蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第36話:広がる点差

 試合は前半を終えて4ー1で蓮ノ空のリードで折り返し。以前の様な慢心や油断さえしなければこのまま勝てるか?

 と、いったところだ。

 

 だが、勝負に絶対は無い。後半の相手のプレーにちゃんと対応してペースを緩めない事がカギとなるだろう。

 

 

晴也「ふう、取り敢えず前半は及第点だったんじゃないかな………」

 

さやか「そうですね。でも、もう少し厳しくマークに入っても良いかもしれませんね」

 

 選手各々が、前半の問題点を挙げていく。ちゃんと選手自身が分かっているのは素晴らしいことだ。

 

天馬「そうだね。試合前に立てた戦術プラン通りに行ってると思う。梢ちゃんはあまりあの1点を気にしないこと。あれはしょうがないよ。切り替えて次に繋げること」

 

梢「はい!!」

 

 選手たちが水分補給をしながら監督の指示を聞く。相手側は、

 

 

ー 相手ベンチ ー

 

相手監督「なんだこの成績は! 試合前のデータでは充分に点の取れる相手だったはずだぞ!」

 

エドマリス「本当にデータは正しかったのか? アッサリと止められたぞ!」

 

相手監督「何を言うか! データに間違いは無い!!」

 

ミカ「じゃあなんで止められるのよ!! あと、データに無い必殺技まで使ってきたわよ!?」

 

相手監督「俺が知るか!!」

 

 ギャーギャー!

 

 仲間同士で喧嘩する相手チーム。ここまで声が聞こえる……

 

 

 

 

晴也「相当自分たちの力に自信があったみたいですね……」

 

天馬「……そうだね」

 

 天馬さんは横目で見ながら呆れ気味だ。

 

 そして、ハーフタイムが終了する。

 

晴也「よし行くぞ!!」

 

蓮ノ空『おお!!』

 

 

 そして、選手がフィールドに出る。蓮ノ空のキックから後半開始だ。

 

松本「何としても追いつくんだ!」

 

神戸国際総合『おう!』

 

 

梢「このまま更に引き離すわよ!」

 

蓮ノ空『おー!』

 

 

 そして、審判の笛が鳴った。

 

 

ピィイイイイーーーッ!!!!

KICK OFF!!!

 

 後半戦の開始合図が鳴り、ボールは綴理先輩に。しかしこれ以上離される訳には行かない相手は開始直後からFWがハイプレスを掛けてきた。

 

 

エドマリス「取るっ!」

 

ヒナ「絶対に追いつく!」

 

綴理「っ!」

 

 綴理先輩は相手のFW2人の連携プレスをのらりくらりと躱しながらボールをキープ。

 その間にFWは前線まで上がりミッドフィルダーも中盤まで上がる。

 

 

さやか「綴理先輩!右斜め後方距離32メートル!」

 

 さやか先輩から綴理先輩への指示が飛ぶ。

 

綴理「っ!」グルンッ!

 

 綴理先輩は身体を思い切り反転させ、振り向きざまにターゲットを見ないままボールを蹴り込む。

 

綴理(無視認早襲供給弾(ノールックアーリークロス))ドッ!!

 

 綴理先輩の左足からの鋭いノールックパス。ボールは放物線をえがきながら吟子の足元にドンピシャリ。

 

 

 

実況『おーーっと! これは素晴らしいパスが通ったぞおっ!!』

 

 

 

吟子「っ! ナイスです綴理先輩!」

 

吟子(凄い! 相変わらずえげつないパス……)

 

 ボールはディフェンスの手薄な相手陣地の深めの位置に一撃で繋がる。

 

ゼノ「っ! 早く戻れ!!」

 

 リックが急いで吟子を止めに入るが、吟子は必殺技の発動体勢に入る。

 

ゼノ「止めてやる!」

 

吟子「抜く!!」

 

 吟子ボールを足で巧みにコントロールしながら、空中をアクロバティックな動きで体重移動。

 キレのあるするどい動きで相手を躱し、着地と同時にググッと踏み込んで一気に駆け抜ける。

 

吟子「[アクロバットキープ・V3]!!」

 

 リックを抜いた吟子。そのまま射程距離(シュートレンジ)であるペナルティエリア左側のゴール前20メートル地点に侵入する。

 

 

 

実況『おっと! 攻め込まれたぞおっ! キーパー、防ぎきれるかあっ!?』

 

 

 

吟子(シュート!!)

 

 吟子がシュート体勢に入る。だが、

 

三橋「させないわよっ!!」ズザァアァアッ!!

 

 三橋の鋭いスライディングタックルが吟子を襲う。

 

吟子「っ!」クッ!

 

 しかし、撃つ寸前で気づいてボールを止める吟子。偽動作切断進行(フェイクカットイン)でスライディングをやり過ごして切り込み、今度こそシュートを放つ。

 

吟子(ゴールの右上隅!)

 

吟子「ふっ!」ドッ!!

 

 吟子の角度を使ったカーブのかかったシュート。ボールは狙い通りにゴールの右上隅に。

 

 

 

実況『ここでシュート! コーナーギリギリ!!』

 

 

 

ギド「このっ!!」バッ!!

 

 しかし、リュディガーが跳躍してパンチング。なんとか届いてボールは溢れる。

 

 

 

実況『こぼれ球になったぁ!!』

 

 

 

 ボールは―――、

 

来夏「っ!」

 

 弾かれたボールはそのままふわりと、ノーマークの来夏先輩の元へと、"運"に任せて落ちてきた。

 

 

 

実況『あーーっと!! 蓮ノ空、決定的なチャンスだあっ!!』

 

 

 

ニノ原「っ!! 不味い!!」

 

来夏「ふっ!!」ドッ!!

 

 そして、来夏先輩の直撃蹴弾(ダイレクトシュート)は、跳躍してパンチングしたせいで体勢を崩したキーパーの反対側に飛び、ゴールの内側のサイドネットに突き刺さった。

 

 

GOAL!!!!

 

蓮ノ空 5 ー 1 神戸国際総合

 

 

実況『決まったぁ!! ゴーーーール!!! 後半開始早々、蓮ノ空追加点!! これは一方的だぁっ!』

 

 

来夏「よしっ!!」

 

瑠璃乃「来夏ちゃんナイスシュート!!」

 

花帆「やったね!!」

 

来夏「ええ!!」

 

丈二「やるな……」

 

晴也「はい」

 

丈二・晴也「「次は俺が決める!!」」

 

 しかし、相手はもうたまったものではない。更に点差を付けられてしまい、集中力も欠き始める。

 

 

 

 

 

後半:4分

 

蓮ノ空 5 ー 1 神戸国際総合

 

ー つづく ー




感想・評価よろしくお願いします!!

ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?

  • 本編
  • NEXT DREAM
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
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