今週も2話投稿できませんでした。
毎日薬飲んでるのになんで鼻がヤバくなるんでしょう。まじでわかんない。
鼻水やばくて頭がまわんなかったので内容がぐちゃぐちゃかも知れません。書き直すかも知れない。
「今日からはお前らに必殺技を作ってもらおうと思う」
「「「ヒーローっぽいの来たぁぁぁ!!!」」」
ハイツアライアンスに引っ越した翌日、太陽たちは教室にいた。本来ならば後10日ほど夏休みがあるはずだが。何か考えがあるのだろう。その初めのHRで相澤先生はこれからの予定を伝える。
相澤先生だけでは説明が終わらないのか教室の扉を開いてミッドナイトとセメントス、エクトプラズムが入ってくる。
「必殺!コレスナワチ必勝ノ型・技ノコトナリ」
「その身に染み付かせた型・技は他の追随を許さない。先頭とはいかに自分の得意を押し付けるか!」
「技は己を象徴する!今日日必殺技を持たないヒーローなど絶滅危惧種よ!」
「……と言うわけだ。詳しい説明は実演を交えて合理的に行いたい。各自コスチュームを着用して体育館γに集合だ」
太陽は少しだけ教師の発言に違和感を覚える。しかし、周りが楽しそうなため心の奥に押し込む。
コスチュームに着替えたA組は体育館γへと赴いた。すでに相澤先生含む教師が到着している。
「ここは
セメントスは床に手を付けると床が少しだけ隆起する。
「ここは俺考案の施設。生徒一人一人に合った地形を作り出すことができるんだ。だから台所」
その言葉に納得したもの半分、いまいち何言ってるかわかんねぇわというのが半分ほどだった。
そのとき大きな声で飯田が手を挙げる。
「質問をお許しください!!なぜ仮免の取得に必殺技が必要なのかお教えください!!」
「ヒーローとは事件・事故・天災・人災……ありとあらゆる出来事に対処する存在だ。取得試験では当然その資質を求められる。情報力、判断力、機動力、戦闘力、魅力、コミュニケーション能力、ありとあらゆる適性を毎年別の方法で採点される」
「その中でも特に戦闘力はこれからのヒーローにとって一番重要になる項目になります。備えあれば憂いなし!技の有無は合否に大きく影響する」
「状況に関係なく安定した行動を取れればそれは高い戦闘力を有していることになる」
「技トイッテモ攻撃デアル必要ハナイ。例エバ、飯田クンノ〝レシプロバースト〟。一時的ナ超速移動。ソレ自体ガ脅威デアル為、必殺技足リ得ルダロウ」
「先日大活躍したシンリンカムイの〝ウルシ鎖牢〟なんかが模範的な必殺技ね」
「中断されてしまった合宿での〝個性伸ばし〟、これは必殺技を作るためのプロセスだ─────────────つまりこれから後期始業までのおよそ10日余りの夏休みは、〝個性〟を伸ばしつつ必殺技を編み出す圧縮訓練となる!!」
セメントスは地面に手を当てて体育館のおよそ半分を隆起させる。高さや大きさはバラバラでこれが必殺技作成の舞台になるのだろう。
それと同時にエクトプラズムは自らの口から泥のような液体を吐き出す。それらは人の形をとり出し最終的にエクトプラズムと全く同じ姿へと変化した。その分身体はセメントスが作った高台にそれぞれ立つ。
「尚、〝個性〟の伸びや技の変化によってコスチュームの改良も同時に考えていくように。プルスウルトラの精神でやれ。準備はいいか?」
「「「「「はい!!」」」」」
A組のみんなはエクトプラズムのいる方へと走っていく。そんな中太陽は、その場に立っていた。
「お前も行けよ」
「いやぁ、『必殺技』ですよね?」
「ああ、そうだ」
「なら、あるじゃないですか。『変身』が」
「…………それはそうだが。ほら、もう一つくらい作ってこいよ」
「それもあるんですよね。まだ、誰にも見せてなかったはずの技が」
太陽の言い分に相澤先生は言葉を失う。数分後、再起動した相澤先生は太陽に詰め寄る。
「なに?もう一つあるって?」
「はいっ!!」
「はぁ……『変身』は見たからいいか。なら、そのもう一つを見せてみろ」
「了解です」
太陽は相澤先生と少し距離を取る。
そして、「《戦闘開始》!!」と叫ぶ。すると2人の足元には時計のような紋様が出現する。
「相澤先生、攻撃してみてください」
「わかったが…これがなん、だ!?動けない!?」
「そりゃあ、俺のターンですしおすし」
「これがお前の必殺技か」
「そうですね。この模様がある人は必ず足の速さ順でしか動けません。まぁ、例外はありますが。あと、一回行動につき一回しか攻撃できません。回避も1ラウンド中──模様がある人の攻撃が1周するまで──に一回しかできません。例外はありますが」
「そうか。じゃあいいいや。残りの夏休み好きに過ごせや」
「えぇ!?俺のこと見放すんですか!?」
「見放すも何も、お前必殺技あるんだろ?『変身』は普段使いしてるから必殺技かどうかはよくわからんが、この圧縮訓練は必殺技を作るやつだ。もうあるやつには何もできない。好きに過ごせ」
そう言うと相澤先生は太陽を体育館から放り出す。そしてピシャリと扉を閉じてしまった。
「うえぇ、酷っ。この人でなし!!ドライアイ!!陰湿マフラー!!」
「うおっ!?どうしたんだ、夢見少年!?」
太陽が声のする方を向くとそこにはガリガリのオールマイトがいた。神野の悪夢と言われるついこの間の事件によってオールマイトの本来の姿はバレてしまっていた。それがこのガリガリ状態、曰くトゥルーフォームらしい。
「あ〜、相澤先生に追い出されました。それよりもなんでここに?」
「ギクッ!!い、いや。なんでもないさ!決してみんなの練習ぶりを見に来たとかじゃないよ」
「そっすか。じゃあ、俺は帰るんで」
「うえぇ!?なんで!?」
「追い出されたつってんだろ」
「なんで!?あの相澤くんが理由もなしに追い出すわけないよ」
「必殺技の製作なんですけど。俺はもう必殺技あるんでいらないって言われたんです」
「ああ、そういうこと。まぁ、それなら私から言うこともないな」
「そうですよね?じゃあ」
太陽は体育館γから離れていく。向かうのはハイツアライアンス。誰もいない建物の中を歩く。エレベーターに乗り込み自分の部屋へと向かう。廊下にコツコツと足音が鳴る。太陽は眠そうに欠伸をする。扉をガチャリと開けると持っていた靴を履く。そして門を開いてどこか別の場所へと移動する。
ついたのはハイツアライアンスよりも何倍も豪華な部屋。太陽所有のマンションである。
「いえ〜い!!みんな元気!?」
「うるせぇ……」
「あれ、弔くんしかいないの!?」
太陽の言葉に返事したのはテレビの正面にあるソファに座りながらテレビを見ていた死柄木だけであった。死柄木は頭を太陽の方に向ける。
「ナガンはいる。部屋でダラダラしてんじゃねえか?ヒミコとマグネとコンプレスは買い出し。スピナーはゲーセン行きやがった。黒霧はドクターのとこ。荼毘はチンピラでも焼いてんだろ。んで、トゥワイスは散歩だとよ」
「そう…んじゃ暇だしここにいるわ」
「は?昨日電話で学校だとか言ってたじゃねえか」
「ああ、あれね。なんか、先生に好きにしてろって言われた。なんか必殺技製作だったらしく、必殺技がある俺は不要なんだって」
「あっそ。だが、必殺技ね。字だけ見れば『必ず殺す技』だよな。そんな名前なのにヒーローは誰も殺さないんだぜ。笑えるよな」
太陽は弔の隣に座る。テレビのリモコンを手に取ってチャンネルを変えながら弔の話を聞く。
「確かにね。文字だけ見ればそうなんだけど、最近は『なんか凄い技』程度なんだよ。アニメとかゲームとかでも必殺技っていっても攻撃から回復、自己強化まで色々あるでしょ」
「まぁな」
太陽はチャンネルを適当なアニメにすると暇そうに見る。
再度、死柄木が何かを話そうとした時、部屋のドアがガチャリを開けられる。
「戻ったぞ……おっ!!太陽までいるじゃねぇか!!久しぶりだな!!会いたくなかったぜ!!」
「トゥワイス、おかえり〜」
「何話してんだ!?面白そうだな興味ねえな」
「俺の学校でのこと。必殺技とかその辺よ」
「そうか!!」
「あ〜、そういやトゥワイスの〝個性〟なに?」
「あ?俺の〝個性〟か!?」
「そうそう、そういえばみんなの〝個性〟ちゃんと知らなかったからさ」
「そう言うことか!なら教えるぜ!!嫌だけどな!俺の〝個性〟は『2倍』。一つのものを二つにするんだぜ!!ある程度のダメージを受けたら泥みたいに消えるけどな!!」
「へぇ、強いね」
「そうでもねぇけどな!!訳あって今は使えねえぞ」
トゥワイスはテレビの左側にあるソファに飛び込む。その顔には少しだけ恐怖の色が滲んでいた。
「少し、俺の過去を話してもいいか?」
トゥワイスはそう前置きをしてから話し出す。
「俺だって昔は色々と悪さをしてたさ。この〝個性〟を使って自分を増やして好き勝手暴れてた。だがな、増やした俺も自分を本物だって考えているんだ。あの時までの俺はわかってなかった。俺が本物だ。いや、俺だ。と増やした俺が殺し合いを始めやがった。1週間と2日間だぜ?殺し合いの結果、増えた俺はみんな消えた。そしてはじめに殺されかけた俺だけが生き残った。生き残ったと言っていいかわかんねぇな。俺だって偽物かもしれない。ずっとそれが考えささるんだ。俺が俺を増やしたら俺はその場で偽物として消えるかもしれねぇ。だから俺は俺を増やせねぇ。すまねぇな、こんな俺が仲間なんてな」
その話を最後まで聞いていた太陽は口を開く。
「いや、偽物でもいいんじゃね?」
「は?」
「俺が知ってるのは今のトゥワイスだ。それが偽物だろうが本物だろうが関係ない。どれだけトゥワイスが自分を偽物だって思ってようが俺らに取ってはここにいるトゥワイスが本物だよ。なぁ、弔?」
「ん、ああ。お前はお前だよ。これから本物とか言うお前が来ようが俺らに取っての本物はお前だけだよ。そんなことで悩んでたのか」
「みんな……」
「自分が偽物だって思うなら、いっぱい本物にはないことして本物を越えようよ」
トゥワイスの眼からは大粒の涙が溢れ出す。太陽と死柄木はそれをただ黙って見ていた。数分後、ようやく涙が止まったトゥワイスはソファに立ち上がって大きな声で宣言する。
「バカなことで悩んでたぜ!!俺は俺だ!!それ以上でもそれ以下でもねぇ!!よっしゃあ、遊ぼうぜ!!」
「いいよ!何する?ス○ブラ?」
「それでいいぜ!!何でもいいぞ!!」
「弔もやるよね。よし、1vs1vs1だ!!」
「待った!!俺を増やして2vs2のチーム戦しようぜ!!」
そう言うとトゥワイスはものの数秒で自分を増やす。先程まで増やせないと言っていたがその数分後に増やせるようになるとは。
「よし、やろうぜ!!俺!!」
「いいぜ!!俺!!2人でボコボコにしてやろうぜ!!」
「心境の変化早くね??」
これには太陽ですらドン引きする。死柄木もその様子に少し驚く。
「まぁいい。トゥワイス2人対俺と太陽か。やってやるよ」
すでに起動した画面は使用キャラクターの選択画面になっている。トゥワイスたちは同じキャラクターをすでに選択していた。遅れて太陽と弔もキャラを選択する。
「いくぞ、俺!!連携プレイだ!!」
「当たり前だ、俺!!俺と俺の連携を見やがれ!!」
「クソッ、キモいコンボしやがって!!」
「弔、何1ストック落としてんさ!!」
トゥワイスたちは交互に攻撃すると言ううざったるいことをする。普通なら途中で連携が途切れるだろうが、そこは同じ存在同士。息ぴったりの攻撃を繰り出す。そしてそれを受けてしまった弔はなすすべなく場外へと飛ばされてしまう。
「ただいまだぜ〜」
「え〜!?仁くんが2人います!?」
「本当ね?どう言う原理かしら」
白熱した戦いを数戦繰り返していると部屋の入り口から買い出し組が戻ってくる。買い出しに行っていた筈が何故か手ぶらである。
「おかえり〜。あれ、荷物は?」
「それはね。おじさんの〝個性〟で圧縮してるのさ」
コンプレスはポケットからいくつかのビー玉を取り出すと〝個性〟を使う。ビー玉は即座に消え去り中から多くのビニール袋が出てくる。それには食料から服まで色々とある。
「じゃあ、食べものは冷蔵庫に入れようか」
「は〜い!!」
「服とかの日用品は置いてくるわね」
「それじゃあ、おじさんは昼飯でも作ろうかな」
コンプレスはエプロンを身につけて台所に立つ。慣れた手つきで食材を処理して料理を作っていく。
ゲームがひと段落した太陽はコンプレスの元へといく。
「何作ってるの?」
「ペペロンチーノだよ。太陽くんも食べていくかい?」
「当たり前やんけ」
「そうかい。じゃあ、お皿とか用意して欲しいかな」
「了解です」
「私、料理手伝います!!」
「ありがとうね。ヒミコちゃん」
「いえいえ!!」
ペペロンチーノが完成する頃、扉が開いて荼毘とスピナーが帰ってくる。
「いい匂いだな!!」
「もう全員いるのか」
「荼毘くん、スピナーくん、おかえりなのです!!」
お皿に装ったペペロンチーノをダイニングテーブルに運びながらヒミコは荼毘たちへと話しかける。
もうすでに椅子にはトゥワイスが座っている。分身体は気がつけば消えていた。
「太陽くん、ちょっと火伊那ちゃんを呼んできて欲しいです!!」
「おっけ〜」
ヒミコにお願いされて太陽は火伊那の部屋に向かう。扉を開くと火伊那はベッドに寝転びながらスマホでアニメを見ていた。
ベッドに近いテーブルにはお菓子やジュースが乗っかっていた。封は切られていたため食べながら見ていたのだろう。
「ご飯できたよ」
「ん、わかった」
太陽はそう伝えると火伊那はお菓子の封を折り込んでクリップで留める。スマホの電源を切ってベッドから立ち上がる。
リビングに戻るとすでに他のみんなは椅子に座って2人を待っていた。太陽と火伊那は残っている椅子に座る。
「黒霧はまだ来てないか。まぁ、食べるか」
死柄木の言葉と共に食事を始める。
「いただきま〜す!!」
「いただきます」
「頂くか」
「うまいぞ!!あんまりだな」
「久々に作ったけどまだまだいけるね」
「おいしいわ!!今度レシピ教えて欲しいわね」
そ昼食中は普段のことや学校でのことなどを話しながら食べる。
みんなが食べ終わると後片付けに入る。今日の料理当番のコンプレスが主体となって皿洗いをする。皿洗いといっても洗浄機があるためそこまで面倒ではない。
洗浄の最中、太陽たちはテレビの近くのソファに座って待つ。ゲーム機を起動して今度はマ○カをする。1つの画面で最大4人までしかできないので交互にプレイする。
それから、ゲームを変えたりして数時間。夕方頃になると太陽はハイツアライアンスに帰ることにした。
「じゃあ、帰るわ」
「え〜!!もっといましょうよ!!」
「ごめんね。寮生活だから帰んないといけないんだよ」
「……わかりました」
「また明日も来るよな?」
「当たり前じゃん!!」
「本当ですか!?嬉しいです!!」
太陽は入り口の扉に手をかける。自分の部屋を思い浮かべながらドアノブを開けるとその先は自分の部屋になっていた。
これは太陽の作ったアーティファクト。門の創造をドアに付与したもので思い浮かべたところならどこでも行くことができる。
部屋に戻ると丁度、太陽の部屋のドアがノックされる。
「は〜い」
「あ、太陽くん!!夕飯できたよ!!」
「わかった!」
太陽は葉隠に連れられて共同スペースへと向かうのであった。
太陽が本気で必殺技を使うならアザトースを召喚すると思う。
それかパンの大神を召喚するかも知れない。
そしたら皆んな発狂だね。