蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

79 / 247
第67話:11傑

 あれから30分が経ち、部屋に鬼道監督が、コーチの風丸さんと共に入って来た。

 

鬼道「揃ってるな。それでは、今度のイタリア戦のスターティングメンバーを発表する。イタリア戦までの間はこのメンバーを中心として練習を行うが、呼ばれなかった者もいつでも出られるように準備しておくように」

 

日本代表『はい!』

 

鬼道「よし。ではまず、ゴールキーパー……乙宗梢!」

 

梢「っ!はい!」

 

梢(よしっ!)

 

 まずは梢先輩が選ばれる。机の下でガッツポーズしている。

 

鬼道「続いてディフェンダー、左から……蜂楽廻、村野さやか、中川征也、千切豹馬!」

 

蜂楽・さやか・征也・千切「「「「はい!!!!」」」」

 

さやか(やった!)

 

鬼道「続いて、ワンボランチ……夕霧綴理!」

 

綴理「はい」

 

 続いてボランチは綴理先輩。まぁ、あの仁王ってやつ、選考戦あんま目立ってなかったしな……

 

仁王「………………」

 

鬼道「続いてミッドフィルダー……鹿角秋、大海晴也、乙夜影太!」

 

秋・晴也・乙夜「「「はい!!!」」」

 

晴也(よっしゃ!)

 

鬼道「次はラストのフォワード2枚……冬真蓮華、大海涼太!」

 

蓮華・涼太「「!! はい!」」

 

蓮華(よし!)

 

涼太(暴れてやる!!)

 

鬼道「以上が、Uー18日本代表スタメンだ。呼ばれなかった者も、いつでも出られるようにしておくこと」

 

美穂・二子・ハル・慈・仁王『はい………』

 

 

鬼道「では、練習を始める!」

 

日本代表『はい!!』

 

 そして練習を始める俺たち。まずは欧州の屈強なフィジカルに当たり負けしないだけの基礎体力やフィジカルを獲得するための走り込みや下半身トレーニング。

 

 20メートルスプリントを80本やったあとにすぐにラダートレニング。それがおわったら5分休憩してを3セット繰り返す。

 

 それが終わったら下半身、体幹強化の筋力トレーニングに入る。ちなみにコレは蓮ノ空の時と違いみんなが同じ物を同じ数やる。

 だが、良い資質を認められたものは回数を増やされる。

 

 

鬼道「大海兄弟、筋トレもうワンセット」

 

晴也・涼太「「はい!!」」

 

 ………キツい。クロニクルルームよりもトレーニングの種目数が多いからなあ……。全体的にこっちのがキツい。

 

 途中の合間に俺が休憩していると、

 

 

 

 

綴理「はる、やっほ」

 

晴也「綴理先輩。どうしました?」

 

綴理「うんとね……ここ巧い人いっぱいでしょ?」

 

晴也「? まあそうですね」

 

 日本代表だしな。

 

綴理「でも、すずやかほたちじゃないから」

 

 ん〜、あ!

 

晴也「コミュニケーションを上手に取れるか不安ですか? 綴理先輩ちょっと独特だと言われますもんね」

 

綴理「うん……」

 

 俺はクスっと笑うと、

 

綴理「ボクは真剣なんだけど……」

 

晴也「すみません。でも、みんな綴理先輩がちゃんとみんなと向き合ってるのは伝わってますから。みんなもう綴理先輩は距離感を掴んだり言葉にするのが苦手なだけってわかってると思いますよ?」

 

綴理「ホント?」

 

晴也「ええ。えーと、征也!」

 

 俺が征也を呼ぶ。

 

征也「ん、どうした?」

 

 征也がトレーニングを中断してこっちに来る。

 

晴也「綴理先輩の事どう思う?」

 

征也「どうって……伝えるのが苦手なのかな? って。この短期間だけど、すごく頑張ってるのは伝わるぜ?」

 

晴也「そうか。サンキュ」

 

 征也はトレーニングに戻って行った。

 

晴也「だそうですよ?」

 

綴理「うん。ちょっと安心した。はる、ありがと」

 

晴也「ええ。続きやりますか」

 

綴理「うん」

 

 

 

 

 そして、俺と近くにいた兄ちゃんが同時に筋トレを終わらせて休む場所を探してると、壁に寄りかかって乙夜が休んでいた。

 

乙夜「おつかれ〜」

 

涼太「おう」

 

晴也「お疲れ様」

 

 座り込んでドリンクを飲む俺たち。

 

涼太「そういや、選考戦の時に思ったけど乙夜、気配消すの上手いよな………」

 

晴也「ああ、それ俺も思った」

 

乙夜「あ〜、俺忍者の末裔なんだわ」

 

晴也・涼太「「は!?」」

 

 忍者の末裔!?

 

晴也「忍者の子孫ってこと!?」

 

乙夜「おん」

 

 マジか……

 

涼太「なんか忍術とか使えんの?」

 

乙夜「できる」

 

晴也「まじで!?」

 

乙夜「見せてやろうか?」

 

晴也・涼太「「見たい!!」」

 

 俺と兄ちゃんがそう言うと、乙夜はすごい速さで手を動かして印を結ぶ。

 

 おお、忍者っぽい!

 

乙夜「忍法・口寄せの術」

 

 すると乙夜は近くを通りかかったさやか先輩を壁ドンして唇を……

 

さやか「きゃあっ!?」

 

晴也「何やってんだーー!!」

 

バシィイイイッ!! ドゴォオォオオンッ!!

 

 寸前でさやか先輩が乙夜をぶん殴り、同時に俺が蹴り飛ばしてさやか先輩から引き剥がした事で、未然に防がれた。

 

乙夜「おぶっ!?」

 

 地面に顔からダイブする乙夜。

 

晴也「なにが口寄せだ!! ただのセクハラじゃねぇか!! 口寄せの意味が違げぇよ!!」

 

さやか「うう……晴也くん……」ギュッ!!

 

 突然こんな目に遭って恐かったのか、さやか先輩が俺に縋るように抱きついてくる。

 

晴也「大丈夫ですからね!」

 

 さやか先輩を庇うように抱きしめながら、背中を擦ってあげて落ち着かせる晴也()

 

涼太「今のは無いだろ乙夜………」

 

乙夜「悪い悪い。冗談なのに……」

 

 冗談で済むかこの野郎!

 

さやか「冗談でもシャレになりませんよ!!」

 

 さやか先輩も顔を真っ赤にして怒鳴る。

 

鬼道「何の騒ぎだ!!」

 

 騒ぎを聞きつけた監督たちがやってくる。

 

 結果、乙夜は支給されている練習着(今着ている)に仕込まれた電気ショックを食らって気絶。仕置き室に運ばれて行った。

 

さやか「電気ショックなんか仕込まれてたんですか!?」

 

 乙夜が運ばれたあと、女性陣がさやか先輩を慰めていた。男性陣は俺も含めてアイツがしたことを同じ男として謝罪していた。

 

 そんな俺たちを……、

 

梢「大丈夫よ。顔を上げて?」

 

綴理「悪いのはあいつだから。さやにちょっかいかけたこと、地獄に落ちるよりもすごい恐怖を味合わせる……」

 

 綴理先輩、怖ぇええ……。

 

慈「あんたらも大変だね……」

 

鬼道「次やったら乙夜は代表から外して強制送還することにしたから」

 

 ――まあ、妥当だな。

 

 

― つづく ―




乙夜の忍法については、アニメでの【ブルーロック・あでぃしょなるたいむ】というミニアニメを参考にさせていただきました。

さすがに原作なら女の子にはやらんとは思うけども……。

さやかファンの方失礼しました。

感想・評価宜しくお願いします!

ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?

  • 本編
  • NEXT DREAM
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。