NTR主人公にならない為に!R-15版 作:ボルメテウスさん
眼前に広がるのは雪。
全てを埋め尽くすような雪。
その場で、俺は立っていた。
「……遭難した」
まさか、遭難するとは思わなかった。
シドからの誘いもあって、雪を見に来たのは良かったが、予想以上の吹雪。
吹雪の勢いは凄まじく、瞬く間にシドとアルファ達と逸れてしまった。
しかし、どうするか。
ここは、山のどの辺りなのかも分からないし、まず何より寒すぎる。
まだ初夏だと言うのに、凍えるような寒さを感じる。
このままじゃ俺の方が凍え死んでしまうかもしれないな。
だが、ここで死ぬわけにもいかないのだ。
まだ俺は諦めないぞ。
諦めたらそこで終わりだからな!! 気合いを入れて立ち上がってみると。
「んっ?」
見ると、人の気配がした。
見てみると、そこには、狼の耳を生やした少女がいた。
「んっ、確か獣人?」
この辺に来る前に、アルファ達から聞いていたが、確か獣人という種族がいると聞いていた。
とにかく助かったと思うべきだろう。
「おぉい、どこか休める場所は「ガゥ!」おっと」
俺が話しかけようとすると、その獣人が俺に向かって、襲い掛かる。
いきなりの事で避ける事が出来ずにいたが、何か違和感があると思いながら目を瞑る。
しかし、痛みは何も感じずに目を開けると、俺の隣には大きな爪痕があった。
よく見れば地面も大きくえぐれていた。
これは、あの獣人がやった事か? そう思いながらも横を見てみる。
すると見る先にいたはずの少女の姿はなかった。
そのまま、下を見ると。
「おいおい」
雪の中で寝ていた。
その荒い息で、かなり苦しそうだ。
それに、この身体の症状は。
「悪魔憑きか」
まさか、ここで悪魔憑きに会うとは、思わなかった。
その事で、獣人の少女はさらに警戒するように、俺を見る。
「仕方ない、とりあえずは」
俺はそのまま近くの雪でかまくらを作り始める。
この辺はスライムスーツの応用で、俺でもスコップ程度は作れたので、それで作り出す。
それと共に、俺は獣人の少女を抱える。
「体力は、かなりヤバいな、けど生きている」
おそらくは悪魔憑きの影響で、体力が不味いだろう。
ならば。
「あんまりやりたくないけど、痛っ」
俺は指を斬る。
少女は、少し警戒しているようだが、既に体力がないのか、俺を睨んでいるだけだ。
「少しだけでも飲んでろ」「がぅ?」
俺はそのまま指を少女の口の中に入れる。
本来ならば、殺菌をしておくべきだろうが、仕方ない。
俺の血は、そのまま少女の口の中に、入っていく。
「がっんっぐぅ」
最初は戸惑った様子。だけど、すぐに本能だろうか。
俺の血を、母乳を吸うような動作で、舐める。
「ふぅ、たく」
そのまま、俺は少女を落ち着かせるように頭を撫でる。
「んっふぅふぅ」
そう、少女はゆっくりと落ち着いていき、ついには落ち着いたようだった。
だが、まだ安心はできないな。
そのまま俺は少女を抱え込み。
少女の顔が、驚きに包まれた気がしたが。気にしない。
そのまま、俺の血を飲ませていく。
「はぁ、はぁ、本当にヤバいなぁ」
そう、俺が呟いていると。
「エロゲっ、大丈夫!」
「おぅ、アルファ」
すると、アルファが俺に声をかけてくれた。
「その子は」
アルファが近づいた事に獣人は、すぐに警戒した。
「ほら、大丈夫大丈夫」
俺は、そのまま獣人は警戒をしている。
だけど、その後は来たシドを来た事で、少し収まった。
そうして、そのまま獣人の少女はデルタと名付けられた。
だが、問題は。
「エロゲはデルタの物なのです!」
「えぇ」
懐かれたのは良かったけど、どうしよう。