邪竜系美少女アドラーのヴィラン活動 作:AFOの手下
AFOって全盛期オールマイトが迫ってくる悪夢よく見てそう。
「・・・マイト、オールマイト!」
私を呼ぶ声が聞こえる。
誰だ?
微かに聞き覚えのある、この声は・・・
「みんな・・・!」
「オイラたちが来た!!」
みんなが、ワープゲートを通ってやって来たその時。
空から何かがものすごいスピードで降ってきた。
ドゴン!
「うわっ!?」
「なんだ一体!」
土煙の向こうに、誰かが立っている。
「いやー、なんとか間に合ったね!」
その声に、その場にいた全員の顔が青褪める。
そんなまさか。ありえない。
「なんで・・・」
「AFOにやられたはずじゃなかったのか・・・!」
その人影は巨大な翼を広げ、土煙を吹き飛ばした。
一対の角を持った、金髪の女。
「アドラー・・・!」
AFOに殺されたはずの彼女が、傷一つない姿でそこに立っていた。
「やあやあ諸君!最終決戦って感じだねぇ!」
まずい。
万全の状態の彼女を、AFOと同時に相手をするのは不可能だ。
「・・・アドラー。なぜ君が生きて──」
僕達が抱いたのと同じ疑問を、AFOが口にしたその時。
「黙ってろカス」
アドラーが、AFOを尻尾で吹き飛ばした。
「・・・は?」
その場にいた全員の頭に、?マークが浮かぶ。
なんで味方を攻撃したんだ?
「説明しよう!
「僕達?」
僕の言葉に、アドラーはニッコリ微笑んだ。
「そう・・・敵連合全員をね」
巨大な翼の後ろから現れたのは、見覚えのある6人だった。
「・・・弔もだ「うるさいゴミ」
驚きの声をあげたAFOだが、またもアドラーの尾で叩き潰される。
「あのゴミが、僕と弔のこと裏切ったでしょ?だから今は・・・」
そう言ってアドラーは、AFOの方を向く。
「お前の敵だクズ野郎」
「散々俺達に被害を出してきたお前らを信用しろと?」
隻眼のヒーロー・・・イレイザーヘッドがこちらを睨む。
まあ、疑うのも無理はないよね。
「よく考えてよ。僕が騙し討ちなんてする必要ある?」
こんな死に損ないの集まりなんて、赫灼熱拳で焼き払えば終わりだよ。
「君達に信用してもらうために、スペシャルゲストを連れてきていまーす!」
尻尾でつついて、翼の影に隠れている
「・・・もう大丈夫!何故って?」
その声に、その筋肉ムキムキの姿に、ヒーロー達が息を呑む。
「私が来た!!!」
「「「オ、オールマイト!?」」」
なんでオールマイトが、筋肉ムキムキだった頃の姿でいるのかって?
それはね・・・
AFOの所に向かってる途中、瀕死のオールマイトを見かけてね。
AFOがオールマイトにビビってたのを思い出して、戦力に加えたいなーって思ったんだ。
「やあ、おはようオールマイト」
「アドラー・・・!?AFOに殺されたはずでは・・・」
「あー、うん。僕、裏切り嫌いだからさ。今からAFOをぶっ殺しに行こうと思ってるんだ。戦えるようにしてあげるから、一緒に来ない?」
僕の言葉を聞いて、オールマイトとトゥワイスはビックリしたような顔をして言った。
「・・・何を言ってる?」
「マジかよ!」
まあ、そういう反応になるか。
「戦力は多いに越したことはないし、AFOはオールマイトにビビってる。僕の血を飲めば、体の傷は治るし肉体は強化されるから、個性抜きでも全盛期の3分の2くらいのパワーは出せるようになるはずだよ」
歴代OFA継承者の中で、オールマイトだけなんかおかしいよね。
AFOも「オールマイトだけ強すぎない?」みたいなこと言ってたし、オールマイト本体の身体能力がおかしいと思うんだよね。
「騙そうとなんかしてないよ?だってそんなズタボロの君なら、小学生でも殺せちゃうからね」
殺す気なら、もうとっくにミンチか消し炭になってるしね。
「信じて・・・いいのか?」
「もちろん。僕は裏切らないよ?君達が裏切らない限りね」
条約は破るけどね!
・・・てなことがあったのさ。
「オールマイトだと・・・アドラー貴様っ!」
「うるさいんだよビビリジジイ。いい年して魔王とか名乗るなよキモいなあ」
100歳超えてるのに魔王ごっこなんかするな!
「なんだと・・・?」
「他人の体をパクってイキるなよブラコン野郎。仕事しろ無職」
冷静に考えると、100歳超えて魔王ごっこしてるブラコン無職野郎ってヤバくない?
冷静に考えなくてもヤバかったね。
「・・・言わせておけば「喋るなって言ってるだろカス」「DETROIT SMASH!」
同時攻撃でAFOを地面に叩きつける。
しかしAFOも即座に体勢を立て直し、反撃してくる。
「うわっと・・・見ての通りだよ!今は僕達を、信用してくれてもいいんじゃないかい!?弔達もカモン!」
僕の合図で、弔達もAFOへの攻撃を開始する。
体を燃やされ、削り取られるが、もはやよくわからない状態になった体はどんどん再構築されていく。
「・・・ッ!全員、敵連合とオールマイトを援護しろ!AFOへの道を開け!」
よーし、とりあえず協力はできそうだね。
これで「信用できるか!死ね!」とかなったら困ってたよ。
「・・・で?なんであの少年を、AFOの所に行かせるわけ?」
パワーなら僕とオールマイトの方が上だろうし、ズタボロの少年1人ではAFOを倒せなさそうだけど。
「OFAを無理矢理継承させる!緑谷少年の分も合わせた9代分の力ならば、体が耐え切れずに崩壊するはずだ!」
「なーるほど!」
飛んでくる攻撃を叩き落とし、AFOの本体へと接近する。
「オォォォルマイトォォォ!!!」
すごい声を上げながら、オールマイトに集中攻撃を仕掛けるAFO。
「TEXAS SMASH!」
しかし、その全てを一撃で粉砕するオールマイト。
やばくない?強すぎじゃないかな。
スピナーには細切れにされて、弔に崩壊させられた部分を無理矢理切り離して。
なんとか繰り出した反撃も、ヒーロー達に止められて。
ヒーロー・敵連合の総攻撃で、AFOはだんだん押し込まれていた。
「よーし、あとちょっとで・・・うわやばくない!?」
AFOまであと少しという所で、緑谷出久の両サイドから攻撃が迫る。
「DETROIT SMASH!」
「赫灼熱拳 ジャッジメントバーン!」
ふう〜、なんとか間に合った。
「オールマイト!」
「行ってこい!緑谷少年!!」
そう言って、オールマイトが緑谷をAFOの所に投げ飛ばす。
そしてついに・・・緑谷が、AFOに辿り着いた。
「よっしゃー、いけー!」
緑谷の拳がAFOを打ち砕く。
しかしAFOは、無理矢理肉体を再構築しようとする。
「黒霧!散らせ!」
えっ、黒霧!?
見ないと思ったら、あんなにボロボロになっちゃって・・・。
「グオッ・・・」
黒霧のワープホールにより、AFOの肉体が上下に引き裂かれる。
「AFO・・・!!お前を許しはしない。けれど、理解できない化物だとも思わない」
「・・・やめろ」
「お前は魔王なんかじゃない」
「見るな」
なおも抵抗を続けるAFOを、世界を裏で支配した巨悪を。
「お前はただの、寂しがりな人間だ!」
緑谷出久が、完全に打ち砕いた。
爆豪君はAFOがアドラーちゃん(分身)の個性を奪ってさらに強くなったため、原作よりギリギリで勝利。
ガチで動いたら死ぬ状態のため、飛んでこれていません。
オールマイトは消化器系が全回復し、ずっとマッスルフォームのままでいられるようになりました。
個性は復活してないので、血で強化された肉体とフィジカルで戦っています。力こそパワー!
次回、最終回です。