一瀬グレン異世界に連れられて   作:Alsace-Lorraine

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一瀬グレン

グレンはCIA本部へ戻る。

 

CIA本部にて

 

グレン「俺はこの世界の人間ではなくCIAが俺を異世界から転移させたんだな」

 

グレンはあえて探らずに直接カールらに尋ねた。そして、その後どうなるのか予測もついていた。

 

カール「グレンを捕らえよ」

 

グレンは捕らえられ拘束された。しかしそれはグレンの予想通りであったが、拘束された方がむしろ都合がよかった。何故なら、真実についておそらく知ることができるまた自分は味方であることそしていずれ知るべき事実であったからだ。

 

グレンは鋼鉄製の鎖に手足をつながれ拘束されていた。

 

カールは尋問を開始した。

 

カール「仮にCIAが強制的に異世界から君をこの世界に転移させたと言って我々に協力するかね?」

 

グレンは黙ったままだった。

 

カールは説明をし始める。

 

カール「少し長くなるが君が元々いた世界について話そう。君がいた世界では1億年くらい前、そう恐竜とかがいた時代に天使<セラフ>が地上にいてとある天使が禁忌を犯す。シカマドゥというものが自身の子供ミカエラを蘇生するという禁忌を犯し、堕天使となり、そこから君の世界での歴史が始まる。シカマドゥが吸血鬼などを産み、自身の目的のために初期文明の人間の歴史の中に介入し、帝ノ鬼という宗教団体を作ったのだが、その後に斎藤、別名リーグ・スタンフォードという男がシカマドゥによって吸血鬼になりその帝ノ鬼に対抗する組織百夜教を作った。これらが対立し、君の世界では世界崩壊につながったというわけだよ。もっと詳しくいうと本当に長くなるからかなり省いた。ちなみに君は帝ノ月という帝ノ鬼の分家組織で君の世界で500年前に柊家つまり帝ノ鬼の長男と次男に帝ノ月の少女は好意を寄せられて少女はその長男の子を孕んで次男を去勢してしまう。それを侮辱行為だと帝ノ鬼は激怒し、帝ノ月は他の分家に比べ扱いが悪くなるということになったのだ。そして君が高校生の時もかなりひどい扱いを受けていた。そして君はわざと能力低いふりをしていた。そんな中、本来君と出会うことすら禁忌である柊家の少女、柊真昼と高校で再開する。君は5歳のときにこの少女と出会っていたが柊家の構成員にぼこぼこにされ会うことは禁止になっていた。そしてその少女にクリスマスに世界が滅びることを伝えられた。その直前くらいに我々は異世界転移で君をこの世界に転移させたのだよ。本来の君の世界の歴史ではその後に百夜教と帝ノ鬼の技術を融合した鬼呪装備というものが完成し、柊真昼との戦いで完敗し、柊真昼は鬼呪装備の一部となり君は仲間の命を救うために蘇生の禁忌を犯しす。これはシカマドゥと同じような禁忌だね。それによって13歳以上の鬼呪装備を取得していない人間は滅び、人類はほとんど滅亡した。これは君のせいだ。そして8年後、君は全人類の蘇生に成功し物語は終わるってのが君の世界。質問があれば聞いてくれ。」

 

グレンは口を開いた。

 

グレン「いや、ちょっと待ってくれ。じゃあ俺がいた世界は滅んだのか?どうなったんだ?」

 

カールは答えた。

カール「ああ、君の世界線ではシカマドゥや天使(セラフ)は地球に来ていない。あの世界では鬼呪装備も柊真昼の暴走も起きない。世界は平和のまま。もちろん課題だらけだけどね。実は異世界転移はさまざまな世界を見ること/行くことができるのだよ。「暴虐の魔王」が存在した世界へ転移したのだ。まあ、多くのもが呼ぶ呼び方としては魔王学院の不適合者と呼ばれる世界に異世界転移した。何故そう呼ばれるのか?その世界では魔王、つまり先ほど言った「暴虐の魔王」が2000年後前世の記憶/能力を持ち転生した。名はアノスヴォルディゴード。そして急に成長して魔王学院に入学、そして莫大な魔力や能力、経験による技術で他者を圧倒する。私はこの世界のアノスという者なら蜂屋あいを倒せるだろと確信した。多くの異世界を見渡したがこの魔王学院のアノスに勝るものはいないと確信し、協力を申し出た。あの世界はヨーロッパの中世文明+魔法社会であるため現代技術の製品、化学の法則や様々な世界への転移方法いわゆる、異世界転移術などの書物を提供することか興味を持たれ、世界の危機であることを伝えることでアノスは協力してくれたが、異世界転移は自分よりレベルの高い魔力やエネルギー量のものを転移することはできないなんらかの事故などでデタラメな場所へ転移することは可能だがアノスはおそらく私の魔力/エネルギー量の数百倍あるのだろう。転移させることができなかった。だから、君が蜂屋あいと戦闘状態になった際にレベルの低い鬼呪装備以前の人間とほざいていたのはそのため。んで、アノスは転移させることができなかったがアノスの魔法を伝授することができたのだよ。それは理屈改変。1億年前に君の世界でセラフ<天使>が地球を見つけなかった世界という理屈を作った。しかし、その歴史的影響から君を除外するとして。何故なら君はその世界で私が転移できうる最大戦力であり賢く、成長すればおそらく世界救済できるためだからだ。柊真昼も一緒に転移させることを考えたが天才過ぎて危ない。あの人物に異世界転移術を知られると他の異世界がただの暇つぶしで滅びるからだよ。つまり、君がいた世界では吸血鬼もセラフ<天使>も世界崩壊も帝ノ鬼も百夜教もない平和な日本だよ。まあもちろんそれでも何らかの課題はあるだろうが。この世界での救済を成功させたら君は元の平和な

日本に帰すことを約束しよう。もちろん記憶は消さない。何かほかに質問はあるか?」

 

カールはそういうとグレンは気になっていたことを聞いた。

 

グレン「ちょっと待てよ。いや大体の話の流れはわかったし、俺が違う世界から来た事とか。確かに違和感もあったし、あり得る話だが異世界転移の技術が本当にあるならもっと精査して俺なんかよりもっと適任がいただろ...そもそも異世界転移ってどうやってやるんだもしかして、フィラデルフィア実験か?」

 

カールは答えた。

 

カール「それはさっきも言ったが、異世界転移できうる最大戦力が君なのだよ。レベルが高すぎると異世界転移は無理だ。異世界転移技術についてはフィラデルフィア実験によって異世界転移ができると証明された。もともと1943年10月米海軍はレーダーに映らない戦艦の実験をしていたのだが、実験中に戦艦が2137年の世界に飛ばされたのだ。そして、たまたま転移場所が連合国の地域であり祖先が困っているということから核兵器などの技術を得ることができ第二次世界大戦は連合国の勝利で終わった。未来に行ったクルーによると2137年では1939年から1946年の第二次世界大戦は日本軍による森林地帯を利用したゲリラ戦法で米軍は精神病患者が増え、PTSDに悩まされ1945年末に米軍撤退。その情報を聞いたアルゼンチンに亡命中のヒトラーがアルゼンチンを乗っ取り、アルゼンチン海軍とナチスの南極基地に温存していたUボートやハウニブⅡを使い再び連合国に戦線布告。突然の襲来に対応できなくなった連合軍は降伏。ドイツと日本による世界征服が始まり、日本派閥とドイツ派閥、またレジスタンスも存在する。本当の意味で100年戦争となり2137年の世界でも戦争は継続していたそうだ。つまり世界を変えたと言われている。またこの世界とは違うヨーロッパの中世文明と魔法の世界観に飛ばされているものもいた。それを研究しているうちに異世界転移だとわかり現在に至る。また様々な世界を見ることができるというのはフィラデルフィア実験と並行して新型のレーダー数光年先の原子核ですら探知できるものを作っていた。どっかの惑星を征服するためじゃないが単にどこまでが限界値であるか調べるためだったのだが、その際に明らかに異種族でありかつ、ヨーロッパの中世文明で魔法がある世界だったためこれは様々な異世界を見ることができるのでは?と研究されたのだよ。まあ、大体説明しただろう。ちなみにおそらく質問してくると思うから言っておくが蜂屋あいが何故こちらの情報、君のことを知っているのかというのはわからない。何らかのスキル/魔法だろう。しかし、君の世界のこと、帝ノ鬼やら鬼呪装備、異世界転移のことは君に説明できたと思う。で、君は我々に協力してくれるかな?」

 

グレン「他に選択肢はねぇだろうが」

 

確かにグレンは協力しない限り元の世界に戻れず、この世界で滅びるだけである。

 

カール「安心しろ部下は蔑んだりはしない。拘束を解いてやれ」

 

CIAの諜報員が拘束を解こうとすると、グレンは関節を外し自ら拘束を解いた。

 

カール「元気そうだな。では早速異世界転移してもらう。魔王学院の不適合者の世界でアノスから魔法と戦い方を学べじゃあな」

 

カールがそう言うとグレンは奈落へと突き落とされる感覚とまるで眠りに落ちるかのような感覚だった。

 

目が覚めるとそこは中世ヨーロッパのような世界が広がっていた。

 

 

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