零士と秋人がブリューナクとトリシューラ、フユがブラック・ミストを倒した翌日。ふた組に別れていた彼らは森の入り口付近で合流することとなっていた。で、先に到着したのはフユ達チーム修羅場。
「遅いねー」
別に何時に集合とか決めていたわけではないが、かれこれ小一時間は待たされている。
「あ、来たみたいですよ皆さん」
カオス・ソルジャーの視線の先には五人の人影。おそらく零士達だ。
ヒデオ 職業:勇者 Lv.15
ケイト 職業:戦士 Lv.15
レイジ 職業:賢者 Lv.15
アキヒト 職業:僧侶 Lv.17
「どういうことだああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!?」
それが数日ぶりに何故か○ラクエ風コスプレで戻ってきた彼らに対する千鳥の第一声だった。
「千鳥、違うよ。ここは『どういう・・、事だ・・・?』が正解だよ」
「言い方はこの際どうでもいいでしょ!!だいたいなんでRPG風!?なんで魔王討伐した感じになってんの!?」
「ハッハッハ。何を言っているんだ千鳥。これから魔王を倒しに行くんじゃないか!」
「英雄様、倒すのは魔王ではありません。人間です」
と、千鳥とは対照的にクールなツッコミで返すエアトス。ちなみに彼女は普段の民族衣装だ。さらにはあとの三人もノリに乗っていた。
「真っ向からの戦闘は任せな!雑魚が束になってかかってこようが、ラスボスだろうが、まとめてぶっ飛ばしてやる!」
指の関節を鳴らすケイトに、
「俺は後方支援と作戦指揮をとろう。君達を完璧な勝利に導くのが、俺の役目だ」
頭脳派キャラみたく顔に手を当てる秋人。
「オレは高台で待機させてもらう。ターゲットを確認次第、一撃で仕留める」
零士はどこから調達したのかライフルに弾を詰めていた。
「全員好き勝手ボケすぎイイイイイイイィィィィィィ!!!!それにアンタらの台詞リアルファイトするつもりマンマンじゃない!!!なんか二人ほど世界観ズレてる人いるし!!そもそもこれ遊戯王の二次小説なのよ!!!デュエリストならデュエルで決着つけるべきでしょ!!とにかく!!元の制服に着替えてきなさい!!今すぐ!!!」
久々繰り出された千鳥のロングツッコミだった。
そして数十分後。四人とも制服に着替えてから、最後の目的地へ出発。今まではどちらも一応は整備された道を通ってきたのだが、今回は文字通り道なき道を歩くことに。木の枝を払い、茂みに足を取られ、自然と皆言葉数が少なくなってきた。
「いや〜さっきは悪乗りしすぎてすまなかったね霧谷君」
話題を作ろうと秋人が喋りだす。
「旅先では君程のツッコミスキルを持つ人間がいなかったんでね。こちらとしても思う存分ボケられなかったんだよ」
「ふーん、そうですか」
しかしこの状況ではそんな会話は無駄に疲れるだけだ。
「おいおい、冷たいじゃない・・・・・。なっ・・・・・・・!?」
木々の間から屋根らしきものが見えた時、秋人は絶句した。
「おー、やっと見えたね」
春は嬉しそうだったが、秋人は驚きの表情だった。いや、秋人だけではない。零士も普段の三割増しぐらい目を見開いていた。
「そんな・・・、まさか!?」
秋人はそう呟くと屋根が見えた方へ走り出した。
「チッ」
零士もその後を追う。
「あ、オイ!どうしたんだよお前ら!」
他のメンバーも追いかける。
十数メートルも走ると、敵本拠地の全容が見えてきた。
それは家というより教会に近い。そんなに大きくはないが結構綺麗な教会だ。その周囲だけは木も生えていない。
「秋人、これは・・・」
「ああ。間違いないな」
「おいおい、何がどうしたってんだよ?らしくねぇ」
「ここは・・・、オレ達が育った場所だ」
「「「「ええ!?」」」」
「へー。零士君と先輩ってこの世界の人だったんだね」
春の言葉は本当にシリアス感を削ぐ。
「というよりは、あの教会とそっくりそのまま同じように作ったといったところだな。―――どちらにしろ、悪趣味なことだ」
「やはり、オレ自らが罰を下す。誰にも譲らない」
しかしこの二人の闘志はその程度で萎えることはない。
「「行くぞ」」
二人が扉を開けた。中はよくテレビで見るような聖堂だ。横長の椅子が何脚もあり、奥には聖母マリアの描かれたガラス。そして―――――――――。
「中の作りまで一緒とは、つくづく他人を怒らせるのが得意なことだな」
ガラスの前に黒いフード付きのローブを羽織った人間が背を向ける形で立っていた。振り向いたその者の顔は、白い仮面で隠されていて、かろうじて目が見えるぐらいだった。そして、この黒ローブのとった行動はそれだけではない。
パチン!
振り向きざまに指を弾いた。すると一行の足元から囲むように炎の柱が上がり、一定の高さですぼまった。一人ひとりが炎の檻に囚われたのだ。――――たったひとりを除いて。
「また人質をとって俺とデュエルか?案外芸がないな」
秋人だ。彼はそう言うとデュエルディスクを起動させた。
「・・・・・・・・・・・・」
相手も無言のままデュエルディスクを起動させる。それはスロット一つ一つが燃え盛る炎のような形をしていた。
「ヘッ、オレを人質にとろうなんざ一万と二千年早ェ!」
「止めておけ前田君」
柱を殴ろうとしたケイトを秋人が制した。
「その炎、今は触っても熱くもなんともないだろうが、下手に暴れて本物の炎にでもなったら、君だけじゃなく他の皆も危ない」
「秋人・・・」
「零士。お前には悪いが俺も同じように奴への復讐心は持っている。そして俺は、あの時優奈を助けられなかった無力な自分に対するケジメをつけなければならないんだっ!!」
「・・・いいだろう・・・・・」
「フッ、そういうことだ。今度も勝たせてもらう。そして今度は、全部守り通す!!」
「デュエル!!」
秋人 LP8000
??? LP8000
「・・・・・・・」
先攻は黒フード。まずはモンスターを召喚した。
炎王獣 バロン 星4 炎 獣戦士族 攻1800/守200
赤い猿と獅子を足して割った感じのモンスターが現れた。そしてそのまま両腕を下げた。どうやらターンを終了するようだ。
??? LP8000 手札4
モンスター/《炎王獣バロン》
「1800か。下級モンスターの中ではまぁまぁの攻撃力だ。俺の主力モンスターでそれを超えるのは難しいしな。・・・だが!」
秋人は不敵な笑みを浮かべていた。
「俺のターン、ドロー!―――俺は《剣闘獣ラクエル》を召喚!」
秋人のエースモンスターを召喚するための必須カードではあり、高い攻撃力を持つのだが、普通に手札から召喚されてはその価値を十分には発揮できない。
剣闘獣ラクエル 星4 炎 獣戦士族 攻1800/守400
「さらに手札から装備魔法《剣闘獣の闘器グラディウス》を装備!これによりラクエルの攻撃力は300アップ!」
ラクエルは短剣を手にした。
剣闘獣ラクエル 攻1800→2100
「バトルだ。《剣闘獣ラクエル》で、君のモンスターを攻撃!」
??? LP8000→LP7700
「お?あの先パイ、マーク出さねーのか?」
ケイトが言うように、秋人の右手にはあの『A』のマークは浮かんでいない。
「多分この建物に過度な衝撃を与えないためだよ。昔はそれのせいで優奈って人も亡くなったんだから」
「それだけじゃない」
フユの説明を否定したのは零士。
「奴は傷つけないつもりだ。優奈を殺したあいつを・・・」
「だからお前は甘いんだ」と、零士は最後に付け加えた。
「零士・・・・」
本当のところはフユもその考えの方が先に浮かんでいた。しかし零士が批難する可能性を考えてああ言ったのだ。
「―――俺はバトルフェイズ終了時にラクエルの効果発動!このカードをデッキに戻し、デッキから《剣闘獣ホプロムス》を守備表示で特殊召喚!さらに本来なら装備カードであるグラディウスは墓地へ送られるが、効果により手札に戻る!」
ラクエルに代わって登場したサイのモンスター。
剣闘獣ホプロムス 星4 地 岩石族 攻700/守2100
「ホプロムスの効果発動!《剣闘獣》の効果でデッキから特殊召喚した時、このカードの元々の守備力は2400になる!」
剣闘獣ホプロムス 守2100→2400
レベル6ぐらいまでなら大抵のモンスターの攻撃に耐えられる守備力を得た。
「最後にカードを一枚セットしてターンエンドだ」
秋人 LP8000 手札4
モンスター/《剣闘獣ホプロムス》
魔法・罠/リバース×1
「・・・・・・」
黒フードは何も言わずカードを横向きと縦向きでセットしただけだった。
??? LP7700 手札3
モンスター/リバース×1
魔法・罠/リバース×1
「攻撃しないか。俺に対して守りに徹することがどれほど無謀か教えてやろう。俺のターン!俺は《剣闘獣ディカエリィ》を召喚!」
追加で召喚されたのは二足歩行の水牛のモンスター。
剣闘獣ディカエリィ 星4 地 獣族 攻1600/守1200
「ホプロムスを攻撃表示に変更し、バトルフェイズ!まずはディカエリィでセットモンスターを攻撃!」
ディカエリィの攻撃で姿を見せたモンスターは白馬・・・、のようなモンスター。たてがみは緑色の炎で、角もついている。
炎王獣 キリン 星3 炎 獣族 攻1000/守200
モンスターが破壊されると、黒フードはデッキのカードを一枚墓地へ送った。
「なるほど。さっきのモンスターにはカードを墓地へ送る効果があるのか」
「というか汚いぞ!ちゃんとカード効果の説明をしろ!」
「気にするな不屈野君。効果を知らないこっちが悪いんだ」
でも読者の皆さんは効果の説明を求められたら答えてあげてくださいね。
「作者の横槍は置いておいて、続けてホプロムスでダイレクトアタック!」
ホプロムスは猛突進を仕掛けた。が、それが直撃する前に黒フードのもう一枚のカードが発動される。
―――それは手札一枚を墓地に送ることで相手のカード一枚をデッキの一番上に戻す罠カード。《鳳翼の爆風》だった。《ネフティスの鳳凰神》が現れて空を舞う。それによって生まれた風は炎を帯び、ホプロムスを襲った。
「なるほどそうきたか。だがその程度で俺を止めることはできない!バトルフェイズ終了時にディカエリィの効果発動!このカードをデッキに戻し、デッキから《剣闘獣ラクエル》を特殊召喚!」
再び現れたラクエル。だがその攻撃力は・・・・。
剣闘獣ラクエル 攻1800→2100
「ラクエルは《剣闘獣》の効果でデッキから特殊召喚された時、元々の攻撃力が2100になる。俺はカードを一枚セットしてターンエンド」
秋人 LP8000 手札3
モンスター/《剣闘獣ラクエル》
魔法・罠/リバース×2
「・・・・・・・」
黒フードは何も言わずにカードをドローする。そして一枚のカードを発動した。《炎舞―「天璣」》だ。(※『璣』の字は機種依存文字なのでもし変なことになってたらサーセン)
(あれはレベル4以下の獣戦士族モンスターをデッキから手札に加えるカード。キーカードを揃える気か?)
「そうはさせん!カウンター罠、発動!《ディザーム》!手札の《剣闘獣》と名のつくカード、グラディウスをデッキに戻し、その魔法カードを無効化する!」
しかし相手はまた魔法カードを発動してきた。カード名は《炎王の急襲》とある。
「しまった!さっきのカードは囮か!?」
デッキからモンスターを特殊召喚した黒フード。それがカードの効果なのだろう。
炎王神獣 ガルドニクス 星8 炎 鳥獣族 攻2700/守1700
そのモンスターは赤い大きな鳥。炎を纏うその姿はまさに『不死鳥』。
「攻撃力2700のモンスターを、ノーコストで呼び出しただと!?」
さらには最初のターンに召喚した猿だかライオンだかよく分からない獣人モンスターも召喚した。
「オイ、気をつけろよ先パイ。敵さん、色んな意味でやる気マンマンみたいだぜ」
いつの間にか、敵の右手には青い『S』のマークが浮かんでいた。
「くっ」
不死鳥は全身に炎を纏い『火の鳥』と化すと、猛スピードでラクエルに突っ込んだ。
秋人 LP8000→LP7400
「うおっ!!」
続けて赤い獣人の剣舞が秋人を襲う。
「・・・ガッ・・・・!」
秋人 LP7400→LP5600
「「「「先輩!!」」」」
「大丈夫、だ・・・」
(それより問題なのは、奴がマークを発動していることで攻撃が実体化しているということだ。――――絶対にさせない。あの惨劇の再現だけは・・・!!)
黒フードが両腕を下ろしてターン終了の意思を示すと、不死鳥は炎に包まれ消滅した。
??? LP7700 手札0
モンスター/《炎王獣 バロン》
「よし!相手のエースっぽいモンスターは消えた!チャンスだ秋人先輩!」
(それを防ぐ手段は二つ。一つはこちらがもうダメージを受けずに勝つこと。そしてもう一つは、こちらもマークを発動し、ダイレクトアタックで気絶させることだ!!)
「俺のターン、ドロー!」
秋人がカードをドローした次の瞬間、相手の背後で爆発が起こった。
「な、何だ!?」
さらにその中から姿を見せるモンスターがあった。さっき消滅したはずの鳥獣族モンスターだ。
「馬鹿な!?確かに自壊したはず!」
そして発生した現象はそれだけではなかった。爆炎に巻き込まれて相手の獣人モンスターが破壊されたのだ。
(くっ。どういうカラクリだ・・・?)
秋人だけでなく、ケイトやフユも考えを巡らせていた。
(デッキからの特殊召喚は間違いなくあの魔法カードだ。だがそっから後は・・・・)
(自壊、蘇生。さらに他のモンスターの破壊・・・・。どれがどの効果だ?)
「おい」
しかしここで声をかける者がいた。零士だ。
「正体が分からない敵のカードのことを考えるだけ無駄だ。それならお前はお前のデュエルをしろ」
「零士・・・」
「そうですよ。相手じゃなくて自分がやりたいようにやった方が楽しいですよ」
春も同調した。というかこの状況で『デュエルを楽しむ』という思考をするあたりかなりのメンタルの持ち主である。
「フッ。・・・そうだな。二人の言う通りだ!分からない事でウジウジ悩んでてもしょうがないよな!」
秋人にいつもの不敵な笑みが蘇った。
「でも、確か先輩が今ドローしたカードって・・・」
しかし、まだ千鳥は心配な様子。
「ああ。さっき《鳳翼の爆風》の効果でデッキの一番上に戻ったホプロムスだ。だからこのカードを使う!俺は手札から魔法カード《休息する剣闘獣》を発動!このカードの効果により、手札の《剣闘獣》と名のつくカード、ムルミロとホプロムスをデッキに戻し、カードを三枚ドローする!」
《剣闘獣》をデッキに戻すことができ、なおかつ手札の総数も変わらないという、一枚で二度おいしいカードだ。
「我ながらいい引きだ。―――俺は手札から《剣闘獣ラニスタ》を召喚!」
剣闘獣ラニスタ 星4 風 鳥獣族 攻1800/守1200
「さらに装備魔法《剣闘獣の闘器マニカ》をラニスタに装備!」
ラニスタに腕当てが装着された。
「これでラニスタには戦闘破壊耐性が付加された。バトル!ラニスタで攻撃!」
秋人 LP5600→LP4700
「ゥグッ!」
「「先輩!!」」
装備魔法の効果で破壊はされなかったが、ダメージは入る。ライフにもその身にも。
「このぐらい・・・、どうということはない!バトルフェイズ終了時にラニスタの効果発動!このカードをデッキに戻し、デッキから《剣闘獣ダリウス》を特殊召喚!」
剣闘獣ダリウス 星4 地 獣戦士族 攻1700/守300
「マニカも他の闘器と同様に墓地から手札に戻る。そしてダリウスの効果発動!墓地の《剣闘獣ラクエル》を特殊召喚する!まだだ!これにチェーンして罠カード《ハンディキャップマッチ!》を発動!デッキから《剣闘獣アンダル》を特殊召喚!」
《剣闘獣》には珍しい、効果を持たない熊のモンスターだ。
剣闘獣アンダル 星4 地 獣戦士族 攻1900/守1500
「これで俺の場に三体の《剣闘獣》が揃った。――俺はラクエル、ダリウス、アンダルの三体をデッキに戻し、融合召喚!!闘いに生きる獣よ、我が敵を薙ぎ払え!!出でよ、《剣闘獣ヘラクレイノス》!!!」
剣闘獣ヘラクレイノス 星8 炎 獣戦士族 攻3000/守2800
「出た!秋人先輩のエースモンスター!」
「これならあの鳥モンスターも倒せる!」
「俺はこれでターン終了だ」
秋人 LP4700 手札2
モンスター/《剣闘獣ヘラクレイノス》
「・・・・・」
動きからしか読み取れないが、相手に動揺している感じはない。そしてカードをドローした瞬間、先程破壊された赤い獣人モンスターのカードがソリッドビジョンで大きく表示された。それと同時に黒フードはデッキの中からカードを一枚手札に加えた。
(サーチ効果持ちだったのか・・・。だが妙だ。あのモンスターは確か最初のターンにラクエルで破壊したはず。ならば何故あの時は効果を発動しなかったんだ?―――発動しなかったのではなく発動できなかったとしたら?ならば今と最初のターンとの違いは・・・?)
「・・・なるほど。少しだけ分かってきたよ。相手のカードの特徴が」
最初に言葉にしたのはフユ。
「え?本当に?」
「白雪姫君もか。俺もなんとなくだが分かってきた。―――敵の主力モンスターは、効果破壊されることで何かしらの効果が発動するものが大半と見た」
言われてみれば、と、千鳥以下数名も納得する。
「つまり、戦闘でのみ破壊すればいいということだ!・・・今思えばさっきガイザレスを融合召喚しなくて幸いだった」
だが黒フードはそんなことには無関心な様子で、カードを二枚伏せただけでターンを終了した。
??? LP7700 手札0
モンスター/《炎王神獣 ガルドニクス》
魔法・罠/リバース×2
「攻撃表示のままか・・・。何かあるんだろうが、小細工などこのヘラクレイノスの前には無力だということを分からせてやる!俺のターン!―――俺は《剣闘獣ディカエリィ》を召喚!バトルだ。ヘラクレイノスの攻撃!百獣斬斧!!」
ヘラクレイノスが不死鳥の頭上に斧を振り下ろした。それに対し相手は罠カード《次元幽閉》を発動する。
「無駄だ!ヘラクレイノスの効果発動!手札を一枚捨てることで、魔法・罠カードの発動を無効にする!闘士の咆哮!」
ヘラクレイノスは雄叫びを上げ、《次元幽閉》を消滅させた。
「バトル続行!」
ヘラクレイノスは不死鳥を真っ二つに切り裂いた。
??? LP7700→LP7400
「・・・悪いがちょっと我慢してくれ」
秋人の手にオレンジ色の『A』の文字が浮かぶ。
「ディカエリィでダイレクトアタック!」
ディカエリィは黒フードのみぞおちを狙ってパンチを放った。が、寸前で腕をクロスさせてこれを防ぎ、吹っ飛ばされるだけで済んだ。
「チッ。浅かったか」
「もしかして、先輩の狙いって・・・」
「デュエルが長引けばあの時の二の舞になるとでも考えたんだろうな」
だが、今のパンチの衝撃で、敵の被っていた仮面が落ち、ローブが脱げた。
長く伸びた茶色の髪。使うカードとは対照的な冷たい目をした美しい顔。そしてその体つきは・・・・。
「お、女・・・・?」
剣闘獣も炎王もちょっとずつパックで強化されているカテゴリーですね。
ちなみにちょっとだけネタバレをさせてもらいますと、今回久々に3話で2度のデュエルという構成になっています。