蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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 ここで前作要素、《ミキシマックス》をみんなに見せます。この作品でも後々出てきますので。


第53話:パラドックスな力

 チームメイトと東京観光をした翌日、今日も貸し出しのグラウンドで練習。

 明日が決勝の雷門戦なので今日も午前中の練習で切り上げだ。

 

天馬「さて、今日臨時コーチに来てくれたのは……神童先輩、しずく、お願いします!」

 

神童「ああ」

 

しずく「はい!」

 

慈「マジ?あの人女優の桜坂しずくさんだよね……?元々雷門サッカー部員だったのは知ってるけどよく都合着きましたね……」

 

しずく「無理矢理予定をねじ込みました♡」

 

綴理「お〜」

 

花帆「で、隣の人は……」

 

晴也「元アースイレブンゲームメイカーにして雷門のキャプテンだった(・・・)、神童拓人さんだよ。お久し振りです」

 

神童「ああ。久し振りだな。前に会ったのは竜太の試合を見に行った時だったか?」

 

晴也「ええ」

 

天馬「じゃあ、今日はこの2人にも見てもらおうか」

 

蓮ノ空『はい!』

 

梢「宜しくお願いします!」

 

蓮ノ空『お願いします!!』

 

 そして、神童さんとしずくに見てもらう。昨日の剣城さんと母さんに教えてもらったことを意識しながら落とし込んでやっていたら、皆動きが良いと褒められていた。

 

梢「………………」

 

しずく「? 梢さんどうかしました?」

 

梢「いえ、雷門相手に私の必殺技の威力で通用するか少し不安で……」

 

しずく「ふむ………」

 

 しずくさんは少し考える。

 

しずく「じゃあ、今の雷門の選手の誰よりも破壊力のあるシュートを今受けておきますか?その経験があれば、明日の試合で、『たしかに強いけど、あのシュートと比べたら遥かにマシだ!』って止めるイメージ湧くんじゃないでしょうか?」

 

梢「なるほど……お願いできますか?」

 

しずく「分かりました。神童さん」

 

 しずくは神童さんを呼ぶ。

 

神童「話は聞いてた。じゃあ、行くぞ!!」

 

 神童さんはセットポジションにボールを置くと、

 

神童「《ミキシトランス:信長》!!」

 

 なんとミキシマックスを発動した。

 

蓮ノ空『!? 変身した!?』

 

神童《信長:Mix》「昔色々あってな。その時に手に入れた力だ。ミキシマックスという」

 

梢「ミキシマックス………」

 

神童《信長:Mix》「では行くぞ!!」

 

 すると、神童さんはノーマルシュートの態勢に入る。

 

 当たり前だ。もし[刹那ブースト]なんか撃ったら梢先輩が大怪我だ。

 

神童《信長:Mix》「ふっ!」ドゴォオォオオッ!!

 

梢「止めるっ!!」

 

ドゴォオォオオォオオォオオオンッ!!!!!

 

 梢先輩は両手を突き出してシュートを受け止めようとする。が、

 

梢「っ!?」

 

 あまりの威力に呆気なく吹き飛ばされてゴールに叩き込まれた。

 

梢「ガハッ!!」ドシャッ!!

 

花帆「梢先輩!」

 

 みんなが駆け寄る。

 

梢「大丈夫よ。ちゃんと潰れないように手加減はされてたわ……痛たた」

 

丈二「あれで手加減されてたのかよ……なんつーシュートだ……」

 

神童「大丈夫か?」

 

 ミキシマックスを解除した神童さんが手を差し伸べる。

 

梢「はい。ありがとうございました。たしかにあのシュートと比べたら、全国ぐらいのレベルだったら止めるイメージが普通に湧きます。何となく雷門のシュートもこれをイメージすれば止められる気がしてきました!」

 

神童「ならよかった」

 

 すると――

 

慈「でも、昨日の剣城さんと彼方さんもそうだし、お二人も、雷門はみなさんの母校なのに私たちに手を貸してくれて良いんですか?私たちは助かりますけど……」

 

瑠璃乃「ちょっ、めぐちゃん……」

 

 瑠璃乃先輩が止めようとするが、神童先輩が止めて質問に答える。

 

神童「たしかに、雷門は俺たちの母校だ。それなりに思い入れもある」

 

慈「だったら……「だが」?」

 

神童「俺たちは、そんなに思い入れよりも、天馬と竜太から受けた恩がデカいんだ。2人に頼まれたら、俺たちの時代の雷門メンバーは例え雷門と戦う学校の助けを頼まれても誰も断らないさ。聞いたこと無いか? フィフスセクターのこと」

 

梢・綴理・慈・さやか・吟子『!!!』

 

さやか「知ってます。その時代は、自由にサッカーできなかったって………」

 

慈「何対何でどっちが勝てとか全部指示されて、そのとおりにしないと最悪学校ごと潰されたって」

 

花帆「はい!?」

 

瑠璃乃「なにそれ?!」

 

さやか「2人は初耳ですか?」

 

梢「でも、そのフィフスセクターからサッカーを解放したのが、監督や神童さんたちの時代の雷門イレブンなのよ」

 

花帆「そうなんだ……」

 

さやか「ですから、監督たちは私たちにとっても恩人なんですよ? もしも監督たちが負けてたら、今も続いてたと想いますし」

 

小鈴「え"!?」

 

姫芽「自由にできないサッカーなんか嫌だよ〜……」

 

吟子「本当にありがとうございます……」

 

 神童さんも監督もしずくも照れる。

 

天馬「じゃあ、もう少し練習続けようか!」

 

蓮ノ空『はい!!』

 

 

 

 そして、午前中で練習を切り上げ、思い思いに残りの1日を過ごした各自。

 

 翌日――、いよいよ決勝当日を迎えた。

 

 

― つづく ―




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  • 本編
  • NEXT DREAM
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
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