蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第74話:キャプテンと新練習

 試合の後、俺たちは監督たちに集められた。チームの方針で大事な話があると言う。

 

 俺達がざわついていると、監督達が入って来た。

 

鬼道「揃ったな」

 

涼太「なんでしょうか?」

 

 皆がミーティングルームの椅子に座り監督を見る。

 

鬼道「先ほどの試合で、このチームの………キャプテンを決定した」

 

日本代表『!!』

 

 あ、そう言えばキャプテン居なかったな。――でも、

 

晴也「たぶん兄ちゃんか梢先輩だろ。この中でキャプテンできそうな人。元の学校でキャプテンの梢先輩かな?」

 

日本代表『……は?』

 

 俺がそう言うと、全員の息が合った『は?』いつの間にそんな仲良くなった?

 

晴也「な、何?」

 

 俺がとまどっていると、

 

慈「あんたねぇ………」

 

さやか「あの内容なら………」

 

涼太「ああ。それしか考えられない」

 

綴理「実際、ボクたちは諦めてしまったしね」

 

蓮華「あんた、本気で言ってんの?」

 

晴也「は?」

 

 皆が呆れとどうしようもないものを見る目で見てくる。そんな目で見られると泣きそうなんだけど………。

 

 すると、監督はキャプテンに指名する理由を話す。

 

鬼道「あの試合、冬真が自分本位なプレーをして、チームから孤立した。ソイツも初めは同調したが、メンバーの中で唯一冬真にチャンスを与え、"チーム"になる機会を与えた。俺たちとしても、あの試合の中で冬真を何とかしなければならなかった。そしてそれは、お前がやってのけたことだ」

 

 監督は1人を指さす。

 

鬼道「キャプテンは、お前だ。……大海晴也。お前がこのチームを率いろ」

 

晴也「は!?」

 

 ――俺が、日本代表のキャプテン!?

 

美穂「ま、当然だね」

 

征也「あれだけの事ができるんだから当たり前だな」

 

 皆が口々にそう言う。

 

晴也「いやいや!? それなら梢先輩の方が! 元のチームでもキャプテンですし!!」

 

 俺は慌ててそう言うと、

 

梢「はぁ……晴也くん」

 

晴也「!!」

 

 俺がおっかなビックリ梢先輩を見ると、

 

梢「このチームのキャプテンは貴方しか居ないわ。さっきの試合でみんなの中でハッキリしてるの」

 

涼太「ああ。俺には冬真を扱うことはできなかったことだ」

 

乙夜「異論無し」

 

蜂楽「だね」

 

秋「私も、晴也くんなら自分を預けられる」

 

千切「こういうのは学年関係ねぇぞ?」

 

 すると、

 

蓮華「このチームだったら、私はアンタ以外がキャプテンなんてまっぴらなんだけど?」

 

 当時者である蓮華がそう言ってくる。

 

晴也「…………………」

 

鬼道「やってくれるな?」

 

 そして、鬼道さんはキャプテンマークを渡してくる。

 

晴也「…………はい!」

 

 それを、俺は受け取った。

 

鬼道「よし、では試合で疲れたと思うが、練習を開始する!」

 

日本代表「はい!!」

 

 

 そして、俺たちはミーティングルームを出てグラウンドに向かった。――のだが、

 

吹雪「涼太くん、蓮華さん、晴也くん。君たちは別メニューだ」

 

蓮華・晴也・涼太「「「?」」」

 

 

 

 ―――そして、別室に連れて行かれると……そこにはゴールが1つと、籠に入った真っ黒なボール。

 

晴也「………?」

 

吹雪「きみたちには、このボールを使って新しいシュートを編み出してもらう」

 

涼太「このボール……? 何か違うのか?」

 

 吹雪さんの言葉に、兄ちゃんが疑問に思うと………。

 

蓮華「ふん、どうせ見かけ倒し……って、重!?」

 

 蓮華が試しに手に持ったボールを落としてみる。

 

ズドンッ!!

 

晴也・涼太「「!?」」

 

 凄い重厚感のある音を立てて落ちるボール。

 

吹雪「このボールは、通常のサッカーボールの3倍の重さがある。キック力強化にはピッタリの筈だよ」

 

涼太「たしかに。こんなボール使ってたら普通のボールなんか軽すぎるな……」

 

吹雪「じゃあ、何かあったらあそこのスイッチを押してくれれば誰かくるから」

 

 吹雪さんは壁に埋め込まれたスイッチを指さす。

 

吹雪「じゃあ頑張って」

 

 そして吹雪さんは行ってしまった。

 

涼太「……どうする?」

 

晴也・蓮華「「………………」」

 

 俺たちは迷わずボールを手に取り、

 

晴也「重いな……」

 

蓮華「…………」

 

 ボールをセットポジションに置く。

 

晴也・蓮華「「はあぁあぁあああっ!!」」

 

ドゴッ!!

 

 俺と蓮華の渾身の蹴りがそれぞれのボールに炸裂。だが、ボールは鈍い音を立てて全然勢いも無く、ゆっくりと飛んでゴールに入る。

 

晴也「重っ!!」

 

蓮華「フィジカルに自信ある私でも重いわね……」

 

涼太「…………やるか」

 

 そして、3人で練習を始めた。

 

― つづく ―




黒いサッカーボール……キャプテン翼に出てくるアレです。
小道具だけ使わせてもらいました。
恐らくエイリアのボールだと3倍どころでは無いので確実に足を痛めると思ったので。
丁度よいのがキャプテン翼にあった感じです。

感想・評価宜しくお願いします!!

ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?

  • 本編
  • NEXT DREAM
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
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