蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第59話:王者の誇り(プライド)

 雷門戦もハーフタイムに入り折り返し。各チーム控室に戻って前半の反省点や良かったところなどを挙げていく。

 

 

 ――が、

 

― 雷門控室―

 

 雷門の控え室は暗い雰囲気で静まり返っていた。

 

暖冬屋「…………………」

 

紫雨「ヤバい………」

 

月影「まさか2点もリードされて折り返すなんて思いもしなかった……」

 

涼太(俺が決めてれば……!)

 

 雰囲気の悪いチーム。すると、

 

ハル「………意外と強い相手も居るんですね」

 

月影「! ハル?」

 

ハル「楽勝かと思ってたんですけどね。初めて楽しめそうな相手だと思えましたね」

 

雷門『!』

 

月影(あのハルが……)

 

涼太(後半、これは分からないな……)

 

 そして、

 

遠野「とりま前半の確認と修正だろ。でも……」

 

鬼門「ああ、蓮のパスがことごとくカットされるとは思わなかった……」

 

月影「俺だって予想外だったさ……でも、コンパクトに細かいパスを繋いで攻めてた時は上手く言ってた感じがする。一撃必殺のロングパスじゃなくて、少しずつ押し上げる感じで行こう」

 

雷門『おう!』

 

 

 一方――、

 

― 蓮ノ空控え室 ―

 

慈「よっしゃあ! 2点リード!! このまま行くよ!!」

 

瑠璃乃・姫芽「「おおーー!!」」

 

梢「油断しないで! 後半、雷門は絶対に修正してくる。ディフェンスラインは攻めどきだと思ったらラインを上げて構わないわ」

 

さやか「分かりました」

 

綴理「ボクも状況に応じてライン上げるよ」

 

吟子「そうですね。点差をもっと離して、そして勝ちましょう!」

 

蓮ノ空『おう!』

 

 

 そして、ハーフタイム終了が近づき、選手がフィールドに戻ってくる。

 

雷門『…………………』

 

蓮ノ空『…………………』

 

 

 

実況『さぁ、まもなく後半戦の開始です! 両チーム選手の交代は無し。このまま蓮ノ空が逃げ切るか!?』

 

梅木『う〜ん、ヤバいね蓮ノ空! でも、このまま雷門が負けるとは思えないかな! 特にこの試合、司令塔の月影蓮が大人しいからね。そろそろ本領発揮してくるんじゃないかな?』

 

実況『そうですね! さぁ、選手がポジションにつきました!!』

 

 

 

月影「まずは追いつくぞ!!」

 

雷門『おう!』

 

梢「絶対に勝つわよ!」

 

蓮ノ空『おお!!』

 

 

 

雷門! 蓮ノ空! 雷門! 蓮ノ空! 雷門! 蓮ノ空!!

 

 

 観客席の両校の応援もヒートアップ。兄ちゃんと円堂ハルがセンターサークルに立つ。

 

涼太「行くぞ……」

 

ハル「はい」

 

ピィイイイイーーーッ!!!

後半開始!!!

 

 審判の笛とともに後半戦開始。兄ちゃんからボールは月影に渡り、今度はパスを細かく繋いで少しずつラインを押し上げてくる。

 

月影「悟!」

 

鬼門「蓮!」

 

月影「大佑!」

 

嵐「悟!」

 

 雷門の中盤のトライアングル。次々とパスを回して蓮ノ空を撹乱してくる。

 

 

 ――そこへ、

 

 

綴理「行かせないよっ!」

 

 綴理先輩が月影を止めに入る。

 

 

MATCH UP!!!

綴理 vs 月影

 

 

 この試合。初めてのマッチアップ。月影は素早いシザースから偽装(フェイク)を仕掛けるが、綴理先輩の表情は崩れない。

 

月影「っ!」

 

月影(相変わらず考えてることが読めない!)

 

 月影が攻めあぐねていると、

 

星村「蓮が攻めきれない………?」

 

晴也「いいんすか?」

 

星村「? 何が……!」

 

晴也「あの人、周り見えて無いっすよ?」

 

星村「………?」

 

 星村が改めて見ると、

 

星村「つ! 蓮! 後ろ!!」

 

 そんな雷門の思考の隙を突き、

 

花帆「そこっ!!」

 

月影「!?」

 

 月影の意識が綴理先輩だけに向いた瞬間、その意識の外から花帆先輩が身体をねじ込み背肩奪取(ショルダーチャージ)

 ボールを奪う。

 

月影「っ!?」

 

晴也「ナイス花帆先輩!」ダッ!!

 

 前線へと走る晴也を、雷門ディフェンスは急いでマークに付き追いかける。

 

花帆「吟子ちゃん!」ドッ!!

 

 花帆先輩から吟子へのパスが飛ぶ。飛んできたボールを吟子は右足の外側(アウトサイド)で流してトラップ。

 そのまま攻め上がる。

 

 ――だが、

 

紫雨「させるかっ![爆・キラースライド]!!」

 

吟子「っ!!」

 

ズギャアッ!!

 

 紫雨の、足の残像が無数に見えるほど高速かつ、暴力的なスライディングでタックルでボールを強奪。

 吟子は弾き飛ばされてすぐにボールを奪い返される。

 

晴也「つ!ちっ!」

 

紫雨「茉莉!!」

 

 ここでボールは赤袖に渡る。そこへさやか先輩が止めに入る。

 

 

MATCH UP!!!

さやか vs 赤袖

 

 

 対峙する2人。お互いに必殺技を放つ。

 

赤袖「[ジグザグスパーク・V4]!!」

 

さやか「[超・アイスグランド]!!」

 

 必殺技同士がぶつかり合う。結果は……、

 

バチイィインッ!!

 

さやか・赤袖「「きゃあっ!?」」

 

 ボールがこぼれる。その球を……、

 

涼太「っ!」バシッ!

 

 兄ちゃんが抑えた。

 

涼太「っ!」ダッ!!

 

 攻め上がる兄ちゃん。晴也()が急いで止めに入る。

 

晴也「行かせるかっ!!」

 

涼太「悪いな、今回は直ぐに抜かせてもらう!!」

 

 すると兄ちゃんは必殺技を発動。

 左右の力強い踏み込みにイナズマが纏わり、超加速で一気に突破した。

 

涼太「《属性付与(エンチャント):雷》![ライトニングワープ《雷》・GX]!!!」

ドギュウゥウゥウウゥウゥウウンッ!!

 

晴也「っ!?」

 

 一気に抜かれた晴也()。綴理先輩が止めに入る。

 

綴理「抜かせないっ! [ボルケイノカット・V3]!!」スバアッ!!

 

 綴理先輩の炎の衝撃波。壁となって行く手を阻む。

 

涼太「ハル!」トッ!

 

ハル「先輩っ!」トッ!

 

 2人のワン・ツーで抜かれる。ゴール前だ。

 

梢「止める!!」

 

涼太「決めるっ!!」

 

 兄ちゃんは必殺シュートの体勢。足を大きく振り上げると、魔法陣が発生。

 シュートと共に炎を纏った黄金の剣が撃ち出される。

 

涼太「《属性付与(エンチャント):炎》!![極・オーディンソード《炎》]!! ……っ!」ドガァアァアアアッ!!

 

慈「させるかあっ!!」ズザァアァアアッ!!

 

 しかし、撃ち出される瞬間慈先輩がスライディング。シュートコースが限定される。

 

梢「良いわよ慈! [超・ダイヤモンドパンチ]!!」ガカァッ!!

 

バチィイィイイィイィイイインッ!!

 

 シュートを弾いた梢先輩。コーナーキックだ。

 

晴也(さすが梢先輩と慈先輩! 普段は喧嘩よくするけど、2人の息が合えば、これほど頼もしい先輩たちは居ないぜ!!)

 

 

 

後半:6分

 

蓮ノ空 3 ー 1 雷門

 

― つづく ―




感想・評価宜しくお願いします!!

ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?

  • 本編
  • NEXT DREAM
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
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