先生というのは大変ですね、アロナァ・・・。
そして気づけば本家様がハニバを通り越して周年を迎えており、メインストーリーも凄いことになってました。改めて、いつもありがとうブルーアーカイブ。こちら側のお話の構想も若干見直そうかと思慮している次第です。
ただ、楽しい時間はもうちょっとだけ続くんじゃ。
なお、今後公開していこうと思っていた設定について、Prologue.2にて追記しました。
半年以上更新が空いておりますので、どんな話だったかな、と振り返りも含め、ご覧いただけますと幸いです。
・・・今回も心で感じ取っていただければな、と。
今日のアビドス生徒会は、ユメ先輩の持ってきたある噂の話題で盛り上がっていた。
何でも、アビドス砂漠のど真ん中に鎮座する「大オアシス」に、昔の生徒会が希少な鉱物が入った花火を捨てていたらしい。何でも、100gで100万円相当になるとか。
そんな話をしているユメ先輩とホシノちゃんを、今日も温かい眼差しで見守っていた。
「・・・でも、そのオアシスはとっくの昔に干からびたじゃないですか。今はただの砂漠ですが・・・。」
「ふっふっふ・・・ホシノちゃんはまだまだだね!」
──「大オアシス」を掘り返すなんて、無謀だとホシノちゃんは反対するだろう。「もう少し現実を見てください!」なんて言って注意するんだろうなあ。
私は楽しいからいいんだけど・・・
「・・・つまり、「大オアシス」の下に希少鉱物が埋まっているってことですか?」
「そういうこと!」
「・・・ユメ先輩は、自分が今何を言っているのかわかっていますか?」
「えっ・・・えっと・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・軽い沈黙が生徒会室に流れる。
ホシノちゃんの方をちらと見ると、ホシノちゃんが目をキラキラと輝かせていた。
・・・あれ?
「──こうしてる場合じゃないですよ!今すぐ探しに行きますよ!!」
・・・どうやら、ホシノちゃんも随分とアビドス生徒会としての意識が芽生えてきたっぽい。
先輩として鼻が高いなあ。
____________________________
・・・ザクッ・・・ザクッ・・・
・・・ザクッ・・・ザクッ・・・
・・・・・・
「・・・ホシノちゃん、あのね・・・。」
「それ以上言わないでください!私も薄々感じてるんですから!」
「あはは!!もしかしたら地下水とか出てくるかもしれないよ〜!」
「そんなわけないじゃないですか!だから水着なんですか!
カオル先輩もなんで止めてくれなかったんですか!」
「いや〜、なんか見つかっても見つからなくても、楽しそうだったし!」
「やっぱりカオル先輩も何も考えてないじゃないですか!」
「ひ、ひぃん・・・!」
・・・ユメ先輩の噂から始まった宝探しは、一言で表すとはちゃめちゃだった。
苦節約3時間、「大オアシス」を堀って掘って、見つかったのは砂だけだった。
水着でオアシス跡を掘り起こす3人組という側から見たら素っ頓狂な光景が、私たちを、正確にはユメ先輩とホシノちゃんの二人を、より精神的に追い込んでいた。
「・・・帰ろっか。」
砂まみれになったユメ先輩が、涙目になりながら呟くように帰宅宣言をして、このお宝探しは幕を閉じた。
____________________________
「それじゃあみんなでプール入ろう!!!」
一切水に濡れることもなく、砂まみれのままの水着の上から制服を被り、アビドス高校へ帰った矢先。
せっかく水着を着ているのに水遊びができないなんて、と勿体無く感じていたカオルが、さっきまで3時間も無意味だった肉体労働をしていたとは思えない程に元気な声で言い放った。
「な、なんでですか!体力底なしなんですか!」
「でも、砂まみれだしシャワー浴びるでしょ?」
「そうですけど、でも・・・ちょ、ジリジリにじり寄ってこないでください・・・!」
「まあまあ、そう言わずに!ちゃんとビニールプールあるから!」
「お、追っかけてこないで下さい!」
待て待て〜、と追いかけるカオルとカオルから逃げるホシノ。生徒会室の机の周りをグルグル回る二人を、今度はユメが暖かく見守っていた。
「ほら、新しい水鉄砲買ったの。持ち手をジャコジャコしたらめっちゃ遠くまで飛ぶやつ。」
ジャコジャコ ピュー
「す、凄いです!!しかも人数分・・・でも、なんで買ったんですか?」
「う〜ん、こういう日のため?」
「ビニールプールもありましたし、用意が周到すぎます・・・。」
ジャコジャコ ピュー
「カオルちゃんはやっぱり凄いね!!」
ジャコジャコ ピュ-