NTR主人公にならない為に!R-15版   作:ボルメテウスさん

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それは予想外に

アルファがベータを廃村に連れてきてから数ヶ月。

その後も、アルファは様々な場所へと向かっていた。

その結果、新たな村人が増えた。

 

「さぁ、やりましょう!」

 

そう、やる気を出しているのは、ガンマ。

アルファとベータに続いた、3人目のメンバー。

そのガンマは、現在、やる気を出して、訓練を行おうとしていた。

 

「それで、シド、一応聞くけど、ガンマは」

「うん、駄目だね」

 

俺は思わず、シドに尋ねた。

シドは基本的には、ヤバい奴だ。

以前、陰の実力者になる為ならばなんでもすると言っていた。

その為の努力は惜しまずやってきて、多少常識を疑う所はあった。

けど、その努力によって磨かれた戦闘技術は、信頼出来る。

剣術から、様々な事に精通しており、さらには理論的。

俺は、シド程にヤバい奴は知らないけど、努力をここまでしている人間は他に見た事がない。

そんなシドが断言する程にガンマは、運動神経はない。

 

「見ていてください!主様が言っていたこの戦闘技術を!」

 

そう、ガンマは叫ぶ。

その壊滅的な有り様にそんなシドですら匙を投げ『魔力をいっぱい込めて叩き斬れ』という指導をするしか無かった。

そうしながら、ガンマはその手に持った刀を振り下ろす。

一応は魔力などは最上位であり、身体能力自体はある。

そうして、ガンマの攻撃が振り下ろされた瞬間、その刀の斬撃は。

 

「えっ?」

 

俺に当たった。

 

「エロゲさん!」

 

その斬撃によって、吹き飛ばされた俺に対して、ベータは思わず叫んでしまった。

 

「あれ、エロゲさん、大丈夫でしょうか」

「だっ大丈夫」

 

そうして、俺はなんとかふらふらしながら立ち上がる。

どういう訳か、魔力だけならば人並み外れており、身体能力の強化などは出来ないが、治癒能力だけは高める事が出来た。

 

「とりあえず、続きを」

「わっ分かりました」

 

俺は、ゆっくりと、そこから離れる。

先程の斬撃がまた当たらないように。

 

「えい!!」

 

そう、俺はガンマから離れた瞬間だった。

ガンマの手から刀がすっぽ抜ける。

 

「えっエロゲ!」

「・・・」

 

その刀は、俺の眼前で突き刺さった。

あと一歩、進んでいたら、俺の串焼きになってしまう。

 

「うわぁお」

「えっエロゲさん」

「わざとじゃないんだったら良い、ただ、ごめん、アルファ、後ろにいて良い?」

「えっえぇ、大丈夫よ」

 

このままでは、ガンマの訓練をしている間に、俺が死んでしまう。

 

「それじゃ、最大火力で行きますよぉ!!」

「・・・」

 

 

そう、俺が身構えている。

だが、ガンマが放った斬撃。

それは、かなり大きさではあるが、俺の方ではない。

 

「安心だよな、これ」

 

だが、その時、俺は油断していた。

放たれた斬撃は、木を斬り裂く。

斬り裂いた木は、近くの岩に当たる。

その岩が、そのままガンマの所に。

そして、ガンマはこちらに向かっている。

それと共にガンマの足下に石があり。

 

「ふぎぁ」

「・・・」

 

そのまま空へと飛んでいたガンマは、そのまま。

 

「「あぎゃぁ?!」」

「「エロゲ!!」」

 

俺の頭とガッチャンコした。

 

「うわぁ、まさか、エロゲと一緒にいるとここまでになるとは」

 

それは、どんな人間でも想像出来ない。

 

「痛いぃ」

「・・・ガンマ、とりあえず」

 

俺は真剣になる。

 

「俺の前で、もう戦わないでくれ」

 

そう、言う事しか出来なかった。

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