これを書いている今現在決まっていないが2話目を出すかもしれない。(現在9/14 0:36)
もう一つ出てたらやる気があったのだろう。
キングクリム……《時空門の創造》!!
時間は仮免試験当日まで飛ぶ。
何故なら、太陽は圧縮訓練1日目以降圧縮訓練に参加しないためである。
一応、仮免試験当日までの太陽の日々の生活を教えよう。
8時、24回目の二度寝の末起床。部屋に鍵をかけて死柄木たちの元へと向かう。
12時までゲームや雑談。変装しての散歩などで時間を潰す。
12時、昼食。ここしばらくは死柄木たちとばかり摂っていた。
17時まで再度ゲームをするか、昼寝。
17時、帰宅。
夕食の末、暇つぶしに部屋でルルブを読んだりネットでセッションをしたりする。
23時、睡眠。
続いてとある日の夜の太陽の様子。
「はぁ!?なんで俺の3面待ちじゃなくて上家のペンチャン待ちが通るんだよ!!おかしいだろ、チートだチート!!」
「今日、世界が終わるらしいね。みんなと居れて楽しかったよ。そうだ、しりとりしようか。じゃあ俺からね。『ヤクチュウ』」
「俺の番?『ど』かぁ………じゃあ無難に。『ドラゴンカーセッ○ス』」
「今の文、『僕』ではなく『俺のこの手が真っ赤に燃える! 勝利を掴めと轟き叫ぶ! ばあああああああああくぬぇつぅ・・ゴォォォッド・・フィンガアアアアアアアアアアアアアッ!・・・ヒィィィト・エンドッ!』じゃなかったですか?……あ、成功ですね」
「そこの文、『、』じゃなくて『イー↓シャン↑リンチー↓チン↑シャオ↓ラー!(威嚇)』で『。』じゃなくて『チョン↑パァ(勝利)』ではなかったですか?……あ、成功でーす」
「ZAPZAPZAP、その辺のNPC!!」
他のクラスメイトは死に物狂いで必殺技の習得をしようとしているのにも関わらずイー↓シャン↑リンチー↓チン↑シャオ↓ラー!(威嚇)太陽は趣味に耽っていたチョン↑パァ(勝利)
ネット麻雀をしたりイー↓シャン↑リンチー↓チン↑シャオ↓ラー!(威嚇)白物語やりび道イー↓シャン↑リンチー↓チン↑シャオ↓ラー!(威嚇)パラノイアをして楽しんでいたチョン↑パァ(勝利)
クトゥルフ神話TRPGはないチョン↑パァ(勝利)あったら色々と大変なことになるだろうチョン↑パァ(勝利)実際に呪文が使えたり神話生物がいるこの世界なら特にチョン↑パァ(勝利)
現在時刻、朝8時。太陽たちは仮免試験の会場へと向かうバスの中にいる。
皆何処か忙しない。自分のメガネを壊れるんじゃないかって言うほど拭く奴や1人ブツブツと聞き取れないほど早口で喋っている奴、掌に『人』という字を書いて飲み込んでいる奴までもがいる。
太陽はそんな中、スマホを取り出してソシャゲを回している。しかし、数分後にはそのソシャゲをアンスコしていた。
「ヒーローのソシャゲやってみたけど面白くねぇな。オールマイト一強じゃねぇか!!舐めんなよ!!しかも課金キャラだしよ…死ねよ!!対戦モードやったらオールマイトにボコられたんだけどォ……クソがっ!!俺のリューキュウ主軸パがオールマイト1人の拳圧でワンパンとか!!レベルも同じなのにさぁ!!おかしいじゃん!!ナーフしろよ、クソ運営!!」
太陽はアプリストアのソシャゲ『ヒーロースクランブル』に⭐︎1評価をつける。
「『全体的にやってみたところ、ストーリー自体は面白く多種多様のヒーローの固有イベントや固有ストーリーが存在しておりとても充実感があります。主人公に対する好感度によってキャラのボイスが変わるのも大変素晴らしいです。主人公の性別によってもボイスが変わるのも良い点です。しかし、オールマイト一強ゲームというのは些か、いえ大変面白くないです。オールマイトを使えばどのステージも入場して5秒後にはクリア判定、対戦モードでは相手にオールマイトが1人でもいれば勝つことができないのはどうかと思います。キャラごとに属性もあり相性も存在するにも関わらずオールマイトはそれを超越して真正面から殴りかかるのはどうかと思います。無双ゲーにでも鞍替えしたらどうですか?課金をしないと手に入らないという点にも嫌らしさを感じます。さらに他キャラの特にイレイザーヘッドに関しても思うところがあります。イレイザーヘッドは相手の個性を消す個性を持っているにも関わらず味方にいれば味方がそのデバフを喰らい敵にデバフがかかっても数秒で切れてしまう。ましてやオールマイトには一切効果がない。これは弱すぎませんか?はっきり言って舐めてます。これを神ゲーなどという人たちは一度人生をやり直した方がいいのではないでしょうか。結果的にとても良いストーリーをマイナスに振るキャラ性能のため⭐︎1とさせていただきました。本音を言えば⭐︎-100でもおかしくないのですが⭐︎1までしかないため泣く泣く⭐︎1です』っと」
太陽は「送、信っ!!」と声に出しながら画面をタップする。ピロリンという送信音がなり確かに送信できたことを確認するとアプリストアを閉じる。
「あれ、みんな静かだね?どうしたの?」
太陽がお気持ちを送信して気持ちよくなり辺りを見渡すとバス内は静かになっており全員が太陽を見ていた。その顔は「こいつまじか」と今にもいうのではないかというものだ。
「いや、もう少しで仮免試験なのにソシャゲにアンチコメ吐いてるのはどうかと思ったけど」
「何言ってんだよ、上鳴。これはアンチコメじゃない。問題点を羅列しただけの良コメだから。これからこのクソみたいなソシャゲをする人に対して初めに注意喚起してあげているのは素晴らしい行動じゃない?」
「俺だってそのソシャゲしてるからオールマイトが強すぎんのはわかるけど、ほらガチのオールマイト再現したらまぁ…でいいじゃん!?」
「いや、それでは駄目だよ。そこで諦めたら試合終了って誰かが言った通りここで俺たちが折れたら駄目なんだよ!!オールマイト一強だったらゲームのシステムがそもそもいらないじゃんってことになるし属性とかいらないでしょ?ストーリーは最高で泣けるのにそのキャラ性能が全ての足を引っ張っているんだよ!!再現なら…相澤先生!!何分間なら個性使って目を開いていられますか!?」
「あ?1分くらいだ」
「なら、イレイザーヘッドを編成に入れたら1分間は殴り放題になるんだよ!?しかも敵だけに使って。それがナーフされて味方にもかかるわ敵のデバフ時間が短いわでナーフされてるのにオールマイトはナーフされてないのおかしいでしょ!?」
「お…おう。なんかごめんな」
「わかってくれたならいいよ」
太陽は満足そうに鼻を鳴らすとスマホで別ゲーをやり始める。
太陽はゲームになったら結構熱くなるタイプだったらしい。
「もう着くぞ。準備しろ」
「「「「は〜い」」」」
相澤先生の連絡を聞き、クラスメイトはコスチュームをカバンから取り出して最終確認に入る。
その間も太陽はゲームに勤しみ、ギリギリまでイベント周回をしていた。
「おし、お前ら行ってこい」
「「「はいっ!!」」」
バスから降りると相澤先生が全員に向けて激励を飛ばす。普段ならやらないであろうことだが今回ばかりは相澤先生も言う方が良いと判断したのだろう。相澤先生に見送られながら太陽含むA組の面々は第一次試験の会場である建物内に入っていく。
控え室と言われて促された場所は全国からやってきたヒーロー科生徒でぎゅうぎゅうであった。目測1000人以上はいるのではないかと言うほどの人数。空調設備が整っているはずなのだが熱気がすごい。立っているだけで人ごみの量にクラクラしてしまいそうだ。
太陽は適当にスマホをいじってキャラシの編集をしていると突然背後からクソデカボイス*1が鳴り響く。極めてうるさい。
「雄英高校の人たちじゃないですか!!!!!!!」
「うるさっ」
「すみません!!!!皆さんと戦えるのが楽しみだったので!!!!」
「うるさぃ」
「すまないな。うちのイサナが」
さらにそのうるさい男の背後から全身毛だらけの男?がやってくる*2。
2人とも特徴的な帽子をかぶっておりその後ろあたりにも同じ帽子をかぶっている人がいる。
「俺たちは士傑高校だ。うちのイサナは雄英が大好きらしくてな。いつもよりテンションが高いんだ」
「そうッス!!!自分、雄英大好きッス!!!」
そこから話が広がろうとした時、「えー、では」とスピーカーから音声が流れる。
壇上には目の下に隈を作った今にも死にそうな男が立っている。
「これから、皆さん1540人で勝ち抜けの演習をします」
「現代はヒーロー飽和社会と言われ、ステイン逮捕以降ヒーローのあり方に疑問を呈する向きも少なくありません」
「事件発生から解決までの時間は今や引くくらい早くなっています。よって、現在のヒーローに求められるのは『スピード』!」
「ですので今回の一次試験は条件達成者先着100名を通過とします」
会場の至る所から驚きの声が上がる。
1540人のうち100人なので全体の6%しか二次試験に進めないことになる。
(頭おかしいんじゃないか。自分が言うのもなんだが
太陽の頭によぎるのは火伊那や火伊那の上司で不老不死を研究していたアホの存在。本来ならもっといるであろう公安の印象がこの2人、特にアホのせいで殆ど固定されていた。
太陽が物思いに耽っている間も説明は続く。ヒーロー公安委員会の目良という人物が言うには体の三箇所好きなところにターゲットをつけてそれを各自6個配布されるボールで当てるらしい。3つ点灯したものは脱落。3つ目に当てた人が〝倒した〟ことになり、通過するには2人〝倒す〟ことが条件だそうだ。
(舐め腐ってんな。そんなの個性の相性で結構変わるだろ。それを前提としてやってるんだろうが)
太陽はこの時点でやる気を失っていた。本心から面倒臭い、さっさと帰ってゲームの続きをしたいとまで思っていた。一応相澤先生の手前、試験を落ちにいくようなことはしないので最速でさっさと終えることにした。
公安の人物の説明が終わると突如建物が開く。でかいコンテナに収容されていたようだ。そのコンテナが立方体の展開図のようにバタンと大きな音を立てて広がる。辺りには工場地帯やビル街などの実際にあっても遜色ない建物が建ち並んでいた。
「では、今からボールとターゲットを渡します。全員に行き渡ってターゲットを装着し終わってから1分後に開始です」
太陽は渡されたターゲットを右肩、左太腿、右腕につける。ボールは一緒についてきたホルダーを腰につけてそれに入れる。準備が整った太陽は開始の合図を待ち望む。
「みんな、まとまって動こう!!」
「じゃかしいっ!!んなことできるか!!俺は勝手に動く!!」
「おい待てよ。爆豪!」
「俺も集団じゃ不利な個性だ。1人でやらせてもらう」
合図が出る前から受験者は好き勝手に動き出す。学校ごとに動くところもあれば個人行動や少人数で動く人もいる。緑谷は集団で動こうとみんなに呼びかけるも爆豪や轟、切島は勝手に動いてしまう。
「てか、動いていいんだ。この場所スタートかと思ってた!!」
「うえ!?太陽くん、説明聞いてた!?」
「いや、一切。それじゃあ、俺も勝手に動くから!!」
太陽は手を振って緑谷たちの場所から離れていく。太陽が工場地帯の中心あたりにたどり着いた頃、近くにあったスピーカーから開始の合図が鳴り響く。
それとほぼ同時に太陽を取り囲むように数十人の受験者が姿を現す。
「きっしょ、ゴキブリかよ」
「悪く思うなよ。雄英は優先的に潰さないといけないんだ」
「俺たちには今年しかないんだ!!」
「だから、ここで脱落してくれ!!!!!」
四方八方からボールが投擲される。その中心にいる太陽は涼しい顔でその様子を見ている。太陽のターゲットに当たったはずのボールも何個かあるにも関わらず何故か、太陽の脱落の表示が出ない。
「何故だ!?何故これでも倒れない!?」
「は?そりゃあ、これが一番重要なんだし守るだろ普通。……おっ、てかここに落ちてるボール全部回収してやろ」
太陽は開始の合図が鳴る前に1つの呪文を使っていた。《肉体の保護》である。肉体と言いながら服までは一応保護する範囲に入っているため特にターゲットの部分に厚く保護をしていた。故に一定以下のダメージは無効となるのだ。今回は手加減も兼ねて120程しか装甲を貼っていないので普通のボールのダメージを3として、大体60回ほど的確にターゲットの位置にぶつければ壊れることだろう。
しかし、こいつらがそういう風に協力するわけもなくそもそも当たらないものも多い。更には割れそうになれば貼り直すこともできるのでこいつらが太陽のターゲットに当てるには120ダメ以上を与え太陽が装甲を貼り直す時間すら与えずに2撃目をぶつけることが必要とされるだろう。
そんなことを太陽が優しく説明することもないので囲んでいる受験者は動揺してしまう。更に、太陽は近くに落ちたボールを回収しているので投げれば投げるほどボールがなくなっていくのだ。
「くそっ!!ボールよこせ!!」
「こっちももうねぇ!!あいつが全部回収してやがる!!」
「何故だ!?なんであいつはあんなにボールを受けても脱落しないんだ!?」
「くそっ、こんなんだったら別の奴ら狙えばよかったじゃねぇか!!なんでこいつなんだよ!!」
「テメェが孤立してるやつ狙うぞって言ったんだろうが!!」
ボールの数が減り焦り始めた受験者は仲間割れを始めてしまう。それにより段々とボールが飛び交う量も減る。太陽はこの辺かな。と逆襲の準備をする。
「《門の創造》」
太陽の正面にいくつもの門が出現する。太陽は足元に大量に集めたボールのうち3つ持ってその門に投げ入れる。
門を通ったボールは囲んでいた受験者1人のターゲットを全て撃ち抜く。
「はぁ!?なんで!?」
「よし、1人目〜〜!!さて、面倒だし一気に行くよ」
太陽は正面の門を消す。再度、《門の創造》を唱えると太陽の足元に門が出現する。門はボールだけを通し全てのボールを通し終えると消える。そして門を通り抜けたボールは囲んでいた受験者それぞれのターゲットを撃ち抜いた。一瞬にして50人ほどの受験者は脱落に追い込まれる。
『2人目の通過者がでました。えっ!?1人目の120人に続いて51人脱落させての通過です』
スピーカーから声が聞こえる。それと同時に太陽のターゲットから機会音声が流れる。
『一次試験合格です。合格者は早急に控え室Aに移動してください』
太陽はその声を聞いて一息つく。難しい相手ではなかったがやはり大人数から袋叩きにされると面倒臭いものがある。殺したり被害を与えたりできないのも痛手だ。それがいいなら初手《アザトースの呪詛》で全員潰すことだろう。
「てめぇ、1年だろ?3年の俺らには後がないっていうのに……」
後ろから恨み節を唱えるも太陽には届かない。太陽は機会音声のアナウンスに従って控え室へと移動するのであった。
太陽が控え室に入るとそこには1人しかいなかった。一次試験を映しているスクリーンの前に腕を組んで堂々と立っている。後ろ姿からわかる。先ほどえげつない大声を出して鼓膜を破ろうとしてきたイサナとかいう人物だ。
「おお!!俺の次の通過者は雄英の方ッスか!!」
「うるさいからもう少し音量下げて」
「おっと、すみませんッス!!」
ズンズンと距離感など関係ないという風に近づき大きな声で話しかけてくる。
太陽は「あぁ…」と何かを思い出し夜嵐に向かって話す。
「そういや、俺はヒーロー名、シーカー。本名夢見太陽くんだぜ。よろしくな」
「よろしくッス!!俺はレップウ!!夜嵐イサナッス!!」
夜嵐は太陽の手をとってぶんぶんと振る。太陽はそれになすがままにされている。数秒振り続けると太陽の方から手を離す。そして、夜嵐から離れてソファに腰掛ける。
「俺、ちょっと寝るから」
「わかったッス!!」
太陽は数秒後には夢の世界に沈んでいく。
『ヒーロースクランブル』略称:ヒロスク
日本に存在するプロヒーローをプレイアブル化したスマホ・PCゲーム。
主人公はヒーロー公安委員会の一員としてヒーローを事件に派遣したりイベントに派遣したり、はたまた世界を騒がす凶悪事件に立ち向かったりするゲーム。入手したヒーローには好感度と呼ばれるゲージがあり沢山そのヒーローとイベントやクエストをクリアすると好感度が上がり専用ボイスや専用イベントが出現する。尚、フルボイスである。
ストーリーモード以外にも対戦モードもある。それでは最大4人のチームを編成して相手のヒーローと戦うタイマン(4人編成組んでタイマンとはこれはいかに)や何チームも参加するバトル・ロワイアルが存在する。
全国で遊ばれており結構なユーザーがいる。
オールマイト
公式チート。30,000円課金すれば無料でもらえる。
チームに編成してストーリーモードのステージに入ると問答無用でクリア判定になる。周回に便利。
対戦モードでは相性など関係なしに全てのヒーローに強く出れる。拳圧でビルを破壊し、精神力でデバフを受けない。ダメージもその雄大な筋肉で無効化する。
運営からは『現実をそのまま反映しただけ』としか説明されていない。
《リューキュウパーティ》
リューキュウを主軸とした編成。火力はリューキュウがやりデバフや妨害のキャラを編成する
・リューキュウ(アタッカー)
・ホークス(サブアタッカー)
・セメントス/ピクシーボブ(妨害/地形変更)⚠︎都市ステージか森林ステージかで変更
・イレイザーヘッド(妨害)
《ワイルドワイルプッシーキャッツパーティ》
その名の通りワイルドワイルドプッシーキャッツの面々で組んだ編成。相性がいいキャラ同士で組むと相乗効果が出る
・マンダレイ
・ピクシーボブ
・ラグドール
・虎
《理論最強パ》
最強のパーティ
・オールマイト
ここまで作者が2、3日で考えたネタ。