部の部長でゴールキーパー。伝説の必殺技、[ゴッドハンド]を持ち、相手にゴールを割らせない。

 状況判断能力も一級品で、バックから味方に声をかけて適切な指示を出す。

 

 

 

 去年映像も見たけど、先輩たち……やっぱり弱くなんか無いよな……………。

 

 俺が雑誌で先輩たちの情報を見ていると、安養寺さんと木曽路が声をかけてきた。

 

 

 

姫芽「何見てるの〜?」

 

兵太「あっ、今月の月刊高校サッカー! 見せてくれよ!」

 

晴也「いいけど……」

 

兵太「サンキュ! うおっ、先輩たちだ!」

 

晴也「まあ情報収集な。――ところでさ? 2人は、なんで蓮ノ空選んだんだ?」

 

 晴也が2人に聞くと、

 

 

 

姫芽「アタシは、去年のめぐちゃん先輩と、ルリちゃん先輩。"みらくらぱーく!"の2人に憧れて蓮ノ空に来たんだ〜」

 

晴也「へぇ………?」

 

 ん? "みらくらぱーく!"……って、なんだ?

 

晴也「"みらくらぱーく!"って?」

 

 俺が聞くと、途端に安養寺さんは顔を険しくし、

 

姫芽「知らないんですか!? "みらくらぱーく!"を!! あのパーフェクト幼馴染のすべてを夢中にする華麗なプレーを!!」

 

 途端に饒舌になった……俺が軽く引いていると、

 

晴也「あ、あ〜……試合のビデオは見たよ? そう言えば去年のインハイ決勝、大沢先輩と藤島先輩のプレーは見てて引き込まれたな。負けはしたけど。………でも、他の先輩たちも2人も、負けたと馬鹿にされていい人達じゃない」

 

姫芽「そうです〜! 晴也くん、分かってますね!!」

 

 

 

兵太「だな! 俺は親が転勤族でさ? 高校くらい3年間同じところ行きたかったから全寮制でサッカー強いとこ選んだらここになった」

 

晴也「そっか。たいへんだったんだな。木曽路も……ほら、雑誌」

 

兵太「ん、ああ。サンキュ晴也。それと俺のことはソジで良いぞ?」

 

姫芽「アタシも姫芽でいいよ〜?」

 

晴也「分かった。ソジ、姫芽……」

 

 俺がソジから雑誌を取り上げる。

 

 

 

姫芽「因みに、さっき自己紹介の時に言ってたお姉さんってどこの国でプレーしてるの?」

 

晴也「ん、イタリアのセリエAだね」

 

姫芽「え〜! 凄い!」

 

 姫芽がそう言ったところで、予鈴が鳴った。

 

晴也「ほら、午後の授業始まるぞ?」

 

 

 

 そして、午後の授業を受けて放課後、俺は2人と一緒にサッカー部の部室に向かった。

 途中で徒町さんと百生さんと合流し、1年生で向かう。

 

 すると――、階段を降りた所にある扉の前で止まる。

 

吟子「サッカー部の部室はここです。お疲れ様です」ガチャ

 

 百生さんが扉を開けて俺もサッカー部の部室に入る。先輩たちはもうすでにおり、歓迎してくれた。

 

先輩たち『お疲れ様(お疲れ)』

 

晴也「あっ、乙宗先輩、これ……」

 

 俺は乙宗先輩に入部届を手渡す。

 

 

 

梢「晴也くん、ありがとう。これは受理するわね?」

 

晴也「はい!」

 

 すると梢先輩はコホンと1つ咳払いして仕切り直す。

 

梢「では改めまして! 新たな仲間に加わってくれました。名前を……」

 

 

 

 乙宗先輩の紹介で、自己紹介する。

 

晴也「大海晴也です。出身は東京。高校サッカーで戦って倒したい相手がいるので全国準優勝校の蓮ノ空にきました!」

 

花帆「お〜!!」

 

さやか「倒したい相手がいる? それなら優勝校の雷門に行ったほうが早いのでは……」

 

晴也「その相手が雷門にいるんですよ」

 

瑠璃乃「なるほどね〜」

 

 晴也の説明に納得する瑠璃乃先輩。

 

慈「やる気があるようで大変よろしい! 梢、ささっと自己紹介して練習始めよう?」

 

梢「もう、慈ったら……じゃあ晴也くん、ロッカールームに案内するから着替えてグラウンドに集合ね? 丈二くん、案内してあげて?」

 

丈二「わかりましたよ……」

 

晴也「はい!」

 

丈二「こっちだ。行くぞ」

 

 

 

 因みにロッカールームに行くまで丈二先輩にも憧れの選手がいると聞かされ、親父と剣城さんが好きらしい。

 

 まあ、親父だとは言わんが。

 

 

 

 俺は桜咲先輩についてロッカールームに向かう。

 

丈二「ここだ。他の部活も使うから、他人の荷物と間違えないように気をつけろよ?」

 

晴也「はい。ありがとうございます」

 

兵太「今日の練習はなんだろな〜」

 

 俺達3人は着替えてグラウンドに向かう。練習用具を出していると、百生さんたちが来たので1年生で出してしまう。

 

 

 

梢「じゃあ、改めて晴也くんは自己紹介してくれたから、私たちの自己紹介のあと、練習始めるわよ!!」

 

サッカー部『はい!!』

 

 そしてメンバー全員から改めて自己紹介されたあと練習開始。グラウンドを軽く5周走った後にストレッチしてアップ。

 その後はボールを軽く蹴ってミート練習。

 

 そしてそれが終わると、

 

 

 

梢「じゃあオフェンスとディフェンスに分かれて」

 

 そしてポジション事に分かれてゴール前でのやり取りを再現した練習を行う。

 

 

 

綴理「始めるよ〜。ほい」

 

 夕霧先輩が俺にボールを蹴ってくる。ディフェンスの先輩方は素早くマークにつき、村野先輩が止めに来る。

 

さやか「朝はやられましたけど、もう抜かせません!!」

 

晴也(っ! やっぱり上手い! けど……)

 

 ボールを持ちながら頭を振って周囲の視界を把握(インプット)

 すると、視界の端で大沢先輩が相手のディフェンスの裏に飛び出すのが見えた。

 

晴也「大沢先輩!!」ドッ!!

 

さやか「!! そんな所……っ!?」

 

 タイミングを見計らった俺からのスルーパスが転がり、裏に抜けた大沢先輩がトラップする。

 

 

 

瑠璃乃「よく見てたジャン! 中……」

 

兵太「させねぇっすよ!!」

 

 そこに、ソジがディフェンスに入る。

 

瑠璃乃「兵太クン……ならスピードで振り切る!!」ドギュンッ!!

 

 大沢先輩はディフェンスに入ったソジを俊足で置き去り。ヤバいと思い戻った村野先輩が止めに入る。――だが、

 

 

 

晴也(この配置……恐らく強引に行ったら不発になる。立て直して撃つなら……!)

 

 俺はこの攻めは不発になると予測。はじき返された次のプレーを行える場所に走る。

 

 

 

瑠璃乃「(センタリング読まれてるな……なら)ジョージくん!!」トッ

 

 ややマイナス方向にボールを転がす大沢先輩。ボールを拾った桜咲先輩はシュートを放つ。

 

 

 

梢「慈! コースを塞いで!!」

 

慈「任せんさい!!」

 

丈二「喰らいやがれぇえええっ!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!!

 

 桜咲先輩は強引にシュートを撃ち、ボールはゴールの左上に飛ぶが、射線上に藤島先輩が飛び込み体を張ってシュートブロック。案の定弾き返されてこぼれ球になる。

 

 

 

 跳ね返ったボールは百生さんに。

 

吟子「あの固い守り、どうすれば……「百生さん、必殺シュートでもいいから俺に向かって撃って!!」大海くん!?」

 

 百生さんに向かって指示を出す俺。みんな味方に向かってシュートを撃てという指示に戸惑う。

 

 

 

吟子(大海くん………? っ!)

 

晴也「……………」コクッ

 

吟子「……分かった!!」

 

 そして百生さんはシュート体勢に入る。思い切り右足を振り上げると、足に金色の刀が伸び、その斬撃をボールに叩き込む。

 

吟子「[伝来宝刀・改]!! やぁあぁああっ!!」ザンッ!!

 

 

 

 シュートが低い弾道でフィールドを裂きながら晴也()に向かって飛んでくる。

 

 

―――すると、

 

綴理「っ!!」

 

綴理(あのはるの位置、ゴールまで一直線のコースが空いてる!!)

 

さやか「何か仕掛けてきますよ! 綴理先輩!」

 

綴理「わかった!」

 

 

 

 ふたりが急いでコースに割って入りシュートブロックの体勢に入る。コースが絞られるが、

 

晴也「(ディフェンスの隙間、ボール1個分!)はぁあぁああっ!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 

 

 俺のジャンピングボレーでの加力直撃蹴弾(ダイレクトシュートチェイン)。方向を変え、威力が増したシュートが、ディフェンスの僅かな隙間を縫ってゴールへ飛んでいく。

 

さやか・綴理「「!?」」

 

さやか(そんな!? たしかにコースを削ったのに!!)

 

 

 

梢「くっ!![ダイヤモンドパンチ・改]!!」バッ!!

 

 まさかディフェンスを抜けてくるとは思ってなかった乙宗先輩が急いで必殺技。[ゴッドハンド]を圧縮し、強度を増した通常の[ダイヤモンドパンチ]よりも分厚くコーティングされた腕でボールにパンチング。

 その瞬発力で弾き飛ばそうとするが威力に押される。

 

梢(このおっ!!)グググ

 

 乙宗先輩も足腰を踏ん張り、渾身の力で殴りつける。が、それも虚しく引き摺られていき、遂に弾かれてしまう。

 

梢「あっ!!」

 

 パスンっ!

 

 そして、弾かれたボールはゴールの中に転がりこんだ。

 

 

 

晴也「よしっ!!」

 

 その俺を、先輩たちや同級生たちがジッと見ていた。

 

 

 

ー つづく ー




感想・評価よろしくお願いします!!

ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?

  • 本編
  • NEXT DREAM
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
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