バンビーズのみんなー!   作:覚め

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あり得ないはあり得ない。
鋼の錬金術師で聞いた言葉ですけど、結構良いですよね。この言葉。
ローズの卍解に技が一つ追加されてます。注意を。


第5話

「金沙羅舞踏団…?」

 

周りに出てきた巨大な像…金色なのが癪だが、それだけ見ればこの巨大な像を動かして戦う卍解だ。つまりこの像全てを壊し切った瞬間私の勝ちだ。動血装に力が入る。勝てるわけがない。そんな容易い卍解ではないはずだ。さらに言えば、舞踏団という言葉にも反する。名は体を示す。ならば別の仕掛けがあるはず。

 

「第一の演目!海流(シー・ドリフト)!」

 

「嘘でしょ!?」

 

水。卍解を解いて逃げに徹するしかない。が、音が聞こえた瞬間に水が出てきたことを考えれば、音が技の合図。ならば─

 

「音がまだ鳴ってる…?」

 

「さあ、次の演目だよ!」

 

演目、音、そして舞踏団。つまりはこの音を止めない限りは攻撃が続く?試しに像を一つ破壊して見るか?それも手ではあるけど、本体を叩くのが一番だろうし…

 

「第二の演目!監獄(アイアン・メイデン)!」

 

「っ!」

 

捕まった!?水を司る卍解じゃない!?縛道か?いや縛道じゃない!縛道なら十分破れるはず!となれば…この卍解は水でも縛道系のようなものでもない…?

 

「催眠か!?」

 

「正解だよ滅却師。でも、もう終わり。最後の演目で確実に君を殺す!」

 

何が催眠の合図だ?と聞かれれば、音、としか答えれないだろう。鼓膜を破ることしか思いつかないけど、これ以外が思いつかない。どうにかして音を聞かなくて済む方法…ないね。破るか。一気に行かないと相手にバレる。捕まえてる網から手を出して…!

 

「耳を塞いでも音は聞こえるさ」

 

「っ…いったいなぁ…」

 

「!」

 

すぐ卍解、そして殴りに行く。ほとんど何言ってるのかわかんなかったけど、顔面に当て続けてたら黙った。あとは卍解を奪った白髪のみ…アレも殺して、ようやく動き出せる。よし、全力で探し出すか!って行きたいけど。先に回復だね。縛られた跡が身体について嫌。

 

「よし…」

 

「よくもローズを…!」

 

出てきた。卍解は維持したまま、殴りに行く。でも、卍解の持ち主である白髪は全部避けた。やっぱりこの卍解、クセとかはないけど拳以外で攻撃すると強みがなくなるからか拳だけ全部避けられるなぁ。ので、一歩引いて弓矢出しますか!

 

「っ!」

 

「遅いよ!」

 

心臓を射抜いて退散。隊長格二人撃破。さて、雨竜のところに…行く前に。周りを見渡して、困ってそうなら助けに行こうか。そうは言っても、卍解を奪われた隊長格なら心配はないけどね。周りを見る。大きな爆発、多分バンビちゃんかな?行ってみよ。

 

「よいしょっと」

 

「なんや、加勢か?」

 

「うわ、死神兼虚じゃん」

 

「リーベ!?」

 

「じゃああの二人持ってくればよかったなぁ…あ、でも卍解奪ってたっけ。」

 

「は?何言ってんの?もう使えないわよ?」

 

…どうやら、私が奪って使ったのはギリギリだったっぽい。浦原喜助がなんかやって、私の卍解が出なくなったと。そんでもって、滅却師完聖体が出せると。うーん、ヤバいな?卍解を取り返せたってことは、躊躇なく卍解使えるってことでしょ?え、それってすごくヤバいよね?え〜…どうしよ。

 

「勝ち目薄いじゃん」

 

「せや。降伏でもしたらどうや?」

 

虚かぶれの死神達。えーと、ゔぁいざーど?って言うんだっけ。そのリーダー格だから、卍解は消えててくれた方がありがたかったんだけどなぁ…まあでも、情報によれば上下左右逆らしいし。匂いを嗅がなければ効果は出ないっぽいし。まだ優しい方かな…どうだろ…とりあえず口とか塞いどこ…

 

「俺の始解知っとるんやな。でも無駄や」

 

視界がぐにゃり、と変わってしまった。ので、地面に矢を置いてから逃げる。こうなったらバンビちゃんは絶対爆弾撒き散らすから逃げる。やっべ、まだ私死にたくないよ!と。予想通りバンビちゃんは爆破しまくった。やっぱバンビちゃんアホの子だなぁ…

 

「さて」

 

「ふぅ…」

 

「やはり、儂が相手をせねばならんか…」

 

「せいっ」

 

矢を放つ。どうやっても避けれぬ矢。それをどうだろうか、掴んでみせた。うわ…こんな強いの…?一般的な隊長格は私が倒したあの二人くらいでは…?まあ、強くてもやることは変わらないけど。えーとなぁ…

 

「ふんっ」

 

殴っちゃえ。そう思ったんだけど、簡単に防がれた。そもそもなんで後ろに回った奴の殴りを止められるのこの隊長。もしかして今の隊長ってみんなこんくらいで、あの二人は随分前の奴らだから実力不足ってこと?次は全力で…歩法、血装、矢。全部絡めて突撃!

 

「ぬんっ」

 

「今のは良い手だ」

 

「何よ、リーベの攻撃受け止めたくらいで!」

 

「そうは言うが…この女子より弱かろう?」

 

「っ!!」

 

翼をはためかせるバンビちゃんに対し、この隊長は侮辱をした。うん、強いね。心臓に刺したのに、刺した気がしない。ってことは、私が感じるまでもなく、胸の肉やらなんやらに止められたわけで。折られたわけで。その衝撃があまりにも緩和されたせいで私は貫けなかったと。

 

「バンビちゃん」

 

「何よ」

 

「行って」

 

「はぁ?嫌よ」

 

「じゃあ、巻き込まれても文句言わないでね」

 

苦難の手。私の手にはそれがある。私の能力である再生とはかなり相性が悪い効果を持つ手袋を私はつけている。死神を舐めているのもそうだけど、ちゃんとした理由がある。更木剣八や黒崎一護等の特記戦力に相対した時の一発逆転ゲーのため。で。今なぜこれを話したか。それはな…

 

「苦難の手…!?リーベ、なんでそんなものつけてるのよ!?」

 

「それは…!」

 

死神全員が知っているとは思わない。涅マユリが知っていて、こっちのスパイみてーな奴らがそれを見てはいる。つまりそれが隊長なら伝わっていてくれという願いである。石田雨竜がこれを用いて涅マユリを数発で追い込んだ代物だ。相手の隊長格も警戒している。やはり知っててくれた。その代わりもう2度と外せなくなったけど。

 

「こっから本番!バンビちゃん、やるよ!」

 

「わかってる!」

 

「ならば…」

 

「!」

 

来るか!バンビちゃんから取り戻した卍解!その強さは試すまでもない!卍解発動したら速攻でデカい図体の方を叩く。本体にもダメージが行くし、もしかしたら卍解を引っ込めるかもしれない。

 

「卍解。黒縄天譴明王 断鎧縄衣」




バンビちゃん救わなきゃ…(使命感)
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