ドラゴンボールAT   作:澄ましたガール大好きおじさん

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 大変、大変遅くなりました。
 お待たせして申し訳ないので初投稿です。


其之百十一 究極のナメック星人!?ピッコロの賭け

 

 遥か北方から再び地鳴りの様な気が迸った。

 セルだ、彼が北の山一つを吹き飛ばしたのだ。

 あまりにも途方もない実力差にピッコロは舌打ちを打つ。

 

 「…ッ、化け物め…!」

 

 幸いな事に彼はすぐにこの星を破壊しようとは思ってないらしい。

 その目的は何かはわからないが、これはチャンスである。

 精神と時の部屋を使えば…飛躍的な進化を遂げる事ができるのは小籠包が証明済みだ。

 

 …問題は、誰から部屋に入るかである。

 当たり前の様に一番乗りを希望するサイヤ人の王子と、異形の娘が睨み合っていた。

 

 「負け犬は大人しく引っ込んでいろ。」

 「自己紹介ありがとう、伝説のスーパーサイヤ人さん、そろそろ3番手くらいにはなれたのかしら。」

 「精々喚いてるんだな。数時間後にはこのベジータ様がナンバーワンだ。」

 「まあ頼もしい。でもアレをぶち殺すのは私の役目よ、没落王子は黙って見てなさい。」

 「面白いジョーダンだ、とてもじゃないが貴様に奴を倒せるとは思えんな。」

 

 そこまでだ。

 言い争う二人の間に割り込んだのは意外にもピッコロだった。

 

 「小籠包、貴様は後だ…今のお前が入ってもまともな修行にはならん。」

 

 もちろん体力の問題ではない、心の在り方の問題だ。

 無駄な時間を過ごせるほどあの空間は生半可なものではない。

 普段なら胸ぐらの一つでも掴んだとこだ、しかし今の小籠包にピッコロをいなす余裕などなかった。

 

 「…わかった。」

 

 拳をぎゅ、と握りしめて悔しさに歯を食いしばる。

 そんな彼女を慮るはずもなくピッコロは全員を見渡す。

 

 「精神と時の部屋に入るものはここに残れ、それ以外は邪魔だ。下界に降りてセルが倒されるのを待つんだな。」

 

 冷たい言葉が展開の中心に響き渡る。

 これは彼なりの優しさだ。

 戦士として挑むか、ここで引き最期の時間をどう過ごすか選べ。

 そう言っているのだ。

 

 「…俺はやるぞ、…奴には形はどうアレ世話になっている。シャオが挑むなら俺も戦って死ぬ。」

 「俺もだ、テメェの女が戦うというのに逃げでもしたら、地獄で親父にぶっ飛ばされるからな。」

 

 新気功砲に可能性を見出す鶴仙流の麒麟児と、元殺し屋という問題児を嫁に迎えた男が前に出る。

 

 「…俺は…パスだ。とてもじゃないがついて行けそうにない。」

 

 ヤムチャの顔色には安堵の色が窺える。

 それが何を意味するかは、いうまでもない。

 

 「俺もやめておく、悔しいけど足手纏いになるだけだ。」

 

 対して悟空の親友でありライバルでもあったクリリンは拳を固く握りしめる。

 ヤムチャと違うところは、確かな闘志を感じられる。

 彼は冷静に、自身の力不足を理解しての辞退だ。

 

 「この俺様が一番乗りだ、雑魚は引っ込んでいろ。」

 

 そんな二人を尻目に吐き捨てるようにベジータはグローブの裾を引っ張った。

 

 「もちろんオラと悟飯はやるぞ。」

 「はい!僕も戦います!」

 

 孫親子は当然迷うことはない。

 この日のために3年間修行をしてきたのだ。

 もちろん自分も頭数に入れたピッコロはやる気十分なサイヤ人の王子に目線を向けた。

 

 「定員は二人までだ。ベジータ、ラディッツ、まずはお前達が入れ。」

 「貴様に言われずとも俺様が一番乗りだ、来いラディッツ、久々に遊んでやる。」

 「ふん、俺より弱い奴がよく言うぜ。」

 

 ラディッツの言葉を無視してベジータは神殿の奥へズカズカと踏み込んでいく。

 

 その態度にミスターポポのこめかみがぴくりと動いたが、神様が何も言わない以上、彼にどうこう言う権利はない。

 神に目線で示され、彼は静かに二人を神殿の奥へと案内していった。

 

 「で?その次は誰が入るわけ?」

 「悟空と悟飯だ。…2日もあれば貴様の頭も冷えるだろう。」

 「…あの化け物が数日大人しくしてると思うの?」

 「一日経てばベジータ達が出てくる。奴らがあの怪物…セルと言ったか?アレを超えるのなら問題ない。」

 「大アリなんですけど?」

 

 ピッコロは当然の様に噛み付く彼女を無視し、神へと歩み寄った。

 その意味を神は静かに理解する。

 

 「デンデの教育は十分か?」

 「この私を取り込もうというのだな?」

 「話が早くて助かるぜ、貴様と一つになるなど反吐が出るが、奴を倒すためだ、背に腹は代えられん」

 

 そのまま差し出された手を神は静かに見つめる。

 彼は変わった。

 自らをマジュニアと名乗りピッコロ大魔王の生まれ変わりを自称したものが、この地球を守るために、己が信念すら曲げるというのだ。

 

 「そうだな、今この星に…神は必要ない。強い戦士だ。」

 

 彼の手を握れば自身の自我はピッコロの中に溶け込むのだろう。

 ピッコロの中で生き続けることになる。

 

 「最期に…ミスターポポに、挨拶くらいはさせてくれ」

 「ふん、いいだろう。」

 

 その言葉に神はわずかながら驚いた。

 同化の術は知っている。

 相手と自分の合意があって初めてなせる術だ。

 しかし、それでもあのピッコロの生まれ変わりが自分に慈悲を与えるなどと思ってもみなかった。

 

 「感謝する。」

 「何を勘違いしてやがる、貴様の同意なしでは同化はできん。」

 「…そうだったな。」

 

 そのやり取りの合間にベジータ達を送ったミスターポポが神殿の奥から戻ってきた。

 彼はまっすぐ神に向かっていく。

 

 「ポポ、覚悟できてる。…デンデも一人でやっていける。」

 「…今まで世話になったな、ミスターポポよ…次の世代もどうかよろしく頼む。」

 

 力強く頷いたポポの肩を叩くと神はピッコロへと向き直った。

 

 「…ピッコロよ、私の力、お前に預けたぞ。」

 「御託はいい、さっさとやるぞ。」

 

 神の胸元にピッコロの掌が無造作に押しつけられる。

 しかし最後の最後、同化の前にその視線は異形の娘に投げかけられた。

 

 「小籠包よ。」

 

 慈愛に満ちた瞳と未だ荒んだ殺意を入り混じらせた瞳孔が交差する。

 

 「かつてお前はこう言ったな、私が未熟者だと。」

 

 かつてと同じ、神からの純粋な問いかけ。

 その言葉に対して小娘が何の気も無しに答えた回答だった。

 どうやって自分の悪意を飲み込んだのか?

 今は小籠包が、自らの感情に振り回されている立場である。

 

 「今はどうだ、お前の目に…私はどう映る。」

 

 神が下界の者…それも地獄行きの極悪人にかけるとは思えない質問。

 未だ燻る殺意をなんとか奥に引っ込めて彼女は努めて優しげに笑った。

 内に渦巻く極大の殺意、それを今だけは飲み込んで、深呼吸を一つする。

 

 「己の尻拭いをできるのは一人前、私の師はそう言ってました。」

 

 瞬き一つしないまま二人の目線が交差し続ける。

 満足したように神は頷いた。

 

 「そうか。…お前にも世話になった、さらばだ。」

 

 およそ地獄行き確定の悪党に返すには不釣り合いな言葉。

 流石の彼女もこの時ばかりは静かに頭を下げるしかなかった。

 

 最早現世に未練の無いカタッツの子は、己が生み出した分身の胸元に手を添える。

 直後放たれる眩い閃光に驚いたのはピッコロの方だった。

 

 眩い閃光が放たれることわずか1秒。

 

 ここに、歴史上類を見ない究極のナメック星人が誕生した。

 

 「………ちッ…!」

 

 しかしその表情は実に苦くしかめている。

 当然だ、確かに凄まじい進化を遂げた。

 今ならあのフリーザだってあっさり倒すことができるだろう。

 それだけだ、今のピッコロは過去の強敵を超えただけにすぎない。

 屈辱…!

 最後の手段、一つになりたくもない存在とプライドを捨ててまで同化した。

 確かにスーパーサイヤ人を超えた…しかしそれだけだ。

 これではセルには…!

 

 「神コロ様。」

 ーーーずて…!

 

 ギリ…と奥歯を噛んだピッコロの力が抜ける。

 よっ、と手を挙げる孫悟空、…必死に笑いを堪える鬼。

 ポカンとする新たなる神とその付き人。

 

 「オラなんか変なこと言ったか?…ピッ神様の方がいいか?」

 「ご、…悟空くん、そ、そういうことじゃ…ぶ…神コロって…!」

 

 この男のこういうところは天性のもの。

 狙ったわけではないというのだから、憎めないのである。

 

 「…名前まで合体させるな、…ほとんどピッコロなんだ、今まで通りピッコロでいい。」

 「そっかぁ…?今までのお前と気が全然違ぇから、別人かとおもったぞ。」

 「抜かせ、素直に言ったらどうだ、俺ではあの怪物に敵わんとな。」

 「そうだな、でもそのために修行をするんだ、だろ?」

 「…全くお前というやつは。」

 

 こんな危機的状況だというのに、悟空は動じた様子はない。

 それがまたピッコロの焦りを塗りつぶした。

 彼がいつも通りに振る舞うのなら、ライバルを名乗る自分が狼狽えていては仕方ない。

 

 …いつも通りのピッコロ、確かにそう見える。

 だが、一人それに違和感を覚える存在が一人いた。

 

 ーーー何、そのスピリット。ほとんど別人。神様でも…マジュニアでもない。

 

 そんな彼女だけが感じる違和感。

 そもそも、クウラを倒すためにネイルを取り込んだ時から少しずつ彼の気配は変わっていった。

 基本の人格はそのまま…この言葉に嘘はないのだろう。

 ただし、そこに別人の知識や記憶が入ればどうなるか?

 少なからず人格に影響は出る、…少なくとも小籠包が感じたものはそういう違和感だ。

 

 そんな彼女の考察を他所に立候補者の中で指名されなかった天津飯が前に出た。

 

 「ピッコロ、俺は誰と入ればいい。」

 「俺でも妹分でも、好きな方を選べ。どうせ俺もお前も大した戦力にはならん。」

 「言ってくれるぜ、だったらお前とやろう。一年で貴様を超えてやる。」

 「いいだろう、界王星でつかなかった決着、つけてやるぞ。」

 

 いつの間にか不思議なライバル関係を結んでいた二人。

 望むところと拳をぶつける闘志漲る天津飯にフッと笑いながら、悟空に視線を寄越す。

 

 「…次に入るのは孫達だ、それまで奴が大人しくしてるとは…ーーー」

 

 神コロ…もといピッコロに、電流走る…!!

 神をその身に取り込み改めてセルの気配に思うところがあった。

 

 「…小籠包。」

 「なに?」

 「奴は何者だ、…気の大きさで気づかなかった。…奴からはフリーザに孫、ベジータ…俺の知ってる気が混ざっているぞ。」

 「…今更気づいたの?」

 

 桃白白を取り込んだことで、セルの気は何次元も上の存在に昇華した。

 故に、セル本来の細胞融合生物としての側面はなりを顰めている。

 気づかないのも無理はない。

 

 むしろこの段階で気づいたピッコロを讃えるべきだ。

 

 「多くの戦士の細胞を混ぜて作成された怪物。それが人造人間セル。完全体かなんだか知らないけど、アイツだけは私が殺す。」

 

 その言葉は大きな鍵になった。

 多くの細胞を組み合わせて生み出された人造人間。

 だったらセルには少なからず取り込んだ細胞の特色が現れるはずだ。

 

 例えばそう、傲慢なフリーザ、好戦的なサイヤ人、冷徹な殺し屋。

 

 少しの思考の末、ピッコロはある決断を下した。

 大きなマントを翻して彼はゆっくりと下界を見下ろす。

 神を取り込んだことで、彼にも千里を見通す力が宿った。

 その眼に映る激昂からようやく落ち着いた怪物の姿。

 …そんな力など使わなくとも、あの怪物の悍ましい気配は濃密に感じ取れるのだが

 

 「…どこへ行くつもり?」

 

 今まさに下界へ降りようとした彼の肩を仇敵が掴んだ。

 もちろん、心配をしているのは彼ではない。

 セルに刺激を与えるな。

 そう忠告している。

 

 「戦力はサイヤ人で十分だろう、少し思いついたことがある。」

 

 不敵な微笑み、いつも通りのいけすかない微笑みのはずだったが、小籠包には別の誰かが重なったように見えた。

 …もう、自分の知るマジュニアはここにはいないのかもしれない。

 

 「そう、好きにしたら?」

 

 その言葉に答えるはずもなく、ピッコロはゆっくりと下界へ自由落下していく。

 慣性を十分に効かせて…神殿から距離を離したところで彼は気を解放して北の地へと飛翔していった。

 

  ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 山を一つ跡形もなく吹き飛ばしたセルは静かに息を整えていた。

 

 「やはりイレギュラーな方法だったからか?この私がこの程度の事で我を忘れるとはな。」

 

 完全体は頭脳、肉体と共にパーフェクトでなければならない。

 確かにこの肉体は最高だ、究極の人造人間と言っても良い。

 誰も並び立つことのない素晴らしい戦闘力、宇宙最強を疑う余地などない。

 しかし、頭脳レベルは低いと言わざるを得ない。

 たかが餌を2匹取り逃した程度で激怒してしまうなどまるで子供。

 17号/18号を吸収し、更には小籠包を取り込み、初めて自分は究極の人造人間にいたれるのだと確信した。

 

 「基地を破壊したのは失敗だったか、17号、18号の足取りを追う方法があったかもしれんな?」

 

 最早なんの役にも立たないガラクタと化したゲロのスーパーコンピュータ達。

 その残骸を踏み潰して鼻を鳴らす。

 くだらない科学者根性で保管されていた出来損ないどもを一網打尽にできたのだからヨシとしよう。

 あの旧作達は見るに堪えない。

 

 それはもちろん、16号も含んでのこと。

 

 「生みの親の出来損ないは、最高傑作であるこの私が、引導を渡してやらねばな?…くくく。」

 

 草の根を分けてでもあの三体を見つけ出して、吸収し、破壊してやる。

 そんな風に軽く気を入れて飛びあがろうとした時…彼の脳裏に引っかかるある気配の接近に気がついた。

 

 ーーーこの気配は、ピッコロ大魔王…?いや、奴の気はここまで大きくはなかったはず。面白い、この私に挑むつもりか?

 

 メインディッシュに比べればウォームアップにすらならない。

 しかし、戦いとあらば自身に組み込まれたサイヤ人の細胞が多少は疼くというもの。

 

 ばきり、とたくましい首の筋肉に溜め込まれた空気を押し出して、彼は来訪者を迎えた。

 

 「貴様がセルか。」

 「如何にも、そういう貴様は…ピッコロか?私のデータを遥かに上回るが。」

 「盛り上がってるところ悪いが、俺は戦いに来たわけではない。…そもそも、俺では相手にならんだろう。」

 「何かな?この私に命乞いでもしに来たのかな?」

 

 何かを企んでいる。

 この完全体である自分に策を弄するとは、それで自分がどうにかなると思っているのだろうか。

 

 「馬鹿を言え、そんな情けない真似をするのならここで戦ってやる。」

 「ほう…?」

 

 自分には到底及ばないが、これほどの戦士を下し、養分にするのも悪くない。

 その口角が好戦的に歪むがピッコロは一切怯む様子はなく、むしろ実に興味深い提案をしてきた。

 

 「24時間後、ここに俺を遥かに越える戦士がやってくる。」

 「孫悟空、という奴か。」

 「相手はベジータとラディッツ…どうせ知ってるのだろう?」

 「…小籠包と組んでいたあの男か、面白い。」

 

 自分を差し置いて下級戦士に興味を抱く強敵。

 ここにベジータが居合わせなかったことをピッコロはここから安堵する。

 彼がいればこの交渉に余計な茶々が入ったことだろう。

 地球の命運をかけた命懸けの交渉。

 流石のピッコロにも一筋の汗が滲む。

 

 そんな緊張とは真逆。

 完全体のパーフェクトな頭脳に浮かび上がった、素晴らしいアイデアに含み笑いが隠せない。

 

 「しかしいいのかな?たった1日で。どうせ貴様らは皆殺しだ。挑みに来るのは構わないが、もう少し待ってやってもよいのだぞ?」

 「なんだと?」

 「天下一武道会なる武道大会があったな?アレを、この私がエキサイティングに、スリルがあり、パーフェクトなゲームで催してやろう。」

 

 そうだ、せっかく完全体となったのだから、この力を十全に扱う場を設けなければ、このパーフェクトな肉体が錆びついてしまう。

 地球の連中にこの力を見せつけてやるのも悪くない。

 

 「…ただし24時間後、つまらん奴を私に当てたのなら…その時は貴様らを皆殺しだ。全員を殺して、速やかに小籠包を吸収してやる…どうせ貴様らが匿っているのだろうからな?」

 

 ピッコロの反応が変わるのをセルは見逃さない。

 どこに隠れてるのかはわからんが、数日もあればこの地球上から小籠包を炙り出すことなど簡単だ。

 ならば、向こうからノコノコと現れるのを待つ方がいい。

 ついでに、素晴らしい戦士達とのゲームを楽しめるのなら地球を破壊する前の暇つぶしにもってこいである。

 

 「…舐めやがって、良いだろう。その油断、後悔することになるぞ…!」

 「それはそれは、期待しているよ?このパーフェクトな私に相応しい対戦カードを用意したまえ…くっくっくっ。」

 

 舌打ちをしたピッコロはそのまま遥か彼方へと飛んでいった。

 

 アレの背後をつけるのは簡単なことだ

 …しかし、ソレでは面白くない。

 折角ならば欲しいものは己が力で勝ち取らねば、完全体の名折れというもの。

 彼はあえて、ピッコロの気を辿ることなく見逃した。

 

 あのピッコロですらこの完全体の予想を遥かに上回ったのだ。

 戦闘民族サイヤ人ならば素晴らしいスパーリング相手となるだろう。

 

 「…客人を招くのにこのようなガラクタは必要ないな。」

 

 周囲に散らばる大小さまざまな電子部品の残骸と土塊…こんな場所では素晴らしい対戦相手を待つのに相応しくない。

 

 「我々に相応しいリングが必要だな。」

 

 不敵な笑みを浮かべながら人造人間は静かに作業に取り掛かることにした。

 

 





 戦闘力更新。

 ピッコロ
 基本最大:3億5000万=>30億
 神との融合、いや元の姿に戻ったというべきか。
 間違いなく彼の戦闘力は宇宙の中で五指に入るレベルに昇華した。
 しかし越えるべき存在は遥か先にいる。
 これでは小籠包のフルパワーには及ばない。

 
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