幻想偽典 ~Dies irae Rosenkavalier Kaziklu Bey~   作:時杜 境

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43 後輩コミュ

「んみゅ……??」

 

 目を覚ますと、そこにはいつものように白貌の寝顔があった。

 だが、おかしい。何かが違う。っていうかここ……教会の部屋じゃなくない?

 ……ちょっと待った。なんか昨晩の記憶がごっそり思い出せないんですが。

 え、なに? 完全に朝チュンですけど、何があったんだコレ────!?

 

 その時、真紅の眼が薄く開いた。

 殺気は薄い──というかゼロ。隙だらけにも程があるが、いつもの比ではない。一体どうしたというのか。な、なんかちょっと好青年みたいに微笑んでるのはなにッ!?

 

「Guten Morgen……」

 

「お、おはよーございまぁーす……あのぅ、これは一体……?」

 

「……ん。覚えてねえのか……」

 

 覚えてないよあんたがそんなにふにゃふにゃ顔になってる理由も含めてな!?

 ヴィルヘルム・エーレンブルグ? これ本物か? 本物のベイの兄貴かこれぇ!?

 

 シナリオ進行状況は共通ルートの終わり……だったはず。

 そして本戦の開幕だ──でもって今日はその一日目の朝のはずだ。今頃ツァラトゥストラは教会に閉じ込められてマルグリットを取り戻すために動いているに違いない。

 

 で、私は私でどうなってんの? 昨日のあの後、何があったっていうんですかッッ!?

 

「……いやなに、開戦の気に猛ったのか、随分と積極的に求めてきたじゃねえか……」

 

「ヴァ?」

 

 今思い出しても愉快だ、とヴィルヘルムは笑い、嗤う。

 こちとらそんな笑顔にもキュンとしたいが嫌な予感しかしない。

 

「“俺だけ感じていたい”だの“もっと欲しい”だの……かははは、ようやく強欲さってのを身につけたらしいじゃねえの。これ以上イイ女になって俺をどうしたいんだよおまえはよぉ……」

 

 声が甘々。

 聞いてるこっちが恥ずかしい。

 なにこれ。

 もしかしてこの世界……エロゲーか……?

 

「あの……なんか、すいませんでした…………」

 

 見に覚えがない──というわけではない。つーか今の言葉でちょっと思い出してきた。

 昨晩感じた、凄まじい恐怖感。

 自分が自分でなくなってしまうような、突発ホラー体験。

 

 それが恐ろしくて、怖くてたまらなくなって──それで。

 ……それでヴィルヘルムに縋った、ということか。

 平静を装いながらも内心は狂乱状態だったのだろう。おかげで彼は真相に気付いていないが、こっちからすれば罪悪感ハンパじゃない。くっそー、未熟なり……

 

「別に構わねえよ? おまえに求められんのは吝かじゃねえしな……」

 

 ひぇー。

 なんだこの黒円卓第四位、乙女ゲーにするつもりか。甘い……甘いよ! 甘すぎるよ! 暴虐の化身はどこへ! もうすっげーご機嫌だなぁ!!

 

「あ、あ、あのー……じゃ、そろそろ起きましょう、か……?」

 

「……あと一回」

 

 ──なんて?

 

 

     ※

 

 

 結論から言っておくと一回じゃ済まなかったとだけ言っておく。

 デレデレのデレオブデレ期、凄まじい火力だったとも伝えておく。

 なんなんだぁ……あの人は……戦闘時の落差でこっちが狂うわ。っつーか本戦の初っ端から何をやってんだ私たちは。本格的にただのバカップルじゃねえかァ────!!

 

 いやまあ、ラブコメはむしろこの世界においてメインルートみたいなところがあるからセーフ?

 ツァラトゥストラも女の子とイチャついてついでに世界救うような感じだし……多少はね?

 そもそもイチャつくためのハードルがクソ高いってことには目を瞑ってだね?

 

 ……か、閑話休題!!

 

 ともあれ、制服が破れて着替えもないベイ中尉をホテルに残し、私は従者として制服の替えを教会に取りに行くことにした。その道中、

 

「──あ──レイ、シア……?」

 

「ありゃ? レーちゃん?」

 

 ──教会から逃げ出してきたゾーネンキントこと氷室玲愛と、鉢合わせした。

 

 

 こっちはがっつり黒円卓の制服を着ていたので、玲愛は目を丸くしている。

 というか弄っていた記憶も思い出したのか、混乱の顔だ。そりゃそうだ。

 

「……おもい、出した……レイシア、レイシアだよね……? なんで、その服……」

 

「フ──レイシアとは世を忍ぶ仮の名前! 我が真名は黒円卓が従僕、レイシアなりィ──!」

 

「……結局同じ名前なんだけど……ていうか、え、従僕……?」

 

 華麗にターンして決めポーズまで取ったのだが、玲愛の混乱は晴れない。

 ま、ふざけるのも程々にしておくか。ネタが滑るのは芸人として頂けない。

 

「そうそう、黒円卓に仕える絶対従僕。人権ナシの飼い犬です。つまり、十三席に座る方々の命令になんでも従うという便利屋です。捨てるのもヨシ、使い倒すもヨシ、という使い魔枠ですよーっと」

 

「えっ……黒円卓ってロリコンだったの……?」

 

「いや、皆さんが、というよりは、連れてきた副首領がソレなんじゃねえかなー疑惑が。元々は私、そいつの使い魔として黒円卓に投げられたんだよ。要はペットね、ペット。それだけだよ」

 

「──」

 

 そこでようやく玲愛も事情を呑み込めてきたらしい。

 やがて困惑だらけの表情から一転、

 

「じゃあ、今は……? 何しに私のところに来たの……?」

 

「ん? いやこれは偶然ですよ、マジでマジで。何をどうしようって気はないし、私にそんな権限も資格もないし。あなたがどこへ行こうと、何をしようと感知した所じゃありません。私の主導権は黒円卓にあります。なんでまあ、会わなかったことにして無視するも自由、ですよ」

 

「……、」

 

 と言うと、またもや困った顔になる玲愛。

 まだ決意が揺らいでいるのか? 否、単純に旧友の潔さっぷりに呆れているのかもしれない。

 

「それじゃあ、ねえ……今日一日、付き合って。今は……私の味方になって」

 

 片腕を引っ張られる。

 命令が下された。命令ならば、

 

「──了解しました!」

 

 従う以外に道はなし。

 しかし、味方になる、というならまずは。

 

「というわけです。はい、盗み聞きはボッシュ~ト~」

 

『あっ、こらレイシアー!』

 

 玲愛の後ろ髪に刺さっていた赤毛のアンテナを抜き去り、魔術の火で焼き消す。

 ルサルカによる小細工である。ほんと小賢しいなー、あのひと。

 

「して、そちらは?」

 

 振り返ると、そこには螢が立っていた。

 彼女も彼女で玲愛の様子を伺っていたのだろう。昨日からこっち、色々と出番を食われ気味だしな、この子。

 

「……別に。通りがかっただけよ。あなたこそ、恋人の方はいいのかしら」

 

「え」

 

「大丈夫ですよー。ついさっきまで存分に甘い時間を過ごしてきましたし?」

 

「なっ」

 

 自分から振ったクセに顔を赤くする螢ちゃんであった。うーん、十七歳!

 一方、玲愛の方は私が黒円卓関係者だと分かった時以上に、絶望の眼をしていた。

 

「れ……レイシア……彼氏、いるの……?」

 

「うん。もう付き合って半世紀は経つかなー」

 

「……!!」

 

 ががーん、とそこで完全に玲愛が石化した。

 これぞ友情の裏切り。片やゾーネンキント、片や従僕。似た者同士かと思いきや、そこには女性として絶対的な壁が存在していたのだった──!

 

「ゆ、許せない……こんな事って…………こうなったら、絶対に今日は付き合ってもらうから。藤井君に私を会わせるまで、絶対に帰さないからそのつもりで」

 

了解(ヤヴォール)了解(ヤヴォール)! レオンハルトさんはどうしますー?」

 

「い、いや、だから私は……」

 

「当然道連れ。彼氏いない同盟、一時的に締結」

 

「なによそれっ!? 知らないわよそんな同盟!?」

 

 反論する螢だが、玲愛の視線は逃がさないと言っている。諦めろ。

 ともあれ女子チーム結成である。こいつは盛り上がってきた。

 

「……そうだ。ねえレイシア、『ヨハン』、って知ってる?」

 

「知ってますけど。それが何か?」

 

「……生きてる、って教会を出た時に、神父様に言われたから……誰なの……?」

 

 一応、螢に視線をやるが、眉をひそめている。ま、新参者には分からぬ昔の事情である。まったくあの陰険神父め、助言者ヅラするならもっと分かりやすく言いなさいよ!

 

 しかし玲愛がここにいるということは、神父様も覚悟決まってるみたいだし。

 いっちょ早めのネタバレ祭り、いってみよー!

 

「ヨハン──ツヴァイ・ゾーネンキントですよ。あなたのお爺さんの弟さん。そのお孫さんの名前はそう、綾瀬香純……と言いましたかね」

 

 

     ※

 

 

 夜明けも過ぎて朝早く。

 月曜の寒空の下、金髪巨乳美少女を自慢気に連れ歩いているツァラトゥストラこと藤井蓮を発見した!

 

「ちーっす後輩二号。元気?」

 

「ッ……!? レイシア先輩!?」

 

「まだ『先輩』と呼んでくれるのかよ。青いねえ、君も」

 

 苦笑を返すと、そこで蓮の携帯電話が鳴った。

 どうぞ、と促すと、香純ちゃん誘拐の連絡が来たようだ。犯人は司狼の彼女サンだろう。

 

「陣営を着々と築いてるじゃないか。いいじゃんいいじゃん、戦争だねえ」

 

 通話を切ったのを見計らい、言葉を放つ。

 すると蓮は未だに、警戒と困惑の混じる視線を寄越してくる。

 

「……あんたは……何なんだ。ヴィルヘルムの使い魔……なのか?」

 

「正確には、あの人の使い魔でもある、かな。私は黒円卓に従属している奴隷だよ。他の皆さんのように好き勝手に参戦する資格もないし、命令がないと動けない余分な駒さ」

 

「……なんだそれ。あんなデタラメ使える奴が、メンバーの一人でもないってどうなってるんだ」

 

「私の異能は日替わりでね。昨日の雷電(ショー)は昨日限り。当たり外れが大きいんだコレが。今日なんかほら、コレ」

 

 と、中空に一枚の六角形の透明ガラスのようなものを浮かべて見せる。

 身構えた蓮だったが、一切の攻撃性を持たないソレに戸惑っている。

 

「『防御魔法』。これだけだよ。銃弾も効かない身で、何をどうしろっていうのかね。これで分かった? 本日の私は無力デー。防御特化の置物だよ」

 

「……なワケあるか。あの銃捌きは自前のものなんだろ? 戦うことくらいは造作もないはずだ」

 

「戦ってほしいのかい?」

 

 言いつつ、彼の傍ら──マルグリットを見ると、蓮が守るように前に出た。

 私はそれに再び苦笑し、おどけようと台詞を準備した時──

 

「……ねえ、あなた」

 

「ん?」

 

 マルグリットが、こちらに反応を示した。

 そういえば、こうしてしっかり彼女を見るのは彼女の生前以来だ。その時も、処刑台という彼女の最期の地だったが。

 

「……なんて、言えばいいんだろう……あのね、あなたを見てると悲しくなってくるの。ごめん……ごめんね。わたし、きっと……どこかで、あなたに酷いことをしたんだと思う……の……」

 

「マリィ……?」

 

 マルグリットの面持ちは暗い。

 そこにあるのは申し訳なさか罪悪感か? しかしそんなものは、

 

「……、」

 

 ふぃ────、とそこで空を仰ぎ、深く息を吐き出す。

 なぜか彼女の反応には、尋常ならざる怒りと殺意が無限に湧いてくるが……それ以上に、「それは駄目だ」と魂が強く訴えかけている。

 

 ()()()()()()()()だと。

 ……何に対する負けかは、きっと私にしか分からないんだろうが。

 

 年上なら──いや、マルグリットとは同い年(タメ)だろうが、先に人生やってきた先達として、ここでいきなりブチギレるなんて大人気ないことはできない。したくない。ので。

 

「──身に覚えのない罪悪感だけで謝られても、困るんですが」

 

「え、あ、そ、そうだね。ごめんなさ……」

 

「謝るなァー! っつーかこっちは一度も謝罪なんか求めてなーい!」

 

「きゃううう!?」

 

 飛び掛かりついでに両手を伸ばし、その巨乳を掴む。

 ……で、でかい……おい、こいつは何だ……大砲、いや戦艦級……だとッ……!?

 

「うおっ……これはでかすぎ……」

 

「あうあうあうあう」

 

「こ、コラーッ! このセクハラロリ、マリィから離れろッ!!」

 

 蓮から渾身のジャブが飛んできたのでかわす。マリィを放すと、両胸を押さえて涙目になっている。なんだこの、苛めたくなる生き物は。

 

「と──そうだ、こんなデカチチを揉んでる場合じゃなかった。後輩二号、レーちゃんを預けに来たぜ」

 

「……! 氷室先輩……も、あんたのこと……」

 

「ああ、ついさっきカミングアウトしたよ。けどなぁ、私の正体以上に、別のベクトルでショックを与えてしまったらしいというか……」

 

「別のベクトル?」

 

「あぁ、まぁそれは本人に聞いて。こっちこっちー」

 

 手招きしつつ、玲愛と螢を置いてきたタワーへ主人公を導く。

 ……特段、強い反抗はない。学園時代のよしみか、それともまだ私という異常への実感が薄いんだろうか?

 

「……なぁ、氷室先輩もあんたのこと、知らなかった……のか? あの人は、おまえらの何なんだ」

 

「なんにも知らないお姫様枠だよ。黒円卓第六位ゾーネンキント。最終的に、彼女が生贄になって黄金が降臨する──ってのが筋書きかな」

 

「──、」

 

「ところで、これは玲愛からの命令でね。『藤井君から質問があったら答えてあげて』と言われてる。命令である以上、私は従う他にない。止める他の主様もいないんで、今なら大出血サービスで、いくつでも、どんな事でも教えちゃうぞぉー」

 

 その言葉にしばし蓮が黙り込む。

 もしや複数選択肢でも画面に浮かんでるんだろーか。ちょっと見たいぞ。

 

「……じゃあまず、スワスチカの数と場所」

 

「全部で8つ。うち、もう二つ──博物館と公園は開いてるね。それから、学校、教会、病院、タワー、遊園地ってところかな?」

 

「おい、一つ足りてないぞ」

 

「おお、目ざとい。正解者には正答を。クラブのボトムレス……なんとか? ならず者の溜まり場って所だね。優等生くんは近づきたくない場所じゃないかなー」

 

「ッ……!?」

 

 背後から動揺の気配。

 クラブ・ボトムレスピット──そこは現在、遊佐司狼が牛耳る、主人公陣営の拠点である。戦場予定地だと聞いて、一気に体温が下がったに違いない。

 

「──ッ、だったら、襲撃順は。知らないのか」

 

「あー、ごめん。それは分からん。従僕といえど、ご主人様がた全員の行動スケジュールまでは把握してないのでー」

 

 がくり、と蓮が肩を落とす。

 やっぱこいつ使えねえ、みたいな視線、やめよう!

 

「やめよう、やめよう! そんな目をするんじゃないよ。いくら例外と反則の塊じみてる万能なロリ先輩でも限界はあります」

 

「……ねえ、レン……カスミたちはいいの? このまま、放っておくの……?」

 

 と、また女神の勘でも働いたか、マリィが蓮の袖を引っ張る。

 クラブがスワスチカの一つと聞いて、穏やかじゃないのだろう。蓮もその問いには歯噛みする。

 

「……あいつらなら、きっと大丈夫だ。今は早く氷室先輩を拾って、すぐ合流するしかない……」

 

「おー、鬼気迫ってきたねえ。質問はもういいのかな?」

 

 そろそろタワーも見えてきた。

 昨晩、ベイ中尉がぶっ壊しまくった痕跡は工事現場のようになっている。いやぁ、労働お疲れ様です。

 

「──じゃあ、もう一つ。レイシア先輩、あんた、メルクリウスとはどういう関係なんだ」

 

 ……と、意外な質問にちょっと虚を突かれてしまった。

 まさかそんな基礎的なことを尋ねてくるとは。やはりロリコンを自称するだけはあるようだ。

 

「あいつは養父を自称する変質者だよ。実際、育ての親ってのは間違いないがね」

 

「そ、育ての親──?」

 

「うん。なんかひょっこり現れて、育児の旅に連れ回されてね。いきなり極地や密林やエベレストや大気圏外に叩き込まれたりした結果、こんな面白幼女が爆誕したのであった。どーん」

 

「自分で面白言うなよ……じゃあ、そいつのこと、恨んでるのか?」

 

「いや別に? 単に殺したいってだけだよ?」

 

「…………黒円卓の従僕じゃなかったのかよ」

 

「知らないのかねロリコン後輩。忠誠と殺意は両立できるんだぜ」

 

 とてつもなく理解しがたい、という顔をして、顎に手をあてつつ再び蓮が問う。

 

「──じゃあ、黒円卓を憎んでいたり?」

 

「憎む? なんで? あんなクッソ面白い人たち、他にいないって! 仕えられて光栄だよ、栄誉の極みだ。ただし水銀クソ野郎は死ね。以上」

 

「……あんたの生態がますます謎になった」

 

 なんでや。誠実に答えているだけだというのにー!

 さて、そんなところでタワーの目の前だ。当然のように蓮へついて行こうとするマリィの肩を掴む。

 

「えっ」

 

「はい、君は私とここで待機。これも玲愛からの命令。藤井君と二人きりで逢いたい、ってさ。あ、こっちの話の流れで、上にはボディガードがいるけど、そっちは気にしないで。では、ごゆっくり~」

 

「……、ごめん。マリィ。でもこの人は……信用できるから」

 

 そんなお人よし溢れる蓮の言葉に、私は苦笑する。

 

「随分と高く買ってくれてるなあ。逆にその信用の出所、気になるんだけど」

 

「……だってあんた、嘘は言わない性質だろう」

 

 あっさり返された答えに、こっちがぽかんとする番だった。

 おい……こいつ、ギャルゲーの才能があるぞ!!!?

 

「そっか。確かにこの子、嘘は言ってなかったもんね」

 

「そういう事。じゃあマリィ、すぐ戻ってくるから。その幼女、監視しといてくれ」

 

「うん。わかった、任せて!」

 

 なんか以心伝心な主人公とヒロインを見せつけられつつも。

 そこで、藤井蓮の姿はタワーの中へと消えていった。

 

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