支配ってめっちゃ使いやすいよね!!
POWさえ高ければ神格にだって使えるし!!
「さて、今日も訓練をしましょう」
色々あって職業体験の日数も今日1日となった。
事務所に着くとリューキュウがそう言う。
隣にはいつのまにか波動が立っている。
場所を変えるらしくリューキュウについていく。
そこは四方500m程あるのかと言うほど広いフロア。
普段から筋トレやリューキュウによる扱きを受けておる部屋である。
「まずは波動と戦ってもらいたい。これまでの成果を見せてもらいましょう」
「3年生の力見せてあげるね!!」
「え〜、リューキュウ!!何してもいいんですか?」
「いいわよ。どちらかが戦闘不能になるか負けを認めれば終わりよ」
「わかりました!!」
「それじゃあ、始め!!」
リューキュウの合図で戦闘は始まる。
波動は飛び上がり太陽の出方を探る。
太陽はポケットに手を入れたまま動かない。
「それじゃあいっくよ〜!!」
「1番簡単なのはこれなんだよなぁ。《支配》」
波動の動きが止まる攻撃をしようと両手を太陽に向けていたはずなのにその手を下に降ろす。
まるで洗脳されているようだ。
「それじゃあ、《
「降参です」
波動の口からそのような言葉が出る。
「これで俺の勝ちですね!!」
「え、ええ。そうなるわね」
「気づいたら終わってたの!?何で何で!?」
「洗脳したんだよ」
「もう一回!!今度はそれなしで!!」
「そうね。ちゃんとした戦闘の実力を見たいから、もう一回やってもらえる?」
リューキュウにお願いされては断ることはできない。断ってしまえば職業体験を終わらせられるかもしれない。
それはそれでいいのだが。
渋々と言ったふうに太陽はもう一度戦闘をする。
「じゃあ、始め!」
波動は再度飛び上がり太陽に向けて個性を発動する。
すると飛ぶ際に足元に出ていた渦状のエネルギーが太陽へと放出される。
渦を巻きながら飛んでいるはずなのに見た目より高速に飛んでくる。
回避しきれずに足に掠ってしまう。それだけで足に大きなダメージが入る。
(これはヤベェな。あたっちゃダメだわ)
自らに《治癒》を使いながら回避し続ける。
波動は空中で体を回しながら攻撃をするだけなのであまり疲弊していない。
「う〜ん。一気にやっちゃおう!!
先ほどまでよりも1回りも大きい渦が太陽目掛けて飛んでくる。
走って避けようにも避けきれないだろう。
「めんどくさ、《門の創造》」
太陽の姿が掻き消え、突如波動の上空に出現する。
波動の視界では捉えることができない。
落ちる勢いのまま太陽は気づいていない波動の頭に踵を落とす。
「落ちろ」
「ふぎゃっ!?」
突如受けた頭の衝撃に波動は個性の維持を止めてしまう。
それにより床へと一直線に落下する。
「《空中浮遊》。さて、形勢逆転かな」
「なんで〜!?」
太陽はそのまま空中に浮かび上がり先ほどとは逆に波動を見下ろす。
頭をさする波動は浮かんでいる太陽を見て驚いている。
「《
不可視の拳が波動を襲う。
何もわからず受けた攻撃に驚きつつも応戦する。
波動ももう一度飛び上がって戦闘は空中戦へと変化する。
波動が放つ
波動はすぐさま見えない背後に〝波動〟を放って太陽にダメージを与える。
太陽は《空中浮遊》よりも神話生物の能力を使った方がいいと気がついたのか《変質》を使う。
「《変質 ヨグ=ソトース》」
一瞬、強い光が訓練場を支配する。
その光が消えると太陽は緑髪に変化し、周りに玉蟲色の大きさのまちまちな多く球体を従えている。
その球体は目玉のようでありそれがギョロギョロと色々なところに視線を向けている。
「キモっ!!」
「傷つくなぁ」
波動は咄嗟に
太陽はそれを避ける素振りも見せずその場に突っ立っている。
玉蟲色の球体が辺りに散らばりそれが存在するところ全てに太陽の姿が現れる。
「「「「さて、どれが本物でしょう!?」」」」
同時に声を発しており重なって声が聞こえる。
波動は的確に1人の太陽のいるところに〝波動〟をぶつける。
「あなただよ!!」
「「「「残念、正解は全て俺だ!!」」」」
全ての太陽のいるところから《ヨグ=ソトースの拳》が飛ぶ。
それは中心にいる波動にぶつかる。
意識を失った波動はそのまま地面に落ちる。
「おっとっと」
いつのまにか一つになっていた太陽が下から波動を抱える。
その頃には太陽の髪の毛も元に戻り玉蟲色の球体も消えている。
「夢見太陽の勝ち」
波動が戦闘不能になりこの戦闘は太陽の勝ちで終わった。
太陽は気絶している波動に《治癒》を使って起こしてあげる。
「何だったの今の!?いっぱいに増えたよね!?どうして!?」
「夢見くん。今のはなに?ちゃんとした説明をしてください」
「うげっ」
「あからさまに面倒そうな顔をしましたね?」
「いや、まぁ。…まず、俺の個性はこの世界に存在しない神話の生物、若しくは外宇宙の生物を召喚すると言うものです。それはどこに召喚するのかもどうやって召喚するのかも決められてないんです。んで、今のはその生物の特性を自分の肉体に召喚したと言う感じです」
「雄英から説明を聞いているからそこまではわかるわ。その、何の神話生物を召喚したの?」
「えっとぉ、ヨグ=ソトースっていうやつです。一言で表すと『過去現在未来を含有しており、かつあらゆる時間・空間と共に存在する』もの。故に空間を簡単に移動でき、別空間から持ってきた自らを玉蟲色の球体を介して生み出せます」
「チートだね!!」
「それな!!」
「はぁ、頭が痛い。その球体って一般人が見てもいいやつかしら?」
「え?普通に発狂しますけど?」
「これからヒーロー活動する時はその球体を出さないか変身しないように」
「えー!?なんでですか!?一般人が発狂するだけじゃないですか!?」
「だからよ」
ヒーロー志望らしからぬ思考。リューキュウは頭を抱えてしまう。
それも悪意を持たず本心からそう思っている分タチが悪い。
「人に危害が加わるものは禁止ね」
「うーっす」
絶対に思っていない返答。
リューキュウは諦めて次のことを話す。
「それじゃあ、次は私と戦いましょう」
「はい!!」
2人は数m離れて向かい合う。
波動の合図を皮切りに行動を始める。
「ガアァァァァァ!!!」
「アオォォォン!!」
リューキュウはドラゴンに変身し襲いかかる。
それに対して太陽は巨大な狼のような生物*1に変身して応戦する。
それはさながら怪獣対戦。リューキュウの爪が太陽を襲い、対して太陽は牙を剥く。
地上戦はだんだんと空中へと変化する。
リューキュウは太陽を持ち上げて空中に放り投げる。太陽は空中で2、3回回転し空中に着地する。
空中を駆け、飛んでいるリューキュウに襲いかかる。
(力だけじゃリューキュウに劣る、わけないんだよなぁ。こっちは腐ってもミゼーアだからな!!)
「グルァァァァ!!!」
吠えるとそのまま噛み付く。
鱗が硬く噛み切れる気がしないが腐ってもミゼーア。意地でも噛み切ろうと躍起になる。
リューキュウはそんな太陽を掴み床に投げつける。
そしてそのままかぎ爪で太陽を床に拘束する。
勝てないと思った太陽は変身を解き降参する。
「降参、降参!!」
「あら、もう終わり?」
「やっぱり、ヒーローってすごいなー(棒)」
「その言い方、癪に触るけど……まぁ、終わりにしましょう。これ以上やったらこの訓練場が持たないし」
その言葉を聞いて訓練場を見ると彼方此方に穴ができ、床には幾つものクレーターができている。
一応室内のため、壊れたらこの事務所ごと倒壊するだろう。
「おっと、すみませんね。弁償ですか!?マリトッツォと焼きそばパンとスピリタスでいいですか!?あと小麦粉もありますよ!!」
「いらないわ。腐ってもヒーローですもの。このくらいの修繕費くらい問題ないわ。それより、どこからそれらを取り出したの!?」
太陽はコスチュームの外套の中からマリトッツォを10個以上乗った皿、焼きそばパンが乗った皿、ロシアの蒸留酒、そして小麦粉の袋を取り出す。
意味不明な状況にリューキュウは目を剥いて驚く。
波動は警戒することもなくマリトッツォを一つ食べる。
「おいしい!!もっと食べていい!?」
「いいですよ!!まだまだたくさんありますので!!」
そう言いながら外套の中から沢山のマリトッツォを取り出す。
波動は嬉しそうにマリトッツォをいくつも食べる。この異様な光景に諦めがついたのかリューキュウも食べ始める。
「それで、夢見くん。君の弱点なんだけど…あの狼に変身するのがあるでしょ?あれ、小回りきいていないわね。それ以外は上出来」
「あざます!!」
「これからは実践形式にも訓練していきましょう」
「こんな美しい人に教えてもらえるなんて光栄です!!*2」
「う、美………ンンッ。それじゃあお昼ご飯を食べたらパトロールにいきましょう」
午後。
昨日とは違い今日は別の市へと行くそうだ。
「今日向かうのは保須市よ。ヒーロー殺しって聞いたことあるかしら?」
「誰っすか!?それ!?」
「知ってる〜!!」
「知らない人もいるようだから説明すると最近巷でヒーローを殺したり再起不能にしたりしている凶悪
空を飛んで移動しながら説明する。
因みに今日の太陽は昨日と同じくナイトゴーントの翼を生やして飛んでいる。
空を飛んでいることもあり普通より何十分も早く保須市に着く。
朝は晴天だったが昼を過ぎると雲が多くなり日光が遮られる。
そんな中でも
「それじゃあ、保須市のパトロールをしましょうか」
「GYAAAAAAAAAAA!!!!!」
空を飛んでいるリューキュウ達のさらに上から絶叫が聞こえる。
上を向くとそれは勢いよく太陽に襲いかかる。
「オマエ、センセイガイッテタクロカミ。コロシテイイ、ヨネ?」
「はぁ!?」
勢いよく太陽に掴み掛かりその勢いのまま地面へとぶつかろうとする。
ドゴンッ!!!と言う音と共にコンクリートが陥没し半径5m程に罅割れが発生する。コンクリートの破片や細かい粒子が舞い辺りに煙を発生させる。
車がいきなり落ちてきた物体に驚いて止まり他の車がその車にぶつかり玉突き事故が起こる。
歩行者も突如空から落ちてきたものに足を止めている。
「……痛ってぇな」
「アレ?イキテル?」
煙が晴れると
全身の至る所から血を流しているが冷静に悪態をつく。
「《
「ンギャッ!?」
突然、下から衝撃を受けて脳無は錐揉みしながら空中へと吹っ飛ぶ。
太陽は半分ほど埋まっていた体を起こしパラパラと服についたコンクリートの破片を手で篩い落とす。
首を何回か回してその背中の翼で勢いよく飛び上がる。
いつのまにか脳無も羽を生やしており滞空しながら太陽をその一つの目で睨みつける。
「ナンデアレデシナナイノ?」
「あれは効いたよ。ただ、次は俺のターンだから、テメェは喋るな」
いつのまにか両手に持っていた合計8本の短刀を寸分の狂いもなく投げつける。
それはそれぞれ違った軌道を描きながら脳無に到達する。
4本は2枚の羽の付け根。残りの4本は喉を裂くように当たる。
「イタイイタイイタイ!!!」
「再生持ちかよ」
確かに斬りつけたはずの脳無の肉体は叫びながら悶えているうちにどんどんと薄くなっていき最後には傷跡すらもなくなる。
傷が治った頃には脳無は叫ぶのをやめて喜んでいる。
「サイコウ!!オマエツヨイナ!!!」
「めんどくさいなぁ!!本当に!!」
脳無は羽を羽ばたかせて一瞬に最高速になり太陽に突撃する。
その時に手から大きな爪を伸ばして切り裂こうとする。
「キリサコウ!!」
「《
その攻撃は太陽の上を通り空を切る。
その隙を逃さずに太陽は呪文を唱える。
「《肉体変質 クトゥグア》」
ここは雲の上。上空10,000mもの高さ。すぐ下は雲であり地上からは誰も見えない。
故に太陽は全力の呪文を使う。体育祭の時のようなセーブした力ではない。その神格の本来の力。
太陽を中心に爆発が発生する。雲の一部を蒸発させて消し去る。
「焼け切れろ」
太陽の手から一つの火球が出る。それは爆発で身震いしている脳無の目の前に飛んで行く。
カッ!!!っと言う音と共に火球を中心に核融合で生まれる大量のエネルギーと光量が発生する。
それは脳無を一瞬で燃え滓にする。灰すら残らずその場にいなかったかのように消え去る。
そのエネルギーの余波で太陽と脳無の居たすぐ下の雲は全て消え去り地上が見える。
奇しくも太陽はオールマイトと同じく技一つで天気を変えたのだ。
雲の下からは雲が消え去ったところを目処にリューキュウと波動がやってくる。
「シーカー!!」
「あ、リューキュウ。遅かったじゃないですか」
いつの間にかクトゥグアへの変質を消し元のナイトゴーントへと変わっていた太陽は、両手を頭の後ろで組んでリューキュウを呼ぶ。
切羽詰まったような表情をしていたリューキュウも怪我をしていない太陽の姿のホッと一安心している。
太陽はリューキュウと波動と共に地上に降りる。
地上では沢山の人ごみができており全員スマホやカメラを空に向けて曇天の中一部分だけ晴れている空や、そこから降りてくる太陽たちを撮っている。
誰も恐怖していなく逆に興奮しながら立っている。個性による犯罪が日常茶飯事であるこの世界であれば普通の事柄。
「は?なんで逃げてない上に写真撮ってんだ?こいつら」
「ん?どうしたの?」
「なんでもないですよ」
太陽はこの状況に違和感を覚える。
ずっと不思議だった、なぜこの世界の人はここまで危機感がないのだろうか。
今や薄れている入試以前の記憶。その中でも誰も
誰もがヒーローを信じている。ヒーローが来れば全てが解決すると、全員救ってくれると心の底から信じている。
そのせいで危険であるはずのヒーローに志望する奴が後を経たない。雄英高校の倍率が最もたる例だろう。
そもそも
「ダメだダメだ。変なことを考えんな。思考はいつでもできるだろ。この現状を見ろ」
無理矢理思考を変えて目の前の現状を見る。
コンクリートの道路の中心が大きくクレーターになっている以外は何も問題ない。誰にも被害が出ていなければ太陽が傷ついた様子もない。
太陽は周りを見ようとするも人垣に囲まれて何も見えない。囲んでいる人は全員カメラを向けており太陽の意思など関係なしかのようにフラッシュを焚いて写真を撮っている。
その
遠くからパトカーの音がしてそれに合わせて人々は掃けていく。
太陽はこれから事情聴取を受けることになる。
「それで、その
「真っ白な肌にむき出しの脳味噌、それに埋め込まれたような一つ目。あと、爪を伸ばしたり羽を生やしたりしてましたね」
「そうですか。ではその
「殺した」
「えっ……あぁ、そうですか………」
警察からの視線は悪魔を見るようなものになった。
太陽の頭の天辺からつま先まで見回して調書をつける。
「殺さずに捕まえてくれればよかったのに……」
「はぁ?何言ってんの?もし捕まえたとこで、あの化け物をお前ら警察がどうこうできると思わないんだが?」
「そんなこと言ってませんが?」
「チッ」
「はぁ、これで聴取は終わりです。おかえりください」
太陽が部屋を出る時に後ろで聴取をしていた警察がボソリと言う。
「ヒーローだろ」
その言葉にイラつきながらも太陽は無言で警察署を歩く。
神父服という特徴的な服装をしているためか多くの人の視線が太陽を貫く。
見たところ20代前半の警察官は太陽を化け物を見たような顔になる。
太陽が
その視線には畏怖と怒りを孕んでいる。
(ヒーローに希望でも抱いてんのか?馬鹿らしい。殺そうとしてきたから殺した。当たり前のことじゃあないか。それを、ヒーローは
怒りを抱きながらもそれを表情や行動には出さない。
(そもそも、タルタロスだっけ?死刑すらも生ぬるい凶悪犯を一生閉じ込める施設。普通に殺せよ。もし出てきたらやばいって思わないんかね)
タルタロスなどという凶悪犯を閉じ込めておくための施設。
何故そのような施設が存在するのか甚だ疑問である。
死刑すらも生ぬるい?ならまず死刑にしろよ。話はそれからだろ。
というかタルタロスの警備が厳重でネットワークもタルタロスのみで回しており日本からも5km以上離れているから安全と言われている。
それは、個性がない世界であれば安全だろう。しかし、個性があるこの世界。その程度じゃ安全と言えないだろう。
内部から出る方法は殆どない。ならば外部からは?太陽の個性であれば簡単にタルタロスに侵入して犯罪者を全て日本に解き放てる。
他にもUSJの時の
そう言った懸念点がどんどんと湧き上がる。これもオールマイトとかいう最強の生命体がいる弊害なのかもしれない。
人は一度守られると何度もそれを求めてしまう。それからも何度も助けられると自己防衛の考えなどドブに捨てる。何故なら困ったら助けてくれるから。
それが何年も続くと自分では何も考えられない守ってもらえなければ何もできない家畜のような存在が出来上がる。助けられるのが当たり前と感じ、それがされなかったら助ける側を非難する。これがこの世界の市民の思考だろう。
(クソみたいだな)
針の筵のような警察署を出ると待っていたリューキュウと波動を見つける。
リューキュウと波動は太陽を視認すると駆け寄ってくる。
「大丈夫だった!?ねえねえ!?」
「助けてあげられなくてごめんなさい。ヒーローなのに」
波動は太陽の腕を掴んでぶんぶんと振り回す。リューキュウは太陽の前で頭を下げる。
波動はぶんぶんと振り回しながらも太陽の体を見ている様子。一通り見渡すとホッと息を吐いている。
「大丈夫ですよ、そもそも、助けなんて求めてないですし。俺1人で倒せたんで」
「でも…」
「ヒーローらしく市民を守れたじゃないですか。それで万々歳。ハッピーエンドですよ。
「
「それは違うよ!!
その言葉を聞いて太陽は一瞬言葉に詰まる。しかし、その一瞬だけで残りはスラスラと話す。
「……そうなんですね!!」
「じゃあ、一旦事務所に帰りましょう」
3人はそれぞれの方法で空に飛び上がり事務所のある神奈川へと飛んでいく。
空は夕日によって赤く染まっている。
─────────────
「はははは!!!変身におかしな火力の火の玉。僕たちの傑作の脳無をいとも容易く消し去るなんて!!」
「笑ってばかりじゃないぞ。ヒーローの卵如きに倒されるなどあってはならないことじゃ」
「いいじゃないかドクター!!あの子は一つ頭が飛び抜けているんだよ!!」
どこかの地下室。脳無見ていた光景をスクリーンに映して話している二つの影。
全身にチューブをつけている人物とメガネをして白衣を着ている人物。
「そうだろうが。計画を早めるか?」
「大丈夫だよ。弔も育ってきている。できるならあの子も欲しいなぁ。弔と共にいたらいい友達になれると思うんだ!!」
「儂は体育祭とかで見せたあの触手の破片が欲しいかの」
「それじゃあ、あの子を勧誘してみようか!!無理なら個性だけでも奪えばいいし!」
その地下室では笑い声と計画を話す声で一晩賑やかになっていた。
対人戦闘編とオリ主の思考変化編です。
原作の初手でも緑谷が「おっきい
普通街中に犯罪者が出たら逃げるよね。写真なんて撮ってたら狙われるの確定なのに。
襲われることを一切勘定に入れていない感じがしてました。まるで都会から熊の駆除に対して文句を言う自称動物愛護団体の様。こいつらの家に熊を送り込んだらそいつら絶対に殺せって言うのにね。