帝国よ永遠となれ   作:初心ライター

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まあ、どこまで進むかわかりません


帝国、消える

統一歴1925年我が帝国はレガドニア協商連合及びにフランソワ共和国との戦いにかりそめだが『勝利』という名の終止符を打つことができた。

しかし、世界は帝国のことを完全なる『悪』の国として認識されていった。。

 

徐々に、アルビオン連合王国やルーシー連邦が世界をも巻き込む戦争の準備をする時にそれは起こった。

 

なんと、一晩のうちにして帝国が無くなってしまったのである。

なんでも、ある晩に帝国領から一際眩い閃光が放たれ、その次の日の朝には帝国領はなくなっていたのである。

しかし、地形は何一つ変わっていなく代わりに帝国領にあったすべての、建物・人・資源などが無くなっていたのである。

 

このことに世界中の人々は、悪である帝国が消えたことに「平和を取り戻せた」と歓喜していた。

 

 

ー帝国が消えたその晩ー

 

帝国が消えた晩、ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐は参謀本部の客室で失望していた。

 

自称神を名乗る存在Xに対してか?いいや全く違う、ターニャは参謀本部に対して失望しているのだ。

 

ターニャはフランソワ共和国軍の主力がブレスト軍港に集まっていることをいち早く察知し、フランソワ共和国はまだ反攻しようとしていると考え、反攻の火種を完璧に消し去ろうと独断で行動したのに、参謀本部は何もわかってはおらず、ターニャが帝国を思って為そうとした事を全部隊停戦命令によって阻止したのだ。

 

そのことに対して、ターニャは自ら参謀本部に赴いてゼートゥーア閣下またはルーデルドルフ閣下に直談判をしに来たのだ。しかし、参謀本部の上官すべてビアホールに赴いたことを知らされたのだった。

 

そこに、レルゲン中佐に出会い、参謀本部の客室で今回の独断行動について話すこととなった。

 

レルゲン「デグレチャフ少佐、貴官はなぜ今回のようなことを?」

 

ターニャ「は、私は帝国の未来を案じて今回の行動をとらせてもらいました」

 

レルゲン「デグレチャフ少佐、戦争は終わったではないか?それが不満なのか?」

 

レルゲンはターニャがもっと戦いたいと思ってこのような行動をとったのではないのかと考えた

 

ターニャ「失礼ながら申し上げますと、私は戦争が終わったとは思えないのです」

 

レルゲン「なぜそう言い切れる」

 

レルゲンがターニャに問う

 

ターニャ「フランソワ共和国はあくまで『停戦』と言っただけです。『停戦する』とは言っていないのです」

 

レルゲン「なら、フランソワ共和国はまだ戦い続けるとでも言いたいのか?デグレチャフ少佐」

 

ターニャ「おそらく」

 

レルゲン「だからか、今回のような行動を貴官がとったのは」

 

ターニャ「ええ、しかし停戦命令が出たため、参謀本部に出撃許可をもらいたかったのですが」

 

レルゲン「参謀本部の上官は全てビアホールで勝利の美酒に酔っていたと、」

 

間違っていない、ターニャが言うことは今後の帝国に深く関係していたのだから

さらにターニャは続ける

 

ターニャ「しかし、勝利の美酒に酔う権利は誰にでもあります。ですがそれは戦場の前線で戦った兵士にあると私は思います。逆に、中央の参謀本部では勝利の美酒に酔うよりも先に戦後処理をすることの方が大切だと思いました。なのに参謀本部の上官たちは全くそれを為そうとはしなかった。そこが私の不満であります」

 

レルゲン「そうか、デグレチャフ少佐。一つ聞きたいことがあるのだが」

 

レルゲン中佐がターニャに聞く

 

ターニャ「なんでしょう?」

 

レルゲン「この先我々は一体どうなるのだろうか?」

 

ターニャ「率直に申し上げますと、私は世界を巻き込んだ大戦が起こると思います。そこには、何の目的もないただ復讐だけの戦争が始まると思います。」

 

ターニャは少し間を開け再び口を開く

 

ターニャ「言うなれば『世界大戦』というものに我々は入っていくのでしょう」

 

ターニャがそう言い切った瞬間、帝国は消えてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

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