炎の神
ギャングオルカに向け、空中から炎を纏った体で頭を殴る。
ただのパンチだが炎を纏い、なおかつ俺のすごい身体能力から放たれる一撃を頭にクリーンヒットさせた。この一撃は確実にギャングオルカにダメージを与えているだろう。
そのまま空中で回し蹴りを放ち、着地する。
その直後、ギャングオルカはあまり動じずに言う
『先程の雷も今のパンチとキックはなかなか良いぞ、並のヴィランならもうすでに戦闘は終わっているだろう。』
『しかし相手がそれを食らったうえで動けた場合、君の攻撃は隙が多い。』
そして着地の隙を狙われ、ギャングオルカに殴られ...ない!
『何ぃ!』
炎の神
個性『シャチ』は強力だが、その身体能力は俺の炎を吹き飛ばすほどではない。
よって俺の攻撃は通るがギャングオルカの攻撃は俺には通じない。
つまりサンドバック状態である。
「オラオラオラオラオラオラオラオラ」
ギャングオルカへ拳を振りまくる。 いわゆるラッシュというやつである。
「オラァッ」
そしてトドメの一撃を食らわせる。
『グハァッ』
そのままギャングオルカは吹き飛びビルにツッコミ、倒れた。
そして
『えー、只今をもちまして配置された全てのHUCが危険区域より救助されました。誠に勝手ではございますが、これにて仮免試験全行程は終了となります!』
お、他の奴らもなかなか早いじゃん。
ま、高校のヒーロー科だし当然か。
そんな事を考えてると
『集計の後、この場で合否の発表を行います。怪我をされた方は医務室へ。他の方々は着替えて、しばし待機でお願いします。』
アナウンスに従い更衣室で着替え、合否判定を待つ。
『皆さん、長いことお疲れ様でした。コレより合否の発表を行いますが、その前に一言。今回の採点方式ですが、我々ヒーロー公安委員会とHUCの皆さんによる二重の減点方式であなた方を見させてもらいました。つまり、危機的状況でどれだけ間違いのない行動をとれたかを審査しています。以上の言葉を踏まえた上でモニターをご覧下さい。合格の方は五十音順で名前が載っています。』
俺の名前を探すとすぐに見つけた。
まあここまでしても合格じゃないなら、むしろ何をすればいいかわからないっていうレベルだったからな。
『えー、はい、じゃあ皆さん結果は確認しましたね。続きましてプリントをお配りします。採点内容が詳しく記載されていますので、しっかり目を通して下さい。』
98点か...かなりいいな
その後は仮免は緊急事態にのみ効果を発揮することやこれを持つことの責任についてなど色々聞かされた。
そして仮免許証を受け取り、仮免試験は終わった。
俺は速攻帰宅し、親に合格したと伝えた。
父も母も「よくやった」とか「流石だ」とか色々褒めてくれた。
そして自分の部屋に戻った俺は、もう一度自分の個性を確認することにした。
個性『神降ろし』
自身がその神の実在してると思えば思うほど、信仰すればするほどその神の権能を引き出せる。
神に力を借りることのできるこの個性は様々な使い方がある。
自身や味方の身体に神を降ろし、降ろした神の力を使うことができる。基本的な方法。
複数の神の権能を組み合わせることで、通常よりも強い権能を行使する。
本来使える権能よりも強力な権能を使える。
武器や道具に神の権能を付与する。
今使えるのはこれくらいか。
もっと色々できるようにしないとな。
そして2年後
俺は雄英高校の入試会場にきていた。