冒涜的なヒーロー   作:月ノ蛇

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暇なので初投稿。

武道全失敗しているし跳躍振ってるのに反動ないのおかしいんじゃないのかって感想。変な返信をしたので修正としてその部分消しました。これで何もなかった、いいね。


召喚野郎と揶揄されたオリ主は呪文を使って無双する─門を作って障害物走をスキップするなと言われてももう遅い─

それから色々あって雄英体育祭当日。

テレビは全てのチャンネルが体育祭を放送するほど社会全体で注目される一大イベント。

バグみたいなクソ高倍率を切り抜けてきた雄英生の晴れ舞台。

大手の有名ヒーローも観戦に来てサイドキックを探すこともされているらしい。

そに超有名なイベントの一年生会場の入場口。

そこで太陽は………

 

「おいっ!?てめぇ!!!100段目のトランプ崩しやがってぇ!!!」

「うるせぇ!!こんなとこでやってんじゃねぇぞ!!ボケが!!」

 

トランプタワーを作っていた。

100段を目指して始めたトランプタワー。

途中から太陽の身長では積み上げられなくなり、麗日に浮かせてもらったりして漸く100段目が完成するところだった。

しかし、その目前でトランプタワーは傍若無人な爆豪に根元ごと〝爆破〟されてしまった。

文句を爆豪に言うも逆にど正論を突きつけられる。

 

本来、生徒で混雑するであろうところなのに太陽の周りに人はいない。

近づこうとすれば「ガルルルル」と威嚇されてしまい、それでも近づくと襲いかかってくるため近寄る人はいなくなった。

崩れたトランプを集めて仕舞っている太陽の元に轟が近づいてくる。

 

「なぁ、夢見」

「ん?なんじゃい」

「お前は俺よりも強い。これは事実だ。だからこそ、この体育祭でお前を完膚なきまでに倒す。宣戦布告だ」

 

轟は太陽の目を真っ直ぐ見て宣言する。

太陽はトランプをポケットにしまい立ち上がる。

 

「ん。てか、俺以外にも言った方がいいんじゃあないか?ほら、上ばっかり見てたら足元掬われるぜ」

「そうだそうだ!!轟!!俺らにも宣戦布告しろよ」

「オイラも優勝するかもしれないだろ!?」

「……確かにな。1年A組!!俺はみんなを倒して優勝する」

「何言ってんだ!!!俺がお前らを完膚なきまでに叩き潰して優勝するんだよ!!」

 

その宣言はクラス全体に行き渡りクラスの士気が上がる。

誰も彼も仲良しこよしをするような顔ではなく全員がライバル、蹴落としてでも優勝すると言う意思を持った顔になる。

その間にサポート科や普通科の入場が始まる。

プレゼントマイクがノリノリで紹介する。

そして漸く、A組の入場になる。

 

『ヒーローの卵が鎬を削る年に一回の大勝負!!どうせお前らアレだろ!?コイツらだろ!敵の襲撃にあったにもかかわらず鋼の精神で乗り越えた期待の新星!ヒーロー科1年A組だろぉぉ!?』

 

その言葉に合わせて入場する。

会場からに「ワァァァァァァ!!!」という歓声が響き渡る。

太陽は緊張することなくその歓声に両手を振るなどのサービス精神を出している。

全員が入場し終え整列すると開会式が始まる。

ミッドナイトが壇上に立ち、その際どいコスチュームを惜しげもなく晒しながら進めていく。

 

「なぁ、18禁ヒーローが高校にいていいのか?」

「いいに決まってんだろ!!こんな間近で見れる機会なんてないからよぉ!!」

「禿同」

「常闇、それネット用語だからな?」

「な、にっ!?」

 

何気なく質問した太陽に峰田と常闇が返答する。

常闇は『禿同』とかいうネットの死語を使っている。

ネット用語だと言うと目を見開いて太陽を凝視する。

 

『選手宣誓!入試首席、夢見太陽くん!!』

 

呼ばれた太陽は堂々と歩いていく。

太陽は登壇しマイクを手に取る。

誰もがその言葉に耳を傾けようと会場が静寂に包まれる。

太陽は「ア、アー。テステス」とマイクテストをし宣誓する。

 

「えーっと。まぁ、スポーツマンシップに則り誠心誠意がんばります」

 

圧倒的に適当な宣誓に息を呑む声がする。

太陽は降壇するわけもなくマイクを持ったまま。

 

「さて、冗談はさておき。俺が1位だ!!雑魚は黙ってろ。それが嫌だってなら足掻け。俺ら1年A組+普通科心操人使が受け止めてやるからよォ!!!」

「「…上等だ!!ゴラァ!!」」

 

心操が「え?俺も」という顔で太陽を見る。

1拍置いて会場は怒声に包まれる。

その怒声を耳にしながら太陽は降壇する。

 

「どうだった?最高に士気上げられたでしょ!?」

「なんでオイラたちまで巻き込むんだよぉ!?」

「そうだよ!!勝手に選手宣誓して勝手に全クラスから1人だけ目の敵にされると思ってたのに!!」

「ケロ。三奈ちゃん、それは流石に酷くないかしら」

「どうせ全員丸ごとぶっ潰すつもりなんだよ!!変わってねぇだろ!!!」

 

開会式が終わりプレゼントマイクのアナウンスで第一種目が始まる。

1年全員が第一種目のスタート地点に集まっている。

鞭を持ちながらミッドナイトが説明する。

 

「第一種目は障害物競走!!コースは外周4km!!ルールはコースから出ないこと!!我が校は自由が売りの学校!!ルールさえ守れば何をしたっていいわ!!さぁ、位置について!!」

 

全員がスタートのゲートへと殺到する。

それを横目に太陽は最後尾で《空中浮遊》を使う。調整して大体3mほど上空に浮かぶ。

今か今かと殺気立つスタート地点。

 

「スタート!!」

轟ッ!!

 

ミッドナイトが号令を叫ぶ。

誰もがゲートを最速で通ろうとする。

しかし、即座に展開された氷によって殆どの生徒が足止めを喰らう。

それは轟の個性。自らが最速で出ると同時に後続を動けないようにする。

普通科やサポート科の生徒は足を凍らされて動けずにいる。

しかし、ヒーロー科の生徒は違う。

A組の生徒はそれぞれ氷を回避しゲートを通過する。

〝爆破〟によって氷の上から通る者、氷を砕いて進む者、多種多様だ。

B組の生徒も協力しあって氷から脱出する。

 

「待てやゴラァ!!」

 

爆豪は轟の後を追う。

般若のような顔で迫っていく。

轟も負けじと氷を出す量を増やして自身を押し出していく。

 

『最初の関門は!!ロボ・インフェルノ!!入試の時に出たロボットがお待ちかねだ!!解説は俺プレゼントマイクと!!イレイザーヘッドでお送りするぜ!!』

『勝手に連れてこられただけなんだが』

 

轟は目の前に出現した巨大ロボットを見るとそのまま突っ込む。

巨大ロボットは迫る轟に気がつき拳を振り下ろす。

 

轟ッ!!

 

轟は氷を出しまくりロボットを凍らせる。

そしてその股下を華麗に潜り抜ける。

爆豪は〝爆破〟を使って空を飛びロボットとの戦闘を避ける。

轟と爆豪を追従するように多くの生徒が走ってくる。

 

『おおっとぉ!!1年A組の轟が凍らせたロボットが崩れてくぞ!!後続はこれに足止めさせられるのか!?』

『そのために不安定な姿勢で凍らせたんだろ』

 

巨大ロボットの足元がグラリと揺れ後続の生徒に倒れ込む。

回避や対応を迫られ後続は大きく出遅れる。

その間も轟と爆豪は進み続ける。

 

目の前に迫るのは大きな穴。

数本の縄が対岸同士を結んでいるだけである。

 

『もう第二関門まで来やがったぁ!!第二関門はザ・フォール!!谷と島をだらけの場所だ!!ここを通るには縄を渡るしかないぞ!?』

『あいつらにはあまり関係ないと思うがな』

『おっとぉ!?轟が氷の道を渡っていく!!ありなのかそれはぁ!?』

『そう言うもんだろ。爆豪も空飛んでるしな』

『確かに!!1年A組、爆豪は空を飛んでやがる!!谷と島なんて関係ないってか!!』

 

轟はザ・フォールを見ると即座に氷で道を作る。

それを使って障害を難なくクリアする。

それを追従する爆豪は空を飛んでいくことでそもそもの障害を無視する。

これによって爆豪が轟を追い越すことになる。

 

『さて、ここで後続を見てみよう!!…あれぇ!?まだスタートに1人だけいるぞ!?』

『夢見だろう。何やってんだあいつは』

 

爆豪と轟の青春な勝負のなか、太陽は未だ1人でスタート地点にいる。

一応《空中浮遊》で空に浮かび上がって全体を見渡して入るが一歩も動こうとしない。

スタート地点に1番近い観客席からはすでにブーイングが出ている。

太陽はそのブーイングに向けて中指を立てると言うことで対抗する。

 

『本当に何やってるんだぁ!!!さっさと行けよぉ!!』

 

スピーカーから太陽に催促する声が聞こえる。

太陽はその声を聞くと漸く動きを見せる。

 

「おらぁ!!マリトッツォじゃい!!」

 

ポケットからバスケットボール大のマリトッツォを取り出す。

そしてそのマリトッツォをブーイングしていた観客に投げつける。

避けることもできずにその観客はクリームまみれになる。

太陽は笑顔でそれを見ると呪文を唱える。

 

「《門の創造》」

 

太陽の目の前に門が現れる。

装飾の凝られた門であり一つの芸術品かと見間違うほど。

その門はギィっと音を立てて開く。

 

「さて、一位のお出ましだ」

 

太陽はその門に飛び込む。

その瞬間、太陽の姿はゴール手前10cmに現れる。

そのまま、足を一歩踏み出しゴールを踏む。

 

『なっ!?どんでん返しだ!!さっきまで最下位だった1年A組の夢見が一位でゴールだ!!!』

『あいつ、これのためのスタート地点に残ってやがったな』

『どう言うことだ!?担任のイレイザー?』

『夢見の個性にはワープみたいなものがある。それを使えば一瞬でゴールできる。観客の注目を受けてから使って一気に目立とうって魂胆だろう』

『なんて個性なんだ!?と言うかなんで障害物競走が第一種目なんだ!?こんなの勝てっこないだろ!!』

 

実況解説の言葉で観客は漸く理解する。

そして、太陽の有用性を理解する。

誰もが太陽を職場体験に呼ぼうと画策するだろう。

それほどまでに第一種目では太陽が目立った。

 

その後は爆豪と轟の一騎打ちかと思えばロボットの装甲を利用して吹っ飛んできた緑谷が2着となった。

轟は3位、爆豪は4位となった。

 

「はい〜、お疲れ〜」

「テメェ!!何ズルかましてんだ!!!」

「ズル?俺はただ個性を使ってショートカットしただけだよ?コースを出てないし問題ないよ?てか、爆発くんは他にも2人に負けてますよね〜?」

「クソガァ!!!!」

「あ^〜、負け犬の遠吠えが気持ちいんじゃ^〜」

 

太陽は暴言を吐き散らしてキレ散らかしている爆豪を放置してゴール地点へと向かう。

そこには20位でゴールした心操がいる。

 

「乙、どうだった?」

「……太陽のせいでめっちゃ邪魔されたんだが!?」

「よかったじゃん。ほら、競争できて。ヒーロー科狙うんだろ?」

「そうだけどさ。開会式で言う必要はなかったよな!?その時周りからエグい目向けられたからな!?」

「ヒーロー科来るんだから普通科の奴らからどう思われても関係ないでしょ」

「くっそ、こいつ」

「ほら、水分補給のタピオカミルクティーとマリトッツォだよ」

「いらねぇ」

 

太陽はポケットからタピオカミルクティーとマリトッツォを出して心操に手渡す。

心操はそれを受け取ることなく太陽を避けていく。

しかし、太陽からは逃げられない。

回り込まれてしまった。

 

「人使は 俺に 回り込まれてしまった」

「どうやってんだ!?」

「ほら、水筒」

「ありがと?」

 

太陽は持っていた水筒を渡す。怪訝な顔をしながらも心操はそれを手に取る。

さきほどのプラスチックカップに入っているタピオカミルクティーよりは信用できるのだろう。

一口飲む。

 

「あ、やべ。それ蜂蜜酒だわ」

「ぶぶっ!?」

 

唐突に聞かされた中身に心操は吹き出す。

そして太陽に詰め寄る。

 

「お前、マジで、何飲ませてんだ!?てか、これ俺の水筒だろ?」

「忘れてた。てへっ」




ワープってチートだよね。
なんか今回の話も5000字行かなかった……
次こそは頑張る

ちな、障害物競走の順位は1位に太陽が入りそれ以下の人はほぼ変わってません。
つまり青山くんは一回戦敗退です。
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