蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
翌日、イタリア戦当日のフットボールフロンティアスタジアムには、超満員の観客が詰めかけていた。
『ニッポン!』『ニッポン!』
『イタリア!』『イタリア!』
両チームのサポーター、観客の応援合戦にスタジアムは試合開始前からボルテージは最高潮。
両チームは、控え室で入場の時を待っていた。
晴也「緊張するな……」
俺が緊張していると、
梢「あんまり緊張し過ぎちゃ駄目よ」
晴也「梢先輩……」
蓮華「あんただったらできるわよ」
晴也「蓮華……」
さやか「私達は晴也くんを信じてますから」
晴也「さやか先輩………」
涼太「お前のキャプテンシーはかなり高いんだ。自信を持て!」
晴也「兄ちゃん……」
先輩たちや、兄ちゃんが声をかけてくれる。その声に、俺も覚悟決める。
晴也「よし、絶対勝つぞ!!」
日本代表『『おお!!』』
そして、選手入場ゲートに行くと、イタリア代表の選手が既に待っていた。
晴也(こいつらがイタリア代表か)
そして時間になると選手入場口から選手が入場し、フィールドに横1列に整列する。
審判と観客、お互いの選手に挨拶し、それぞれのチームベンチに行く。
鬼道「それでは、スターティングメンバーはこの間の選考試合で決めた通りにいく。晴也、涼太、蓮華」
晴也・涼太・蓮華「「「はい!!!」」」
鬼道「この試合、お前たちが獲得した新必殺シュートしか、おそらく相手キーパーには通用しない。絶対に点を取ってこい」
晴也・涼太・蓮華「「「はい!!!」」」
鬼道「行ってこい!」
晴也「行くぞ!!!」
そして日本代表イレブンはフィールドに散っていき、センターサークルに兄ちゃんと蓮華が入る。キックオフは日本からだ。
実況『さあ、両チームのスターティングメンバーが発表されます』
STARTING MEMBER
イタリア代表
GK ベルナルド
DF アデリーナ カロージェロ ベルティーナ
DMF ブルーノ
OMF ボニート ビーチェ ビアージョ カールラ
FW アウローラ べリザリオ
日本代表
FW 蓮華 涼太
OMF 秋 晴也 乙夜
DMF 綴理
DF 蜂楽 さやか 征也 千切
GK 梢
チームレベル
U-18日本代表 55
U-18イタリア代表 60
両チーム位置につき、スタジアムのパネルにカウントダウンが表示される。
観客『5!、4!、3!、2!、1!、キックオフ!!』
ピィイイイーーーッ!!
KICK OFF!!!
審判の笛と同時に、日本ボールで試合開始。
まずは蓮華、兄ちゃん、俺の中央のトライアングルでボールを回し、ゲームを組み立てる。だが―――、
晴也(どういうことだ?)
イタリアの選手は誰1人として動かない。こちらがボールを持って攻め上がり、どんなに上がっても、全く微動だにしない。
晴也「蓮華!」パスッ!
ボールは蓮華に渡る。そのとき、相手キーパーベルナルドは手をクイクイとやりこちらを挑発してくる。
撃ってこいということか!
蓮華「馬鹿にして!」
蓮華が激昂する。だが、蓮華はちゃんと冷静で、ならばとペナルティエリアの中まで侵入する
晴也「蓮華! 相手がなめてるっていうんだったら、お前のあのシュートぶち込んでやれ!!」
蓮華「わかってるわ!」
蓮華がシュート体勢に入る。蓮華がボールを思い切り踏みつけてバックスピンをかけてボールを浮かせる。
その強烈な回転が吹雪を巻き起こし、ボールが氷漬けになり、強風と雪のエネルギーをも巻き起こす。
その際に軸足を力強く踏み込み、その力で地面にヒビ割れが起こる。
蓮華(ぶっ殺ス……!)
相当な力で踏ん張っている証拠だ。――そして、蓮華は眼を憎悪に滾らせ、振り上げた右足を思い切り振り下ろし、ボールを渾身の力で蹴り飛ばす。
蓮華「くらえ![真・ワイルド……パンサァアァアアッ]!!!」
ドゴォオォオオォオォオオオォオンッ!!
とてつもない勢いで迫る蓮華の必殺シュート[ワイルド・パンサーブリザード]。
ブラックボールによるキック力強化で、以前とは比べ物にならない、とてつもないキック力になっている。
しかも技の強化進化のおかげで、二重の意味でパワーアップ。
キーパーベルナルドは必殺技を発動して止めにかかる。
ベルナルド「[極・白金の右腕]!!」ガチィイイイッ!!
背後に現れた白金の腕の装甲と共に、ボールを掴むベルナルド。
しかし――、
ベルナルド「な、何だこの威力は!?」
予想。いや、想定をも遥かに上回る威力のシュートに驚くベルナルド。そして――、
ドゴォオォオオォオオオンッ!!!
ベルナルド「がぁあぁあああっ!?!?」
蓮華のシュートは、コチラを舐め腐っていたイタリアを成敗。ベルナルドの身体ごとゴールに叩き込まれた。
イタリア代表『!?』
GOAL!!!
日本 1 ー 0 イタリア
実況『ご、ゴォオォオオオオルッ!! FW、冬真蓮華の必殺シュートが、試合開始早々にイタリアゴールに突き刺さった!! 日本を舐めていたイタリア、これは手厳しい授業料を払わされたぞぉっ!!!』
蓮華「っ、しゃあぁあああっ!!!!」
吠える蓮華。
イタリアはと言うと………、
ベルナルド(なんだあのシュートの威力は……俺が腕を鍛えていなかったら、確実に腕の骨を砕かれていた………)
ブルーノ「べ、ベルナルド………」
イタリア選手はなんと声をかければいいか分からない。
ベルナルド「アイツにはシュートを撃たせるな……次にまともにシュートを撃たれて、それをキャッチなんかしたら、間違いなくオレの腕は粉々になる」
イタリア代表『なっ!?』
驚くイタリア代表。
アデリーナ「そ、そんなに威力があるの? あのシュート………」
ベルティーナ「ベルナルドが止められないって、あり得ない威力よ? それを女の子、しかも日本人が………」
ブルーノ「仕方ない。アイツには2人着けよう。アデリーナ、ボニート、レンゲのマークに着け」
アデリーナ・ボニート「「分かった(わ)……」」
そして、イタリアボールで試合再開。
ピィイイイーーーッ!!!
RESTART!!!
蓮華のシュートがゴールに突き刺さり、それどころかベルナルドの腕に甚大なダメージを残したことで、意識を改めるイタリア。
リスタートしてボールを回し、パスを繋いで攻め上がってくる。
アウローラ「べリザリオ!」パスッ!
べリザリオ「ブルーノ!」パスッ!
ブルーノ「ビアージョ!」パスッ!
ビアージョ「アウローラ!」パスッ!
的を絞らせないパス回しを繋いで上がってくるイタリア。
――そこへ晴也が止めに入る。
晴也「行かせるか!!」
アウローラ「抜くっ!!」
アウローラが必殺技の体勢に入る。一気に急加速し、陸上のスプリンターも真っ青の超スピードで晴也を抜き去る。
アウローラ「[スプリントワープ・G4]!!」
1回の技の間に、ボランチの綴理先輩の列まで抜き去るアウローラ。
その前のパス回しの間に、既に見越してフォワードを通り越せる位置まで上がってきていたビーチェ。
アウローラはビーチェにパスを出すと、ペナルティエリア内に入ったビーチェに飛ぶパス。
しかし――、
さやか「甘いですよ!」
さやか先輩が飛び出す。凄まじい速さで凍ったフィールドをスケートの要領で滑り、足を伸ばしてパスをカットする。
さやか「[スピードスケートカット]!!晴也くん!!」
イタリア『!?』
今度はパスカットの必殺技に驚くイタリア。これはまあ納得できる。
ボールをカットし、俺に戻してくれたさやか先輩。
晴也「よし行くか」
俺がドリブルで攻め上がると、次々とプレスをかけてくるイタリア。
イタリアの意識が、完全に俺に集中していた。
晴也(よし、サイドから切り崩せ。乙夜!)ドッ!!
俺は完全に無警戒になっていたサイドへとパスを出す。
ブルーノ「は!? そんなとこ誰も………」
イタリアは完全にミスプレーと思っている、
――だが、
乙夜「ちゅーす」
だが、走り込んできていた乙夜がトラップ。完全に意識の逆を突いた、
イタリア代表『な!?』
驚くイタリア。急いでディフェンダーのべルティーナが乙夜を止めに入る。
ベルティーナ「どっから湧いてでたの!?」
乙夜「どけ……」
乙夜が必殺技の体勢に入ると、乙夜の身体が幻のように揺らぎ姿が消え失せた。
ベルティーナ「っ!?」
イタリア『なっ!?』
乙夜「[ファントムドライブ・A]」
乙夜は、相手が自分を見失ってる間に裏へと抜け出す。その間に、日本攻撃陣が、イタリアゴール前へと雪崩込む。
実況『乙夜影太! ディフェンスを突破してチャンスメイク! 日本攻撃陣がイタリアゴール前に雪崩込む!!』
涼太「乙夜! よこせ!!」
兄ちゃんがパスを要求する。が、
乙夜「いや、俺が撃つ」ドガァアァアアッ!!
乙夜のシュート。だが、
ベルナルド「これ以上やらせるか!」
ガチィイイイッ!!
ベルナルドはシュートを間一髪ダイビングキャッチ。ピンチを凌いだ。
ベルナルド「危ない危ない」
乙夜「ちっ!」
ベルナルド(日本、思った以上に………いや、世界でもかなりのレベルの強敵と見るべきみたいだな………)
ベルナルドは心の中で日本を舐めていたことを後悔していた。
前半:6分
日本 1 ー 0 イタリア
― つづく ―
感想・評価宜しくお願いします!!
ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?
-
本編
-
NEXT DREAM
-
コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
-
コラボ回(二つの世界のサッカー)