蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
この作品では主役が蓮ノ空で、元々からサッカー強豪のため出場してます。
また、後書きにてお知らせもありますので、よろしければ最後までご覧ください。
第31話:Uー18スプリング杯開幕!
光晴館戦に敗北してから、俺たちはまた練習の日々に戻っていた。
あれから数日経ったが、今までとはみんなの気迫が違う。
すると、クロニクルルームの自動ドアが開いて梢先輩と、天馬監督が入ったきた。
天馬「みんな集合!」
俺達はトレーニングをやめて集合し、監督からの話を聞く。
天馬「1週間後から始まる、インターハイの前哨戦とも言える大会。Uー18スプリング杯に、去年のインターハイの全国準優勝校として蓮ノ空も出場することになったのは知ってるね?」
花帆「去年出たけど、凄くレベルが高かったです!」
さやか「1年生は最初の全国規模の大会になりますからね」
慈「うん。春のスプリング杯、夏のインターハイ、冬の選手権って言う、高校サッカーの頂点を決める3大大会の1つだからね」
兵太「う〜、楽しみだな……」
小鈴「徒町も頑張ります!」
晴也「それで初戦の相手は決まったんですか?」
天馬「うん。初戦の相手は近畿の神戸国際総合。チームに外国人が何人かいるね」
外国人……てことはパワーが凄そうだな。
天馬「そして、見たところ神戸国際総合のエースストライカー、エドマリス・シュナウザーの必殺シュート、[ヴァリアブルブレイク]は、今の梢単体ではまず止められないと思う」
梢「えっ!?」
瑠璃乃「ホントに!?」
綴理「じゃあ、どうすれば……」
天馬「対抗策はあるよ。まずはディフェンスのメンバーに、《火の守り》と呼ばれるディフェンスのプレイスタイルを身に着けて貰う」
さやか「プレイスタイル……ですか」
天馬「そして、エドマリスが攻めてきたら、防御タクティクス、〈炎の城壁〉を発動してキーパーの周りに集まる。サッカーっていうのは、昔から不思議なことが起こる。最近の研究で、相手のシュートをキーパーが迎え撃つ時に味方ディフェンダーが近くにいるだけで、ディフェンダーの力を取り込んでキーパーの力が上昇するってことが分かったんだって。これを
梢「城壁……確かに、味方が近くにいる状態でキャッチしようとすると、なんか力が湧くな〜とは思うことがあるのだけれど……そんな事が起こってたのね」
天馬「うん。見立てだと、それとタクティクスを含めれば相手のシュートを止められるはずだよ」
蓮ノ空『はい!』
天馬「そして攻めは、相手のキーパー、ギド・リュディガーを崩さないといけない。彼の必殺技、[ワールドエンド]はかなり強力だ。晴也は大海家のメンバーの中では唯一パワータイプじゃない。たぶん一人で点を取るのは難しい。けど、」
晴也「分かってます。そういう相手は、ディフェンスのブロックを外して、コーナーを狙ってシュートチェイン。ですよね?」
天馬「そう。どんなキーパーも、シュートの正面に回れずに不完全な体勢でキャッチさせられたら実力は半減する。晴也はそうやって点を取ること」
晴也「分かりました」
天馬「そして、丈二と来夏さん。君たちの[春雷]は、その爆発的な破壊力と粉塵効果によりシュートを見えなくして猛スピードでキーパーに襲いかかる必殺シュート。でも今の状態では恐らく全て相手のフィジカルで踏み潰される。だからミッドフィルダーの必殺シュートをチェインして撃つか、[春雷]を『真』以上に進化させる必要がある」
丈二「分かった」
来夏「分かりました」
天馬「次にミッドフィールダーだけど、フィジカルで競り合えるのが瑠璃乃ちゃんと綴理ちゃんくらいなんだよね。だから花帆ちゃんと吟子ちゃんには、ぶつかる強さじゃなくて、受け流す強さを身につける練習をして貰う」
吟子「受け流す強さ……ですか?」
天馬「うん。試合を何試合かやったけど、君たちの身体を操る技術は中々だから、そっちのほうがあってると思う」
吟子・花帆「「分かりました!」」
天馬「それじゃあ、大会の行われる東京に出発するまでの間、今言った練習を開始するよ!」
蓮ノ空『はい!!!』
そして、その日から東京に出発する日までの間、天馬さん監督の元厳しい練習を積み、いよいよその日がやって来た。
早朝、俺が軽く走ろうと蓮ノ空の部活動が使うランニングコースに来ると、
晴也「あ、瑠璃乃先輩! 慈先輩!」
慈「あ、晴也くん」
瑠璃乃「どったの? こんな朝から」
晴也「早く起きちゃって。落ち着かないし、走って体動かそうかとお二人は?」
2人は顔を見合わせる。
瑠璃乃「ルリたちも似たようなもんだよ……ww」
慈「雷門と戦うことになったら、今度こそけちょんけちょんにして参りましたー!って泣かせてやるんだから!」
慈先輩が闘志をむき出しにする。やる気があるようで良いことだな。
晴也「ですね。けど、雷門と戦うまでに光晴館戦みたいな事にならないでくださいよ?」
俺が釘を刺すと、
瑠璃乃「ゔ、それを言われちゃうと何も言えないけど……でも!」
慈「わかってる。もう負けてたまるかってんだ!!」
気合十分な2人。大丈夫そうだな。
晴也「なら良いです。……一緒に走ります?」
瑠璃乃「うん! 走ろ走ろ!」
慈「思い返してみたら、晴也くんとルリちゃんとこうして3人で何かすること無かったよね?」
晴也「あ〜確かに初めてですね」
そして、先輩2人と共に、朝のランニングを行ったんだが、後で姫芽にバレて恨み言を言われてしまうのだった。
さて、いい時間になり朝食を食べて荷物を準備した蓮ノ空サッカー部。マイクロバスに乗り込み、東京へと向かった。
バスの中で各自、イヤホンで音楽を聞くなり、寝るなり、頭の中でイメトレするなりして備え、昼頃に東京に到着した。
天馬「それじゃあここがお世話になる旅館だ。挨拶!」
蓮ノ空『よろしくお願いします!!』
女将『よくお越しくださいました。試合に向けて、ゆっくりしていってくださいね』
天馬「じゃあ荷物を置いたらユニフォームに着替えてロビーに集合。開会式の行われる、フットボールフロンティアスタジアムに行くよ!」
そして、荷物を置いて着替え、用を足した俺達はバスに再び乗り込みフットボールフロンティアスタジアムにやって来た。
もうスタジアムには他の学校の選手が大勢来ており、皆「俺たちが勝つ!」と闘志むき出しだ。
梢「あっ、あれは……」
慈「来たね……」
周りがをざわつく中、いよいよ王者雷門が到着する。雷門の選手はバスから降りてくると、黙って待機場所に向かう。
すると、
?「晴也?」
晴也「兄ちゃん……」
晴也の兄、大海涼太が話しかけてきた。
涼太「久しぶり。そっちの暮らしはどうだ?」
晴也「ん。まぁ順調」
涼太「そっか」
晴也「てか、周りからみられてるけど良いの?」
涼太「ああ、家族だし良いだろ」
すると、
?「涼太さん、キャプテンが来いって!」
涼太「分かったハル! 今行くよ!」
晴也「アイツって確か……」
涼太「ああ。円堂ハル。かなりの高齢出産だったらしいけど、円堂守さんの息子だよ」
それを聞いたみんなは驚く。円堂さんはもう60近い。
それで子供など……いや、まあ今高校1年生ってことは生まれた時は45歳だからありえるって言えばあり得るのか?
涼太「じゃ、楽しみにしてるぞ!」
晴也「ああ」
梢「強敵ね……」
花帆「はい……」
そして開会式の後、1回戦第1試合、関東代表の雷門対九州代表の北陽学園の試合が開始された。
梢「じゃあみんな、試合を見るわよ。今の高校サッカーの大会がどんな物か、1年生はよく知る必要があるわ」
綴理「今のサッカーは、昔とは全然違うから……」
慈「これまでで薄々感づいてるかもしれないけどね〜。ま、大会の空気をあじわいんしゃい!」
そしてスタンド席で試合を見る。北陽も、ゲームメイカーを中心にしてゲームを組み立てるが、段々と圧されていき、最後には6ー0で雷門が2回戦進出を決めた。
そしてその日は試合日程が終了し、観戦した俺達は宿に戻った。
晴也(………兄ちゃん、また上手くなってた。そして……円堂ハル。流石円堂さんの息子というべきか)
ー つづく ー
投稿した後になって神戸国際って学校が実在したことを知り神戸国際総合に少し修正を加えた
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