転生者のアカデミア生活   作:YGOMD

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サイバードラゴンを召喚とか言ってる時期がアニメであるけどこれはエラッタがあったとかじゃなくて特殊召喚を召喚と呼んでるケースだと扱います。
十代対カイザーの初戦でサイバーエンドを召喚とか言うし十代も特殊召喚できると言った後にフレンドッグを召喚とか言うからね。


VSカイザー(まだ呼ばれてないのか?)

 明日香とのデュエルが終わった後、週に1度のペースで明日香とデュエルをするようになった。

 万丈目? デュエルの実技授業で2回に1回くらいのペースでマッチングされてる。女子は女子としかあたらない謎のシステムが採択されてるけどなんなんだこれ。

 

 そんな感じの日々で入学後一月を過ぎる頃、明日香から「紹介したい人がいるの」と言われた。

 いやー、ご両親への紹介にはまだ日が浅いと思うんだけどな、まいったなこれ。

 

 

 

 

 

「彼の名前は丸藤亮、私の兄の友人で、兄と並んでこの中等部では有数の実力者とされているわ」

 

 

 

 いや俺のおふざけはともかく、カイザーだけを紹介されるとは思ってなかったんだが? 兄の吹雪とセットか、吹雪だけを先に紹介されると思ってたので意表をつかれたぜ。

 なお吹雪はまだ行方不明になっていない。時系列とかわかんねーなそのへん。いや詳しくもないんだが。

 

 

 

「君のことは明日香の兄の吹雪から聞いていてな、新入生に面白いデュエリストがいるらしいと。

吹雪もやりたがっていたが、先に使用カードなどは聞いていない俺からやらせてもらうことになった。

さあ、古帽、デュエルを始めよう」

 

 

 

 うーん、俺の意思表明を待たないほどにスピーディ、俺じゃなきゃ振り落とされちゃうね。

 あんまり前情報を仕入れないようにということで吹雪は来ていないのか。いくらかは明日香から聞いているのでカイザーだけが来たと。

 ついでに観戦はいつメン+明日香だ。明日香の取り巻きがカイザーに熱い視線を向けている。万丈目も超えるべき壁、みたいに見ている。お前はまず俺に勝ってみろ。

 

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

 当たり前のように俺の先攻だ。なおデュエルディスクの設定に先攻希望か後攻希望かを選べるようになっている。後攻希望に設定している相手と当たらなければカイザーは常に後攻である。

 入学試験でもまあ受験生は先攻ばっかだったな見てた範囲では。

 

「俺は【教導(ドラグマ)の聖女エクレシア】を守備表示で召喚、召喚時効果発動、デッキから『ドラグマ』カードを手札に加えることができる、【教導(ドラグマ)の騎士フルルドリス】を手札に加える、さらにフィールド魔法【教導国家ドラグマ】を発動、カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

 元世界ではできない無法な守備召喚エクレシアだぜ。モンスターは特殊召喚とかでなければ攻撃表示での召喚か守備表示でセットするの2択だからな基本。

 でもカイザー相手だと不安なのこれ。バック破壊とパワー・ボンドはやめてね。

 

 

 

「俺のターン、ドロー。相手フィールドにのみモンスターがいるので【サイバー・ドラゴン】を特殊召喚」

 

 やっぱ出たか。ノーコストでの攻撃力2100に明日香以外の野次馬が騒いでいる。

 ドラゴンという名前なのに東洋の竜を機械化したかのような姿なんだよな。

 

「さらに俺は【プロト・サイバー・ドラゴン】を召喚、【サイバー・ドラゴン】でエクレシアに攻撃する。エヴォリューション・バースト!」

 

 サイバー・ドラゴンに似て、だが少し小さかったりする機械竜が現れて、元からいたサイバー・ドラゴンのブレスがエクレシアを襲おうとする。

 

 ? プ、プロトー? パワボンサイエンというなにもできないまま負けるしかない最悪の手は打たれなかったが、プロトをわざわざ召喚するのは瞬間融合でもあるのか?

 あ、いや、フルルドリス持ってたわ。貫通消せるわ。1ターンだけな。いやフルルドリス出せるのメインだわ。

 それはそれとして瞬間融合あるとしてどうするべきか? こっちのカードを聞かずに来たなら教導国家ドラグマでサイバー・ドラゴンを破壊されることを知らないだろう多分。

 エクレシアを犠牲にしてサイバー・ドラゴンを墓地に送るか、ドラパニでエクレシアを守るか。

 

「よし、俺はトラップカード【ドラグマ・パニッシュメント】を発動! 相手の表側モンスター1体を対象に発動し、そのモンスターの攻撃力以上の融合モンスターを融合デッキから墓地に送り、対象を破壊する!」

 

 俺はドラパニ発動を選択した。瞬間融合があっても使わせた上でエクレシアは耐性で破壊されず、サイバーツインを一方的に破壊できるからな。

 まああんまり悩んでると勝手に進むというのもある。マスターデュエルほど時間はくれない。あれも時間足りなくなったりしたけど。

 

「速攻魔法【瞬間融合】を発動、フィールドのモンスターを素材に融合モンスターを融合召喚、【サイバー・ツイン・ドラゴン】を召喚、エクレシアに攻撃、エヴォリューション・ツイン・バースト!」

 

 サイドラとプロトが融合して二つ首の機械竜が現れ、サイドラが墓地に消えたことでドラパニの対象が消えて効果処理が全て不発になる。

 

 明日香の取り巻きはさすが! とか言ってるが明日香と万丈目はエクレシアの耐性とドラグマフィールドの効果を覚えているのだろう、その言葉には同調していない。

 

 サイバーツインがブレスでエクレシアを襲うが

「エクレシアは融合デッキから特殊召喚されたモンスターとの戦闘では破壊されない。

 さらに1ターンに1度、【教導国家ドラグマ】の効果により、こちらの『ドラグマ』モンスターと戦闘した相手モンスターはダメージ計算後に破壊できる、【サイバー・ツイン・ドラゴン】を破壊!」

 エクレシアはサイバーツインのブレスに耐え、都市国家ドラグマからの反撃がサイバーツインを撃破する。

 

「評判以上の強さのようだ。俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

 

 

 ふー、後攻ワンキルは免れたか。エクレシア単騎のみとかだったら死んでたぜ。

 問題はなにか引かないとあの2枚が完全なブラフでも倒せないことだ。エクレシアのサーチは果たして正解だったのかどうか。サイバーエンド警戒とか融合モンスター残った時のことを考えたわけだけど。

 

「俺のターン、ドロー」

 

 ここで天底来るのか。あの2枚がブラフならハッシャーシーンをサーチして特殊召喚、シャインエンジェルを召喚で終わるけど終わらなかったらなあ。相手はカイザーぞ?

 いや行くか、見せたくはないが備えはできる。

 

「俺は【天底の使徒】を発動、融合デッキから融合モンスターを墓地に送り、その攻撃力以下の『ドラグマ』モンスターか【アルバスの落胤】を手札に加える。

 【灰燼竜バスタード】を墓地に送り【教導の神徒(ハッシャーシーン・ドラグマ)】を手札に加える、さらに【教導の神徒(ハッシャーシーン・ドラグマ)】の効果を発動、融合モンスターが自分か相手の墓地に送られた時に手札から特殊召喚することができる、【教導の神徒(ハッシャーシーン・ドラグマ)】を攻撃表示で特殊召喚、手札から特殊召喚された時の効果で墓地から『ドラグマ』カードを手札に加えることができる、【ドラグマ・パニッシュメント】を手札に戻し、さらにシャインエンジェルを攻撃表示で召喚、エクレシアも攻撃表示に変更し、総攻撃を」

「リバースカードオープン、【リビングデッドの呼び声】を発動、【サイバー・ツイン・ドラゴン】を墓地から呼び戻す。

 墓地から特殊召喚すればエクレシアの戦闘耐性も関係なくなるのだろう? 『ドラグマ』モンスターで戦闘して破壊してみるか?」

 

「っ、エクレシアで攻撃、フィールドの効果で【サイバー・ツイン・ドラゴン】を破壊する」

 

 エクレシアの鎚による攻撃をものともせずにブレスで撃退したサイバーツインをドラグマからの攻撃が再度打ち倒す。

 これで俺のライフは3100だ。エクレシアで殴るには2600の攻撃力は高い。フルルドリスが出てれば殴り倒せたんだが。

 

「カードを2枚伏せてエンドフェイズに以降、バスタードの効果で【アルバスの落胤】を手札に加えてターンエンドだ」

 

 ぐ、攻撃せずにライフを保っておくべきだったか? いやフルルドリスを持っててエンカウンターのアルバス特殊召喚から手札の融合をコストに吸うのとパニッシュメントで構えてるから多分大丈夫だろう。大丈夫だよな?

 

 

 

「俺のターン、ドロー」

 

 引いたカードを見たカイザーは薄く笑いさらに続ける。

 

「【強欲な壺】を発動、カードを2枚ドロー」

 

 ウッソだろお前。

 

「【サイクロン】を発動、俺から見て右にあるリバースカードを破壊」

 

 ! エンカウンターがやられた! アルバスで吸えなくなった!

 

「ならもう1枚のリバースカードは【ドラグマ・パニッシュメント】か。もう一度【強欲な壺】を発動」

 

 ? アニメ世界では制限ですらないっていうのかこのカード? は? マジ?

 

「リバースカード【リビングデッドの呼び声】でサイバー・ドラゴンを蘇生し、【パワー・ボンド】を発動、【サイバー・エンド・ドラゴン】を召喚!」

 

 しまった! 呆けてる間にパワー・ボンドでのサイバーエンドの着地を許してしまった。

 もうドラパニは撃てない。F・G・Dが最高の攻撃力を持つ融合モンスターだぞ。5000が限界なのに8000とかやめろ。

 強化されても5200ならフルルドリスで2回攻撃を消すことでターンが回ってきて守備表示にしてもう1ターン耐えればアルバスで吸うことで勝ちが見えたのに!

 

「【パワー・ボンド】は機械族の融合モンスターしか融合できない代わりにこのカードで融合されたモンスターの攻撃力を倍にする。すなわち【ドラグマ・パニッシュメント】では強化された【サイバー・エンド・ドラゴン】を対象にとることはできないな」

 

 それはさっき俺が心の中で言った! もうフルルドリスで貫通効果を消しても攻撃表示のどのモンスターを殴っても終わるんだよな。

 

「シャインエンジェルを攻撃、エターナル・エヴォリューション・バースト!」

 

 翼の生えた三つ首の機械竜のブレスが、まあなんか天使、みたいな姿のシャインエンジェルを巻き込みながら俺にブレスを吐いてくる。

 

「ぐわあああーーーーー!」

 

 

 

 

 

「いいデュエルだった。他では見ない効果を見れて勉強にもなったしな」

 

「こちらこそいい勉強になりました」

 

 間抜けだとカードパワーが高かろうと勝てる勝負だろうと負けるという事実のね。天和出来てるのに気付かない奴は天和を和了れないんだ。

 

 平静を保とうとはしてるが出来てないだろう。まあ、負けて悔しがってるくらいにしか思われないだろうが。

 

 カイザーは小さく笑い口を開く。

 

「またデュエルをしよう。まあ俺との再戦の前に吹雪が来るだろうが」

 

 望むところだ。こんな間抜けな負け方はもうしない。相手が原作での強キャラだろうとだ。

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