セリフ比重多!
一応ダークふぁんたじー?ですが、ガチのシリアス回は少な目だと思います、たぶん
「ぎゃわいい!!」
広場で1人、流血している者1人。
自らのかわいさにビビって寝っ転がったタイミングでほっぺを金属で切るという、如何にもなばかがここにいる。
「いたた…」
「はぁ、てかここどこなん。」
「首はくすぐったいし…」
なんかこっちに歩いてくる人がいる。
にっこにこなんだが。ろりこんか?
「こんにちは。お困りですか?」
「お困りです。あなた、誰ですか?」
「そんな敵を見るような目で見なくても。私はアレキーノ·ハティス。私について来てください。」
「…」
「おにぃさん、それよりも、頼みたいことがあるんだけど、訊ぃてくれる?」
「勿論、何でも助けになりますよ。」
あちょろい、これちょろい。
向こうに標識が見える。内容は…都市中心部?
「え~っとぉ、人がたくさんいるところに連れてってくえませんか?」
「後ろからしっかりついて来てくださいね。」
満面の笑みだ。こいつちょろい。ばかはおまえだ。たはは─
即座に逆方面へ逃げる。あれ、思ったより走れる?
やっぱり追い掛けてきた。やっぱ誘拐するつもりだったじゃんかよ。中心部と逆の方向かってた時点でお察しだわ。
「わ!危なっ」
波導弾が飛んで来る。ジャンプで避け…って普通避けれるもん?
ただ今は避けていくしかない、歩行者を掻き分けて標識の通り進んで行く。
─
「いないかな?」
ようやっと撒いたようだ。疲れた。壁に凭れかかって座っていると、1人の女の子が話し掛けてきた。
「あなたも、身寄りなしで生きるの?」
「…え?どゆこと?」
「ここに碌なやつはいない。ついて来て。」
相当移動したと思う。滝がある地下洞窟に来たみたいだ。滝というよりスチームっぽい滝なのか、よく分かんない、ゲームにありそうなやつだった。
「あの…ここは?」
「ここは…透壺洞窟って呼んでる。みんな、出て来て良いよ。多分この人は同類。」
そう女の子が言うと、周りから女の子が沢山出て来た。ジブリみたいに、ジブリみたいに。
混乱していると、女の子から話を振られた。
「混乱してるよね。何から訊きたい?」
「えっと…さっき同類って…」
「あぁ、それからか。私は深菜々。自分の名前は覚えてる?」
「いや…覚えてない。」
「やっぱり。あなたのことはこれから
「それで、同類って?」
「…単刀直入に訊くけど、'元'男だよね?」
「…え?まぁ、そうだけど。」
「流石にね。今ここにいるのはみんな女の子でありみんな'元'男である。」
「…ちょっと待って、さも当然のように言われるかもしれないけど、まさかここって日本じゃない?」
「そうだけど?その物言い、未練がある?」
「いや、ない!」
「…後、さっき自分の身体能力に驚いてたよね?」
「な、何でそれを?」
「ホントに元男?…まぁ、見てたからね。身体能力に関しては…ヤムチャ程度になったと思っとけば良いよ。」
「死ぬの?」
「メタい。で、他になんか訊きたいことはある?」
「この世界は?」
「簡単に言うと、……ロリならではの不遇ポイントが多数存在している世界って言えば良いかな。後はこの世界にいれば何となく分かってくると思う。」
「移動速度に差があり過ぎるあのゲームみたいな?」
「まぁ、内容は違うけどそんな感じ。名前の元ネタがバレそうだね。」
「…後さっきから異世界に来たことに対して何のリアクションもさせてくれない気がするんだけど、気のせい?」
「いや、それは違う。故意だよ。適応が遅いやつは死んでくから、めんどくさいしね。死体の処理。」
「…」
「後は大丈夫?」
「ちょっと待って、みんなどうやって生活してるの?」
「モルを稼いでツテありのとある弁当屋さんに行く。はぁ、これが私達の生命線だね。多分あなたはすぐ打ち解けるよ、あの店主と。」
「それと、あの変な男の人は…どうなったの?」
「死んだ。正確には殺された。誰がやってるのかは知らないけどね。でもその人周りの影響で私達の一部も死んでる。今蘇生作業中だけど。」
「…寝て良い?」
「それはだめ。ここは安全だけど、溺死したくないなら動くことだね。」
「それと、見た目に甘えてロリコンホイホイするのは絶対にやめといた方が良い。たまたま上手くいったけど、自分を死に追い込むことと同義だから。悩むのなら、女の子としての芯をつくること。うん、それが良い。」
珍しく深菜々が軽く微笑んでいた。
「えっと、芯?」
「元気っ娘とか、真面目っ娘とか、そういうの。後そうだ、これだけは忘れないで。ここにいる人達は、『元男』だからね。」
そう念押されて洞窟内の1角に連れてかれる。
「
「分かった。」
「OK」
「はぁ~いっ」
そうして、4人は自己紹介を始めた。
狐人っぽい少女が箕也、サイドテールの娘が網葉、おさげ髪でアホの娘っぽいのがアルルと言うらしい。
「そういえば、深菜々からどれくらい説明を受けた?」
「大体説明受けたと思う。」
「それなら、芯については?」
「なんか、芯を持った方が良いって。」
「…深菜々って、いや、何でもない。ここで過ごしている人達はみんな、以前の自分とは違う性格で人と接しているの。」
「偽ってるの?」
「もっと具体的に言えば、女の子をデコレーションする要素が性格、私達で言う芯と呼んでいる部分なの。元男だとバレるのが危険だからというより、全然違う理由でデコレーションしてるんだけど…えへへ」
「要は、芯を形づくってってこと?」
「そうだね。例えば私は、ナチュラルさ全開で組んでいるつもり。食卓に例えると味噌汁みたいな。網葉は何だっけ?」
「半透膜。」
「シンプルだね~。」
「これ以上ないと思う。」
「まぁそうだね。自分は~えっと~…何だっけ。」
「忘れたの?」
「いや、その~…決定的過ぎるというか何というか…」
「そういえば、あるキャラクターに寄せているようで寄せていないって言ってたね。アルルゥは。」
「そうそう!…あんまり言わない方が良かったり良くなかったり。」
「まぁ、ある重要なステータスにも関わってると言うし、自分の確固たる芯を持つのは大事だね。考えてみて!」
そう箕也に言われてイントロダクションは終わった。
どうやら箕也と網葉が何か話しているようだが、気にしない気にしない。
─
網葉は時々鋭い考察を残す。ただ鋭く残る''痕跡''は、消さなければならない。
「最初から芯をもう何となく固めてるようn─」
「しーっ、それでもこの会話は必要だよ。」
「…後No.9って何のこと?」
「…それ、深菜々が抱え込み過ぎないか心配してる?」
「そう。」
「分散させてるから大丈夫って聞くけど…」
「分散?」
─
「私はアルル!改めてよろしくね!」
「よろしく。」
「そうだ、もう芯は固まってきた?」
「かわいいロリを目指そうかな。」
「良いじゃん!まぁ、厳密にはみんなロリじゃないんだけどね。」
「んぇ?見た目で定義されるものじゃないの?」
「少なくともこの世界においては違う。んぁ、今日の夜ご飯だ。」
「夜ご飯?」
問いかけを気にせずアルルは夜ご飯を食べ始めていた。
「おいしぃ!あれ?食べないの?」
「いや、食べる。」
そうやって、暫く黙って食べていると、アルルは急に空虚に独り言を始めてた。
「最初は怖かった。違和感を抱くことが許されない環境が恐くて恐くて堪らなくて、1人泣いてることもあったんだ。でも、溺死するより生きてる方がましってなって、段々何かが私を慣れさせていってくれた。でもそれは触れてはいけない。とはいえ、気落ちするまでもない…今はスミレもいるからね。」
「スミレ?」
「聞いてた?まぁ明日知ることになるよ。今日は早く寝た方が良い。布団はそこにあるから、安心してぐっすり眠ってね。かわいいロリが近くにいてくれるよ。」
「…誰のこと?」
「自分のこと。さっ、おやすみ。」
「…おやすみ~。」
目を瞑っていると、近くから寝息が聴こえてきた。誰かが近くで寝ているのだろうか。
…俺は転生してきたようだ。女の子になって、それも小さい。
受け入れるしかない。頭はあんまり回ってないけど。
淡く青白い光が連想されていく。水の中を漂ってるみたい。癒される。ぐっすり眠れそう。
「ん?おかしぃ…………ねぇ…………」
「…………」
「あの娘が既に女の子っぽい理由?ん~、分かんない。…………」
……
暫く続いた会話の殆どは聞こえなかった。
渠口紀 - この作品の主人公。見た目はスタレで例えると「アニメPV」のフォフォに似てる。ツインテール茶髪っ娘。たまに結ばずにショートヘアになることもある。身長は現実に例えると120ないくらい。イメージはクレーよりちょっと高い程度。クラーラよりちょい低い程度。
ロリポテンシャル(LP):89%
深菜々 - 名前の元ネタは七七。見た目も七七似。身長は紀よりちょぴっと高いくらい。
LP:91%
この世界で過ごすメリットはおいしい水が飲めることぐらいです(
普通に主要人物でも死ぬことはあるのでご注意ください。
一昨日思い付いたばかりの作品なので、緩く進めていこうと思います。
お気に入りや感想、評価くれると大変励みになります。
それでは次話をお楽しみに。
「水があんまりないのは何で?」