どうやら俺は須川君に憑依したようだ   作:葬炎

13 / 16
番外編なり。本編関係ないので読まないで大丈夫です。

私なりにデートな甘々な感じを出せるように頑張りました。


番外編:デート

〜根本恭子の場合〜

 

 

 

ここはとある県のそこそこ有名な遊園地。

今日は休日で人もいっぱいおり、またある一組カップルがその夢の国へのゲートを潜ろうとしていたーー

 

 

「というわけで遊園地に来ましたね」

 

「どういうわけか遊園地に来たな」

 

 

ーー我らが主人公須川君と根本さんである。

 

 

「さて、楽しみましょう」

 

「待ってくれ、状況が把握できない」

 

 

今現在彼は両手を縄でひとくくりにされており、その縄の端は恭子が持っている。

どうやら気づいたらこの状態だったようだ。

 

 

「さっきまで俺は教室に居たはず」

 

「いましたね」

 

「なにか首筋に衝撃がきたと思ったら」

 

「ちょっとプロの方にお願いしました」

 

「なにかから放り出される感覚と共に現在の状態になるのだが」

 

「そうですね。それでは行きましょう」

 

「いや待て待て待ておかしいだろ!?」

 

 

どうやら今日一日ただごとでは済まなそうである。

こうして須川君の日常(?)が始まった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

待ってくれ、俺はいったいどうしたらいい。

いやとりあえず落ち着こう。大人は危機的状況に陥った時、まず冷静になることが大切だ。冷静になって、状況を正確に判断をっ.....!

 

 

「この状況でできるわけねええだろおおおぉぉぉぉぉぉぉ.........」

 

「楽しいですね」

 

 

俺は今恭子と共にジェットコースターに乗っている。....両手を縛られたまま。

未だ嘗てないほどの恐怖を俺は今身体全身で受けている。アア、これが絶望か.....

そして隣には無表情のままナニカ言っている恭子。風の抵抗を受けているはずなのにブれてない顔はどうなっているのだろうか?

 

 

「......そんなに見つめられると///」

 

「ああ、俺案外冷静だな」

 

 

どうやら俺はまだ余裕なようだ。恭子が顔を赤く染めたのがはっきり認識できた。

なにやら上目遣いでこっちを見ている目線があるが、俺はまっすぐ前を向く。そうしなきゃやってられない気がしてきた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「ジェットコースター、楽しかったですね」

 

「そうか。ならまず縄を解いてくれないか?」

 

「次は『ウェーブスウィンガー』に乗りましょうか。それとも有名なので『バイキング』?」

 

「本気で待ってくれ、両方とも今の俺じゃ致命的だ」

 

 

※1ウェーブスウィンガー......ブランコっぽいのを振り回すやつ

※2バイキング.....言わずと知れた巨大な船を左右に振るやつ

 

 

「須川君は怖がりなんですね。ちょっと意外です。ではコーヒーカップにでも乗りましょうか」

 

「いやとりあえず俺の縄を外してくれよ....」

 

 

そんな俺の願いは聞き遂げられず、ズルズルと引っ張られてゆく。

はぁ......

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

※音声だけお楽しみください

 

 

 

「恭子ぉぉぉ! 回しすぎだあああああ!」

 

「むぅ、けっこう早くなるんですね」

 

 

「待ってくれ、本気で乗るのか....?」

 

「ええ。やっぱカップルと言えばーーメリーゴーランドでしょう」

 

「どこに彼氏の両手を縛る彼女がーーいたな」

 

 

「さて次です」

 

「お化け屋敷か....これなら両手を縛っててもーーなんで足まで縛る?」

 

「怖いですので須川君が逃げないようにです」

 

「そんな嬉々とした顔でいったい何をーー」

 

 

「はい、あーん」

 

「待ってくれ、そのサラダにかかってるピンク色のドレッシングはなんだ?」

 

「..........マヨネーズ味です」

 

「聞いてるのは味じゃなっーーーー」

 

 

 

 

なんとかきょうというひがおわった。ああたのしかったな。

 

 

「どうかしたのですか須川君。そんな遠い目をして」

 

「いや疲れたなと思って」

 

「ええ。けっこうな数のアトラクションを回りましたからね」

 

「ああ。終始手を縛られたままな」

 

 

俺はどうにか生き残ることができた。

いやはや、何度肝が冷えたことやら。

 

 

「また......一緒に来ましょうね」

 

「そこで乙女チックな雰囲気出されても反応に困るんだが。まぁ、手を縛られてなき時に気が向いたらOKしよう」

 

 

こうして波乱な一日が終わった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

恭子から視点

 

 

 

 

今日は須川君をデートに誘おうと思います。

理由は......須川君が異性として大好きだからです。キャッ、イッチャッタ。

......翔子さんからこう言うと女の子っぽく見えるようになると言われたのですが、本当でしょうか?

 

 

「という訳で、チョークスリーパー研の方お願いします」

 

「待て、人を勝手に奇怪な研究会に入れるな。俺は坂本雄二だ」

 

「そうですか。では霧島さん、お願いします」

 

「待て、勝手に籍を入れるな。俺は坂本雄j「いいから早くしてください」......くっ、これもアイツの嫌がる顔を見るため、一時の辛抱だ....!」

 

 

なにやら変な顔をしているチョークスリーパー研の霧島さんに須川君をちょっと呼んできてもらうように頼む。この人は翔子さんからの紹介で知り合った人物で、素姓はよく知らないが翔子さんの大事な人であるらしい。もっといい人がいると思うのですが......人の好みをとやかく言う権利を私にはないのでなにも言いませんが。

 

 

「おい、連れて来たぞ」

 

「あ、ありがとうございます。それでは須川君をこの中に」

 

「......一見普通のバッグだが」

 

「二見しても普通のバッグですよ」

 

 

私が差し出した大きめのバッグを見て怪訝な表情を浮かべる霧島さん。いったいどうしたのでしょうか?

 

 

「いや、さすがに......それで運ぶとかじゃないよな?」

 

「?? ああ、須川君をこのバッグの中に入れて運ぶと思っているのですか?」

 

「うん? よかった。違うのか。そうだよな、いくらなんでもそれはないよな。さすがの俺でもそうだった場合良心が少し痛むとこだったーー」

 

「ーーそうですね。それではバッグの中に入れてください」

 

「待ってくれ。今なにに肯定した? そしてその差し出されたバッグは? ......ああ、お前も翔子の知り合いだったか」

 

 

なにやら少し手こずりましたが、無事須川君を確保。

それでは翔子さんのオススメの遊園地に行きましょうか。そこなら翔子さんがさっきの霧島さんとよく一緒に行ってるみたいですし。

 

 

「あっ、起きている間に一緒に遊園地行くのはまだ無いと言ってましたっけ....?」

 

 

オススメされた遊園地なのに、私のほうが先に楽しむというのはちょっと気が引けますね。

まぁその分楽しみましょう。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「というわけで遊園地に来ましたね」

 

「どういうわけか遊園地にきたな」

 

「さて、楽しみましょう」

 

「待ってくれ、状況が把握できない」

 

 

バッグから取り出した須川君がなにか言っている。あんな狭いバッグの中から出てきたばかりなのに体の不調を訴えてきたりしないということはすごい体が丈夫なのだろう。あんなにバスの中を転がっていたのに。

 

 

 

「さっきまで俺は教室にーー」

 

「いましたね」

 

「なにか首筋に衝撃がきたーー」

 

「ちょっとプロの方にお願いしました」

 

「なにかから放り出される感覚と共に現在ーー」

 

「そうですね。それでは行きましょう」

 

「いや待ーー」

 

 

なにか言っている気がしますが、私ははやる気持ちが抑えきれなくなって歩き出してしまう。

遊園地と言えばジェットコースターでしょうか? とりあえず行きましょう

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「ジェットコースター、楽しかったですね」

 

「そうか。ならまず縄を解いてくれないか?」

 

「次は『ウェーブスウィンガー』に乗りましょうか。それとも有名なので『バイキング』?」

 

「本気で待ってくれ、両方とも今の俺じゃ致命的だ」

 

 

ジェットコースターに乗っている間に目が合ってドキドキしたり、さりげなく手を握ってみたりしてとても楽しめました。これはまた乗りたくなりますね....さすが遊園地の代名詞(?)とも言えるアトラクションですね。

 

 

「須川君は怖がりなんですね。ちょっと意外です。ではコーヒーカップにでも乗りましょうか」

 

「いやとりあえず俺のーー」

 

 

時間は有限です。はやく行きましょう。

 

 

 

 

※最後らへんまでカット

 

 

 

 

「どうかしたのですか須川君。そんな遠い目をして」

 

「いや疲れたなと思って」

 

「ええ。けっこうな数のアトラクションを回りましたからね」

 

「ああ。ーー」

 

 

今日はいろんなアトラクションを回れて満足です。昼食で須川君がちょっと暴れたせいでサラダだけなくなってしまうハプニングがありましたが、それくらいならいい思い出と言えるでしょう。

 

 

 

「また......一緒に来ましょうね」

 

「ーーOKしよう」

 

 

今日一日の『楽しかった』という思いを込めた言葉に、須川君は心地よくOKしてくれる。

はぁ、本当に楽しかったです。あ、そういえば須川君はなんで手を縛ったままなのでしょうか? ジェットコースターとかそのままだと危ないでしょうし、言ってくれれば外しましたのに。

 

 

「次は.....あの子ですか。邪魔は....したいけど駄目ですね」




どうでしょうか? 甘々になってたでしょうか? 私は彼女できたことない歴 = 年齢のそこらへんの男なもんでよくわからんとです。

しかし前回書いてから期間が空いたもんだからしっかり書けてるかとても不安なとこ。違和感を感じたり変なとこがあったら言ってくださると嬉しいです。


それではまた会う日までノシ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。