バンビーズのみんなー!   作:覚め

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と言うわけで、更木剣八を難聴にした有名なでけー声の人はいません。


第1話

「やほ〜」

 

扉を開けば、バンビーズのみんながいた。黄色い髪でスラッとしすぎなリルトットちゃん、緑の髪色で露出度が高いキャンディちゃん。ピンクの髪色で間延びしたかんじの返事をしてくるのはミニーちゃん。黒くて長くて触覚のある子はジジ。最後に、威勢の良さそうな子がバンビちゃん。みんな暇なのか、本を読んだり髪の毛整えたりしてる。だったら鍛錬すれば良いのに。

 

「どーだったよ」

 

「疲れた。使ってる人の中に私みたいな人がいないからかわかんないけど、ヘイトすごかった」

 

「あんな修練場はやめた方がいいぜ。視線が気持ち悪い」

 

「リーベの身体で興奮するやつなんているの?」

 

バンビちゃんから予想外の攻撃が入る。胸のカップはAAA、つまりない。さらに言えば身長。リルトットちゃんみたいな身長であればよかったのに、ミニーちゃんより少し低いくらいの身長で、可愛らしさがない。キャンディちゃんの劣化なのである。悲しい…

 

「にしても、ほんと育たないよね」

 

「過ぎたんでしょ、成長期」

 

「ジジには言われたくないかな」

 

「は?」

 

「おい、俺にもダメージ入るからその話やめろ」

 

リルトットちゃんの声により胸の話は終わった。バンビちゃんみたいに膝枕をお願いした時みたいに空が見える割合をジジに数えてもらった。悩まずに『十割見えるよ。顔も見える。』と言われてしまい、バンビちゃんとキャンディの胸に嫉妬する。みんなと食べてるもの一緒だったと思うのに、なんでこんな差が着いたんだろ…

 

「…バンビちゃんの膝枕、空が半分しか見えなくていいなあ」

 

「肩凝るからいらないんだけどね」

 

「射抜くよ?」

 

「なんでそんな好戦的なのよ」

 

「ま、良いや。死神の世界とかいうのに突撃するまでどんだけあったっけ」

 

「2ヶ月ちょいだな」

 

「黒崎一護もまだ力取り戻してないんでしょ?ヨユーじゃん」

 

「でも特記戦力は四人いるだろ。浦原喜助、更木剣八、藍染惣右介、あとは兵主部一兵衛…まあ更木剣八以外はそもそもいるのかさえわかんねえけど」

 

情報(ダーテン)をよく読んでたリルトットちゃんが答えてくれました。やったね。まあ、特記戦力4人は厳しいし、あんま簡単に攻め入ってやられましたは嫌だからね。しょーがない。卍解を封じるとか言う小道具も貰ったけど、更木剣八は卍解使わないらしいし。更木剣八に何人殺されるのか。いやだなぁ…せめて卍解を積極的に使う隊長に当たって欲しいな…

 

「ま、卍解使う前に倒せば良いし、卍解使ったら奪えばいいしで、楽よねー」

 

「副隊長さんと隊長さんではかなり差があると聞きますし…」

 

「やっぱ余裕じゃん、下手なことしない限りは。」

 

「千年前と同じ轍を踏みたくないからだろうな。」

 

「陛下も慎重派なんだなぁ」

 

すこし、思う。この戦いで死神を討ち取り、この戦いで三界を壊して。私たちは無事に生きていれるのかな。でも、こんなこと考えちゃダメだよね。陛下にバレるかどうかわからないし。ハッシュさんも愚痴ぐらいは許す寛容な人であればいいのに。まあ、それくらいの堅物じゃないとまとめられないんでしょーけど。

 

「さて。私寝る〜」

 

「おい、ドーナツ余ってんぞ」

 

「リルトットちゃんにあげる〜」

 

「ありがとな」

 

「二つともか?」

 

「んー、片方はキャンディちゃん食べてもいいよ」

 

「なんで私なんだよ」

 

「とか言って食べちゃってるじゃん」

 

ジジの言う通り、ちゃんと食べてる。素直じゃないね。ま、私はドーナツ嫌いだし。ドーナツより音楽が好きかな。それよりも好きなものはあるけど。耳の前で人差し指をくるくるして、最近聞いた曲を思い出そうとする。寝る前に一回反芻して、満足して眠りたい。私自身聖隷(スクラヴェライ)以外直接能力に干渉しないし。能力自体も強いけど戦闘向きじゃないから基礎もやんなきゃだし。現実逃避睡眠が一番よ。

 

「じゃ。」

 

「おやすみ〜」

 

陛下から出された黒崎一護の情報を読んでいて思ったことがある。あれ、もしかして黒崎一護って可哀想…?人柱的な役割担ってない…?え、何、何も知らないのにこんなすごいことしてたの?えぇ…?やば、死神じゃなくて滅却師なら惚れてたかも。いや滅却師なら功績ないか。じゃあダメだ。寝て忘れよ。

 

「…おはよ」

 

「早いな」

 

「何分だった?」

 

「32分」

 

「不眠症がひどくなってますねぇ」

 

「治んないわけ?」

 

「私の力は肉体の損傷が対象だし」

 

「大変ね、リーベ。」

 

「気持ちこもってねーぞバンビ」

 

「込めてるわよ。伝わんないだけで」

 

「バンビちゃんが酷い…」

 

よよよ、と泣いてみる。近々陛下に聞いてみてもいいけど…私の言うこと聞くのかな、あの人。というか、ハッシュさんもだけど。能力のおかげかどれだけキツくても脳に支障はないし、気分的な辛さだけなんだよね。まあその気分が一番きついんだけどね。でもそういうのならアスキンさんに聞くのが一番かな?

 

「ずーっと聖隷してたいのに、寝たら消えるんだもんなあれ」

 

「そもそもずっとやるもんじゃねえだろ」

 

「あんま勧めねえぞ。かなり負担かかるし、私は5時間くらいでやめた」

 

「キャンディちゃん、それは長く続いた方じゃない?」

 

滅却師完聖体(クインシー・フォルシュテンディッヒ)なら長く続いてるよ」

 

「…なぁ」

 

「何、リルトット」

 

私に対して呼びかけたかは知らないけど、リルトットの質問をみんなに聞かせるためにも少し大きめな声で返事をする。ドーナツもう一個貰いたいのかな?私のはもうないよ。残念だけど、買いに行くこともないだろうし。でもなんだかそんな感じじゃなさそう。なんだろ、何かあったかな。他に。

 

「リーベ自体つえーだろ?寝不足でも良くねえか?リーベ自身肌に気使わねえだろ」

 

「使わないけどさ。能力の範疇で肌荒れも治ったりするし」

 

「でも…確かに、その点だと変だよね。他にも鍛えてるのは…ロバートとか、キルゲとかくらいじゃない?」

 

「キルゲさんは基礎鍛えないと話にならないからな」




バンビちゃん死ぬところ可愛いけど、力による支配に滅法弱いのと、自分より強い者にも滅法弱いの好き。
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