蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第72話:孤立

 晴也と蓮華の口論を他所に試合は続き、涼音のキックからボールは美海に。

 

涼音「美海ちゃん!」パスッ!

 

美海「はい!東果ちゃん!」パス

 

東果「!」

 

 ダイレクトでつなぐ浦の星。日本代表の選手がディフェンスに入る前に突破し、さやか先輩から離れている内にフォワードにパスを出して一気にゴールに接近する

 

綴理「パスが速い……!めぐる!」

 

蜂楽「おっけー!」

 

 

MATCH UP!!

蜂楽 vs 東果

 

 

 綴理は蜂楽にディフェンスの指示を出す。早い攻撃には早い守備を。綴理の判断は間違ってはいない。

 

蜂楽「[超・トリックカウンター]!!」

 

東果「!!」

 

 蜂楽の相手を惑わす動きからカット一閃!ボールを奪う。――が、

 

美海「させないっ!」

 

蜂楽「つ!?」

 

 カバーに入っていた美海。ボールを奪い返す。

 

美海「晴奈ちゃん!」

 

笠井「美海!」

 

さやか「くっ!?」

 

 さやか先輩をワンツーで抜き去る美海。東果にボールを渡す。

 

美海「東果ちゃん!」パス!

 

東果「ナイス!決める!」

 

東果は必殺シュートの体勢に入る。 

 

東果「[絶・ゴッドウィンド]!!」ドゴォオオォオオオンッ!!

 

梢「そのシュートは!!」

 

 天馬監督の現役時代のシュート。しかし最終進化しており、とてつもなく強力なシュートであった。

 

梢「止める!!」

 

 梢は[ゴッドハンド]を発動して右手に範囲を縮小し密度を上げて硬質化。必殺技の構えに入る。

 

 このシュートは止める!!そう、気合を入れなおす。

 

梢「[極・ダイヤモンドハンド]!!」ガチィイィイイイッ!!!

 

 梢先輩の右手がシュートに掴みかかる。シュートはギャリギャリと音を立て、回転しながらどんどん硬質化したオーラを削っていく。

 

梢「ぐうぅうううぅうっ!!!」ズザザッ

 

 引き摺られていく梢先輩。しかし、ここで限界が訪れる。

 

 

バチぃんっ!!

 

 

梢「きゃあっ!?」

 

 弾かれたボールは、勢い良くゴールネットに突き刺さった。

 

 

GOAL!!!

日本代表 1 ー 2 浦の星

 

 

 

 マジか…………。不味いな。

 

 そんな中、兄ちゃんが蓮華に掴みかかる。

 

涼太「お前が晴也から無理やり奪わなければ、少なくとも失点は無かったかもしれないんだぞ!?」

 

蓮華「………………」フンッ

 

涼太「っ! もう良い!!」

 

 ハラハラしている秋さんには悪いが、この試合はアイツを除こう。

 

 蓮華と秋さん以外の中で、全員の考えが一致した。

 

 

 そして、日本代表ボールのキックから試合再開する。

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 ボールはひとまず俺に渡る。

 

蓮華「こっち寄越せ!!」

 

 お前には渡さねぇよ……!!

 

晴也「千切!!」ドッ!!

 

 大きな逆サイドへのパス。そこに千切が走り込む。

 

千切「やっと来たか………俺のスピードでぶち抜く!!」ドンッ!!

 

 日本最速の韋駄天、千切豹馬の爆速ドリブルで一気に相手陣地へと進入する日本代表。

 

 良子はアッサリと振り切られ、玲が待ち構える。

 

玲「止めマス!」

 

千切「面白れぇ! やってみろよ!!」

 

 

MATCH UP!!!

千切 vs 玲

 

 すごい速さで迫る千切に、必殺技は出す暇はないと判断した玲。相手の正面に立って、中へのコースを最警戒。

 

千切「っ!」

 

 千切のスピードが少し緩む。

 

乙夜「お嬢! コッチだ!」

 

千切「ナイス乙夜!」

 

 ここで千切は(ヒール)でバックパス。ボールは乙夜へ。

 

蓮華「こっちだ!!」

 

香澄「しまっ!?」

 

 蓮華が走り込む。だが、晴也()は蓮華に気づかれないように最も確実にゴールを狙えるであろう場所に走っていた。

 

晴也(気づいてねぇ! 出せ! 乙夜!!)

 

乙夜(いいとこいんじゃん!)ドッ!

 

 入って来るボール。

 

蓮華「っ! 届かな………っ!?」

 

 そこに走り込んだ晴也()直撃蹴弾(ダイレクトシュート)を叩き込む。

 

晴也「貰った…………」

 

ドゴォオオォオオオンッ!!

 

 俺の直撃蹴弾(ダイレクトシュート)が炸裂。ボールは一直線にゴールネットに吸い込まれた。

 

 

GOAL!!!

日本代表 2 ー 2 浦の星

 

晴也「おっしゃあっ!!」

 

蓮華「っ!!」

 

 すると、蓮華は「なんであたしじゃないんだ」とキレる。

 

 ――はぁ。

 

晴也「もうお前にパスなんか来ねぇよ」

 

蓮華「っ!!」

 

晴也「調整試合とは言え、お前は代表としてあるまじきプレーをやり過ぎた……。誰もお前にはパスは出さねぇよ。怪我したくねぇし、試合めちゃくちゃにされたくないしな……」

 

蓮華「っ!!」バッ!!

 

 蓮華がみんなを見ると……全員、冷ややかな目で蓮華を見ていた。

 

蓮華「っ……! あ"っ……あぁ……

 

 顔が青ざめる蓮華。今更……

 

晴也「なんで監督たちが交代させねぇのか知らねぇけど、邪魔すんなよ……。1人でそのまま沈んで逝ってろ。泥船が……」

 

 そして、俺たちは試合に戻って言った。

 

秋(先輩…………)

 

 そして、浦の星のキックオフ。

 蓮華も最低限走るが、足取りが重くさっきまでの鬼気迫るような覇気も何も感じない。

 もう、最低限の義務感だけで動いてる感じだ。

 

涼太「晴也!」

 

晴也「よっと!秋!!」ドッ!

 

 俺は秋にパスを出す。

 

秋「え……あ!」ガッ!

 

 しかし、トラップミスしてしまい、ボールはタッチラインを割って外に出た。

 

 ?

 

晴也「おい、どうした?」

 

秋「ダメ………蓮華先輩があんなになってるの、見てられない………」

 

 秋は、涙を零して訴えかけてくる。

 

秋「………晴也くん、お願い。少しだけ聞いて。蓮華先輩のこと……」

 

 秋は、泣きながら俺に頼んできた。

 

 

― つづく ―




感想・評価宜しくお願いします!!

ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?

  • 本編
  • NEXT DREAM
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
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