【狐族】異種族掲示板 作:訥々
お久しぶりです。
サ終の危機に瀕したのに何故か2年以上もサービス継続し、さらにはクラファンを開いて大成功した某放置ゲーム*1に、2ヶ月ほど前から復帰した作者です。
ストーリーめっちゃ面白い。
あとニーズヘッグ可愛い。
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1:明日はデート@異種族掲示板
なんか仕事仲間の人間くんとデート(暫定)することになった
アドバイス求む
2:名無しのどらごん@異種族掲示板
釣り乙
竜族の仕事仲間に人間はおらん
3:名無しのどらごん@異種族掲示板
ワイら、人間くんが活動出来ない極地でばっか働かされるからな…
4:名無しのどらごん@異種族掲示板
人間くんの画像は?
5:明日はデート@異種族掲示板
えーやだ、お前ら悪用しそう
6:名無しのどらごん@異種族掲示板
>>5は? 数十年ぶりにキレちまったよ…
7:名無しのどらごん@異種族掲示板
悪用なんてそんな、ただオカズにさせていただくだけですよ
8:明日はデート@異種族掲示板
それを悪用って言うんだよアホ
9:名無しのどらごん@異種族掲示板
(・д・)チッ
10:名無しのどらごん@異種族掲示板
釣りじゃないなら詳しく
11:明日はデート@異種族掲示板
>>10ok、まずはスペック
人間くん
・黒髪黒目で整った顔立ち
・小さい(170cmくらい)
・人類にしては強い、でも竜族基準だと脆い
・無口で無愛想な私にもよく話しかけてくれる♡
私
・顔のパーツは悪くないと思うけど、そばかすがコンプレックス
・あと職業柄、よく怪我するから夏でも厚手の黒コートを羽織ってる(傷痕を人間くんに見せたくない)
・人化状態だと190cm
・目つきキツいし対話能力がカス(竜族共通)
・人間くん大好き♡
12:名無しのどらごん@異種族掲示板
>>11スペックはなんとなく分かったけどハートがキモい
13:名無しのどらごん@異種族掲示板
竜族に傷痕付けるって、日頃どんなバケモンと戦ってるんだよ
大抵の傷は再生するのに
14:明日はデート@異種族掲示板
>>13それ言ったら上の人に怒られるから秘密
15:名無しのどらごん@異種族掲示板
で、イッチはどういう経緯で人間くんとお出かけすることになったん?
16:明日はデート@異種族掲示板
や、普通に…
仕事の合間に雑談してたら、流れで「今度一緒に出かけませんか?」って言われた
17:名無しのどらごん@異種族掲示板
>>16許せん
18:名無しのどらごん@異種族掲示板
どんな会話したらデートにハッテンするんだよえーっ
19:名無しのどらごん@異種族掲示板
ま、まあデートと決まったわけじゃないから
単なるお出かけやろ…
20:名無しのどらごん@異種族掲示板
デートプランはどっちが決めた?
21:明日はデート@異種族掲示板
>>20人間くんが決めてくれた
人間界のショッピングモールで買い物しようってさ
22:名無しのどらごん@異種族掲示板
ほーん、ええやん
23:名無しのどらごん@異種族掲示板
アドバイスも何もないだろ、精々楽しんでこい
爆発しろ
24:明日はデート@異種族掲示板
>>23ありがとう
でも巨女のツンデレとか需要ないぞ
25:名無しのどらごん@異種族掲示板
>>24黙れ
◆◆
114:明日はデート@異種族掲示板
ただいま
115:名無しのどらごん@異種族掲示板
だからさ、尻尾を触られながら耳元で囁かれるのが最強シチュなんだって
116:名無しのどらごん@異種族掲示板
いやそれも良いけど、最強なのは私たちに“レ”されて涙目になった人間くんに覆い被さるシチュだろ
117:名無しのどらごん@異種族掲示板
おかえり
118:明日はデート@異種族掲示板
人間くん受け攻め論争は別スレでやれよ??
119:名無しのどらごん@異種族掲示板
おかえり
だって暇だったんだもん
120:名無しのどらごん@異種族掲示板
で、戦果は?
121:明日はデート@異種族掲示板
>>120うん、まあ…大勝利ではあった
122:名無しのどらごん@異種族掲示板
なんで濁した言い方するんだよ
123:明日はデート@異種族掲示板
いやだって人間くんさあ、着任したばかりの頃はショタっ子だったのに、今じゃ立派なヒトオスなんだもん
124:名無しのどらごん@異種族掲示板
着任?
125:明日はデート@異種族掲示板
右も左も分からない彼に、手取り足取り色んな事を教えて……いやエロいことではないからな?
最初は庇護欲しか無かったからな?
126:名無しのどらごん@異種族掲示板
>>125そこは聞いてねえ
127:明日はデート@異種族掲示板
今じゃ戦闘員たちを無自覚にたらし込むクソボケにフォルムチェンジしちゃっててさ!!
128:名無しのどらごん@異種族掲示板
あーもう大体察したわ、イッチの素性
129:明日はデート@異種族掲示板
今日だって私が人混み苦手だからって優しく声かけてきて、しかもちっちゃいのに私の半歩前に立ってくれたんだよヤバくない?
130:名無しのどらごん@異種族掲示板
>>129お前もヤバい
131:名無しのどらごん@異種族掲示板
お務めご苦労さまです、ガチで
132:明日はデート@異種族掲示板
私がカフェの前でスイーツの食品サンプル見て固まってた時も!
「少し歩き疲れたので、ここで休んでもいいですか?」って言ってくれたし!
133:名無しのどらごん@異種族掲示板
うーんスパダリ
134:名無しのどらごん@異種族掲示板
ランドグリーズが言ってた「指令はクソボケ」ってのは本当だったんだな…
135:明日はデート@異種族掲示板
>>134なにそれ知らない
136:名無しのどらごん@異種族掲示板
>>134あーそんなスレあった気がする
137:明日はデート@異種族掲示板
他にも色々エピソードあるけどランドグリーズの別スレ気になりすぎる
138:名無しのどらごん@異種族掲示板
>>137話してから見ろ
139:名無しのどらごん@異種族掲示板
てかイッチ、もうデート終わったんだしコテハン変えたら?
140:明日はデート@異種族掲示板
あ?あーうん、忘れてたわ
141:尻尾を触られながら耳元で囁かれた最強竜@異種族掲示板
はい変えた
142:名無しのどらごん@異種族掲示板
は?ちょ
143:名無しのどらごん@異種族掲示板
おいおいおいおい
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館内放送がモール中に響き、閉館まで残り15分だと告げた。
壁がガラス張りになった区画から外を見れば、いつの間にか日は完全に暮れていた。
「そろそろ出ましょうか」
そう言って振り返ると、彼女──ニーズヘッグはいつも通り無表情で、黒いコートの襟元に顎を埋めていた。
背が高いから人混みのなかでもよく目立つ。
出口に向かう通路は、同じことを考えた人たちで混み合っていた。
“武装”していない状態の僕はただのひ弱な人間でしかなく…案の定、人波にもみくちゃにされて転びかけて、何かを掴もうと咄嗟に手を伸ばす。
そして掴んだのは、布でも壁でもなく──硬くて、熱を持った何かだった。
「……っ」
ニーズヘッグが小さく呻いたような気がした。
それを不思議に思うより先に、まずは前の人の背中にぶつからないよう体勢を立て直す。
それから掴んだ手を離そうとして、初めてそれが彼女の尻尾だと気づいた。
「あ、ご、ごめんなさい!」
周囲の喧騒で、普通の音量では声がかき消される。
聞こえていないかもしれないと思い、僕は背伸びをして彼女の耳元に顔を寄せた。
「大丈夫ですか? 痛くなかったですか?」
囁いた瞬間、彼女の身体がピタリと止まり、尻尾が微かに跳ねた。
怒らせてしまっただろうか。
僕が知らないだけで、尻尾は絶対に触ってはいけないところだった可能性もある。
けれど彼女は振り返らずにたった一言、
「……問題ない」
と言った。
いつも通りに低く中性的な声と、端的な言葉。
そこからは感情の起伏は読めない。
モールの自動ドアを抜けると、夜風が涼しくて、さっきまでのざわめきが嘘みたいに遠のく。
彼女は少しだけ歩幅を緩めた。
僕はさっきのことをどう切り出すべきか迷ったまま、結局何も言えずに隣を歩く。
ふと見ると、彼女の尻尾はコートの中にきちんと収められている。
やはり触られたくない場所だったのだろうか。
「今日は……楽しかったですね」
気まずさを紛らわせるために言うと、彼女は少しの間を置いて「ああ」と答えてくれた。
…そして基地へ帰った後、彼女から“尻尾を触る意味”について教えられた僕は必死に謝るのだった。
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・ニーズヘッグ
竜族含む全種族の中でトップクラスの戦闘力を誇る実力者にして、世界樹の護り手の一人。
世界樹を襲撃する“
普段は寡黙…というよりも口下手かつ無口。
さらに声も低く、生まれつきの巨体と相まって威圧的な雰囲気を醸している。
初見の時は人間くんにも怖がられた。顔には出さなかったが内心で泣いた。
その分ネットではハジケる。
甘いものが好き。色々とデカい。
「痛くないですか?」と言われたときに「(初夜かな??)」と考えるくらいには頭がピンク色。
・人間くん
一言で言うなら“ソシャゲの主人公”。
本人の戦闘能力はそこそこ*2だが、司令塔として天賦の才を持つ。
恋愛面においては超クソボケで、ニーズヘッグ以外にも数多の異種族が毒牙にかかっている。
そしてストーリー終盤の総力戦では自らも武装して出撃。
善戦したが所詮は人間なので、“ホロウ”の数の暴力に屈して瀕死の重傷を負い、ヒロインズの目からハイライトを消し去った。
・世界樹
異世界にあるデカくてぶっとい樹。
これが無いと人間界含む全ての世界が大変なことになるらしいが、具体的な事は不明。
古代の文献に断片的かつ詩的で、難解な情報が記されているのみである。
・ニーズヘッグの尻尾
気を許した相手にしか触らせない。
特に付け根はセンシティブで、触らせるのは自らの“つがい”と見込んだ相手のみ。
ちなみに人間くんが触ったのは付け根。
【本編とは無関係な後書き】
・ニーズヘッグ
水面を走れることが水着イベントで判明。
最初は水着回を書こうか迷ったけど、この後書きを書いている時点で真冬だったからやめたという裏事情があったり。
・人間くん
実は少しだけ水面を走れる。
問題は無い、15mまでなら!
おきつねさまと言ったら?
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巨乳
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微乳
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まな板