蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

42 / 247
第40話:計算と洞察眼

 姫芽と交代で小鈴がピッチに入る。だが………、

 

小鈴「………………(白目)」

 

晴也(大丈夫なのか?)

 

 

審判「試合再開!」

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 試合が再開し、晴也はドリブルで攻め込む。しかしリューと松本が二人がかりのツインスライディング。ボールを奪われる

 

晴也「っ、くそ!」

 

吟子「止めます!(右っ!)」

 

ライアン「ふっ!」クンッ!

 

 しかし左に切り替えされて逆を突かれて抜かれてしまった。

 

吟子「っ! くっ!!」

 

 しかし、吟子は追いかけて背肩奪取(ショルダーチャージ)

なんとかボールを奪い取り、ドリブルで上がる。

 そこにリックがスライディングを仕掛けてくる。

 

吟子(この速度なら躱せる!! ……っ!)

 

 しかし予想以上に速度が出て吟子は避けきれずにボールを奪われてしまった。

 

 ボールは松本へ。

 

さやか(右……? いや、左です!!)

 

 さやか先輩がスライディングを仕掛けるがジャンプでアッサリと躱されてしまう。

 

梢(っ!流れは完全に向こうね……)

 

松本「悪く思うな? 4点目はいただく!」

 

 松本が蹴り込むのと同時に、エドマリスとヒナが同時に走る。

 

慈「これどっち!? ええい!エドマリスに……って!?」

 

 ボールは逆方向のヒナへ。

 

ヒナ「もらったぁ!」

 

 ヒナがシュートを撃とうとする。

 

小鈴「やぁあぁあああっ!!」

 

ガチィイイイッ!!

 

 なんと小鈴は読んでいたのかシュートブロック。ボールははじかれてこぼれ球になり外に出る。

 

ヒナ(っ! この子……)

 

小鈴「や、やった……」

 

 

 小鈴の周りにみんなが集まる。

 

慈「ナイスだよ小鈴ちゃん! 今の、小鈴ちゃんがいなかったら間違いなく決められてた……」

 

さやか「本当ですよ……」

 

綴理「すず、すごい〜」

 

小鈴「あっ、エヘヘ……」

 

 照れる小鈴。

 

晴也「……緊張は解けたか?」

 

小鈴「えっ!? あ、はい……なんとか」

 

晴也「ならいい。それで、何で分かったんだ? 今の前線から見てたけど、松本が蹴る前にもうヒナの方に走ってたよな?」

 

さやか「えっ!?」

 

 みんなが驚いて小鈴ちゃんを見る。

 

小鈴「えっ? 徒町からしたら明らかだったんですけど……皆さんは違ったんですか?」

 

梢「は………?」

 

 どういうことだ?

 

晴也「詳しく聞かせてもらえるか?」

 

小鈴「は、はい。えっとですね……」

 

 

 話を聞くと、小鈴にはこの試合をベンチで見ている中、相手の次のプレーが全て事前に分かっていたという。

 相手の動きに癖があり、それを見れば次のプレーが簡単に予測できていたらしい……。

 

 

蓮ノ空『……………』

 

 みんな唖然とする。

 

小鈴「えっと、ですから……って、どうしました!? また徒町は何か!」

 

梢「い、いえ。驚いてしまって。なら、やる事は決まったわね」

 

花帆「ですね」

 

瑠璃乃「小鈴ちゃんを信じる」

 

小鈴「えっと、何を……」

 

梢「小鈴さん!」

 

小鈴「は、はい!?」

 

晴也「俺たちのプレーと相手のプレーを見て、次に相手が何をしてくるか声を出して教えてほしい。要は指示を出してほしい」

 

 俺がそう言うと小鈴ちゃんは「とんでもない!」と、

 

小鈴「ま、待ってください! 徒町如きが皆さんに指示なんて……!!」

 

さやか「小鈴さん! この試合、確実に勝つためには小鈴さんの力が必要なんです! わたしたちに、力を貸してください!」

 

小鈴「さやか先輩……。わ、分かりました。でも、後で怒らないでくださいね!」

 

 するとみんなは『フッ』と笑い、

 

蓮ノ空『怒らないよ!!』

 

 

 

 

 そして、試合再開。ボールはミカのスローインから松本に渡り、そこから再びさっきの攻撃をしてくる。

 

松本「4点目は貰う!」

 

徒町(松本さんは、パスを出すのと逆の手が少し上がるクセがある。つまり……)エドマリスさんです!!」

 

松本「なにっ!?」

 

 本当にエドマリスに出した松本。受け取ったエドマリスは反対方向にパスを出す。

 

小鈴「(ボールのこの回転……)左に曲がる!!」

 

 またしても予想は的中。綴理先輩が足を伸ばすがこれは届かない。ボールを持ったミカが攻め上がってくる。

 

小鈴(このスピードとフォーメーション、勝負!)

 

小鈴「[スピニングカット・V3]!!」

 

バチィッ!! 

 

ミカ「なっ!?」

 

 小鈴が必殺技でボールを奪い取る。

 

晴也(これは間違いない! 小鈴には完全に見えている!!)

 

実況『途中交代で入った徒町小鈴、ボールを奪ったぁ! ナイスディフェンスだあっ!』

 

 

丈二「スゲェ……! やるじゃねぇか!!」

 

晴也「やったな小鈴!!」

 

 ドリブルで攻める小鈴。しかし急いで竜崎が止めに入る

 

龍崎「させるかっ!!」

 

 ここで龍崎のスライディングタックル。ボールは再び神戸国際総合に、

 

慈「小鈴ちゃん!! 私が取り返すよ!!」

 

小鈴「慈先輩! 右です!」

 

慈「おっけー!!」

 

 慈先輩がボールを奪い取る。今度は蓮ノ空の攻撃。

 

 ベンチでは

 

 

 

姫芽『マジ!?』

 

兵太『小鈴やるじゃん!!』

 

 

 

来夏「やるな……徒町さん!!」 

 

慈「来夏ちゃん!!」

 

 そしてパスは来夏先輩に繋がる。

 

二ノ原・エヴァン「「行かせるか!!」」

 

 しかしディフェンスの二人が同時にスライディングを仕掛ける。が、

 

来夏「晴也くんっ!!」

 

 来夏先輩の右足からの内回転(インサイドスピン)センタリング。

 ボールはゴールから、やや逃げるようにカーブしながら中へと入って来る。

 

晴也「決める!! [スサノオブレード・GX]!!」

 

 反応した晴也の直撃蹴弾(ダイレクトシュート)と共に放たれた魔神の斬撃シュートがゴールを襲う。

 

ギド「[絶・ワールドエンド]!!」ジャギイイィイインッ!!

 

 ギドが両腕で交差するようにシュートを切断。しかし、シュートはギドを吹き飛ばしてゴールに突き刺さった。

 

 

GOAL!!!

 

蓮ノ空 7 ー 3 神戸国際総合

 

実況『ゴーーール!! 大海の必殺シュートが突き刺さった! これは決定的かぁっ!?』

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!!

 

 

 相手ボールで試合再開。エドマリスがボールを持って上がってくる。

 

エドマリス「諦めてたまるかっ!!」

 

吟子・さやか「「止めます!!」」

 

 2人が連携してディフェンスを掛ける。

 

エドマリス「どけぇっ!!」ドゴオッ!

 

さやか・吟子「「きゃあっ!!」」

 

 しかし、吟子とさやか先輩は強引なドリブルに弾き飛ばされてしまう。

 

 そしてエドマリスは必殺シュートを放ってくる。

 

エドマリス「[ヴァリアブルブレイク・Z]!!」

 

 輝きを放ちながら、強烈なシュートが襲い掛かる。

 

梢「させないっ!! [爆・ダイヤモンドハンド]!!」ガチィイイイッ!!

 

 そして梢先輩は、一人でシュートを完璧に止めた。 

 

 

実況『止めたぁっ!! キーパー乙宗梢、気合いのキャッチだあっ!!』

 

 

花帆「ナイスセーブです梢先輩!!」

 

梢「皆気を抜かないで!! 後1点、絶対に取ってダメ押ししてきて!!」

 

 梢先輩のゴールキックからボールは瑠璃乃先輩へ。そのままドリブルで攻め込む。そこにラノアが止めに入る。

 

ミカ「これ以上進ませない!」

 

 すごい気迫。しかし、

 

小鈴「(軸足が浅い……)右!! 行けます!!」

 

瑠璃乃「うん!!」

 

 瑠璃乃先輩はラノアを抜き去る。

 

ミカ「くっ!」

 

 ラノアを抜いた瑠璃乃先輩は、逆サイドのさやか先輩にパスを出す。

 

小鈴「吟子ちゃんへパスです!!」

 

 そして吟子に繋がり、

 

ゼノ「行かせねぇっ!!」

 

 ゼノが突っ込んでくる。

 

小鈴「あのスピード、スライディング狙ってるよ!!」

 

吟子「分かった!!」

 

 吟子が跳躍すると本当にスライディングが来た。躱した吟子はゴール前上空にパスを出す。

 

小鈴「晴也くんの脚力なら勝てる!!」

 

晴也「分かった!!」

 

 そして空中で三橋とぶつかり合うが相手をふっ飛ばして攻め上がる。

 

 ゴール前だ。

 

晴也「とどめだ!! [スサノオブレード・GX]!!」

 

 晴也の武神のオーラの斬撃シュートがギドに襲いかかる。

 

ギド「[絶・ワールドエンド]っ!!」

 

 ギドの斬撃がシュートを切り裂き大爆発。しかしシュートの威力を殺し切れず、ギドの顔面に直撃してゴールに突き刺さった。 

 

 

 

GOAL!!!

蓮ノ空 8 ー 3 神戸国際総合

 

 

実況『ゴォオオオオルッ!! 大海晴也のゴールで蓮ノ空ダメ押しーー!!』

 

 そして―――、

 

 

ピッ、ピッ、ピィイイイーーーッ!!

― TIME UP(試合終了)!!! ―

 

 

実況『ここで試合終了のホイッスル!! 8ー3で、蓮ノ空学院の勝利! 圧倒的な強さで、準決勝進出だーーーっ!!』

 

 

晴也「よしっ!」

 

花帆「やった!勝った!!」

 

小鈴「か、勝った……」ヘナヘナ

 

 座り込む小鈴。

 

梢「小鈴さん! なにやってるの?」

 

小鈴「へ?」

 

晴也「そうだよ! お前のおかげでこの結果になったんだ。お前の武器は計算力と洞察眼。すごい武器じゃないか!!」

 

綴理「すず、すごい!」

 

さやか「わたしよりもすごい武器を持ってるじゃないですか! 胸を張ってください。小鈴さん!」

 

小鈴「っ! はいっ!! 恐縮です!」

 

 だが、嬉しそうに笑う小鈴。

 

審判「8ー3で蓮ノ空。礼!」

 

選手『『ありがとうございました!!』』

 

 

 

 

ー 試合終了 ー

 

蓮ノ空、1回戦突破。

 

 

ー つづく ー




感想・評価よろしくお願いします!!

ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?

  • 本編
  • NEXT DREAM
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。