邪竜系美少女アドラーのヴィラン活動 作:AFOの手下
あの・・・AFOとアドラーちゃんがソ連で色々作ってる内に終わっちゃいました・・・。
このときAFOとアドラーちゃんが作ったものは後々登場します。
「ふーん、君達が新しく加わるメンバーか」
スピリタスをストローでズズズと啜り、バーに集まった面々を見る。
「アドラー、もう3本目ですよ・・・」
「大丈夫大丈夫、僕にとっては水みたいなものさ」
工業用アルコールでも飲めるからね、僕は。
僕は肝機能まで最強なのさ!
「・・・あんたは何者だ?」
僕的には君の方が「何者だ?」って感じなんだけどなぁ。
皮膚どうなってるんだいそれ?
「いい質問だね継ぎ接ぎ君。僕はア・ドライグ・ゴッホ、アドラーって呼んでくれ!」
「・・・え?それで終わり?」
ロン毛の男・・・男?マグネが微妙な顔をしている。
あっ、個性教えてなかったね。
「あー、個性は『邪竜』だよ。龍とかドラゴンっぽいことは何でもできる」
「いや、そうじゃなくて。もっとこう・・・自己紹介というか」
「えっ」
なんか他に言う事あったかな・・・好きな食べ物とか?
いやー、自己紹介とかここ50年くらいやってないからね。
何を話そうかな・・・。
「うーん・・・そうだ!僕はこの中で唯一、定職に就いてるよ!」
「・・・もっと他に言う事があっただろ」
弔がジトーっとした目で見てくるけど気にしない。
「へー、どんな仕事をしてるんですか?
指名手配犯の女子高生・・・トガヒミコが首をかしげる。
いやー、なつかしいね。
僕にも女子高生だった時代が・・・あれ?なくない?
よく考えたら学校は襲撃したことしかなかった。
「僕は書記長をしてるよ」
「書記長?ハッ、生徒会かなんかか?」
荼毘が鼻で笑って言う。
あー、普通そっちが出てくるよね。
「いや、共産党の」
「・・・は?」
弔を除いた全員が固まる。
「えっ・・・ちなみに、どこの国の?」
全身タイツマンことトゥワイスが恐る恐るといった感じで尋ねる。
「もちろん、ソビエト連邦だよ」
「・・・」
「・・・あー、つまりどういうことだ?」
弔だけわかっていない様子。
まあ学校とか行ってないだろうしね。
「・・・こいつはソ連のトップ、つまり国家元首ってわけだ」
「は?なんだそれ初耳だぞ」
「いやー、AFOから聞いてるもんだと思ってたよ」
恐れよ!崇めよ!
君達は今世界最大の国家、ソビエト連邦のトップの前にいるんだ!
「・・・国家元首が敵とつるんでたらまずいだろ」
「あー、大丈夫大丈夫。ソ連の法律上僕のすることは全て合法だから」
僕がルールだ!
「そんな話は置いといて。弔は一体何をするつもりなんだい?」
またどこかに襲撃でも仕掛けるのかな?
今回集めたのはただの雑魚じゃないようだし、タルタロスに殴り込みとか?
「合宿中の雄英を襲って、生徒を拐う」
「ふむ・・・そしてバラバラ死体にして遺族に送りつけ、解体の様子をネットに公開する、と・・・」
嫌がらせとしては効果的だね。
どんどんヒーローへの不信感を煽っていこう。
現体制への不信感を煽るのは、国家転覆の基本だからね。
「しねえよそんなの。勧誘だ」
「発想が物騒すぎるだろ!」
あれ、違ったか。
勧誘・・・良い個性を持ってるのがいたのかな?
「・・・標的は?」
「こいつらだ」
こっちに投げられた1枚の写真。
「・・・この人相悪いやつね。OKOK」
「今回の作戦は荼毘が指揮する」
荼毘・・・継ぎ接ぎ君か。
「よろしく頼むよ?継ぎ接ぎ君」
と、言うわけで合宿襲撃。
僕の仕事は、妨害してくるヒーローの排除。
スピナー達についていくことになってる。
スピナーって、個性的に僕の超下位互換みたいなものじゃん?
親近感湧いちゃうよね。
「スピナー、君の尻尾は切ったら再生するのかい?」
「しねーよ!俺の個性は『トカゲ』じゃなくて『ヤモリ』だ!」
トカゲとヤモリの違いってわかりにくいよね。
ヤモリとイモリは爬虫類か両生類かの違いがあるんだっけ?
「ああ、そうだったね。・・・ヤモリってことは、壁とかに引っ付けるってこと?」
「まあ、できるな」
ふむふむ。それはなかなか使えそうだね。
天井に張り付いといて奇襲とかさ。
「・・・室内戦なら活躍できそうだよね。壁から壁に飛び移って攻撃とか」
「・・・ふむ、今度試してみよう」
まあ、そんなことより筋トレが君には必要だと思うけど。
尻尾がある分、自分の肉体での攻撃の手数は多くなるからね。
集団戦とか、尻尾での薙ぎ払いが効果的な場面はいっぱいだ。
暴力は正義!
さて、そんなことを話しているうちに作戦開始の時間だ。
翼を展開し、準備は万端。
「さあ、楽しもーう!」
「まあ、最初は様子見するけどね」
上空から観察しておく。
実は羽ばたかなくても飛んでいられるので、音ではバレてないはず。
翼は飾りだ!
スピナー達がどのくらいやれるか把握しておかなきゃ。
うーん、マグネはなかなか強いね。
プロヒーローとも普通にやりあえてる。
それに比べてスピナー・・・なんだいその剣は?
大剣が欲しいならあげるのに・・・。
結構戦えてるからいいけどさ。
「あ、やっば!」
スピナーの動きが止まった。
相手の個性かな・・・隙だらけで危なーい!
「よいしょっ!」
「なっ・・・」
全速力で降下し、スピナーに攻撃を仕掛けようとした女を尻尾で吹き飛ばす。
何本か折った感触があったけど、死んではなさそうかな。
「マンダレイ!」
「はい、君もおしまーい」
マグネと戦ってたほうにも尻尾を伸ばす。
心臓狙いで一直線・・・と思ったら。
「あれ、なんかぶつかった?」
横から蹴られて軌道が逸れた。
蹴ったのは緑髪の少年・・・なんかボロボロじゃない?
「ま、いいや。標的じゃないしやっちゃおっと!」
自分の尻尾を引き千切り、中から剣を取り出す。
「・・・どうなってんだよそりゃ」
スピナーがちょっと引いてる。
そりゃ目の前で急に自傷行為したら引くか。
「これは
え?八岐大蛇は蛇だろって?
個性が龍判定してるから龍なんだよ!
僕もびっくりしたよ、トカゲみたいに尻尾切ってみたら中から剣が出てきたときは。
「今回はこれで行ってみようかなっ!」
緑髪に接近、剣を叩きつけ・・・
「させるかっ!」
「おっと、危ない」
さっき吹っ飛ばしたやつが妨害してきた。
多分肋骨折れてるのによく動けるね。
「マンダレイ!相澤先生からの伝言です、テレパスで伝えてください!」
へー、テレパスか。
戦闘向きじゃなさそうだけど、日常生活に役立ちそうだね。
「A組B組全員─プロヒーローイレイザーヘッドの名に於いて戦闘を許可する!!」
イレイザーヘッド・・・ああ、あの脳無にボコボコにされてたやつね。
「それと・・・」
「ペラペラ喋ってる余裕があるのかい?」
剣を地面に叩きつけ、足場を崩す。
「うわっ!?」
「じゃ、さよなら」
今度こそ、剣が緑髪に到達・・・しなかった。
「ちっ・・・今度は君か!」
マグネと戦ってたほうが割り込んできた。
雑魚のくせに妨害だけは一丁前だね。
ほら、そのせいで緑髪に逃げられた。
「ムカつく・・・」
なんで僕に気持ちよく蹂躙させないんだい?
いや、僕が縛りプレイしてるのが悪いんだけどさ。
「はあ・・・スピナー、剣の使い方の手本を見せてあげよう」
パワーは正義。速度は正義。
相手が反応できない速度で、必殺の一撃を叩き込め。
「剣の使い方は・・・こうだ」
「ガフッ・・・!?」
地面を踏み込み、猛烈な速度でマンダレイとかいうやつの腹に剣を突き刺す。
腹を貫通した剣先は木に突き刺さり、マンダレイを木に繋ぎ止める。
「マンダ「よっと」グハッ・・・」
剣がなくなったので、素手でもう一人の腹をぶち抜く。
縛りプレイは僕の趣味ゆえ、律義に守る必要はない。
卑怯とは言うまいな・・・。
「おお!」
「やっぱりあなた、めちゃくちゃ強いじゃない」
2人でかかって倒せなかったやつらを瞬殺だからね。
ふっ、また僕の偉大さを見せつけてしまったな・・・。
「と、言うわけでスピナー。帰ったら筋トレだよ」
「あっはい」
目指せ暴力の化身!
『開闢行動隊!目標回収達成だ!』
無線で連絡が入った。
どうやら、Mr.コンプレスがやったらしい。
「あとは帰るだけ・・・ほら、行くよ」
「ちょっと!?」
「うおっ!?」
マグネとスピナーを抱え、空に飛び立つ。
レッツゴー合流地点!
「うーん、派手にやってるね」
地上は炎と氷でしっちゃかめっちゃかな状況だ。
荼毘達が生徒と交戦中らしいね。
よーし、僕が一掃してあげよう。
「あー、もしもし。聞こえるー?」
無線を通じて荼毘達に呼びかける。
「上からそのへん吹き飛ばすからさー、50メートルくらい後退してー」
『わかった』
「ちょっとちょっと、何する気?」
ふっふっふ。
ドラゴンの代名詞とも言える技を見せてあげよう!
「あ、よいしょ」
「「おわぁーっ!?」」
一旦マグネとスピナーを上空に放り投げ、肉体を変化させる。
鋭い牙!
鱗に覆われた強靭な肉体!
そしてデカい!めっちゃデカい!
そう、ドラゴンボディー!
「いてっ」
「あ痛っ」
2人を肩でキャッチして発射体勢に入る。
荼毘達を巻き込まないよう、出力は5%くらい。
発射角調整!標的、雄英高校生!
放て!
爆炎が地上を包み込み、生徒がいた辺りを焼き尽くす。
そして跡には焼死体だけが・・・あれ?
「・・・あそこだけ焼けてねえぞ!」
スピナーが指差した方、焼け残った一角に倒れてるのは・・・紅白頭か。
さては、氷で炎を防いだな?
他の奴らも焼けてない所にいるし・・・まあいっか、逃走できれば。
「よっと」
姿をもとに戻し、スピナーとマグネを抱える。
そして、地上にいる黒霧の側に降り立った。
「さーて。黒霧、ゲート開いて」
「よろしいんですか?目標を奪還されたようですが・・・」
「ああ、あれコンプレスの手品だよ。そーれ!」
スピナーとマグネをゲートに放り込む。
高校生は騙せても、手品見破り検定1級の僕には通用しない。
「ほら、口の中にあった」
ちょうどコンプレスが相手に見せて・・・むっ!
「こら、油断はよくないよ!」
Mr.コンプレスを翼で包み、飛んできたレーザーから庇う。
「うおっ!?すまねえ、助かった!」
不意打ちとはなんて卑怯なやつだ!
それでもヒーローか!
・・・あ、まだヒーローじゃなかったわ。
まあいい、さっさと帰ろう。
「待てっ!」
ボロボロの緑髪が叫んでる。
哀れな雑魚をちょっと煽ってから行こうかな。
「叫ぶだけしかできない哀れな雑魚・・・。クラスメイトも助けられないのに、ヒーローになんてなれるのかい?」
ざーこざーこ。
一生惨めに叫んでろ!
「アドラー、さっさと行くぞ」
「はいはーい。じゃあ、アデュー!」
そして、敵達は姿を消した。
マンダレイ・・・消化器系に大ダメージ、肋骨3本骨折。重体。
虎・・・腹に穴。マジでヤバイ。瀕死。
轟焦凍・・・アドラーちゃんの炎からみんなを庇って腕に火傷。軽症
原作より被害が拡大している・・・大丈夫かこれ?
頑張れスピナー!行けるぞスピナー!
アドラーちゃんは君に期待しているぞ!