蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

62 / 247
 梢センパイが前作要素、《ソウル》に覚醒します。なんのソウルかはお楽しみ。


第60話:― 覚醒 ―《乙宗梢》

 梢先輩が兄ちゃんの必殺シュートをパンチングで弾き飛ばし、雷門のコーナーキック。キッカーは月影だ。

 

梢「マーク各自付いて! 特に円堂くんと晴也くんのお兄さんを!!」

 

 それぞれ、その2人を最警戒するが他の選手にもマークにつく。そして、

 

ピィイイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

月影「行くぞ!」ドッ!

 

 月影の左足の内回転(インサイドスピン)クロス。

 ボールは緩やかにカーブしながらゴールの方向に向かうように入って来る。

 

 ボールは……

 

ハル「決める!!」

 

姫芽「やらせないってば!!」

 

瑠璃乃「ここで潰すよひめっち!!」

 

 瑠璃乃先輩と姫芽が二人がかりで潰しにかかる。が――、

 

ハル「……………」スルッ!!

 

姫芽・瑠璃乃「「!!」」

 

 なんと円堂はスルー。そのままボールは……、

 

星村「ナイス!!」

 

 ボールはフリーで星村に渡り、星村は必殺シュートを放ってきた。

 

星村「くらいなさい! [ソニックショット・V3]!!」ドガァッ!!

 

 撃ちだされたシュートは途中から急加速する。

 

慈「甘いよ! コース入って………!?」

 

 しかし、シュートはサイドに振られており、そのシュートを円堂がシュートチェイン。

 ボールを蹴り上げ上空から炎を纏い回転をしながらオーバーヘッド。ボールに渾身の一撃を放つ。

 

ハル「ひとつ……」ドゴオォオォオオォオン!

 

 円堂の回転と旋風のシュート。凄まじい勢いで迫る。

 

 

実況『シュートチェインだ!! ゴールを狙うか!?』

 

 

梢「! 違うわ! さやかさん!!」

 

さやか「!!」

 

 なんとシュートは更にサイドへ。そこに兄ちゃんが走り込む。

 

涼太「決める! 《属性付与(エンチャント):炎》[極・オーディンソード《炎》]!!」ドガアァアァアァァアアアアンッ!!!

 

 振り上げられた兄ちゃんの右足。足元に魔方陣が発生すると、蹴られたボールは金色の剣になり、炎を纏って突き進む。

 

 

実況『凄まじい破壊力!! シュートチェインだぁっ!!』

 

 

 兄ちゃんのチェインシュートがゴールに迫る。しかし、シュートコースに割り込んだ晴也()は空気を練り上げて弾丸にし、それを蹴り飛ばしてボールにぶつけてシュートブロック。

 

晴也「止める!! [エアーバレット・S]!!」ガキイィイィィイイッ!!

 

 ブロックを挟み、僅かに威力が弱まるが、それでも凄まじい勢いで梢先輩に迫る。

 

梢「絶対に……止める!!」

 

 梢先輩は[ゴッドハンド]を発動。それを右腕に圧縮し、密度を高めて硬質化させる。

 

梢「[極・ダイヤモンドハンド]!!!」ガチイイイイイッ!!

 

 ぶつかるパワー。梢先輩はなんとか堪えるが、

 

梢「ぐぅうぅうぅぅうううっ!!(神童さんのシュートと比べれば弱いけど……!!)」

 

涼太「?」

 

 梢先輩は、引きずられてはいるが、かなり持ちこたえている。

 

梢「う、うおおおおおおっ!!」

 

 すると、梢先輩の身体が、ぼんやりと明るく光り出す。

 

晴也(あれはまさか!?)

 

 梢先輩に起きかけている事に驚愕する俺。だが――、

 

ドゴオオォオオォンッ!!

 

梢「きゃああっ!!」

 

 シュートは、梢先輩ごとゴールに叩き込まれた。

 

 

 

GOAL!!!

蓮ノ空 3 - 2 雷門

 

 

実況『ご、ゴオオオオオオオルッ! 雷門、シュートチェインを繋いで蓮ノ空ゴールに叩き込んだ!! 1点差!!』

 

梅木『これが雷門だよね! まだこの試合分からないよ!!』

 

 

 

 いや、梢先輩から発っせられたあの光………。

 

晴也(まさか………?)

 

梢「ごめんなさい。止められなかった……」

 

晴也「いや、それよりも梢先輩……シュートを受け止めてる時、身体の奥から何か沸き上がる感覚ありませんでした?」

 

 即刻確かめる必要があるな……と思い質問すると、

 

梢「!? 何で分かったの? たしかにあったわ。変な感覚だったけど……」

 

 やっぱり。じゃああれは………

 

梢「晴也くん……?」

 

晴也「………次にシュートが来たら、その感覚を思い切り解放するイメージでやって見てください」

 

梢「? わ、分かったわ」

 

 そう伝え、ポジションに戻る俺にみんなが聞いてくる。

 

丈二「おい、大海…何なんだよ?」

 

晴也「………もしかしたら、梢先輩は"ソウル"を宿してるかもしれません」

 

蓮ノ空『!?』

 

 みんなまさか……という顔をしている。無理も無い。

 

さやか「ソ、ソウルって……アースイレブンが使ってたっていう……」

 

綴理「こずが………」

 

晴也「可能性の話です。それより、試合再開しましょう」

 

 

 そして、センターサークルに俺と丈二先輩が立つ。

 

ピイィイイイーーーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 試合再開。綴理先輩にボールを回した。が、

 

ハル「遅いよっ!!」バッ!

 

綴理「っ!?」

 

 ここまで温存していたのか、急にスピードが上がった円堂にボールを奪われる。

 

慈「何やってんの!?」

 

 急いで慈先輩が止めに行くが、円堂は必殺シュートを放ってきた。

 

ハル「これで同点だ!!」ドゴオオォオオオォオンッ!!

 

 円堂のシュート。が、ノーマーク状態から放たれる。

 

慈「っ!」

 

 慈先輩はブロックに入ることができず、シュートはそのままゴールに向かう。

 

梢「来る!!」

 

晴也「梢先輩!! 沸き上がる力を全部解放して!!」

 

梢「晴也くん!! これが、私の全部よっ!!!」

 

 シュォオオオンッ!!梢先輩からまばゆい光が溢れ出すと、紫色の甲殻を持ち、尻尾の先にハンマーのようなこぶ?骨格?がついた巨大なトカゲに変わる。

 

晴也「あれは……"アンキロサウルス"か!!」

 

 アンキロサウルスはハンマーの様な尻尾を振り上げ、身体を回転させた勢いでシュートに叩き付ける。

 シュートを呆気なく弾き返したところでアンキロサウルスは梢先輩に戻ると、会場は静寂に包まれた。

 

 ――そして、

 

 

ドワアアァアァアアァァアアアァアアッツ!!!!!!

 

 

 スタジアムは、一気に大歓声に包まれた。

 

 

実況『と、止めたあアァアアァアアアっ!!!! 乙宗梢、なんとソウルを発動!! 円堂ハルのシュートを弾き返したあっ!!!』

 

梅木『ええぇーーーっ!? こうなるとまた状況変わってくるよ!?』

 

 

 

ハル「嘘でしょ!?」

 

月影「なっ!?」

 

涼太「マジか!?」

 

 そして、弾き返されたボールは宙を舞い、そのままサイドラインを割って外に出た。

 

 

 

後半:10分

 

蓮ノ空 3 ー 2 雷門

 

ー つづく ー




この作品は<世界への挑戦>と、<虹の彼方に>から地続きになってるからできたことです。
因みに雷門にも対抗策を用意してます。初めから出せよ……と思うと思いますが。

梢先輩のアンキロサウルスは、ハスノソラファンタジーの絵でモーニングスターを振り回す描写と、凄まじい怪力を持つところから連想しました。
あとアンキロサウルスは草食って言われてるから、力はあっても狂暴ではない。

『合ってない』と、思われそうなのは承知の上です……。

感想・評価よろしくお願いします!!

ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?

  • 本編
  • NEXT DREAM
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。