たったひとつの願い   作:Jget

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ファイナルピース

 

「やめておけ……ねぇ」

 

先程、自分が言ったセリフを復唱しながら彼女はこちらの正面に回り込んだ。

 

「人間か……それに、グリフィンの制服……という事はどっかの部隊の指揮官かな?」

「あぁ……私は最近、グリフィンの指揮官に選ばれたのさ……入った日は……」

 

自分がグリフィンにいつ入ったかを説明する。

 

「成る程……通りで見た事ない顔だと思った」

 

そういって、目の前の戦術人形は銃を下ろしてくれた。

 

「ありがとう、わかってくれて。」

「礼には及ばんさ、で?こんな戦場のど真ん中で何してるんだ?」

 

まぁ、しばらく連絡が取れず作戦の状況も知らなかったらその対応はむしろ自然で安心できる。

 

「それなんだけど、この辺りでグリフィンの作戦が行われているのはわかるかな?」

「あぁ、その部隊の片割れに敵だと思われて……"説得"にいやぁ、苦労したもんだ。」

 

片割れ……誰のことだろうか?

事によってはまぁ良い、で済ませられるわけではないとは思うが……誤射の類であると願いたい。

 

「新型の鉄血のジャミング戦術にここ最近手を焼いていてね。その、対処をできる人材が私しかいなかったんだ、で……ジャミングを解除している間に、砲撃を受けてこのザマさ」

「成る程、グリフィンは人形だけじゃなく、新人にも厳しくしていく方針に切り替わったんだな?」

「そうなんだろう。AR小隊の部隊の性質上故かは……分からないけどね……まぁ、彼女達の指揮官になった時の定めなんじゃないかと思うよ」

 

すると戦術人形の表情が妙なものへと変わる。

 

「なぁ、指揮官さん?」

「どうした?」

 

M16A1は真面目なトーンで話す、重要な話なのだろう。

 

「最近、AR小隊を引き取る事になった不運な指揮官がいるって聞いたが、まさかアンタの事か?」

「……不運かどうかは知らないけれど、まぁ……AR小隊の指揮官になったのは私で間違いない」

「そうか……うん、身体面は悪くなさそうだな……武器のカスタムも……まぁ、悪くない」

 

するとM16A1はジロジロと舐め回す様にあちこちを見つめた、ある程度観察し終えると

 

「……名前は?」

「ユーリ・フレーヴェン、いったいどうした?」

 

何かを理解して、納得をしたらしいM16A1はライフルを立てかけ、キチンとした姿勢になると……

 

「初めまして、指揮官。私は戦術人形M16A1です」

 

M16A1はまるで急いでいる様に、言葉を並べだした。

 

「その……きちんと挨拶したいところですが、今は大事な要件がありまして、無粋ではあるのですが急ぎの頼みがあるんです。たった今、とても厄介なことになってしまいました。」

「厄介な事?」

「その件はペルシカさんとAR小隊全員が集まる必要があるのです、どこにいるか……教えて頂けますか?」

 

頼みというのは一刻も早くM4達と合流する必要があるという事だった。

 

恐らく内密で話しておきたい案件なのだろうが……しかし……

 

「あの……とても言いにくいんだが……」

「どうしました?」

 

こういう時は本当に参ったという表情が出る、

 

「今、AR小隊はイントゥルーダーの排除に向かった。恐らく、報復だとは思うけど……」

「え?」

 

途切れ途切れに映るマップに映る、M4A1達のマーカーはイントゥルーダーがいるであろう予想ポイントに向けて、進軍していた。

 

「……これは、まいったな。」

 

マップの進みが具合を見て、M16A1は目頭を摘んだ。

 

「とりあえず、このままイントゥルーダーを目指しているのならその道の進行ルートを沿えばある程度楽に辿り着けるだろう」

 

 

 

同じころ……

 

 

硝煙と泥……そして血の匂いが混ざり正に不快とも言える悪臭を放つ戦場で、見る人によってはまるで第一次世界大戦を思わせる激しい戦闘が起きていた。

 

「邪魔!!どきなさい!!」

 

STAR-15が撃ち倒した人形を蹴り飛ばしたことも気にせず、走りながらイントゥルーダーに向かっていく。

指揮官を欠いたAR小隊は頭を失ったとは思えない戦闘速度で、AR小隊は行手を阻む鉄血部隊を蹴散らしていた。

 

「と、止めろ!!」

「と、止められないって!?……ゴフ!?」

「こ、ここは持た……ガアッ!!!」

 

進撃速度は常軌を逸していた。

他のメンバーはついていくので精一杯で、仲間達のカバーは到底期待できない物となっていた。

 

「待って、AR-15!!進軍が速すぎる、部隊のサポートが出来ない!!」

「サポートなんてしなくて良い!!」

 

全速力で走るSTAR-15をM4A1が撃ち漏らしを倒しながら、追いかかる。

 

「あのイントゥルーダーは私達が鈍くなって間に次の所に行っているのよ!!」

「だったら、それで少しづつ追い詰めるなり方法があるでしょ!!慎重にしなさい!!」

 

鉄血のMGが制圧射撃をしてきた。

STAR-15は全く気が付いていない。

やむ負えず、素早くM4はSTAR-15を引っ張り、物陰に投げつける。

 

「あ、くっ……!」

 

M4A1は撃たれた脇腹に手を当てる。

やっぱり出血している。

 

「先輩!血が!!」

 

JS9が駆け付け、撃たれた場所の生地を素手で破る。

 

「見た目だけよ……」

「何やってるのよ。M4」

「あなたねえ!?」

 

STAR-15の発言は、JS9に状況の読めていない皮肉と受け取られて。

胸倉を掴みかかられる。

 

「もういいから……ケンカはあのイントゥルーダーをぶっ倒してから再開すること、いいわね?」

 

イントゥルーダーの策に遠回しに乗せられるていると警告した。

 

「……それに、このケガも相手の心境を揺さぶることを開発されたイントゥルーダーの性能を確かめる……という意味では、役に立ったかもね」

 

M4SOPMODⅡがグレネードランチャーで、レーザーをばらまいていたMG兵を吹き飛ばした。

 

「アイツは、私たちを焦らせるための嫌がらせをしている」

「なんでそれが分かるの?」

「そうね……多分、イントゥルーダーは私たちを的確に逆なでする言動をとっているからよ。まず、STAR-15は守るべき指揮官を守らせず砲撃でプライドを逆なでした。M4SOPMODⅡ……多分、先導チームの人形をあの子がよくやる鉄血の解体に真似て、殺害している。そして、私……無線越しで私の嫌いな言葉を並べている。あいつは私たちを怒らせようとしているのよ」

「……」

 

少し、頭を冷やしたらしく。STAR-15に落ち着きが戻っていった。

 

「STAR-15、聞いて?イントゥルーダーは気に食わないだろうし、姉さんが今どこに居るかも安否もわからなくて、指揮官も最悪死んだかも知れない……不安。その不安を取り除くには、今すぐ手柄を取らないといけない……きっと、あなたには私がこんな状況になっても危機感のない女と思っているんでしょう」

 

M4A1はマガジンポーチから予備のマガジン取り出し、銃に刺さっている弾薬がないマガジンと交換した。

 

「その状況は私やSOPⅡだってよく理解できるし、今でも焦りたくなるという恐怖感も感じる。それでも……」

 

ボルトリリースを押して、初弾が装填される。

 

「あなたは認めたくないだろうし、認める必要なんてないけど……やっぱり、私達は家族よ。焦る気持ちを抑えてでもみんなで帰ることを優先しましょう?帰れるかわからないけど」

「分かった……わ」

 

STAR-15は勢いよく物陰から顔を出して、制圧射撃した。

鉄血兵のマシンガン役とスナイパー役を撃ち抜く。

 

「行って!」

「了解!」

 

その隙に、M4A1が飛び出して通路を押さえてきた、鉄血兵を倒す。

 

「バリケードが作られてる!SOPⅡ!!吹っ飛ばして!!」

「りょーかい!!」

 

M4SOPMODⅡの榴弾がバリケードを粉砕する。

バリケードの奥から飛び交う銃撃をする鉄血兵をSV-98が倒す。

 

「行け!」

 

M4A1が入り口を見張り、64式短機関銃とJS9がイントゥルーダーが拠点にしている、劇場跡に侵入した。

 

「クリア!」

「クリア?初めから誰もいなかったように見えますが……」

 

64式短機関銃の言う通り、劇場跡には入り口の鉄血兵を除き誰もいなかった。

 

「やっと追いついた……!ぜえ……!はあ……!みんな、足早すぎだよお」

 

UMP9が追い付いたらしく、息を荒げながらM4A1たちに合流する。

 

「お友達のG11は?」

「ああ……G11は、SV-98と一緒に狙撃できる場所に移動してる。それは、さておき……ここが、イントゥルーダーの拠点か……なんなの?ここ、本当に基地?」

「ええ。廃墟にしては綺麗すぎます」

「64式もどう思うのね」

 

劇場跡は想像した感じとは違い、本拠地は昔栄えていたであろう、大きめな劇場を改造したような簡素な出来であった。

機能性よりも元あった文化に敬意を表しているかのように、カーペットや高品質な電球など当時のものを極力残している工夫が見て取れる、

 

「あぁ……危なかった、貴女たちがあのままペースを上げて接近していたら、私の作戦は失敗はしていたかも知れないですね!!」

 

M4A1達だと理解したイントゥルーダーは笑顔で拍手をして、待ちわびていた。

 

「何……?コイツ」

 

劇場の舞台に佇んでいる彫刻に見えるセットに腰をかけ、これまでの鉄血とは異質な優しめな雰囲気を醸し出していた。

その雰囲気に耐えられないと言わんばかりにSTAR-15は嫌悪感を露わにした。

 

「お菓子やお茶はどうしたの?用意しておけと言ったじゃない?」

「あぁ!!すみません!!あなた方が来ると気が急いていて、飾り付けぐらいしか間に合いませんでした!!」

 

だが、"そんな事"で一々M4A1は気にも留めない、イントゥルーダーに小言こそ言っているが、グリップを強く握り締めているのに指の力はしっかり抜いていつでも攻撃を仕掛けられるようにしていた。

 

「どうです?この劇場の美しさは?」

「素晴らしい出来よ、唯一の欠点は鉄血に占領されていることくらいかしら?」

「すばらしい。芸術を理解できるお人形さんなんですね!確かに欠点がありますね。あなた達グリフィンが土足に入られているという欠点が」

 

STAR-15がイントゥルーダーの挑発的物言いにとげを含んだ発言でお返しをした。

しかし……たしかによく見ると、飾り付けにはイントゥルーダーなりのこだわりがあるらしく、やけに金色や黒など高級感を出す、装飾や彩りであふれていた。

 

「やっぱり、私たち仲良くなれそうにないわね」

「ええ」

「……仕方ないわね。じゃあ迷惑料として、アンタの命で勘弁してあげるわ」

 

M4A1が武器のホロサイトの焦点をイントゥルーダーの胴体に向けた。

 

「そうですか……私は払えないのであなた方に連帯保証人になってもらうとしましょうか……まぁ、そんな事はどうでも良いわね……私は今、とっても心躍るのだから!!」

 

突如、として部屋の明かりが一斉に暗くなる……

と、思いきや舞台の明かりがつき、そこにはガトリングを担ぐイントゥルーダーがいた。

 

 

 

 

 

「ご覧の通り……開演でございます」

 

 

 

 

バタン!!と幕が降りた音が響き渡る。

そして、イントゥルーダーのガトリングが火を噴いた。

 

 

「……ヤバっ!!」

「全員散会!!」

 

 

普通の鉄血兵が使う武器よりも圧倒的に高出力のエネルギーが放たれる。

 

「では、演者のご登場です!」

 

イントゥルーダーが指をパチンと弾くとそれと同時に数多くの盾持ちの鉄血兵も雪崩れ込む。

 

 

1番先狙われたのはUMP9だ。

 

「激しく、強く!!」

 

弾幕は激しく、光弾は障害物を軽く貫通してもはや隠れる事にしか使える用途がない。

 

「まずっ……ガハッ……!!」

 

UMP9のダミーを囮に出す。

ダミーはUMP9の遠隔操作で素早く動き回り、回避をしようとしても弾幕の広さと威力は逃げようするする全ての手段を奪い去る威力があり、容易くUMP9のダミーの胴体は引き裂かれた。

 

「みんな!アレにまともに当たったらただじゃすまないよ!」

「分かり切ったことを言わないでください!SOPMODⅡ!」

「肉片になる前にあいつを叩き潰さないけないわね!だけど、あの盾の邪魔ね!M4、そっちは?」

「こっちも盾がうじゃうじゃいて、攻撃が通らない!周りから片付けないと……!」

「増援を要請します」

 

この時点でイントゥルーダーの脅威は確定だが、それ以上に厄介なのはこのイントゥルーダーの部下達だろう。

 

「クソッ……この!!……危なかった。コイツらやっぱりデータリンク型か……!!」

 

STAR-15が今、一体の部下を倒し位置を変えた。

この人形はデータリンクでお互いの情報をリアルタイムで共有できるタイプだ、

おそらくイントゥルーダーはこの人形達を駆使して、戦術指揮を広範囲に飛ばしていたのだろう。

 

ここで問題なのはデータリンクできるのは指示だけではなくどこで誰がどの様にやられたかを客観点的に見る事ができる点だ。

仲間がどの様にやられたかを理解できれば敵がどの様に倒されたのかが判断できる、だからこそ先に仕留めなければならないが……

 

「せっかく倒したのに、増えてるじゃない!!増援!?」

 

恐らく、隠し通路があるのだろう。次々と部下の数が増えてきて、対処しづらくなる。

 

「喰らえ!!」

 

M4SOPMODⅡがイントゥルーダーの部下を一掃しようとアンダーバレルグレネードランチャーを発射する。

 

「ダメだ!」

「対爆素材の盾を使ってるの!?」

 

イントゥルーダーは初めから、AR小隊と戦うことだけを想定してこの布陣を引いているらしい。

銃撃にあまり強くない対爆素材の盾を部下に持たせているのがその理由だ。

 

「しまった、見つかって……あ……!」

 

早くもデータリンク型の人形に捕捉されて追従させていたM4A1のダミー人形があっけなく肉片という名のスクラップなる。

 

無論、ダミー人形の方もデータリンク人形を見つかった時点で処理しなかったわけではないだが……それが逆に仇となり位置を知らせるきっかけとなった。

その頃、SOPMODⅡの本体はまだ部下やイントゥルーダーに捕捉されていないがその攻撃の威力に愕然としていた。

 

「クソ!反則でしょ!!あの火力!!」

 

ガドリングに電力をチャージしてエネルギーに変換。

高速にばら撒かれる複数の銃身を回転させながら給弾・装填・発射のサイクルを繰り返して連続的に発射する。

 

「うわっ……!!なんて威力……!!」

 

これを喰らうのはまずいと判断して、M4SOPMODⅡはイントゥルーダーに感知されるより前に劇場の席に身を隠す。

今のところ、ただビームをばら撒いているだけだが……

 

「ああもう……!!クソ……!!」

 

ばら撒かれているだけでも、席は灰になり、階段は瓦礫に化す。

この破壊力だけでも移動及び隠密は阻害され、完全に脅威だ。

それに、いつイントゥルーダーの兵隊が虱潰しにしてくるかも定かではない。

 

「まずは連携を絶たないと……位置を変えるから援護して、隙を作ったら仕留めてやる」

「分かった。JS9!64式!制圧射撃!」

 

JS9と64式短機関銃が銃をフルオートにして、イントゥルーダーの気を引く。

 

「今よ!」

 

この間に、STAR-15が劇場の上階に上がり、高所を陣取った。

そして、高所からSTAR-15がデータリンクの人形を守る為に出現した、盾持ちの兵の頭上から攻撃を加えて、防御をさせ意図的に動きを停滞させる。

 

<ついたよ!9!SV-98と一緒にいる!>

「G11!?よし!じゃあ、あのガトリングの奴の周りにいる奴を倒して!」

<了解!>

 

その数秒のタイミングでG11が凄まじいレートの銃弾をイントゥルーダーに向けて発射した。

 

「うふふ……」

 

しかし、その攻撃を重量のあるガドリングを易々と担ぎながら、動かなくなった兵の盾を片手で構えて、攻撃を防ぐ。

 

「チッ……」

 

攻撃が塞がれるので、SOPMODⅡがアンダーレールに取り付けている。M203グレネードランチャー発射した。

その後着弾して爆発した、すると近くの舞台にあった彫刻に爆発した。

 

「おやおや、焦って狙いを外してしまったんですか?」

 

イントゥルーダーがSOPMODⅡを煽った……しかし。

 

<そうでもありません!>

 

ずどんと音を立てて、爆弾でひび割れた彫刻が、大口径の銃撃によって砕け散った。

SV-98の銃撃だ。

彼女の銃撃が彫刻をがれきに変えて、イントゥルーダーにめがけて転げ落ちる……

 

「まぁ……」

 

瓦礫の山を後ろにバックステップしてかわした、その瞬間……

 

「……!!やってくれましたね……」

 

回避に気が逸れた……その瞬間、イントゥルーダーの腹に穴が空いた。

 

「隙を見せたわね」

 

STAR-15が瓦礫の山に気を取られる……その一瞬を見逃さずイントゥルーダーにダメージを与えたのだ。

さらに、イントゥルーダーのガトリングの武装の1つがG11の狙撃で破壊された。

こういう行動を躊躇いなくやれるのが、小隊内でもG11のえげつないと言われる所以なのかもしれない。

 

部下の人形もM4A1たちに気を取られて、イントゥルーダーとの連携が分断された。

 

「まぁ、いいでしょう……ここで退場してください」

 

しかし、その一瞬のチャンスの間にイントゥルーダーを倒せなかったのは大きなミスだった。

G11が放った銃声とマズルフラッシュを見逃さず、その地点と考えうる距離に向かって高出力のビームを放つ。

 

<攻撃されてる!!なんとかしてUMP9……>

 

「G11?G11!!……この……よくも!!」

 

G11の無線が途中で途切れてしまった、UMP9が話しかけても応答がない。

 

「許さない!!」

 

UMP9が短期決戦を仕掛けようと勢いよく飛び出して、イントゥルーダーに接近した。

 

「……どうして、武器より自分の肉体を襲ったAR-15を狙わなかったの……まさか!……待って!UMP9!」

 

M4A1が何かしらの異変に気付きUMP9を止めようと彼女に向かって走り出した。

 

「増援を要請」

「……!?攻勢ドローン?」

「残念」

 

UMP9の周囲にいきなり、ドローンが現れた。

あと少しでイントゥルーダーに照準つけ奇襲を仕掛ける事ができたM4は……

 

「くそ……!やっぱり!」

 

UMP9を助けることを優先して、ドローンを排除した。

これによってUMPが倒される心配はなくなった、しかし……

 

「……がはっ!!」

 

M4A1の位置にイントゥルーダーが倒された部下の盾を構えながら接近し、そのまま勢いを殺さずに盾で隠した、膝蹴りを喰らわせる。

M4A1はゴロゴロと転がって、舞台から叩き落される。

イントゥルーダーの心理戦がまた始まったらしい。M4A1に攻撃しつつUMP9との距離を放つ合理的な戦術だろう、あまりの速度にM4A1が反応すら出来ず吹き飛ばされる。

 

「ゴハッ……!!」

 

蹴り飛ばされたM4が急いでダミーに指示を出して射撃を使用するが、混濁する意識でどうにかなる物ではない。

 

「何してるのかしら?」

 

うまく信号が遅れず、挙動が不安定と化したM4A1のダミーは大きく的を外れた所に撃っている。

 

「これで……お仕舞い」

 

M4A1を押しつぶす様にして、ガドリングを突きつけるとM4A1の顔面にモーター音が鳴ったその瞬間……

 

「間に合えっ……!!」

 

突然、おかしな挙動をしていた、M4A1のダミーが喋ったと思うと……

 

素早くライフルを構えて、イントゥルーダーに攻撃した、

 

「グゥ……っ!!」

 

攻撃を受けて、狙われた事を悟ったイントゥルーダーは再度距離を取るが追撃を喰らい、右胸と左腿を負傷する。

 

「ん……随分な荒様だ……」

 

「貴女は誰……?」

 

周りを見渡し、まいったなと態度をするダミーにM4は質問した。

 

「……君のダミーを借りているのさ、権限を使って……ね」

 

その言葉を聞いて他のM4はまさか……という表情をして

 

「ダミーは権限を持つ人なら誰でも動かせる……今……権限持っているのは、1人だけ……そうですよね……?指揮官?」

「あはは……察しがいい。正解だよ」

「指揮官!!」

 

M4はいきなりダミーに抱きついた、側から見れば自分に抱きついている様にしか見えない。

 

「あ、ちょ……今は落ち着いて」

 

やんわりと指揮官が操る、M4のダミーがやんわりと引き剥がして、指をさす……その先には  

 

「あらら、まさか……そんな面白い手を残したしでいたなんて……よく考え付きましたね。」

 

イントゥルーダーは流れる人工血液を埃を払う様にぬぐっていた。

 

「電話で教えれば良かったのに、手間隙をかける理由はないでしょう?」

 

しかし、このタイミングでダミーから経由して、M4達とコミュニケーションを取るくらいなら無線を使ったほうが手堅いだろう。

 

「まぁ、それは……ちょっとした諸事情があってね……」

 

 

 

 

少し前……

 

「クリア」

「よし……あんまり少なかったな」

 

M16A1とユーリは鉄血の拠点を一つ潰した。

どうやら、M4A1達は予想以上に鉄血の数を減らしたようだ、対した抵抗を感じるどころか、追いかけているところを後ろから、攻撃もできている、さて……ここは一度占拠された所のグリフィンの中継基地だろうか?

 

「そうだな……。くっ!」

「おい、大丈夫か?」

 

M16A1が足元に流れた人工血液サッと足で隠して、平静を取り繕う。

 

「これを使って」

 

指揮官が救急箱を見つけ、その中にある注射器をM16A1に渡す。

 

「コイツは……」

「スティムだ、傷口を短時間だけ塞いで痛みを抑えれる興奮剤だよ」

 

M16A1は悪いなと一言言って腹に、注射器を指す。

するとみるみる傷が塞がり痛みが引いていく……

 

「助かった、これでまだまだ戦えそうだ」

「過信しない。それは、痛みと見た目を良くするだけだ、時間が経つたびに痛みがぶり返すから」

「わかってるよ」

「さて……これから君にお願いしたいことは」

 

あちこちで飛び交う射線を見ながらM16A1は先程まで、話した指揮官との会話を思い出していた。

 

「まぁ、端的に言えば短期決戦を仕掛ける相手に効果的な攻撃は増援だろう。」

「そうですね、増援の奴らがせっかく突いた穴を補強でもされたら確率は大きく下がる」

 

奇襲は人数が少ない場合や、隙がある時にとても有効な戦術だ。しかし、増援はその両方をカバーできる。

 

「では、増援が出た時はどうするか?基本的には撤退するが……この入り乱れた戦場では少し違う事も出来るだろう」

「違う事……?」

 

少し、悪い事を思いついた様に

 

「入り乱れた所にいる仲間達を増援が出る所にけ誘導するのさ」

……

「だからって……1人じゃ荷が重いって思っていたが!!」

 

M16A1が新しいマガジンに入れ替えている、タイミングで

 

「……!!」

「チッ……!!」

 

サブマシガンを持つリッパーがこれ見よがしに突貫、M16A1を至近距離で仕留めようと襲い掛かり……

 

「やるねぇ……」

「当たり前だ……この戦場は私が支配している。エリートのお前らがデカい顔をできるのは今日までさ」

 

攻撃をするよりも前に、M16A1の隣にいるドラグノフがカバーに入り接近も許さぬ、と言わんばかりにリッパーの胴体を引きちぎり、すぐ後ろに居るガーディアンを盾ごとぶち抜いた。

 

「あと少しだ、押し続ければ勝てる……」

 

……

……

「だが利用するだけだと、信用はされないだからこそ率先して、進行ルートを切り開きながら仲間を増やしていくんだ」

「中々のチャレンジ精神ですね、そういうのは好きだ」

 

M16A1は口調や雰囲気に違わず、中々好戦的らしい。

 

「そこで、どの様に行けば良いかの進行ルートは説明するが……そこから先は1人でやってもらう事になる……指示は出せない、良いかな?」

「指揮官はどうするんです?」

「私は、この施設でやる事がある。イントゥルーダーを倒したらここのスタート地点で合流しよう」

 

 

最後の抵抗虚しく、戦い続けたガーディアンも側面から攻撃を仕掛けた、M16A1の攻撃によりパタリと倒れた。

 

「(……最初はどうしてこんな道標にしたのかただ疑問だったが……)片付けた、そっちはどうだ?」

「大事ないわ、それに"また"仲間と合流できたしね」

 

鉄血の施設で確認した鉄血の進行ルートと元々の作戦範囲を活動する人形全ての行動パターンを予測していたのか?

それ以外の考えならあまりにも都合がよくグリフィンの人形達と合流できてる。

 

<おい!近くから、鉄血が劇場跡に向かうグループを見つけた>

 

監視をしていたドラグノフが報告したのを聞き、M16A1はようやくだと、感嘆の息を吐く。

 

「そいつらはきっと増援だ、イントゥルーダーの要請で援護に来たんだろう、進路を塞ぐぞ、ここで王手をかけよう」

 

自分達……いや、この作戦を遂行しているメンバーにとってここが修羅場になるだろう。

 

「あるだけの弾丸を持っていけ!!ここが正念場だ!!」

<偉そうにすんな!そう言うところだぞ!AR小隊!>

 

慌ただしく、生き残りのグリフィン人形達は戦死した仲間の弾薬は鉄血兵の電力や食料、水をかき集め、戦闘準備を始めた

 

 

「M16達は予想以上に戦果を上げている……すごいな……」

 

指揮官はコントロールルームにある部屋を開けた。

 

「よし、まだ壊れてないな」

 

コンソールを操り、動きを模倣できる……所詮模倣機能を備えた外骨格上のスーツを身につける。

ダミー人形はMFの人形だけじゃなく必要なら権限を持つ人間……つまり指揮官のような存在が直接操作出来る。

一般的にはそのような非効率な事を行う理由は無いが……

 

コンソールが起動した。

 

”ユーリ・フレーヴェン指揮官……”

”グリフィンデータベース……承認”

 

「ここの無線機能が鉄血規格にされてしまった以上、解析されないまま放置されたこの用途に期待するしかない」

 

”ようこそ、ここでは模倣機能による物体の動きをVR上で楽しめる学期的なもので……”

 

 

 

”模倣機能によるダミー指揮……承認”

 

いずれ、グリフィンが使うなら自分達も使う必要があるとイントゥルーダーが判断したのだろうか?

それならそれで、どのような結果出る前にこの装置を使えたのは幸運なのかもしれない。

 

”ダミー指定……劇場前にいるM4A1のダミーTYPE B”

 

”リンクを開始”

 

”5……4……3……2……1……”

 

 

 

 

同期した映像を見るとそこはまるで劇場だった、そこからどの様な状況かと思い確認すると……

 

「これで……お仕舞い」

 

M4A1が今にもイントゥルーダーにトドメを刺されそうな状況に陥っていた。

 

「間に合えっ……!!」

 

全てを確認することよりも今はM4A1を助ける事を優先して、素早くライフルを構え動作をして、引き金を絞り……イントゥルーダーに攻撃した、

 

「グゥ……っ!!」

 

攻撃を受けて、狙われた事を悟ったイントゥルーダーは再度距離を取る。

暴発を防ぐために頭を狙ったがどうやらM4A1と指揮官のサイトの調整の仕方が違っていたらしい……右胸に攻撃が当たった。

今度は少し照準をずらして床スレスレを狙う、すると弾薬はイントゥルーダーの左腿を負傷させた。

 

「ん……随分な荒様だ……」

 

一度脅威が去り、少し余裕ができたので周りを見渡すとあちこちが焼け焦げ、ダミーらしき顔の判別が出来ないほど無残な姿になった人形の死骸吹き飛んでいる。

もう昔の美の象徴と言われていた劇場も観るも無残な姿になっている。

 

「……貴女は誰?」

 

M4A1が話しかけてきた、まぁいきなり自分が動かしていたものが勝手に動き出したらハッキングを疑うだろう。

 

「……君のダミーを借りているのさ、権限を使って……ね」

 

だからこそ、正直に話して置くべきだ。無断で使った事は許してほしいのだが……

 

 

「まぁ、いいでしょう。まとめて倒せればそれで良し……さて、追加の増援を要請します……あれ?」

 

今まで呼べば来た増援の戦術人形が現れない。

 

何故だとイントゥルーダーも首を傾げると……

 

<M4?M4……!?あ、やっと繋がりましたね!!>

 

今度はM4A1の無線に連絡が入る、通信が拾えるという事は通信が繋がる距離にいるという事だ、ノイズが消え通信している相手の顔が見える。

 

「FAMAS……?」

<はい!!ハンターの時以来ですね!>

 

FAMASは軽く会釈して、M4A1に続けて話し掛ける、

 

<いま、事情を教えてくれた人の情報を頼りにイントゥルーダーに投入される増援を押しとどめています、攻めるなら今ですよ!!>

「FAMAS……あなた……」

「この作戦に参加しているみんなが今君の為に闘ってくれている、もう……孤独じゃないんだ」

 

<今でも好きで張りませんが、あなたを失えない、それだけなのは確かです>

<そうそう!私達はみんなで1つのAR小隊だもんね!!>

 

みんなが戦ってくれている、自分の為に……。こんな思いをしたのはいつ以来だろう……

自分の価値なんてもうとっくにないものだと思っていた、でも周りを見るとAR-15、SOPⅡ、指揮官……そして今戦っているみんなが私が必要だと言ってくれた。

 

 

「M4……いくよ?」

「はい、指揮官」

 

指揮官(正確にはM4A1の形をしたダミーだが)私を見つめた……今のM4A1たちならば負ける気がしない。

荒れ狂う銃声を避けながら、M4A1のダミーが接近、

 

「……っ!!」

 

斜線がこちらに向けられた警告を感知して、その場でスライディング、先程SOPⅡによって散らばった瓦礫が巻き上げられ、その砂埃や小石がイントゥルーダーの視界を遮る、

 

「……!!……しまっ……!!」

 

その一瞬でM4A1がイントゥルーダーの至近距離まで接近、すでに銃口を向けられていた。

 

「……このっ!!」

 

そのままスライディングした状態からイントゥルーダーの胴体を5.56ミリ弾で撃ち抜く。

 

「ガハッ……!!まだっ……!!」  

 

このままやられる事を納得できないイントゥルーダーは攻撃を受けながら反撃銃口を向けようとした瞬間!!

 

「グハッ……ううっ……!!」

 

M4A1に攻撃を受けて、意識が集中して意識が側面に向かっていなかったらしく、UMP9どSOPⅡの奇襲を防ぐことが出来なかった。

 

「……うぅ……血が……止まらない……!!」

 

必死に脇腹から流れる人工血液を抑えながら、痛みをイントゥルーダーは必死に耐える。

 

「逃げる気だ!!」

 

SOPMODⅡが言う通り、残った部下の人形達を囲み、劇場から……出ようとしたが……

 

 

その時間を稼ぐ暇すらなく、チャンスを最後まで見逃さなかったSTAR-15と崩落した2階の瓦礫から抜け出し、生存していたG11の正確な集中砲火が、イントゥルーダーにこそあたらなかったが、最後の部下の人形を破壊されてしまう……

 

「……はぁ」

 

呆気にとられたのか、戦意を無くしたのかは分からないが……その隙を見逃さず、指揮官が操るM4A1のダミーが残った右足を撃ち抜いた。

そのまま立つことも辛くなった膝をついたタイミングで喉に追い討ちをかけられて、仰向けに倒れた。

 

「これでおしまいよ、イントゥルーダー。遊びすぎたわね、自分で勝てるチャンスを捨てるなんて」

 

M4A1がイントゥルーダーにとどめを刺すためにマズルを額に向ける、

 

「……そ……う……楽しい、一時……だったわ…………短い……間だったけど……」

 

喉を撃たれて、声帯が大きく損傷しているのか……声を出すのもイントゥルーダーは一苦労しているように見える

 

「こんな結果になっても、楽しかったっていうの?」

「任務を……やり遂げる、のって……楽しい……こと、じゃ……ない……?」

 

呆れたようにM4A1が一蹴するが、イントゥルーダーは気にせず語り続ける。

 

「あんたの任務って……?」

 

これほどの損傷を負ってもまだ余裕を崩さないM4A1は嫌な予感を感じたのか、傷を踏みつけ情報を聞き出そうとする。

 

「言ったでしょ。……私の任務は……暇つぶし、だって……最も暇を潰すのは……あなたたちの時間……です……けど」

「……まさか」

「……まもなく本当……の舞台の……幕……開けるわ」

 

暇つぶしをしていたのはイントゥルーダーやエルダーブレインではなかった、M4A1達の角だったのだ。

 

「本当の舞台って……?」

「……あら…………物、語は…………疑問に残る部分があるから……」

 

勝利を確信したらしく、イントゥルーダーは満足げな笑みを浮かべて事切れた。

 

「M16姉さんの居場所を教えなさい!死に急ごうとする前に、早く!!!」

「やめろM4。もう死んでる、それに……」

 

半狂乱でイントゥルーダーの頭を揺らし、話を聞き出そうとしても、もう彼女からは話を聞けない、その事を理解していた指揮官が制止するために肩を掴んだ、

 

そのタイミングで……

 

「帰ったよ」

 

劇場の扉からM16A1が現れた、

 

「M……16姉さん……や……やっと…………」

 

M4A1が駆け寄りM16A1を……

 

 

 

…………バシッ!!!

 

 

 

 

ぶった、思いっきりぶった、それこそ顔面に綺麗なストレートがM16A1の顔面にめり込んで事飛んで行った。

 

 

「いってぇ!思い切りぶつなよ!ただでさえ傷だらけなのに、死んだらどうしてくれるんだ!」

「死ねばいいんです。そうすればバックアップデータを再インストールする必要もないし、あとは直接鋳つぶして、メモリーをリセットすればいいだけですから!」

 

「なんて事を……」

 

あまりの嬉しさ余っての発言だが、それを差し引いてもの物言いに指揮官は軽く引いていた。

 

「M4、君って前から思ってたけど案外性格が悪いな」

「指揮官は黙ってて!!あと、私のダミーのリンク切ってください!!結構自分に話しかけるのは気分が悪いんです!!!!」

「いや……こう言う感じのお姉ちゃんも……」

「SOPⅡ!!!!!」

 

M4A1のダミーを使用しているため、指揮官に早く返却してもらうように要求したがSOP MODⅡが冗談交じりに茶化した為どんどん収集がつかなくなってくる。

 

「ああ、勘弁してくれよ、ようやく帰ってきたのに」

 

M16A1が頭を抱える、最もこのカオスな状況に出くわしたら誰でもそうなるとは思うが……

 

「それで、どうやって戻って来たのですか?」

「それはな……指揮官が助けてくれたのさ」

「そっちじゃありませんよ?」

 

あ、声を上げてM16A1キョロキョロ見渡すと……

 

「ははは……冗談だよ、助けられたのはこっちだよ、ありがとうM16A1」

 

早速指揮官にからかわれてM16A1もほっと胸を撫で下ろすと同時に……即座に抗議の声を上げた。

 

……30分後

 

「またねー!!」

「やっと……みんな元通りになれましたね……姉さん、みんながいるならどんな事だって乗り越えられます……」

「ははっ。お前がそういうのなら、何も心配いらないな!指揮官の体はまだ戻ってないけどな!!」

「全く……鉄血のデータルームが壊れてなければこうやって直接身体を借りる事もなかったんだけどな……」

 

UMP9たち小隊の片割れと別れ、AR小隊全員が集まり家族団欒としていると……指揮官の語った愚痴で周りの空気が凍りついた。

 

「ん?データルーム?ねぇ、SOPⅡ……?」

「は……はい?」

 

STAR-15がSOPMODⅡの方を向く……SOP MODⅡはなぜか表情がよろしくない。

 

「アンタ、確か鉄血に通信の所在を撹乱するためにデータを片っ端から壊したとか言わなかった……?」

 

「え〜それは〜"こいつら、なーんか仲間をたくさん呼びまくるからデータ全部ぶっ壊せばいいじゃん"と言う、大変効率的な……」

「「お前のせいか!!」」

 

M4A1と指揮官がグワッっと感情を爆発させる……

 

「うわ〜ごめんなさい〜!!!」

「待てええええええ!!!」

 

慌てて逃げるSOPMODⅡを般若の形相でSTAR-15が追いかけた。

その様子に戦いが終わった事を安堵しながら……

 

「(……それにしても、指揮官に抱きつくなんて……私、なんであんな事したんだろう)」

 

と自分でも、理解できない行動に疑問を覚えていた……

 

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