拾ったコーディネーターと生きる転生C.E. 作:yatagesi
カツラギからブランリヴァルへ引っ越して、最初の任務はなにかと身構えていたが、物資輸送で安心した。
「ザウートを10機グラナダへ運ぶ、楽な仕事で助かった」
「マスター、グラナダでの予定の再確認を」
「はいはい」
このブランリヴァル、建造中のアークエンジェルに対して火力では間違いなく負けてるが、MS運用能力は勝っている。
でかい格納庫が両足に中央で3つ、それを繋ぐ通路に艦後方にも小さいが1つと容量はある。
足には艦中央側にMSキャリアが3つずつ、中央通路合わせれば12機搭載可能、輸送ならもっと積める。
しかも姉妹艦は搭載能力はさらに強化されるとか、どこに向かってるんだろうな。
「人気のバーガーショップ」
「行きたいです」
「まぁ、そのくらいはな」
シルヴィは初めて月に降りるから、行きたい場所は多いらしい。
入港時間が足りるといいが、こればっかりは確約出来ないからな。
「月観光も良いですが、増員の方も」
「整備まで考えたら人が足りないです」
「・・・前向きに検討します」
少人数で回せる様になってるけど、やはり4人ではブランリヴァルはでかすぎる。
アストレイでリ・ホームにキャプテンGG組み込んだプロフェッサーの気持ちもわかる。
とはいえ増やすとなるとシルヴィからの視線が・・・すぐにじゃないから安心して。
「もし増やすとしたら、砲術長と整備士どちらがいい?」
「整備士を優先してください」
「専任の方がいて欲しいです」
「シルヴィは?」
「・・・整備士」
今整備は手隙の時にしてるけど、十分に出来てるか言われたらね。
クナが上手いけどレーダーや通信にソキウスが出てるときは火器管制もだから、一人だけ負担が重いのも問題だし。
「なら整備士に募集かけるから」
「わかりました」
シルヴィも必要ならわかってくれる良い子なんだ、そうなんだがな、うん。
「ソキウスとクナは月に降りたことは?」
「フォンブラウンには」
「私もです」
二人は降りたことあるのか、フォンブラウンはアポロ11号が降りたクレーターに作られてるから、観光業も盛んらしいな。
「フォンブラウンもグラナダも、ラウンドテーブル社の創設者連中の作った都市なのにな」
「グラナダはプトレマイオスから遠いですからね」
「でも、ガイドブックがありますよ」
「シルヴィさん、フォンブラウンはその倍は分厚いです」
艦内で印刷したのか?確かに薄いけど。
「コペルニクスはさらに倍はしますね」
「もっと分厚いのかコペルニクス」
「L4コロニーやプラントから逃げ出した資産家が居ますから」
コペルニクスは貴重な宇宙の中立都市だったな、歴史もあるしフォンブラウンやグラナダより知名度あるからな。
「コペルニクスはテロ以来入市が大変だが、その分安全か」
コペルニクスの悲劇で、メンツ潰されたからな。
後の動きのこともあって連合不信も酷いとか、そんなんだけど連合とプラント双方の資産家が逃げ込んで金だすから安全なんだよな。
「コペルニクス・・・」
「今回は無理だな、時間がない」
「月面都市間の移動は時間かかりますからね」
「平和になってからです」
なにせ地球と違って繋ぐ道路がないに等しい、フォンブラウンとグラナダの間しかまともに整備されてない、それもただ道があるだけだから月面車じゃないと駄目な代物。
「まぁ今は、目の前の仕事に集中しよう、グラナダ上空は常に混んでるからな」
「了解」
なんであれ、仕事が終われば出掛けられるし。
グラナダ上空さえ滞りなくいければ、皆でグラナダ観光する時間増えるんだろうけどな。