読者のお前らは宿題終わったかな?俺は終わってないよ。
夏休みが明けると普通に授業なので水曜日投稿ができなくなるかもしれないけどその際は日曜に一気に2本投稿するから気にしないでね。
今回の顛末。
なんやかんやあってAFOは捕まった。
以上。*1
「夢見太陽君だね。一応のため保護させてもらうよ」
一夜明けた早朝。太陽は警察に囲まれていた。
「あ、国家の犬」
「誰が犬だ、誰が。まぁ、私は犬だけどさ」
犬面の警察官*2が太陽の肩を優しく支えた。太陽はこれから事情聴取があるだろうと考えて葉隠たちに別れを告げることにした。
「じゃあね!みんな!!助けに来てくれてありがとう!!」
「チッ、次あってもこねぇからな」
「もう、ツンデレだなぁ!」
「誰がツンデレだ!!今ここで爆破してやろうか!?あ゙あ゙!?」
「ふっ……透もありがと!」
「う、うん!!」
太陽は警察官に連れられて瓦礫を避けながら移動する。車が通ることができないであろうほど辺りは崩壊していた。故に、少しだけ広く整備されたところに着陸していたヘリコプターで移動することになった。
警察署に辿り着くと真っ先に取調室に押し込まれる。
「ねぇ!!怪我してるかもしれないじゃないですか!!」
「ああ…すまんな。怪我してるか?」
「してないけど!?」
「は?」
「騙された!?キャハハハハハハハ!!」
「精神に問題あり。と」
「待て。こっから真面目にやるわ」
「そうしてくれると助かる」
「ほら、聞きたいこと聞きな。後カツ丼まだ?」
「カツ丼か、まぁ待て」
太陽はドカリとパイプ椅子に座る。対面に警察官が座り机の上の電気スタンドをつける。さながら昭和の警察ドラマの取り調べのようだ。
数分経つ頃、取調室の扉が開き外から1人の警察官が入ってくる。手にはお盆とその上に2つの丼が乗っている。その丼は太陽ともう1人の警察官の正面にそれぞれ置かれる。仕事が終わったのかお盆を持って来た警察官は帰っていく。
「ほら、食え。私も食うからな」
「警官が職務中に飯食うの?」
「私たちだって一晩中仕事に追われてありとあらゆるところを奔走したんだぞ?朝飯くらい食わせろ」
「確かに」
蓋を開けると湯気が立ち上がる。はじめに出汁の匂いが鼻腔をくすぐる。早速いただくかと太陽は箸をカツに入れる。切断面に沿って箸はスルリと抵抗感を感じさせず通る。茶色いカツと卵の黄身と白米のコントラスト。見ているだけで涎が止まらない。一口食べると口内にはジューシーなカツとトロトロとした卵、出汁が染み込んだ米、甘くなるまで出汁と共に煮られたであろう玉ねぎの味が広がる。特にカツは口の中で簡単に解けてしまうほど柔らかい。太陽は夢中になってハグハグとか掻き込んでいく。
「ふぅ、美味かった」
「それは何よりだわ。それじゃあ調書といこうか」
警察官は机の引き出しから書類を取り出して質問し始める。
1時間ほどで調書はとり終わり太陽は解放される流れとなった。
最後に警察官から「あまり外を出歩かないでね。いつ襲われるか分かったもんじゃないし、また捜査するの面倒だし」と釘を刺されてしまった。捜査するのが面倒とは警察としていいのか。
自宅の自分の部屋に着くなり太陽は《門の創造》でとある場所に移動する。
そこはとある豪華な一室。窓からは多くのビルが日光を照らしているのが見える。現在太陽は高層階に一部屋にいた。この建物は都心にあるマンション。値段を言うならば億ションだろう。一棟丸々太陽の所有物であり買ったはいいものの貸し出す気にもなれず放置気味の建物である。
その部屋には死柄木たち
「やぁ、みんな。元気?」
「遅え」
気だるそうな声で死柄木は話し太陽の方を向く。
他の皆も太陽の存在に気がついたのか続々と近づいてくる。
「お、おい。ここはなんだ!?」
「ここは太陽のもんか!?俺たちのだろ!!」
「この景色すごいですよ!!」
「みんな、待ちな」
太陽は死柄木たちの前に立つと話し始める。
「これは俺のマンション。好きに使っていいよ。鍵は、マスターキーでいいか、みんなに渡しとくね。後の勝手は火伊那に聞いといて。みんなより長くここに住んでるし」
火伊那は死柄木が座っていない他のソファに寝っ転がって右手を上に上げて手を振る。日に日にだらけている気がするが太陽は気にしない。
火伊那をそのまま太陽の家に置いておくわけにもいかないため太陽はこのマンションを手に入れた経緯があるが余計な話だろう。
「マジか。おじさんこんな高級なところ、気が引けちゃうな」
「火伊那も最初はそう言ってたけど1週間くらいで馴染んだよ」
「因みに、俺の私物の物置にもなってるしその中から欲しいものあったら勝手に取っていっていいよ。一応、何取ったか後で教えてくれると嬉しいけど」
太陽は一応のマンションの階層のマップを見せる*3。それによると丸々一階層物置になっているようだ。一応部屋ごとに置いているものは違うらしい。*4
未だにその規模の大きさにポカンとしている死柄木たち。太陽はみんなに致命的な一撃を与える。
「じゃあ、1人一階層でいい?」
「「「「「「いや、それは…」」」」」」
声を揃えて拒否する。こう言う自分だけ丸々一階層使えることに憧れていそうな死柄木ですら拒否した。最終的に最上階を全員でシェアハウスのように使うことで決定した。
「一応バーもついてるよ」
「それは嬉しいですね」
バーでは黒霧が大量に存在している酒に驚いていた。高級なワインからスピリタス、消毒液まで完備されている。太陽はバーといえばどんな酒でもあるだろという持論の元、度数が1度から100度までの古今東西ありとあらゆる酒を用意していた。
それぞれの部屋を見に行けば部屋の内装はそれぞれの趣味嗜好で一人一人違うものになっている。
「マグ姉、どんな感じ…凄っ、めっちゃ可愛い!!」
「そうかしら?」
「そうそう、よく見る目に痛いピンクばっかり使ってる可愛さじゃなくて優しい感じっていうか」
「ふふ、言ってくれるじゃない」
マグ姉の部屋に入った太陽がはじめに見たのは女子より女子らしい可愛い部屋である。ピンクのハートや花が遇らわれたカーテンや布団がある。
「マグ姉らしさが全面に出てるよ」
「私らしさ………ねぇ太陽くん。私のことどう思う?」
「どうって?」
「ほら、私ってオネェじゃない?他のみんなにも聞いたのよ」
「ふーん。かっこいいと思うよ」
マグ姉は見てわかるオネェである。男であるが口調や仕草は女性のものである。今時風に言うとトランスジェンダーと言うものだろう。太陽はそう言ったものに一切偏見もなければ嫌いでもない。逆に好きな部類でもある。
「ほら、漫画とかにもいるじゃん、オネェって。俺ずっと思ってたんだよね。かっこいいなぁ!!って。だってほら、自分の意思を突き通してるじゃん。誰がなんと言おうと変わらない芯の通った人。だからかっこいいって思うよ」
「そうかしら?」
「そう!!アニメのキャラの言葉だってあるし。『男は度胸、女は愛嬌、オカマは最強!!』ってね」
「ふふっ、心配して損したわ。気持ち悪いって思ってるかもって考えていたから」
「嫌いだったらマグ姉なんて呼ばないよ!!また困ったことあったら言ってね」
太陽はそう言って部屋を出て別の人の部屋へと向かう。
「何してるの?」
「ん、あぁ、太陽か。適当にアニメ見てる」
部屋の中では火伊那がお菓子を貪りながら大画面スクリーンでアニメを見ていた。その姿はさながら休日のおっさんのようだった。部屋の中は漫画や雑誌が乱雑に置かれており机の上にはお菓子とジュースが置いてある。
「てか、女性の部屋に勝手に入るのはどうかと思うよ」
「だって、そんなことしても色気のあることなんて起きないでしょ」
「やってもいいんだよ?」
「いや、なんかもう。火伊那は近所のグータラお姉さんって感じだから…そう言うのはちょっと」
色気もあったものじゃない。出会った当初なら結構色気のある部類のはずが何故こうなったのだろうか。普段から運動しており体型に変化は一切ないが何故か色気だけがどんどん減っていっている。死んだ目で仕事をするよりかはマシなのかもしれない。
ふと、部屋の扉がノックされる。
扉を開ければヒミコが姿を見せた。
「太陽くん!!火伊那さん!!リビングに集まって欲しいです!!」
「いいけど、どうしたの?」
「シェアハウスをするんだったら決めないといけないことがあるんです!!」
意気揚々といったヒミコに連れられて太陽と火伊那はリビングに向かった。そこにはもうすでに他のみんなは集まっていた。それぞれ手持ち無沙汰にソファに座ったりテレビをつけたりしていた。
みんなが集まったことを確認したヒミコがみんなの注目を集めるように大きな声を出す。
「皆さん!!シェアハウスをするので当番を決めましょう!!」
「「「「当番?」」」」
「そうよ。食事や洗濯、掃除の当番よ!!やっぱり女の子ってこう言うのに憧れるのよ」
「黒霧がやればいいんじゃないか?」
「弔くん!!それじゃあ私たちが怠けてしまうじゃないですか!!」
「で、でもよ。俺、料理なんてできないぞ」
「スピナーくん!大丈夫です。私やマグ姉、黒霧さんが手伝います!!」
「面白そうだな!!つまんねぇぞ!!」
「おじさんは賛成だよ。みんなでそう言うのするのってワクワクするね」
「火伊那さんもだよ!!」
「分かってるよ。一応、一通りできるし」
「俺は無理だから。毎日来れるかわかんないし、そもそもここに住まないからね」
「そうなんですか…」
「ごめんね。来れる時は手伝うよ」
「はいっ!!……それじゃあ、決めましょう!!」
ヒミコはどこからともなくホワイトボードを出してテキパキを水性ペンで書いていく。
じゃんけんで決めることになった。掃除、洗濯、料理の3つを決める。女子の下着に関しては男子が手出しすることができないためそれぞれで洗濯する。料理も1人じゃやりきれない可能性があるため2人体制になった。*5
その数日後、太陽の家に相澤先生が来た。
「あれ、ご両親は…」
「ああ……えっと、新しい遺跡が見つかったといってエジプトに行きました」
「はぁ?エジプト!?」
「今、どうせ遺跡の中にいるだろうし。どうぞ、中へ」
相澤先生を応接間に案内する。応接間には両親が遺跡で発掘した物品がきれいな状態で保管されている。
適当にお茶を淹れて相澤先生の元へと運ぶ。そして、太陽は相澤先生の反対側の椅子に腰掛ける。
「さて、なんのようですか?」
「あぁ……ご両親に許可をとるつもりで来たのだが」
「大丈夫です。うちの親は自分たちがいない時は適当にやっといて。と言ってたので」
「そうか。なら、うちの高校で8月中旬から全寮制にすることにした。理由はわかってるよな?」
「俺の誘拐か〜。全寮制のほうが色々と勝手がいいんですもんね*6」
「そうだ。本来ならば夢見の両親に伝えて許可をもらおうと思っていたのだが…」
「いいんじゃないですか。俺の両親、どうせ後半年は帰ってこないはずだし。それまで待てって言うことでもないですよね」
「そうだな」
「それなら、寮に行きますよ。……ああ、定期的に家の掃除をしにくるくらいならいいですよね」
「問題ないぞ。どうせ、買い物などで外に出るからあまり気にしなくていい」
相澤先生はこれから他の家族の元へと向かって同じ話をするそうなのでここでお暇するそうだ。太陽は外まで見送りをして相澤先生が見えなくなると家へと戻っていった。
そして、8月中旬。
太陽は制服に身を包んで家を出る。今日から寮生活が始まるのだ。
作者の考えるオネェ像は泉京水とかです。「嫌いじゃないわ!!」とか「あたしのほうがおっぱい大きいわ!!」とか作中で誰かに言わせてみたいと日々考えています。
後、この小説にプロットなどありません。その場のノリとフィーリングです。故に設定が二転三転するかもしれませんがその時は言ってください。