四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハードすぎない⁉︎ 番外編   作:例示

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研究所の調整体についての設定集です。
書いてるのが楽しくなったともいう。
全部をまとめた図を作りましたが……画質が…!
まあ雰囲気で楽しんでください…

チャート説明

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調整体の系統図

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調整体魔法師補記

各シリーズ詳細説明。

 

和宮系統

和宮シリーズ

 

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開発時点での魔法研究成果を可能な限りまとめてゼロから製造した最初の調整体。

まだ調整体技術が未熟な頃に設計したため、魔法素質は高いものの安定性に欠けていた。

古式魔法についての研究もまだ進んでいなかったため、基本的には魔法技能師開発研究所の十分類に沿って血統の整理と能力の統合を行った。

遺伝子ベースは各研究所から入手した調整体魔法師のため、今の師補二十八家の始祖的な素体を使用している。

また、時空魔法については『和音』シリーズを用いた研究で発見されたため、後に第九研の結界系術式と第八研の素粒子作用・エントロピー制御から時間制御の『時宮』、第十研の空間性質への干渉と第五研の物体の形状変化研究から空間制御の『空宮』を新たに定着。

調整体の製造技術を高めつつ、研究成果を統合して究極の魔法師を作るのが最終目的であったが、結局は第一〜第十研と時間、空間魔法の十二家系までまとめたところで限界となった。

戦略級レベルの魔法資質を生まれつき持たせようとすると二つ程度が限度であり、それ以上になると安定性が致命的に損なわれると明らかになった。

そのため遺伝子に魔法素質をそのまま詰め込むアプローチはここでいったん中止され、次の段階へ進むこととなる。

 

八咫烏シリーズ

和宮シリーズでの結果を受けて、遺伝子量の多い倍数体であればより血統をまとめられるのではとの考えから研究が始まったシリーズ。

 

比翼シリーズ

 

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一つの卵子に二つの精子を受精させて作った調整体

安定性の問題を解決するため月宮シリーズも使用して実験を行った。

最初は二倍体とのモザイク*1から始め、最終的に全細胞の三倍体化を達成した。

想定通り魔法資質の統合はある程度進んだものの、全てを統合するには遺伝子量がまだ足りなかった。

またそもそもの製造難易度が高く、奇形や遺伝疾患も高頻度で発生し精神安定性も低かったため暴走が頻発。

実験結果から安定性の改善を行っても最終目的の達成には遺伝子量が足りないことが判明したため製造は終了。次のシリーズの計画へ進んだ。

 

連理シリーズ

 

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四種のゲノムを一つの人体に含有させることを目的に製造した調整体。

初めに二倍体キメラ*2として、二つの胚を途中で融合させて作成したものの自己免疫疾患が発生。免疫抑制を行ってもそもそも生存が難しく、生存した個体も合成元のどちらかの性質が強く出るため統合としては失敗。平均的に合成するのは致命的な遺伝子疾患となり製造不可と判明した。

そのため初めから二倍体の生殖細胞を用いた四倍体としての製造を開始。結果として比翼シリーズよりも更に広い適性範囲を得られたものの、全ての系統を統合するという最終目的を達成することは不可であることは変わらず。

製造に比翼シリーズを超えるコストがかかる上に、臓器機能不全や暴走リスクが高くオーバーヒートを起こしやすいため安定的な運用が困難であった。

比翼・連理シリーズの結果から、遺伝子で全ての系統をまとめるには最低十二倍体が必要であり、その際の生産難易度は指数関数的に上昇すると判明。

和音シリーズによる魔法演算領域の融合が成功し、成果を上げていたこともあり遺伝子に全てを詰め込むアプローチはここで終了。

魔法演算領域の融合と先天的な資質を追求した次世代シリーズの開発へと進んだ。

 

烏羽シリーズ

 

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安定性を上げて魔法演算領域の融合を行いつつ、先天的資質との両立を目指したシリーズ。

比翼シリーズと異なり、連理シリーズと和宮シリーズの第二世代として製造して可能な限り安定性を高めるよう設計している。

製造技術の向上もあり、比翼シリーズよりは遺伝疾患や暴走は減ったものの、魔法演算領域の融合技術とは相性が悪く暴走・自我喪失による廃人化が相次ぎ失敗。

運良く成功した例でも一つか二つ融合するのが限度であり、場合によっては二桁の融合が可能な和音シリーズには及ばなかった。

 

紋章シリーズ(和宮系統)

研究所のハイエンドとして『実験作』ではなく『完成品』として製造されたシリーズ。

これまでのNo.呼びされていた調整体と違い、個別に名前がつけられている。

また、シリーズ名には植物の名前を付けている。

 

綾目シリーズ

 

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先天的資質と魔法演算領域の融合を両立させたシリーズ。

連理シリーズの生殖細胞の減数分裂を二度行わせることで通常の二倍体として製造した調整体。

魔法演算領域の融合を前提としているためこれまでと比較すると初期性能は低いものの、和音シリーズと遜色ない安定性と魔法演算領域融合数を持っている。

この時点での最高傑作であり、和音シリーズを置き換える予定であった。

しかしファーストロットの生産後、四葉深夜の『精神構造干渉』による更なる高性能化の可能性が示唆されたためセカンドロットの生産は凍結。

経過観察中に母体である連理シリーズが全数死亡したため、再生産のコストが上昇してしまい、なし崩し的に生産終了となった。

製造工程の問題で女性しか製造できず、問題解決前にシリーズの製造が中止された。

 

射干シリーズ

 

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計画段階のシリーズ。

後述する檜扇シリーズ製造の母体とするために和宮シリーズの血統を四系統まで整理して製造予定。

製造には精神構造干渉が前提となる。

獅子神シリーズの系統整理を参考に、より能力を重視した系統を確立する。

また、以降の拡張性も考慮しある程度の柔軟性を遺伝子に持たせるものとする。

 

檜扇シリーズ

 

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計画段階のシリーズ。

精神構造干渉により和宮シリーズからの問題であった『魔法演算領域のオーバーヒート』による突然死を胎児の段階から抑制することで、先天的資質と魔法適性範囲、安定性を高い次元で達成する計画。

鷲見シリーズでは魔法適性範囲を広く取り、安定性重視の遺伝子設計から精神構造干渉で魔法力の成長性を極限まで高めることで万能性・汎用性を追求しているが、今シリーズでは精神構造干渉を魔法力の増加ではなく制限に用いる。

これまでの研究で、高すぎる魔法資質は突然死の可能性を高めることがわかっているが、この要因の中で遺伝疾患に関しては既に解決済みである。

残りは魔法演算領域のオーバーヒートであるが、これを精神構造干渉によって調整することで魔法資質を高いレベルで持たせたまま安定性を確保することが可能である。

計画上は成功率が五割を超えると推測されるが、現在は許可が下りていない。

 

 

追記

度重なる要望により、目的を明確化した上での製造が認可された。

将来的な宇宙開発・恒星系開拓のために超長距離精密照準、瞬間的な大出力を条件として現在再調整中。

 

和音(月宮)系統

月宮シリーズ

 

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後述の和音シリーズを製造するための母体として製造されたシリーズ。

現在優秀な数字付きの遺伝子データを手に入れ、遺伝子安定性を強化したものを製造。

この数字付き強化クローンを母体とし、和音シリーズを製造した。

性能と安定性は申し分ないものの、素体の入手経路に問題があったため基本的には培養槽に収納し、母体としてのみ運用していた。

四葉家襲撃後、四葉真昼によって全数運用終了。研究データ含め関連情報の全てが封印された。

 

和音シリーズ

 

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和宮シリーズは性能が高い一方で、一部の系統に特化し過ぎて汎用性が低く、またオーバーヒート等の突然死リスクのため安定性に難があり運用上の制約が多かった。

魔法演算領域の研究を進める上でこの特性は都合が悪かったため、汎用性と安定性に優れた調整体シリーズとして和音シリーズが計画され、その母体として月宮シリーズも計画・製造された。

その目的からファーストロットは実験用の目的が強かったが、魔法演算領域の研究の中で強制同調や融合の技術が発見されたことで評価が一変した。

元々後天的な魔法演算領域への介入を前提として製造された和音シリーズは融合技術との相性が良く、セカンドロット以降は融合による最大能力の発揮を目的として製造された。

サードロットにて和音シリーズで達成できる最大能力に到達し、この結果を元に綾目シリーズが計画される。

しかし、四葉深夜の精神構造干渉を研究する中で融合技術とは異なる進化可能性が確認できたため、次世代調整体シリーズの計画を開始。

 

紋章シリーズ(和音系列)

本来なら和音系列のシリーズはここに入らないはずであったが、実力的に相応しいと判断され後に編入された。

シリーズ名には動物の名前を付けている。

 

獅子神シリーズ

 

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後述の鷲見シリーズの母体となるべく製造されたシリーズ。

月宮シリーズを母体にする案もあったが、和音シリーズの能力限界が来ていること、また製造から時間が経っており一部は再生産が必要になっていたこと、そして時空魔法の統合のため和音ファーストロットの遺伝子を元に新規製造された。

能力と安定性の観点から、系統を四系統にまとめる方針で決定したものの、肝心の分け方で議論が紛糾。

時空間魔法、精神系統魔法については早い段階で系統確立が決定したものの、その他の魔法を『対物・対人』と分けるか『形状変化・性質変更』と分けるかで意見が対立。

決着がつかなかったため、それぞれの分け方で系統を確立した調整体を製造し、その後に製造される第二世代調整体の性能で評価することに。

最終的には以下の六系統・男女一人ずつ合計12人が製造された。

 

対人魔法・獅子内(ししうち)

性質変更・獅子内(ししない)

対物魔法・獅子谷(ししや)

形状変化・獅子谷(ししたに)

精神干渉・獅子吼(ししく)

時空間干渉・獅子堂(ししどう)

 

鷲見シリーズ

 

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現状最新の調整体シリーズ。

和音シリーズでの結果を受けて、先天的資質は魔法適性範囲の広さに全て割り振り、魔法力自体は精神構造干渉と訓練によって伸ばす設計の調整体。

精神構造干渉の使用を前提とはしているものの、無くても安定性が高いため普通の魔法師として製造可能。

研究所の次世代実験体として和音シリーズを置き換える予定だが、現在は経過観察としてファーストロットの四体のみ製造。

実験的要素として、綾乃と総司は『対人・対物』系統から、紬と賢人は『性質変更・形状変化』系統から製造している。

この差がどう影響するかは経過観察中。

また時間加速による速成保育も実験中であり、現在は一日の内8時間は外部との交流用として通常速度、それ以外の睡眠と学習中は3600倍加速としているため、ほぼ三倍速で成長している。

成長次第ではあるが、能力的には綾目シリーズに匹敵し、生産コストと比較した際の性能は現在のところ一番であるため、実験用としての増産を現在も申請中。

*1
同じ胚起源で別の遺伝情報を持つ細胞が混ざっている状態。例としてガンは細胞分裂エラーで発生する遺伝子異常細胞の塊なのでモザイクとなる

*2
別の胚起源で別の遺伝情報を持つ細胞が混ざっている状態。臓器移植などはこちらになる




実は真昼さん、研究所の本命じゃなかった。
というより、途中で変わったというか…
まあちょっとしたことで暴走するような扱いにくい調整体より、多少性能が下でも色々と実験できる調整体の方が強化もスムーズだよね、という話です。

そして綾目シリーズはどっちつかずで中途半端になってしまったので、作った側も対抗している側も半分見捨てているなかなかにかわいそうな境遇です。
作った側は鷲見シリーズを見て『やっぱり安定性を取るなんて甘えだ! 突き抜けた性能がなきゃ究極じゃない!』と檜扇シリーズにさっさと移ってしまい、対抗チームも『鷲見シリーズはほぼ同性能でよりコスパに優れているのだから、やはりこれが正解だ』と鷲見シリーズの高性能化に集中しているので、綾目シリーズはこれといった欠点もないのに半分失敗扱いされています。
実際には初期から十師族上位の能力を持って一般魔法師並みの安定性もあるやべぇ調整体なんですけどね…

この調整体の話を書くに当たって色々と調べたのですが、現実世界でも二倍体ではない胎児は産まれることがあるらしいです。
大抵は自然流産となってしまうようですが…
またキメラに関しても世界に数例しかありませんが、二卵性双生児の片方が吸収されて、身体がまばらに別遺伝子の肉体になっている人もいるとか…
血液キメラと言われる血液型が混ざっている人はそこそこいるようですが、なんにせよ生物って不思議です…
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