誤字報告めっちゃ助かります。アリガットウ!!アリガットウ!!
『待ちに待った決勝戦!!リスナーのみんなも待ってたよなぁ!?紹介行くぜ!!爆発ばっかのド派手な個性!!でもキレてるのはちょっとダメだぜ!!爆豪勝己!!!
イエーイと言わんばかりの笑顔で会場に手を振る太陽と対照的に爆豪は普通にイケメンの顔面をこれでもかと歪ませて怒りを露わにしている。
「おい、召喚野郎!!てめぇ、本気でこい!!」
「え?い・や♡」
「あ゙あ゙!?」
「だって爆豪、お前弱いじゃん。弱いくせに俺の本気を受けたら死んじゃうからさ。可哀想な爆豪くんのためにも本気を出せないんだよ」
「あ゙あ゙あ゙!!!!????」
爆豪の顔がさらに酷くなる。テレビで放送できるのか心配なほどまでになっている。
青筋がピキピキとなり、目が血走り出す。「弱い」や「可哀想」という言葉に反応しているようだ。
『最終決戦!!目を見開きな!!レディ!!ファイッ!!!』
爆豪が爆発を利用して高速で太陽に迫る。
怒りを爆発させるように真正面から殺しにかかる。
「なら、本気出させてやるよ!!クソが!!!!」
「いやぁ、避けれないなぁ。なら《
爆豪は近付くと同時に右手を前に突き出して〝爆破〟を太陽の顔面に当てる。
しかし、呪文の影響によって爆豪の攻撃は空を切る。太陽が避けたわけではない。爆豪の攻撃が不可解な影響によって太陽を避けるように〝爆破〟の衝撃が行っただけである。
「
爆豪の手を中心に強い光が起きる。至近距離で喰らった太陽は数秒間目を使えなくなる。
そして爆豪は勢いを残したまま太陽に蹴りを入れてそのまま後ろに下がる。
太陽は不意打ちで受けた蹴りに悶絶する。
「はっ!!テメェのその攻撃を避けるやつ。連続では使えねぇのか?はたまた不意打ちは効くのか?どっちかはわかんねぇが、弱点はあるみたいだなぁ!!!!」
「ゲホッ、確かに。これは不意打ちじゃ効かないんだよ。いやぁ、バレちゃった。たはは!!」
おでこに手を当てて軽く説明する。
その様子にさらにイラつきを露わにする爆豪。
「まあ、だからと言って俺が弱くなるわけじゃないけどね。《肉体の保護》。適当にMP50くらいでいいかな」
太陽の肉体を覆うように一瞬だけ小さく青白い光を纏う。
それに気がついた爆豪がハンッと鼻を鳴らす。
「テメェは何かするときに必ず詠唱みてぇのをする。肉体の保護が今回のやつだろ?察するにダメージを減らすやつみてぇだが!!!」
爆豪は先程と同じように爆発を利用して高速で移動する。
太陽の背後に回ると両手を突き出す。
「上限はあんだろ!?」
ドドドドドと連続の爆発が太陽を襲う。
爆発の影響で煙が巻き起こるも煙越しにすら爆発の光が見える。
数秒経った頃、爆発が終わる。
煙が消えたフィールドには無傷の太陽が立っている。
「チッ!!!」
「上限があるのは正しいけど、その程度じゃ半分しか割れない、よっ!!!」
太陽が爆豪の居るところへと足を振り下ろす。
咄嗟に避けた爆豪。先ほどまでいた地面は砕けている。
「もっと本気でこいよ!!爆豪くんが本気じゃないと俺も出すわけないよ!!」
「クソがっ!!!!」
爆豪は〝爆破〟を下に向けて撃ち空へと飛び上がる。
そして、空から太陽へと攻撃を撃ち下ろす。
「喰らえやぁ!!!」
広範囲に広げられた爆発がフィールドを破壊しながら太陽を襲う。
はたまた煙がフィールドを支配する。
「《門の創造》を考えないのは悪手だよ」
黒いゲートを利用して爆豪の背後に回った太陽は踵落としを爆豪の頭に落とす。
しかし爆豪はその足を掴み逆に地面に投げつける。
「わかってんだよ!!テメェの思考くらい!!!」
「おっと!!《空中浮遊》」
地面にぶつかる筈が数ミリ残して空中に浮かぶ。
煙が晴れかけた地面から爆豪を見上げる。
「バカにしてんじゃねぇぞ!!!本気出してこいよ!!!」
「まぁ、いいか。死んでも知らんからな!!!《肉体変質 シュブ=ニグラス》」
太陽の髪の毛が踵あたりまで伸び白く変色する。
耳の上あたりから羊のような角が伸びていく。
そして何故か体操服の上からわかるほど胸の部分が大きくなる。
瞳孔が縦に割れ人間ではなく動物のように感じてしまう。
髪の毛はいくつかに纏まりウネウネと動き始める。
それをみていた観客の殆どは思った。
((((でっか!?))))
「でっか!?」
太陽も同じく自分にできた胸の肉を揉みしだいて驚く。
揉むほどにその肉は形を変形させ観客の男性、テレビで見ていた健全な男子の性癖を破壊する。
とあるむっつりの頭にブドウをつけた男子生徒はその目を血走らせながら太陽の胸に食い入るように見る。
それによって他の女子生徒からの視線が絶対零度になる。
「俺を無視してんじゃねえぇぇぇ!!」
爆豪は空中から太陽に向けて高速で落ちる。
それを見た太陽は纏った髪の毛を伸ばして爆豪へと飛ばす。
爆豪はその髪の毛に手を向ける。
「髪の毛なら燃えるよなぁ!!!」
爆発が髪の毛のすぐ近くで起こる。
普通であれば燃えるないしチリチリになって髪の毛を離す筈。しかし、それを突き破って髪の毛は爆豪へとぶつかる。
「いやぁ、これ髪の毛じゃなくて触手なんだよね!!!しかも一度捕まったら離れないからね!!!」
触手は爆豪に一部分しかぶつかっていない筈なのにも関わらず爆豪はそれを振り払えない。峰田の〝もぎもぎ〟のように一度くっ付いたら離れないようだ。
太陽は触手を操って爆豪を場外の地面にぶつける。
その後、触手を解き長さも元に戻す。
『爆豪勝己!場外!!!よって優勝は!!1年A組夢見太陽!!!!』
会場を揺らすほどの大きな歓声が上がる。
太陽は両手をあげて喜びを表現する。
そして数十分後、閉会式が恙無く執り行われる。
閉会式1番の目玉は表彰式。トーナメントの3位までが表彰台に上がる。
言わずもがな1位は太陽、3位のところには轟と常闇が立っている*1。
2位である爆豪は全身を拘束具で留められており口枷までついている。その拘束具で直立に立っているが爆豪が暴れ散らかすためいつ倒れるかわかったものじゃない。腕は囚人のように組んだ状態で拘束されている。
その様子を見た太陽はありえないほど煽り散らかす。
「あれれ?ヒーロー科であろう爆豪くんが囚人みたいな出立ちなんですけど〜〜。ウケるwwww」
爆豪は唯一動く首を動かして太陽に噛みつこうとするも口枷がそれを許さない。
青筋がさらに増え今にも憤死してしまいそうだ。
「滑稽滑稽。その調子じゃ、何もできないねwwww」
「ハハハハハ!!!私が来た!!!」
オールマイトがメダルを持って登場する。
そして3位から授与する。
メダルを首にかけハグをしていく。
爆豪はかけるところがないので拘束具の上にポンと置く。
「そして1位の夢見少年!!おめでとう!!」
「あざます」
何故か未だにシュブ=ニグラス状態*2の太陽にメダルをかける。
そしてそのまま離れようとする。
「あれ?ハグはないんですかぁ!?」
「ギクギクっ!!」
「まさか、オールマイトともあろう人物がこんな俺のでっかい胸を気にしてハグできないなんてありえないですよね〜!?」
「ギクギクギクッ!!」
夢見は両手を広げてハグ待ちの姿勢をとる。
オールマイトは頭を抱え諦めるようにハグをする。
しかし、轟達のように強いハグではない。綿を掴むような優しいハグ。もっと言うと体に触れないようにしている。
それは太陽には関係ない。力を込めてオールマイトと強くハグをする。
それを感じたオールマイトは顔面が真っ青になる。
「あ、あ。キャリアが……メディアからの視線が……」
数秒間のハグを終えると真っ青なオールマイトの締めの挨拶で閉会式が終わる。
「「ぷるす「「お疲れ様でした〜!!」」うる…と」」
普通Puls Ultraだろという呆れた視線がオールマイトと太陽を貫く。
結局、閉まらない閉会式になった。
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体育祭の次の日とその次の日は臨時休校になった。
理由はみんな疲れているからだそうだ。
しかし、太陽は体育祭の次の日に何故か学校に来ている。しかも、会議室で教師全員に睨まれた状態でだ。
「HAHAHA!!さて、夢見くん。君の個性について細かく説明してもらえるかな?」
鼠畜生が太陽を見てそう言う。
「嫌だと言ったら?」
さらに視線が強くなる。
相澤先生まで個性を使用して太陽を見ている。
諦めたのか両手をあげる。
「はいはい、掻い摘んで……ダメですか。話せる範囲で説明します。おおっと、そんなに強く睨まないでください。俺だって話したくても話せない事柄もあります。例えば聞いた瞬間に変な生物に付け狙われて殺されるとかね」
そこまで言うと教師は視線を弱くする。
太陽は何故かあるホワイトボードに記入していく。
「まず、俺の個性届け?に記載されている俺の個性の詳細ってなんですか?」
「はぁ、『この世に存在しない生物の一部をこの世界に召喚させる』。これがどうした?」
「相澤先生、ありがとうございます。実際、その個性届けとほぼ同じです」
「どう言うことだ?」
「だから、『この世界に存在しない神話の生物、若しくは外宇宙の生物を召喚する』が俺の個性〝クトゥルフ神話〟です」
ホワイトボードの上に〝クトゥルフ神話〟と記入する。
イラついた様子のプレゼントマイクは大きい声で問いただす。
「hey!!それと前に使ったワープがなんの関係があるんだ!?」
「俺が召喚するものは大きく分けて3つです。神格、神話生物、武器など。そのうち、武器などの中に魔導書が存在します。それに載っている呪文の効果ですよ」
太陽はそう言って手元に一つの魔導書を取り出す。《ネクロノミコン》、その原本である。
誰もがその本の出す異様な雰囲気に呑まれてしまう。
「見せてもらっていいか?」
「ダメです。正気度が失われてしまうので」
相澤先生の提案を一蹴する。
その様子を見た根津校長*3が一生大きい声で話す。
「HAHAHA!!そう言って、ただ見せたくないだけじゃないのかい?それを読んだら夢見くんみたいに呪文を使えるからって」
「そうですよ?」
「それなら、さらに見せて欲しいものだね!!」
「あ〜、いいですよ。こっちの本でいいなら」
そう言って太陽は《グラーキーの黙示録 12巻》を出す。
それを根津校長に差し出す。
根津校長はそれを開こうとする。
「あぁ、言い忘れてましたけど。それを読んだら邪神が勝手に召喚されるのでお気をつけて」
根津校長はすぐさま開こうとしていた本を閉じる。
「なんてものを渡してくれるんだ!?」
「いやだって、読みたいっておっしゃってたので」
教師が臨戦体制に変わる。
「と、まあ。こんなふうに危ないのでそう簡単に見せられません」
「それなら、神格や神話生物について教えてくれないかしら?」
「いいですよ。神格はその名の通り神です。神話生物はそれの奉仕種族とかのことです」
「神ダト?」
「はい。我々の人智の及ばない存在。気分一つで人間など全滅させられますよ」
息を呑む音がする。
ミッドナイトが意を決して質問する。
「それはどんなのがいるの!?」
太陽はその質問に対して心操達に説明したのとほぼ同じことを説明する。
因みに神格を召喚することはない。
「外見だけなら教えられますよ。例えばクトゥグア。地球から27光年離れたフォーマルハウトに存在し、炎の塊のような存在です。地球に来たら簡単にその辺を焦土にできます。他にはニャルラトホテプ。真っ黒いヒトデみたいな存在で、人間に変身できます。それで好き勝手に人間にちょっかいを出してきます」
「も、もういいわ」
やはりヒーローといえどもそう言った狂気に触れたことのない人達。顔色が悪くなっている人もいる。
「と言う感じですかね。ご理解いただけましたか?」
「あぁ、もういいよ!!安全に帰りな!!」
太陽のいなくなった会議室。
教師達は仰々しく話し合う。
「あそこまで異様なものとは」
「しかし、人を助ける意思はある。それならヒーローとしてもいいでしょう」
「その呪文の中には回復させるものもあるんでしょう?強いじゃないですか!!」
「結局使い方のようだな」
爆豪くんには踏み台になってもらおう。
肉体を神話生物のものに変質させると結構見た目が変わることがあります。
一応人間の肉体になるのが多いですがそれは普通にオリ主がセーブしているから。やろうと思えば炎の塊にもなれます。てか、ミゼーアへと変質したのがが最もたる例です。
シュブ=ニグラスは女神だよなぁ!?異論は認めますがこの作品では女神とします。
実際どちらかとは明記されていないので勝手にやります。