バンビーズのみんなー!   作:覚め

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あれから十年、あの滅却師達はどうなっているのか…ではなく、十年経ちましたねって話ですね。
ちなみに、ユーハバッハの残穢とかはハッシュさんがなんとかしてくれました。


第13話

「リーベちゃーん!こっちだよー!」

 

「あ、はーい!」

 

護廷十三隊総隊長殿に呼ばれて走る。死覇装(しはくしょう)を身に纏っているので少々動きづらい。まあそれを言えば刀自体持つのがあまり慣れてはいないが。ユーハバッハが消えてから十年。それまでの間、浦原喜助に霊骸(れいがい)を作ってもらい、死神として働く土台作りをしていた。死神向けの滅却師代表として働くのは少し気が重いけど。

 

「はい、それじゃあ新隊長を発表するよ。入っておいで〜!」

 

「そんな軽いノリで良いわけないじゃないですか…では、新隊長は中へ!」

 

「十三番隊隊長、朽木ルキア!」

 

…これ、私はなんで呼ばれたんだろうか。まあ、滅却師と手を取ったよって証拠に私を使うのか、総隊長の良いように転がされるのか。まあどっちにしろ、戦争してかなりの人数殺してごめんね!代わりに無茶苦茶働くね!と言うわけであるので、私が死神切ったら滅却師全滅もあり得る。つまり私は下手を打てない。

 

「それと!あと一つ大事な話があるの。」

 

「話だと?」

 

「ルキアちゃんの就任だけやないんか?」

 

「それもあるけど。滅却師から一人、死神として働く子が来たからね。それを教えるの」

 

「滅却師から?」

 

「十年前の藍染惣右介に飽き足らず、まだ…」

 

「そうかな?だったらまた殴ってよ。それじゃ、リーベちゃん、入っておいで!」

 

「はーい」

 

チラッと周りを見ながら出ていく。周りの隊長の中には『こんな滅却師いた?』とでも言いたげな顔してる隊長がいた。でもまあ、私の知る限りだと五、六、三、十一あたりの隊長とは面識あるはず。あと十三も。とりあえずの自己紹介をして、よろしくと伝えればそれで終わりかな。後は所属の隊聞くくらいだよね?

 

「…どういうことだ?」

 

「ボクたちを殺した滅却師だね」

 

「アホ。ワイも戦ったわ」

 

「はいはい。そこまで。彼女は隊士なの。滅却師だった時のあれこれはなしってことで」

 

「チッ」

 

「良いじゃねえか、別に。そんな気張ることでも無ぇだろ」

 

悪態ばっかだなぁ…でもさ。剣八の制度もあるから別に良くない?とは思っちゃう。総隊長の一言のおかげでなんとか場は静まってるけど…だね。うわ、剣八がなんかこっち見てる。見ないで。怖いから。なんか嬉しそうな目で見てる。十一番隊だけはなしで。どうか、お願いしたいです。

 

「それじゃ、所属する隊を決めるよ。どうかな?来て欲しい隊はある?」

 

「俺のところは実力主義だから…あー…」

 

更木剣八がなんかまともそうな勧誘してる!一番怖い!や、本当に怖い!

 

「では十三番隊はどうだろうか?私の隊は前の隊長のおかげで出自や種族に関わらず働けるぞ!」

 

「一番隊はどうかな、ホラ、こっちも女の子とかは─」

 

「やめてください、みっともない」

 

うわ、総隊長が怒られてる。んー…でも、生きやすそうな隊ってなるとなぁ。3、5、9はなしでしょ。二もか。六もまぁ…十三は確かに言ってる通りの隊だったはず。十一はなぁ…実力主義だけど生きやすいかと聞かれれば。十二はそもそもいないし。一はセクハラ。四、十はそもそも誘ってないし。

 

「あぁもう面倒臭え!欲しい隊の隊長で斬り合って勝った奴の隊がもらっていきゃあ良いだろ!」

 

「更木隊長以外の誰が勝つのさ!?」

 

「しかし本人のことを考えればこそ!」

 

「んー…じゃあ、十三番隊かな」

 

「あぁ!?」

 

「うむ!」

 

「あらら、取られちゃった。それじゃあ決定ってことで。良いね?」

 

「チッ」

 

そこから、新隊長である朽木ルキア隊長に手を引かれて十三番隊隊舎へ行く。しかしこの隊長小さいな…でもエス・ノトさん倒してるんだっけか。しかも隊長だからちゃんと強いはずだし。私は別に身長は気にしないからね!

 

「で、さっそく隊長が不在なの?」

 

「ここ最近働き詰めだったからな。兄様が私と恋次の休暇を取ってくれたのだ」

 

「…なんでその恋次って人も?」

 

「あぁ、それはだな。私と恋次が…その、夫婦…だからだ。」

 

そんなに恥じらうことかな。話を聞いていれば子も一人いるらしい。が。信じられない。だって、すごい小さいんだもん。あんま信じられないね、私には。

 

「さて。まずはリーベの力を知りたい。始解は出来るのか?」

 

「あ、はい。一応出来ます」

 

「そうか!出来るのか!…そこに辿り着くまで二十年かかる死神が殆どなのだがな」

 

「二十年で習得できるんですかね?」

 

「私は二十年程だった!」

 

さて。始解はしない、そもそも木刀だと言われた。斬術を測るらしい。要は死神に必要な斬拳走鬼を見たいのだとか。鬼道は滅却師だった時の感覚もあるから余裕だったけど、走が一番きつかった。滅却師の歩法と違ってめっちゃ疲れる。

 

「うむ!一通りは終わったな!」

 

「割ときつかったぁ」

 

「では…斬魄刀について聞こう」

 

「斬魄刀かぁ…」

 

「能力とか、名前のことだ」

 

「名前は『均衡(きんこう)』。解号は…別に言わなくてもいいですよね?」

 

「まあな。」

 

能力を淡々と説明していく。均衡という字の通り、とは言い難いが。刀は大きく変化せず、中に変な水が溜まる空洞のようなゲージのような物があるだけ。能力は斬魄刀の自己申告によるけど、この中身が溜まりきるまではダメージを剣のゲージに肩代わりさせ、溜まり切ったら漏れ出た液体分の怪我を対象を選ばずに与えるだけ。

 

「…つまり、これ持ってたら私が怪我するかもしれないからほとんど使う気はないです」

 

「てっきり弓矢だと思っていたのだがな」

 

「死神として生きるなら弓は捨てないとね。」

 

「そう…だな。それでは、私は明日から休みだ。わからないことは周りの隊士に聞くことだぞ」

 

「はいよ」




六車「なんでこいつが???」
ローズ「許せないよ!!!!」
平子「なんでそんな荒れとるん…?」
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