NTR主人公にならない為に!R-15版   作:ボルメテウスさん

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宗教団体にはご注意を

シドと名乗る狂人と出会ってから、一ヶ月。

俺はあれから、元盗賊現俺達が住んでいる村にて、生活の基盤を整えている。

幸い、両親達が残してくれた物のおかげで、資金源は問題なく、行えた。

 

「それで、なんだっけ、ディアボロス教団だっけ?」

「えぇ」

 

俺は、そう、一緒に住んでいるアルファから、シドから聞いた話を繰り返し言う。

彼女が言うには、どうやらディアボロス教団とは世界に破壊と混乱を齎した魔人ディアボロスの復活と、そのディアボロスの力の私物化を目的とするカルト教団。

表舞台には出ず権力層にも深く根を張っている邪教徒達だと言う。

 

「ふむ、なるほどね」

 

それを聞いて、少しだけど俺はある意味、とんでもない事に巻き込まれたと理解する。

ディアボロス教団という奴らがどういうのか、分からないけど、おそらくはカルト教団という存在がいても、可笑しくないと思う。

だが、恐ろしいかな、そういうカルト集団を相手にするのはかなりヤバいと思う。

 

「実際に、現代社会でも色々と問題があるからな」

 

宗教上での戦争。

国での信仰によって、行われる事。

それら全てを含めれば、おそらくはあり得る。

まぁ、魔人ディアボロスと聞くと、あの奇妙な冒険に出てくるボスを思い出す。

 

「まぁ、俺達以外にも転生者がいて、ディアボロとか名乗って、調子に乗っていたんだろうな」

「どうかしたのかしら、エロゲ?」

「なんでもないよ、アルファ」

 

そう、俺は彼女、アルファに返答する。

彼女の名前に関しては、色々と言いたいのは分かる。

だが、どうやらこの世界での、アルファという名前はあまり違和感がない様子であり、彼女も自ら名乗っているので、問題ない様子だ。

なので、俺からはあまり言わないでおこう。

 

「まぁ、けど、分かった所で、俺が手伝える事は微々たる物だけどね」

 

実際に、その話を聞いた後でも、俺が出来る事など僅かだろう。

この世界に転生した際に、魔力という話を聞き、俺は実際に魔法があるのかと思い、期待した。

したのだが、残念ながら、この世界には魔法が存在しない。

 

「微々たる事なんて、ないわ。

あなたのおかげで、私はここまで生き残る事が出来た。何よりも、シャドウと出会い、戦うべき敵を見つける事が出来た。

感謝しても、仕切れないわ」

「そうなのか?」

 

俺はそう言いながらも、とりあえず、作業を続ける。

 

「それにしても」

「なんだ?」

「あなたのそれは一体」

「まぁ、あれだ、魔術」

 

俺はそう、答える。

この世界において、魔力とは一体何なのか。

その答えは分からない。

この世界の魔力の使い方は、ただ単に剣に通して、強化する事だけ。

 

「魔術?」

「そう、魔術、といっても、簡単な事しかできないけどね」

 

そう、俺はその手に今はない道具である金槌を投影し、そのまま作業する。

 

「えっ」

 

それには、アルファは驚いた様子で見ていた。

 

「魔術って、一体何なの」

「ふむ、まぁ、イメージの具現化かな?」

 

極端な話、それは、俺がこの世界に転生する前のFateや月姫のイメージを借りている。

実際に、投影はかなり難しいのは、言わなくても分かっている。

この世界での魔力の使い方は、主に剣に魔力を通すのみ。

だが、そのイメージは、ある意味、Fateの主人公の衛宮士郎が使用する魔術の一つである強化魔術。

故に、そこから俺は派生して、魔術を造り出す事が出来た。

 

「そんな事が、魔術で」

「まぁ、最も、俺はシドが言うには、魔力量だけは馬鹿みたいに多いけど、出せる量があまりにも少ないってさ」

 

だからこそ、俺は戦闘に参加など出来ない。

 

「魔術、そんな事、考えた事もなかった」

「あいつが使っているスライムスーツは、ある意味、魔術の可能性を広げる事が出来るからな」

「そう」

 

すると、アルファは近くにあった剣を見つめる。

同時に、そのまま手を翳す。

 

「いやいや、そん「出来たわ」えぇ」

 

すると、アルファの手元には、その剣が既に造り出されていた。

 

「・・・お願い、エロゲ。私に魔術を教えて」

「教えるも何も、既に俺よりも上手いし、何よりも、俺も出来るのはこれぐらいだぞ」

「だとしても、あなたはそれらの魔術のやり方は考えているのよね」

「まぁ」

 

実際に、俺はにわかではあるが型月ファンだ。

なので、魔術もある程度は知っているが。

 

「出来るかどうかは、分からないぞ」

「えぇ、けど、やるしかないわ、ディアボロス教団を倒す為には」

 

そう、アルファは言った。

よく考えれば、アルファの人生は散々な出来事が多くあった。

彼女から見れば、何か目標がなければ、生きる希望がない。

それが、本当に存在しない集団への復讐だとしても。

 

「分かった、俺が出来る事ならば」

「ありがとう、エロゲ」

 

そんなアルファの希望を打ち砕く訳にはいかない。




エロゲ・シュジンコー
アルファが言うディアボロス教団は存在するとは思うが、少しヤバい思考の宗教団体程度の考え。
実際に魔女狩りのような事を含めても、危険な相手程度。
それと共にアルファと共に一緒に過ごしていたので、彼女の生きる目的の為に必要だと思い、あえて生暖かい目で見守っている。
実際に、ディアボロス教団の危険性を色々と勘違いしている。

アルファ
シャドウに身体が救われ、エロゲに心が救われたヒロイン。
ディアボロス教団を打ち砕く為に、戦っている。
現状でも才能が溢れており、エロゲが言う魔術に関する理論が備わったせいで、原作よりもさらにチートになってしまった人物。

シド
原作主人公であり、原作とは違い、ディアボロス教団に対してある程度、認知している。
ただし、エロゲと似たような感じで「ヤベー宗教団体」程度。
エロゲの言う魔術回路の考えを聞くと共に、その後、例の必殺技を思いついてしまう。
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