蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第85話:終撃

 イタリア戦もいよいよ佳境。終了が近づいていた。

 

FINAL MATCH UP!!!

晴也 vs ブルーノ

 

晴也「………………………」

 

ブルーノ「………………………」

 

 晴也とブルーノが対峙する。お互いに動かずに神経を尖らせる。

 

 ――そして、誰かの汗がフィールドに落ちた気がした。瞬間!

 

晴也「っ!」バッ!

 

ブルーノ「!!」バッ!

 

 動き出したのは同時。ブルーノは細かいフェイントを仕掛けてコチラを動かしにかかる。

 だが、晴也はそれには乗らずに相手に集中する。

 

 ブルーノはサイドに向けてドリブル。晴也もそれに対して並走する。

 ――と、ブルーノは足を伸ばしてボールを止めて跳弾。

 跳ねさせて足を返して足裏でボールを弾いて逆方向にリフト。

 

晴也「っ!」バッ!

 

 晴也もそれに対して付いていく。ブルーノがトラップしてドリブルを仕掛けると、晴也も並走して思い切り肩同士をぶつけ合ってタックル。

 両者の身体がぐらつく。

 

晴也「っ!」ガッ!

 

 すかさず腕使い(ハンドワーク)で押さえ込む晴也。だが、ブルーノはすぐに腕を払って晴也の腕を払い除ける。

 

 両者一歩も引かない攻防に、両チーム唖然とする。

 

慈(何? あの技術と読みの応酬………ついていけない……)

 

夕霧(下手にサポートに行ったら、かえって邪魔になるね……)

 

ビーチェ(ブルーノが本気になった………っていうか、あんなブルーノ私たちも見たこと無い……)

 

アウローラ(…………………)

 

 

 そして、再び静止して対峙する両者。

 

ブルーノ(クロスエラシコで抜き去る!)

 

 仕掛けたのはブルーノ。

 ボールを体の軸の中央ラインに置き、右足を前に出す。

 

晴也「っ!」

 

 サイドへのスライドの可能性も考えてそちらに体を動かす晴也。

 

――すると、

 

ブルーノ(掛かった!)

 

 ブルーノは逆の左足を右足の後ろから回してボールをタッチし転がす。

 そして軽くタッチして正面に転がす。

 

 ボールは、空いた晴也()の股下を転がる………。

 

ブルーノ(勝った!!)

 

日本『晴也(くん)ーーーっ!!』

 

―――だが、

 

晴也(……………っ!)

 

ガッ!!

 

 そのボールを、晴也は咄嗟の反応で蹴り飛ばした。

 

イタリア『なっ!』

 

日本『取ったぁっ!!』

 

 ボールは高く舞い、イタリアゴール前に飛ぶ。

 

カロージェロ「くっ!」バッ!!

 

 イタリアも早く取ってカウンターに繋げるために取りに跳躍する。

 

 ――だが、

 

カロージェロ(っ! 高けぇ!!)

 

 ボールはカロージェロの最高到達点よりも高い位置を飛びカットはならず。

 

カロージェロ(まあ良い。そんなところに誰もいない。ゆっくりと取りに行ってカウンターだ………!?)

 

 しかし、1人走っている選手がいた。

 

カロージェロ(ちょっと待て……なんでテメェが!!)

 

蓮華「………………」

 

 蓮華は、晴也が勝つと信じて、直撃蹴弾(ダイレクトシュート)でゴールを狙える位置へと走っていた。

 

 

LUCK()

 

 

 

 そこへたまたま(・・・・)、ボールは降ってきた。

 そしてそれは、スプリング杯での蓮ノ空vs函館聖泉戦の幕引きとなったゴールと同じ状況だった。

 

晴也「行け! 蓮華!!」

 

日本『決めろ冬真ーーっ!!』

 

蓮華「決める!!」

 

 蓮華が左足を思い切り踏み込んで力を地面に伝え、右足を振り上げる。

 左足の踏ん張りで地面にひび割れが起き、落ちてきたボールに直接(ダイレクト)でシュートを叩き込む。

 

蓮華「これが、私たちのサッカーだ!![爆・ワイルドパンサーブリザード]!!」ドゴォオォォオオォオオオォオオオンッッ!!!!

 

 蓮華の必殺シュートが至近距離で打ち込まれる。直接(ダイレクト)で撃ったため、威力も上昇している。

 

ベルナルド「イタリア守護神の名にかけて必ず止める!![超・黄金の両腕]!!」

 

ガチィイィイイィイイイィイイイッ!!!!

 

 両者のパワーが激突する。ベルナルドも必死に踏ん張るが、少しずつ押されていく。

 

ベルナルド「ぐぅううぉおぁああああっ!!」

 

メキメキ!!

 

蓮華「決まれぇええぇえええっ!!」

 

ベルナルド(ヤバい!腕が!!)

 

バチィイイイッ!!

 

ベルナルド「うわぁあぁあぁあああっ!?!?」

 

ザシュウッ!!

 

 蓮華のシュートは、ゴールに突き刺さった。

 

蓮華「っ! 〜〜〜〜っ!! うぉああぁあぁあああっ!!

 

 

GOOOOAL!!!!

日本 4 ー 3 イタリア

 

 

 大歓声に包まれるスタジアム。『冬真』コールが鳴りやまない。

 

実況『ただ1人! ただ1人ゴール前に残っていた冬真! 値千金のゴールをもぎ取ったぁああぁああっ!!』

 

 

 そしてここで、

 

ピッ、ピッ、ピィイイイーーーーッ!!

― TIME UP(試合終了)!!! ―

 

 

 

実況『ここで試合終了のホイッスル!4ー3で、日本代表の勝利です!!』

 

 

 

慈「勝ったぁあぁあああっ!!」

 

仁王「おっしゃあぁあぁああっ!!」

 

梢「よしっ!!」

 

綴理「っ〜〜!」グッ!

 

蜂楽「勝った………」

 

千切「ギリギリだったな………」

 

 みんなが感慨に耽っていると、

 

涼太・晴也「「蓮華!」」

 

蓮華「ちょっ!? 抱きつくなバカ! セクハラ!! 晴也はまだ認めるけど涼太の方は訴えるよ!?」

 

涼太「よく決めたな!! ってか、あんなところによく走ってた!」

 

晴也「ああ!」

 

蓮華「………スプリング杯での蓮ノ空戦の決着ゴールがヒントになったのよ……」

 

晴也「っ! アレか……。でも、掴んだのはお前の実力だ。ナイスゴール!」

 

蓮華「ええ!!」

 

 

 ――一方、

 

ビアージョ「マジか………」

 

べリザリオ「負けた………」

 

アウローラ「くっ!」

 

ビーチェ「……強かったわね」

 

ブルーノ「ああ。悪い。最後に勝負を選んだ俺の判断ミスだ」

 

ベルティーナ「いや、あのプレーを止められたんじゃあ認めるしかないでしょ……」

 

 

審判『選手整列!』

 

 

ブルーノ「整列だ」

 

 そして整列する両チーム。

 

 

審判『4 ー 3で、日本の勝ち!礼!』

 

 

日本・イタリア『『ありがとうございました!』』

 

 そして、ベンチに戻った俺たち。

 

鬼道「お疲れ……。よく頑張ったな」

 

涼太「はい!」

 

 あっ……なんか気が抜けたら………

 

バタッ!

 

さやか「っ!? 晴也くん!?」

 

慈「晴也!」

 

涼太「晴也! おい!」

 

蓮華「大丈夫!?」

 

晴也「zzzzz……」

 

綴理「寝てる………」

 

千切「心配かけんなよ……」

 

梢「でも、このチームで1番頭を使ってたわね。それも試合中ずっと……」

 

さやか「疲労が凄いんでしょうね……」

 

鬼道「まったく………風丸」

 

風丸「ああ。ヨイショ…」

 

鬼道「宿舎まで戻るぞ。今日はもう遅い。明日各自チームに帰ってもらう」

 

日本代表『はい!』

 

鬼道「行くぞ!!」

 

 そして、俺たちはバスで日本代表宿舎へと戻っていった。

 

 ◤                      ◥

  Uー18日本代表 vs Uー18イタリア代表

 

      4    ー    3

 ◣                      ◢

 

 ― 試合終了! ―

 

 

― つづく ―




感想・評価宜しくお願いします!!

ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?

  • 本編
  • NEXT DREAM
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
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