蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第71話:荒れる雰囲気

 決定的なチャンスで味方からボールを強奪して強引に決めた蓮華。

 兄ちゃんと喧嘩になりかけるが、秋さんが止めに入り今は試合中なので試合を再開する。

 

晴也(蓮華さん……いったいアレは)

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 浦の星のボールから試合再開する。ボールは美海に渡り、そこからドリブルで組み立てようとする。

 

美海「よし、行くよ!!」

 

 すると、

 

蓮華「寄越せぇええぇえええっ!!」ズザァアァアアッ!!

 

美海「うわっと!?」

 

 蓮華の反則ギリギリの激しいスライディングをなんとか躱す美海。

 善子さんの孫である松井(以下:良子)にパスを出す。

 

良子「よし……!」ダッ!

 

 ドリブルで攻め上がる良子に対して乙夜が止めに入る。

 

 

MATCH UP!!!

乙夜 vs 良子

 

 

乙夜「止める……!」

 

良子「抜く!」

 

 すると良子は必殺技を発動する。

 

良子「[爆・ヘブンズタイム]!!」パチンッ!!

 

 止まった時間の中を悠然と歩いて突破する良子。そして乙夜を通り過ぎた所で止まった時間が動き出す。

 

乙夜「っ!!」

 

ブワァっ!!

 

乙夜「うわっ!?」

 

 時間が止まった反動でエネルギーが渦を巻いて乙夜を吹き飛ばす。

 

良子「東果!」

 

 ここで良子はパスを選択。ゴール前にセンタリングが上がる。

 

東果「ナイスッ!!」

 

 東果がトラップしようと跳躍する。

 

 ――が、

 

さやか「甘いです!!」

 

 さやか先輩が地面をフィギュアスケートのように滑り回転ジャンプ。そして足を真っすぐに伸ばしてボールをカットする。

 

さやか「[スケーティングカット]!!」バシィっ!!

 

良子・東果「「なっ!!」」

 

 驚く2人。さやか先輩はすぐにパスを出す。

 

さやか「綴理先輩!!」パスッ!

 

綴理「オッケーさや」ダッ!

 

 ボールを受け取った綴理先輩は、今までよりも一回り速いドリブルを披露する。

 

友梨「くっ!!」

 

笠井「なっ!?」

 

 急いでディフェンスに入ったメンバーだが、マッチアップする前に一気に抜き去られる。

 

綴理「はる!」パスッ!

 

晴也「ナイスです! 決めろ!」ドッ!

 

 ボールをトラップした俺は、今度は蓮華にパスを出す。地を這う低いボールが飛び、蓮華はシュート体勢に入る。

 

蓮華「それでいいんだよ………

 

 眼のハイライトを無くした蓮華が必殺シュートの体勢に入ると、蓮華の周りを吹雪が渦巻き、背後に白い雪豹が現れてボールが氷漬けに。

 そのボールに渾身のシュートをたたき込む。

 

蓮華「[パンサーブリザード・Z]!!!」ドゴォオオォオオオンッ!!!

 

 突き進むシュート。だが、

 

香澄「させない!」ガッ!!

 

 香澄が足を伸ばしてブロックに入り威力を殺す。それを涼音は冷静にキャッチを試みる。

 

涼音「[ジュエルシールド・Z]!!」ガキィイイッ! 

 

 涼音の前に赤い宝石の盾が現れてシュートを阻む。

 

涼音「うあっ!?」バチッ!

 

 しかしボールをキャッチできずにこぼれ球に。そのボールを鞠莉さんの孫の神室(以下:玲)がカバーする。 

 

涼太「貰う!!」

 

玲「させないわ![真・風穴ドライブ]!!」

 

 玲の周りを風が渦巻き、竜巻の通り道を作り出し、勢いに乗ってその中を走り抜けて突破する。

 

乙夜「おっと、通行止め……」

 

 

MATCH UP!!!

乙夜 vs 玲

 

 

 乙夜が一気に玲の前へ、そしてディフェンス技を発動する。

 

乙夜「[蜘蛛の糸・V2]!!」

 

 乙夜を中心に粘着性の蜘蛛の糸が張られていく。玲は捕まる前にパスを出す。

 

玲「くっ!」パスッ!

 

 ボールは美海へ。まだ浦の星の攻撃だ。

 

綴理「止める!」

 

晴也「綴理先輩! 挟みますよ!」

 

 

MATCH UP!!!

綴理・晴也 vs 美海

 

 

 綴理先輩と俺で、前後から挟み撃ちをかける。

 

美海「[真・イリュージョンボール]!!」

 

綴理「っ、どれが本物……」

 

 綴理先輩が迷う間に突破されてしまう。

 

美海「決めて! 東果ちゃん!」ドッ!!

 

 東果にパスが飛ぶ。今度は低弾道のパスだ。

 

東果「よし、決め……」 

 

 東果が飛んで来た球に直撃蹴弾(ダイレクトシュート)を叩き込もうと足を振り上げる。

 

 が――、

 

さやか「私のカットの対応が浮き球だけだと、誰が言いました!!」

 

 さやか先輩はフィールドを再びスケートで滑るように滑ってくる。

 が、今度はフィギュアの様な舞ではなく、とにかく早さに特化して滑ってくる。

 

さやか「[スピードスケートカット]!!」バシィっ!

 

東果「なっ!?」

 

 このパスもさやか先輩が刈り取った。さやか先輩はボールを一気にカウンターで前線へと蹴り出す。

 

さやか「晴也くん!!」 

 

晴也「よし……」

 

 俺がトラップしようとすると……

 

蓮華「よこせ………!」ガッ!!

 

 はぁ!?

 

またしても味方から強奪した蓮華。シュート体勢に入る。

 

蓮華「[パンサーブリザード・Z]……くらえ………!」ドゴォオオォオォオオオンッ!!

 

 飛んでいく蓮華のシュート。だが、再び香澄が立ち塞がる。

 

香澄「私が行く!! [ウォーターフォール・改]!!」

 

ガチィイィイイイッ!!

 

 香澄の背後に大きな滝が現れて流れる水量と崖によるブロック。

 だがそれをぶち抜いて尚も飛ぶ蓮華のシュート。威力は落ちたものの、強烈な威力には変わりない。

 

涼音「止める![ジュエルシールド・Z]!!」

 

 再び涼音の前に赤い宝石の盾が出現。シュートはそれに阻まれて真上に弾かれ、ボールは涼音の手に収まった。

 

蓮華「チぃッ!」

 

蓮華(絶対に決める……

 

晴也(涼音……ずいぶんレベルを上げたな……)

 

蓮華「…………」イライラ

 

 

 ―――いい加減コイツの頭を冷やさないとな。

 

晴也「落ち着け蓮華! 冷静になれ!!」

 

蓮華「煩さい!

 

晴也「良いから聞け! 今のままじゃあ何本撃っても止められるぞ!! もう少し冷静になれ!みんなと連携して……」

 

蓮華「連携したら、アタシが決められるの……!?」

 

晴也「そんなの状況によるだろ!!」

 

蓮華「アタシは……ゴール決めなきゃ意味ねぇんだよ!!

 

晴也「なんでそんなに拘ってんだ! その前に負けたら意味ないだろ!?」

 

 言い合う俺たち。

 

 ――すると、

 

蓮華「何よ……たまたま裕福な家に産まれたお坊ちゃんのが、『自分は冷静にやってます』って、マウント取ってんのか…?

 

晴也「そう言う話はしてない!!」

 

蓮華「アタシはアタシが決めることだけ考えて動く。お前らよりも……

 

 そう言い残して、蓮華はプレーに戻って言った。

 

晴也(なんだよ……アイツ!!)ギリッ!!

 

 さすがにキレそうになる晴也()だった。

 

 

 

日本代表 1 ー 1 浦の星

 

― つづく ―




感想・評価宜しくお願いします!!

ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?

  • 本編
  • NEXT DREAM
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
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