第五問
問 以下の文章の( )に正しい言葉を入れなさい
『光の速さは( )で、1秒間に地球を7回転半する』
須川亮の答え
『秒速30万キロ』
教師のコメント
正解です。口頭で『テストに出るよ』と言っておいたものですので皆さん正解かとーー
吉井明久の答え
『すごく速いの』
教師のコメント
速いの一言で済ますあなたに驚きです。
土屋静香の答え
『私はあなたが風呂に入っていたら光速でかけつける』
教師のコメント
誰もそんなこと聞いてません。
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Dクラス代表 平賀源二 討死
『『『『『うおおおぉぉぉぉーーーー!』』』』』
Fクラス生徒から勝鬨が聞こえ、Dクラス生徒からは悲鳴が上がる。
それが混ざり合い、耳をつんざくような大音響が文月学園を揺らした。
うーん、もうちょっと静かに喜べないものだろうか....耳鳴りがするんだが。
『凄えよ本当にDクラスに勝っちまうなんて!』
『これであのカビ臭い教室から脱出できる!』
『ああ、これで畳やちゃぶ台なんかとはおさらばだ!』
『それもこれもFクラスのために身を張って生贄になった坂本のおかげだな!』
『あれには俺も思わずポロリときたぜ......!』
色んなところで雄二を褒め称える声やFクラスの設備から脱却できることに対する歓喜の声が聞こえる。しかし、これでは駄目だ。
「皆、聞いてくれ」
『『『『『ん?』』』』』
手をパンパンと叩いて注目をこっちに集める。Fクラスから脱出できると喜んでる連中には悪いけどーー
「俺たちFクラスは、Dクラスと教室変えしない!」
『『『『『なんだとぉ!?』』』』』
「それは俺たちはありがたいが....それでいいのか?」
ある程度立ち直った様子の平賀君がこっちに向かってきた。
まぁ、そうだよな。設備がまともになるチャンスを自ら不意にしようとしてるんだから。でもーー
「ああ。その代わり条件をつけさせてもらうけどな」
「それくらい承知の上さ。あまり無茶すぎない限り答えよう」
さすが代表。話が早くて助かる。
後ろでわーわーぎゃーぎゃー騒いでるFクラスを『後で説明するから黙ってろ』と言って封殺し、平賀君に交換条件を説明する。
「なに、簡単なことだよ。あそこの窓の外にある室外機を、俺か雄二が指示したら動かなくしてほしいんだ」
そう言ってBクラスのエアコンのためである室外機を指差す。あの室外機を止めることができればエアコンを動かすことができなくなり、窓を開けてーー
「それだけでいいのか?」
「うん。先生に睨まれる可能性はあるけど、上手くやれば厳重注意だけで住むだろうし、三ヶ月Fクラスで過ごすよりかはマシだろ?」
「それはこちらとしては願ってもないことだが、なんでそんなことを?」
まぁ、普通は疑問に思うよね。だけど説明するわけにはいかない。どこから情報が漏れるかわからないから。
「次のBクラス戦でやるんだけど、色々あるんだよ。後個人的に協力してほしいときに手伝ってくれたりしてくれると助かる。無論強制じゃなく」
「それくらいならお安い御用、ってね。わかった。その提案呑ませてもらおう」
よし、いざという時のための協力者確保。
「タイミングについては雄二が復活してからーー少なくとも明日かな。説明する。今日はもう解散しよう」
「ああ、わかった。俺たちはお前らがAクラスに勝てるよう応援してよう」
「ふっ、Fクラスが勝てるなんて微塵にも思ってないくせに」
「社交辞令というのは大切なものだよ」
じゃっ、と手を挙げて自分のクラスに帰ってゆく平賀君。さて、俺はFクラスに説明しなきゃな。
「よし、一旦教室に戻ろう! そこで説明させてもらう!」
俺はFクラスが全員教室に戻って行くのを確認しつつ、どう説明すればいいか考えていた。といっても今話すわけにはいかないのでどうやって煙に巻くか、だが。
あー、めんどくさい。いちいち今言わないで明日の朝にでも説明すればよかったな。完全に俺のミスだ。
「土屋」
「..........なに?」
Fクラスに戻って行く者の中に土屋がいない気がしてなんとなく呼んでみると、すぐ後ろのほうから声が聞こえた。.......こういう場合、どんな反応をすればいいんだろうか。
「....Bクラスを少し探ってきてくれ。俺の持ってる情報によるとBクラス代表は恭子のはず。だったら色々と交渉のよちがあるかもしれない」
「..........わかった。隙をみて暗殺する」
「俺の話し聞いてた!?」
交渉のよちがあるかもしれないと言ってるのにヤる気まんまんの土屋に待ったをかける。
いくら慎重にやっても土屋が返り討ちにされる気しかしない。ここで貴重な戦力を失うのは勘弁してもらいたいし、踏みとどまってもらおう。
「いいか、あくまで探ってくるだけだ。こっちの作戦があるんだから、手を出したりしちゃ駄目だぞ」
「....................わかった」
やけに間が空いた気がするが、土屋はこういうことに私情をはさまないはずだし大丈夫だろう。
あと、俺が言った『俺が持ってる情報〜』ってのは原作のことだ。まだクラス替えが終わった直後だと言うのにどこのクラスの代表は〜なんて情報を持ってるはずがない。
それに、何と言ってもこの世界の根元君は根元ちゃんであり、恭子なのだ。確かに色々噂があるものの、原作の根元君のような悪名はないし、誰も気にしてないことだろう。
「じゃ、頼んだ」
「..........了解」
そう言ってどこかへ向かって歩いて行く土屋。
さて、じゃあ俺はクラスに説明しますか。
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「ふぅ....」
重要な作戦の部分を抜かしつつDクラス戦の意義を説明し終えた俺は、Fクラスで待機していた。
Fクラスに説明したのは『Dクラスと戦ったのは試召戦争に慣れてもらうため』と『自信を持ってもらうため』だ。他にもあるが、Fクラスに理解できるかわからなかったので省略させてもらった。
この説明である程度納得してもらったので解散となり、帰ってもよかったのだが、土屋に探ってきてくれと言ったのに自分だけ帰るのもあれかなと考えて土屋が戻ってくるのを待っているのだ。
けっこう時間経ったし、そろそろ戻ってきてもーー
ガラッ
「..........須川」
「お、帰ってきたか」
「..........これ、根元から」
「ん?」
土屋がすっと前に出した手に乗っかっていたの一通の手紙。といってもメモ用紙のような紙を折りたたんだだけの手紙と言っていいかわからないものだが。
「えーと、書いてあるのは......『結婚してくだs』よし、捨てよう」
「..........伝言。ちゃんと最後まで読んでだと」
どうやら俺の行動を読まれていたようだ。あらかじめ土屋に伝言として伝えてあったらしい。
しょうがない、読むか。続きは......
『結婚してください。というのは冗談で、いえ私は本気ですがあなたは本気で捉えてくれないでしょうからそういうことにしておきましょう。
さて本題ですが、おそらくFクラスは私たちBクラスに挑んでくるつもりでしょう? だから土屋さんをBクラス代表である私を見てこいと命じた。
とりあえず話し合いましょう。Bクラス教室で待ってます。』
「....はぁ、しゃーない」
「..........行くの?」
横でいっしょに手紙を読んでいた土屋が心配そうに聞いてくる。
大丈夫だろう。恭子は卑怯なこととかあまり好きじゃないし、俺を脅して〜とかいうことはないはずだ。
「大丈夫だ。行ってくる」
「..........私もついてく」
俺と土屋はBクラスに足を向けた。
さて、どうなるかなーー
ーーーーーーーーーー
「来ましたね」
「ああ、来たぞ」
Bクラス教室、その中に俺はいた。
最初は一応他に生徒がいるかどうか警戒していたが、その心配は必要なかったようだ。教室の中では恭子が自分の席だろう場所に座って待っていた。
「さて、来たということは手紙を全部読んでくれましたね?」
「ああ。最初の冗談で破り捨てようかと思ったけどな」
「ふふふ、冗談ではないのですが。なにがあなたをそこまで縛っているのでしょうか....?」
なにかいつもより饒舌な様子の恭子。なにか嬉しいことでもあったのか?
「そうですね、特にこれと言って変わったことはありませんでしたよ」
「....当然のように俺の考えを読むのやめてくれない?」
「そうですね、ですが今日はあの日ーーおそらくそれが原因でしょう」
俺が言った言葉など聞いてないとでも言うように話し出す恭子。
うーん、これは怒ってもいいような気がしてきた。する気はないが。
「あの日?」
「ええーー私があなたを本気で好きになった日です」
ーー今とてつもなく初耳なことを聞いた。
え、本気で好きになった? どういうことだ?
「......その顔はまったく覚えてませんね。まぁいいです。それより、Fクラスの挑戦、しかと受けましょう。真っ正面から。正々堂々と」
「お、おう......」
ふいと横を向いてそう言う恭子。その姿はとても綺麗でーー
とと、それは今はいいか。
「....時間とかは明日伝える。それじゃあな」
「ええ、また」
あまりここにいるとなにかがまずい気がして、俺は早足に教室を出ていく。
ーーーーーーーーーー
はぁ、まさかおじちゃんがまだ学生である子を綺麗だと思っちゃうなんてね。それにしても。さっきのは本当になにかがやばかった。あのままあそこにいると、引き込まれるような、危ないようなーー
「..........私の目の前であのようなラブラブをするなんて........!」
「あ」
気づくと、隣には殺気をたぎらせた土屋がいました。
まさか危ない気配ってこいつのせいだったのか!?
なんとか土屋の気をなだめつつも、どうするか考える。
ま、恭子は正々堂々とやるようだがこっちはそれで勝てるはずがない。なら、正々堂々と狡いことをするだけだ!
ここまで。
原作では後、
姫路さんのラブレターイベント
姫路さんのポイズンクッキング事件
明久がBクラスに宣戦布告しにいく
などありますが、ラブレターはそもそも姫路さんが姫路君になったので必要ありませんし、ポイズンクッキングも須川君は原作を知っているので回避しましたし、宣戦布告はこの次の日、雄二と話した後に須川君がしにいったということでお願いします
備考
前話の代表代行について。
オリジナル設定です。代表といえど急用で帰ったりすることもあるでしょうし、こういうのもありかなと。
代表は基本的にクラス内で一番点数のいい人がなるみたいだし、代表が変わっておかしくなるなんてことはないでしょう。
島田さんの口調について。
言葉の端はしにカタカナを入れるのがとある一方通行さんの喋り方だと思うのですが、どうも違和感ありまくり。私はアニメを見てましたが小説をほうは読んでませんのでオカシイところは遠慮なく注意をお願いします。
須川君について。
設定的には最強ですが、そんなに『俺tueeee!』展開にはなりません。理由はバカテスがギャグ系小説だからです。最強でもギャグ補正によって普通に負けてしまいます。仕方ないね(´・ω・`)
今話の土屋
須川君に『探ってこい』と言われただけなので遠くから見るだけのつもりでしたが、あまりにガン見しすぎたためすぐに見つかってしまいました。
あと、土屋が『わかった、隙をみて暗殺する』と言ったのは、須川君が"恭子"と名前で読んでたため、自分は(恥ずかしくて)名前で呼んでもらってないのと、名前で呼び合うくらいには親しいと考えたからです。要するに嫉妬。