邪竜系美少女アドラーのヴィラン活動   作:AFOの手下

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アドラーちゃんは、敵連合の戦闘技術も高めています。

スピナーに大剣を渡して必殺剣技を編み出したり、トガちゃんとナイフ投擲の練習をしたり。

トゥワイスに銃の構造を詳しく教えて、増やしたやつが全部小銃持って突撃するようになったりしています。やばいね。


アドラーちゃんと複雑な家庭事情

「これ以上街に被害を出させるな!」

 

「ここで抑えるぞ!」

 

いやー、さすがに数が多いね。

 

今、僕はスケプティックをお姫様抱っこして弔の所に向かっている。

道中街を焼き払いながらね。

 

「そーれ、灰になれっ!」

 

「ぎゃああっ!」

 

一人一人は大した事ないんだけど、スケプティックを庇いながらだから動きが制限される。

 

街中を飛んでるから、建物の影からちょこちょこ飛び出してきてうっとうしい。

 

「ふわふわ飛びやがってー・・・あ、そうだ!」

 

ブレスより簡単に撒き散らせるのがあるじゃん!

 

「スケプティック、ちょーっと髪を押さえといて。燃えるよ」

 

「なにをする気だ!?」

 

「荼毘のマネ!」

 

荼毘の炎は僕のよりだいぶ温度が高いんだけど、僕の炎でも殺傷能力は十分だ。

 

右の手のひらに穴を空け、無理矢理そこに口を生成する。

技名もそのまんまじゃ面白くないから、ちょっとアレンジしよう。

 

「赫灼熱拳 パーガトリーバーン!」

 

「うおぉぉぉぉ!?」

 

回転しながら炎を撒き散らし、向かってきたヒーローを消し炭にする。

ヒーローの背後にあった建物も、僕の炎で熔解した。

 

全力で放った炎は色が変化し、所々荼毘みたいな青い炎になっている。

 

「あっつ・・・これは連続して使えないね・・・」

 

威力は申し分ないけど、火力が高すぎてこっちまで焼けちゃう。

再生能力もなしにこんなの撃ってたら、そりゃ肌もあんなふうになるよ。

 

「ま、すぐ治るけど」

 

実は、荼毘にはもう血をあげたんだよね。

だから肌も再生できるんだけど、このあとの演出のためにわざと再生していないままでいる。

 

ビックリする顔が楽しみだよ・・・エンデヴァー。

 

「邪魔者もいなくなったし、弔のところへレッツゴー!」

 

 

 

 

 

「おー、あのでっかいのも着いてるじゃん!」

 

うーん、思ったより弔はボロボロ・・・っていうかもう死んじゃうよあれ!

 

とりあえずスケプティックを降ろさないと!

 

「スケプティック、パソコンちゃんと抱えといたほうがいいよ!」

 

「ちょっと待てなにする気だうおわぁぁぁ!?」

 

でっかいのの背中にスケプティックを降ろし、即座に弔の方に向かう。

 

お、いつぞやの紅白頭にエンデヴァー。

あとその他雑多なヒーロー達。

 

「弔ー!助けに来たよー!」

 

「「アドラー!?」」

 

びっくりしたような顔をする紅白頭と・・・角の生えた美少女。

親近感湧いちゃうけど、好みじゃないね。

 

「ペチーンと!」

 

「キャアッ!?」

 

尻尾を伸ばし、角の美少女を吹き飛ばす。

今用事があるのは紅白頭・・・荼毘の弟だけだからね。

 

「紅白頭の・・・焦凍君だったかな?君って、エンデヴァーの息子なんだろう?」

 

「・・・それがどうした!」

 

「君に兄はいるかい?行方不明とか、死んでるとか」

 

「・・・っ!?」

 

まあ、これ以上は荼毘の暴露ショーのネタバレになっちゃうからやめとこう。

 

「ま、いいや。新技で始末してあげよう!」

 

右手の口から炎が溢れ出す。

 

「てめえ、それは・・・」

 

「パクリじゃないよ?僕の方が君達より火力高いしさぁ!」

 

最大火力で消し炭にしてあげよう!

 

「「赫灼熱拳─」」

 

「噴流熾炎!!!」

 

「ジャッジメントバーン!!!」

 

さっきのとは違う、一点集中タイプの炎!

温度が違うんだよ、温度が!

 

「ぐ・・・うっ!」

 

「ははっ!そんな炎じゃ、火傷にもならないよ!」

 

ある程度相殺されたっぽいけど、ダメージは大きいだろうね。

 

「ショート!」

 

「心配しないでよ、エンデヴァー!ちょっと表面に焦げ目がついたくらいだからさぁ!」

 

焦凍だけに!

・・・あまりおもしろくないねこれ。

 

「おーいアドラー、そろそろ始めるぞ!」

 

「はいはーい!」

 

さあ、ショータイムだ!

 

 

 

 

 

 

「荼毘!!!」

 

うーん、エンデヴァーは全然気づいてなさそうだね。

自分の息子のこともわからないなんて・・・ひどいやつだよ。

 

「酷えなァ・・・そんな名前で呼ばないでよ・・・」

 

「そうそう。君達もよく知ってるだろう?彼には・・・」

 

「「燈矢って立派な名前が あるんだから」」

 

今明かされる衝撃の真実!!

 

いやー、僕もビックリしたよ。

荼毘に血をあげたとき、彼の身の上話を聞かせてもらったんだけど、まさかエンデヴァーがそんなクソ野郎だったとはね・・・。

 

「顔はこんなになっちまったが・・・身内なら気づいてくれると思ったんだけどなぁ」

 

「目の色とか、顔の特徴は残ってると思うんだけどねー」

 

個性とか、色々ヒントはあったんだけどね。

でも、君達は気づかなかった。

 

「でも俺は忘れなかった」

 

「君は彼を忘れた」

 

「言われなくてもずうっとお前を見ていた」

 

「君は彼を見なかった」

 

勝手なやつだよ。

オールマイトを超えるヒーローになれって言ったり、ヒーローを目指すのをやめろって言ったりさあ。

 

「皆が皆清廉潔白であれとは言わない。おまえだけだ」

 

「No.1は皆のお手本になるような存在でなきゃね」

 

「事前に録画しておいた俺の身の上話が、今全国の電波とネットを走ってる!」

 

なるほど、それならヒーローへの不信感も高まるよね。

ヒーローの息子が(ヴィラン)になってて、しかもその原因が父親とか。

 

「いけねえ、なんだか愉しくなってきた!」

 

荼毘が踊りだす。

この日をずーっと待ってたんだから、楽しくもなるよね!

僕も踊っておこう。

 

「どうしたらお前が苦しむか、人生を踏みにじれるか!あの日以来ずぅぅぅぅぅぅぅっと考えた!」

 

「君が『最高傑作』に構ってる間もね!」

 

荼毘・・・燈矢が死んだことから、何も学習してないよね。

懲りろよ、ちょっとは。

 

自分の子供の意思とか、考えられない?

 

「念願のNo.1はさぞや気分が重かったろ!?世間からの賞賛に心が洗われただろう!?」

 

「『俺を見ていてくれ』とか・・・笑っちゃうよね!」

 

荼毘はずーっと君を見ていたよ、エンデヴァー(繰り上げ1位)

 

「子どもたちに向き合う時間は、“家族の絆”を感じさせただろう!!?」

 

「燈矢には向き合わなかったのにね!」

 

なんでそれができるんなら、燈矢に向き合ってあげなかったんだい?

 

少なくとも瀬古杜岳に行っていれば、『燈矢』は『荼毘』にならなかっただろうに。

 

「未来に目を向けていれば、正しくあれると思っただろう!!?」

 

「君がまず向き合うべきは過去だった!向き合ったところで、取り返しがつかないと分かるだけだろうがね!」

 

悔いろ。己の罪を。

家族を死なせて何がヒーローだ。

 

「知らねェようだから教えてやるよ!!!」

 

「「過去は消えない」」

 

自分の首を絞めるのは、いつだって過去の自分自身さ。

 

「ザ!!自業自得だぜ」

 

「さァ一緒に堕ちよう轟炎司!!」

 

地獄(こっち)息子(おれ)と踊ろうぜ!!!」

 

「・・・燈矢は死んだ。許されない嘘だ」

 

「俺は生きてる。許されない真実だ、お父さん!!」

 

ノリノリだね、荼毘。

 

「疑ってんなら証拠を見せてやるよ・・・」

 

そう言うと、荼毘の焼け爛れた皮膚が再生を始めた。

 

「この顔ならさすがに分かるよなァ、エンデヴァー!!!」

 

「・・・」

 

エンデヴァーは完全に固まったね。

さーて、ここで僕からも追い打ちいっちゃおうか!

 

「いいことを教えてあげよう、エンデヴァー。荼毘は僕の血を飲んだことで、個性が強化されているんだ」

 

個性の変質は、全体的な出力の上昇だけだった。

しかし、それによって荼毘自身も知らなかった力(・・・・・・・・・・・・)が現れた。

 

「そしたらどうだい!なぜか延々と炎を放っていられる(・・・・・・・・・・・・)じゃないか!」

 

いやー、荼毘もびっくりしてたよ。

だって自分が・・・正真正銘、エンデヴァーの望んだ『最高傑作』と呼べる存在だったんだから。

 

「そのタネは・・・『内部からの冷却』だよ」

 

荼毘の個性は、ただの炎熱系ではなかった。

体内の温度を冷やせる・・・いわば『内冷外燃』だったんだ。

 

「僕の血は、あくまで元々あった個性を強化しただけ。つまり訓練を続けていれば──オールマイトを超える最強のヒーローが、誕生していたかもしれないね」

 

いやー、そんなのを相手にすることにならなくてよかったよ。

オールマイトと同時に相手をする羽目になったら、さすがに僕でも捕まりそうだからね。

 

「ありがとうエンデヴァー。君のおかげで、僕達は頼れる仲間を手に入れたよ」

 

そして荼毘とハイタッチする。

いやー、愉快愉快!




アドラーちゃんは社交ダンスからパラパラまで、なんでも踊れます。

アドラーちゃんは純度100%のアルコールを50リットルくらい飲ませると酔っ払って、ダンスを踊り始めます。

ぶつかったら死ぬくらいのスピードで踊るので、酔っ払ったアドラーちゃんからは距離を取りましょう。
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