湖畔に宿る苗木  ~義兄・グンヒルド~   作:灸丘

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評価欄に☆:9が付いて絶頂してしまいました。失礼。有難うございます

えー、幕間と原作交互にしようとしたら余りにも難産極まれりみたいな戦闘描写になってしまっているのでもう暫くのお待ちを。1万字越えてますのでね、vs召使 
・自分は第三位~第四位の間に埋められない差があると思ってる人間なので弱く見えてしまうかもしれませんがまぁそんなもんでしょ



ということである日(淑女に対して宣戦布告した日の夜)の酒場の一幕です。
自分も少し前に二十歳となり酒を飲める年齢にはなりましたが人の奢りで吞める酒が一番美味いですね、偶にゲロった後の二次会カラオケで室内が暑すぎるのは悩みもん。

登場キャラ

ジェレミア(酒カス、偶にヤニカス)
ガイア  (酒カスヤニカス)
ロサリア (酒カス兼ヘビースモーカーシスター)
エウルア (酒は好きだけどすぐベロン後爆睡)
ディルックの旦那「「お労しや兄上、、」」(呑兵衛2人)

リサ  (監視役)
ジン代理団長(本来監視する側のはずなのに監視される側になってしまったモンド二大ワーカーホリックの妹の方)「解せない」

オリキャラ2名
ジェレミアの直参部下と義息子(ジェレミア談)


エンジェルズ・シェアにて

西風、湖畔騎士ジェレミア・グンヒルド。

 

風神の神託によりグンヒルド家に養子として迎えられ西風騎士団に入団以降、訓練兵時代から親友のディルックと共に頭角を表し幾度もの魔物の侵攻を防いだ戦功が認められた事で弱冠15歳にして「湖畔騎士」の騎士爵位を。

18歳にして「魔龍ウルサ討滅」というモンド史に名を残す偉業を果たし騎士団開設以降、誰1人として納めることのなかった「西風騎士」の爵位を得た英雄である。

曰くモンドの矛、モンドの希望、西風騎士団最強部隊「湖畔衆」の筆頭。呼ばれ方は多岐に渡るが「モンドの英雄は誰か」という問いに対して4割が口を揃えて出す文字通りの生ける伝説である。

 

 

 

だが本人はその位に対して嫌悪感を抱かざるを得ない。何せその偉業をあと少し、数日でも早く達成していれば親友の父親を失うという最悪の事態にはならず、彼の親友も未だ騎士団に籍を置いていた事だろうからだ。しかし人の身では過去に戻ってやり直しなどという大それた事は出来ない。故に彼はこれからも「後悔などない」という顔をしながらその生を全うするだろう。

だがその顔の下には数多の後悔が重なっている事を殆どの人間は認識してすらいない。

 

で、そんなモンドの英雄は今夜、文字通りの遅すぎる休憩時間に騎士団の気心の知れた面子を引き連れ「城内一の酒場」と評される「エンジェルズ・シェア」という色んな意味で彼の「お気に入り」の酒場の中で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親友にダル絡みを続けていた。

 

 

 

 

 

ジェレミア「あぁぁァァァ〜〜〜〜。フゥァァァァァァァァァァ。飲みすぎたかも〜しれない〜」

ガイア「その程度か?前はもっといける口だったろうに」

ロサリア「そうよ、まだ腹四分目って所でしょう?あっお代わりお願い。大ジョッキを6杯分ね。」

エウルア「貴方達ねぇ、、、ヒック少し はおーなーをヒック労って、、 ヒック」

 

「うるせ〜!! 夕方まで箱積みの書類片付けてその後人生史上五本の指に収まるカスとゴミと肥溜めの集合体みてえな女の相手させられたんだぞ!?お前らはもっと俺を労われ!ウソ!やっぱいい!それにまだ書類が山のようにあんだよヴァ〜〜カ!あ〜あ〜!明日ゲーテホテルん中でファデュイの奴ら全員野垂れ死んでたりしてくんねぇかなぁ〜〜〜!!」

「ディルック!お前はやっぱ騎士団にいるべきなんだァァァァ!戻ってこい!ワイナリーの職務なら十分に時間を作ってやる〜!完全週休2日 いや3日制でどうダァ〜〜!!流石の俺でもこれいじょはぁぁぁ〜〜〜あっすみません!追加注文でぇ〜〜イカ揚げとプレッツェルとカプレーゼを2つずつお願いします!あとサラダを3つとフラワートルティーヤを2セットォ〜〜テイクアウトで〜〜!」

 

友人の事だから幾らでも職権濫用上等!の精神なこの男は、、、、

 

 

 

 

 

ディルック「なんだこの地獄の具現化みたいな光景は、、、」

 

ディルックはそっと目を閉じ、、二度と開けたくなかった。開けたらまた地獄の景色を視界に入れなければならない。開けなかったら脳裏にまだ子供だった頃の自分達が酒蔵からワインを盗んで今は亡き父に無茶苦茶怒られた、というあの尊い日々が浮かぶとなると余計に目を開けたくなかった。現実は非情である。いつも彼の目に入れたくない光景をこれでもかと映し続ける。

 

 

 

ディルック「はぁ、、、副団長殿??」

 

「ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾ」

汚いからしゃぶる様に呑むな。

 

 

 

「   湖畔騎士殿」

 

「ゴクゴクゴクゴク」

ほんとコイツは、、、、、

 

 

 

「ジェレミア」

「プッハァァァァァ。あれえぇっ?!?ディルックゥゥ!!!帰ってきたのか!ゴメン!気づかなかったよォォォォ!!そうだよな!親友のお前が俺の事を名前以外で呼ぶはずないものなぁ!?フハハハハハハ!!!」

「うっざ」貴公子は反射で呟いた。

「聞こえねぇ〜〜!!」対して湖畔騎士は水の国で映影にて流された好みの背景音楽を聴くかのように心地よく流す。

 

 

「その高笑いヒック潜在的な恐怖ヒッがあるから辞めてってばヒック」

「酒場だとコイツのブレーキはないに等しい、言うだけ無駄だ。」

「私もそう思うわ」

 

「ディルック〜〜!!!」なんでコイツはキス待ち顔で突っ込んでくるんだ

「近い、臭い、暑苦しい、酒臭い。」

「アーン?お客様のオーダーだぞ???」

「お客様は神様とかいう天下の謳い文句なら破り捨てた」

「違あぁう!!休憩してここ座れって事ォォ!!」バンバン

 

本当にやめてほしい。

僕は酒が嫌いだ。一杯口に含んだだけでも三日はその後の職務に支障をきたすレベルには。

だがまぁ酒場の雰囲気は嫌いじゃないしむしろ好きな部類だ。

 

でもコイツらは別だ。

 

「ロサリアァァァ火ぃ貸して火。」

「俺もだ、忘れてきた」

「貴方達2人はオーナーに借りなさい。この子は私の命の灯火よ」

「スゥゥくぅゥ」

 

「「そうかぁ!?そうだなァァ!?!?そうかもなぁぁぁぁぁぁぁ!!!ディルックゥゥ!!」」

上から順に親友、弟、西風教会のシスターに寝言を言う波花騎士。そして再度ジェレミアである。

 

シュボッ

常時携帯しているライターで火を点け前に出す

「火が欲しいんだろう受け取れ」

 

「ち が う  」 顔をこれでもかと不満げに顰めるジェレミア

「はっはっは旦那様は薄情なお人だなぁ?俺達は旦那様のあっつい抱擁にも似た熱烈な火を求めてるのが分からないのか?悲しいなぁジェレミアァァ〜〜

 

 ジェレミア????おーいどこ行った???」

 

「アレよ。洞天の  壺????」

「アレか???」「アレよ ふぅぅ」

 

この一瞬であの原理がよくわからない家に転移したらしい

 

「で?旦那様は我らが副団長様の熱烈な想いには応えてくれるのかい???」

 

「何が熱烈な、だわざとらしい。あれが酒の席の会話だとなぜ分からないんだ騎兵隊長殿??」カタッ 吹き終えたグラスをテーブルに置き弟の方を向くが

「ロサリア火ぃ〜〜」

「はいはい」シュボッ

 

と言ったように話を途中で文字通り断ち切られ

「聞けよ!!!!」ダンっ!

貴公子とはなんだったのかという勢いでテーブルを強く叩く。

これには天国の父クリプスも涙を流している事だろう。

 

 

 

「まぁまぁディルックの兄さん、水でも飲んで落ち着いて下さい」と声を掛ける初老の男

「ああ、ありがとう、、、君は」

「申し遅れました、湖畔騎士衆直参、北狼隊隊長コリン・オルドです」

「オルドくんか、、すまない。覚えておくよ。」

「いえいえそれには及びません。

 ウチのジェレミアさんと姐さんとついでにガイアさんが申し訳ありませんでした」

 

 

 

「俺はついでかぁぁ〜〜」

「ガイア五月蝿い、本当にうるさいもう少し声落として」

「むにゃ、アンバー、恨むわよ〜スゥゥゥ」

 

と騎士団の面子から目を背けようとした瞬間

 

「フハハハハハハハハハ!復活!ジェレミア・グンヒルド!復活!!!」

という言葉とともに先ほどとは打って変わって正装かつ(今は朝か?)と疑ってしまうような生き生きとした顔をして旧友が現れた。

 

そしてあたりを見回して

「なんだこの地獄の縮図は!!!」

お前が言うなと言いたくなるのをグッと抑えた

「君もさっきまではこの一部だった」

「へぇ?まぁいいか」「良くないに決まっているだろ」

その言葉を聞き手元のカメラでシャッターを押すジェレミア。何故この地獄を収めるのか、、、、

 

 

 

「ジェレミア様、テイクアウトの商品ですが。サラダを3つとフラワートルティーヤを2セットでよろしかったでしょうか?」

「はい、早速の注文ありがとうございます。」

「サラダはいつも通り多めに入れておきました。毎度のご愛顧、誠にありがとうございます」

「いつも頭が上がりません、ありがとうございます。お前達!引き上げるぞ!先に出ておけ!ガイア!エウルアを洞天へ放りこんでおけ!」

「今アレ持ってないからお前が頼んだ。ちょ、やばいな先に出る」

「2つの意味でね」

「道にぶちまけるならファデュイのせいにできるからなぁ〜〜!安心してぶちまけろ!」

 

 

ディルック「いや、それは流石に駄目だろう」

ジェレミア「ディルック様のありがたぁいお言葉頂きました!ちゃんと袋に吐け」

ガイア「いぇっさ〜〜」

この3人を纏めてモンドの心ある大人は彼らをバカ三人衆と呼ぶ。

ここに今は遠征隊で活躍している若き測量技師や教会の呑兵衛助祭を入れていつもの光景である。たまに大酒吞みな吟遊詩人も加わる事によって若旦那の胃はストレスマッハ間違いなしである。

 

 

 

 

 

騎士団団長室にて

 

 

コンコン「団長入ります。」

ジン「あっ嗚呼!入室を許可する」ギィッ

 

 

 

ジェレミア「お待たせしました。」バタン

 

ジェ「ほい買ってきたよサラダとトルティーヤ。」

ジン「ありがとう兄さんこれで書類も」

ジェ「遅くても12時半には切り上げだからな」

 

「そんなっ!!」

ジェレミア&リサ「「ジン???」」

 

「はっはい!!!で   でもちょっとくらい「「駄目」」

「ううっ、、」

ジェ「ジン??約束しただろう?」

リサ「そうね、私が仲介人となって書類に記述して3人とも写しを持ってる筈だわ」

 

「まさか代理団長ともあろうお方が契約を一方的に破棄するだなんて事はなぁ????」

「ウフフフフフ。まさか?あの西風騎士団を纏めている蒲公英騎士様が???」

 

ジェレミア&リサ「「第三者を含めた契約を破るなんて事は???」」

 

悪魔、、いや天使と悪魔のサラブレッドがそこには確かに存在した

 

「うっ、、、あ  ありません」勝ったな

互いに顔を見合わせ親指を立てる両人、少し目を離せば過労に突き進む事間違いなしな代理団長の扱い方に関しては並ぶものなしである。

 

「まぁ取り敢えずはあと一時間だ集中してこれだけ終わらせよう」

「ジン?まずはお腹を満たしてからよ、ゆっくり食べなさい」

「そうだな、まずはお腹に入れな。少しずつゆっくりな?

 ただの栄養補給としてじゃなくてゆっくり美味しく頂きなさい。ほいリサにはこれ。」

コンと音を立てワイングラスが置かれる

 

「なぁに? まぁ!蒲公英酒じゃない、ありがと」

「どういたしまして、今日もお疲れさま」

「うふふそれじゃ私はこれで失礼するわお疲れ様ジン、ジェレミア。閑秦くんによろしく伝えておいて」

「ああ、お疲れ様。また明日」「はいよお疲れ」

バタン

 

「んっんんん~~~~」という声とともに腕を伸ばして体をほぐすジン

コキコキと首を鳴らし同時に手をほぐす俺

 

「さて、もうひと頑張りと行きますか」

「うん、頑張ろう兄さん」

「ジンはもう少し頑張らなくてもいいと言うか、、少し手を抜くとは言わないが少し余裕を残すくらいでも良いと思うんだがな」

「まぁこうなったのも兄さんの所為だから」

「いや昔から変わってない気がするんだが、、、」

 

 

 

 

「お父さん」

と2人しかいない執務室に第三者の声が響く。

未だ慣れなくて少し肩を震わせるジン、可愛い

 

ジェレミア、ジン「「閑秦、、、」」

 

閑秦「お父さん、ジンお義姉さんも、お仕事お疲れさま」

「ハハハ義息子に気遣われるほどとは、、、やっぱ疲労は溜まるか」

「取り敢えずエウルアさんの部屋に氷水と窓開けて空気の入れ替えしておいたよ」

「ありがとう閑秦、それで、、、どうしたんだ?いつもは寝る時間だろう??」

 

「その。一緒に食べたくて」「そっか」まあこのままだと黙々と食べ続けることになりそうだしな

「にっ兄さん???」「ん?」

「そっ その、、、キリもいいし休憩にしようか」おお、ジンが自分から休憩を!!

 

「おおっ!よし良いぞ休憩にしようか!閑秦、この袋を机に運んでくれるか?」

「うん!」

ピッチャーは、、、「はいコレ」と言う言葉とともに後ろにはピッチャーを握るジンがいた

「よくわかったな流石ジン」「ふふん、もっと言って」

「お父さん!運び終わったよ!僕も僕も!」トテトテと擬音が付くような歩幅で近づいてくる閑秦

「ああ、閑秦もありがとうな撫でてやろう」「ムフーっ」わしゃわしゃわしゃ

「ワシャワシャいやー!」と嬉しそうな閑秦と何か深淵のような眼をするジン

 

「はあぁ、ジン?」「なっなんだ兄さん」

「ホレ、おいで」 「いや、、でも、、そのっ」

「んじゃわかった」 「えっっっっ」ガバッ

 

 

「お兄ちゃんなんだからもう少し甘えることをジンは覚えなさい。

 別に何言われても怒ったりなんてしないんだから」

「で、、でも兄さんにわたしは頼りっぱなしで 「デモもだってもファデュイもないジンに倒れられたら今のモンドはモンドとは呼べなくなる。それは分かるだろ?」

 

「  兄さんなら「出来ないよ俺にはそんな凄いことは。俺は誰かを導けるような人間じゃない、簡単に言ってしまえば職務に関して言えば職待ち人間だからな。人から指示がないと動けない、そんな人間がトップに立ったらマズいよ。」

「でも、、兄さんならできるんじゃないか?」「ジンとは方向性が異なるだろうけど出来ないことはない、ただその瞬間もうそれは自由の国では無くなるね」

 

「兄さんはズルい、、、」「そうだなそういう人間だよ」

「でも凄いと思う、思わなきゃわたしは兄さんを上手く見れなくなるから」

 

うーーーん、、俺の妹があまりにもチョロいと思わなくもないと思う。

 

その後は遅めの夕食を30分ほど掛けて食べ終えお眠な関秦を一旦壺の中で寝かせジンとほぼ同時に明日までの書類と朝会の確認を終え帰路に着いた。

今日も疲れた、まあ十割方ファデュイの所為以外の何物でもないななどと考えながらシャワーを浴びて就寝しようとしたら俺のベッドを占領していた妹を部屋から運んでジンのベッドに寝かせ閑秦を壺から出して目を閉じた。

 

「お休み閑秦」

「おやすみなさいお父さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




こういう時間が大切だと思うわけ。今やってるキャライベみたいなね???

この男、、、、、パパかな????それともママかな????いいえ子持ち20代前半独身貴族騎士です。何も間違っていません。
塵歌壺パスポートは理由がありディルックの旦那は持っていません。幕間でそのうちね

ジンさんは相も変わらず原作通りのワーカーホリックですがジェレミア、リサそして自身の間で結んだ(結ばされた)三者協定により至急の時以外ぐっすり睡眠取れてます(長くても6時間未満)
尚ジェレミアも類に漏れずワーカーホリックです。これには璃月の七星秘書もニッコリ
閑秦くんは一日15時間以上ぐっすり睡眠取ってる一歳児で清心むしゃむしゃ食べられる系の子供とだけ言っておきます。一体どこの留雲借風真君が母親で一体どこの20代前半独身貴族騎士が父親なんだ、、、私にはわからない。
今召使進めてるんで何卒宜しくお願い致します。

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