蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの裏方   作:アイリエッタ・ゼロス

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部長会議

「一応付いてきたのは良いんですけど....私もいて良いんですか?」

 ある日、私は乙宗先輩と一緒に部長会議が行われる場所にいた。

 

「えぇ。基本的に部長と、あとは副部長だったりお手伝いの子がいたりいなかったりで

 会議によって変わったりしているわ」

「そうなんですね」

「これから裏方として頑張ってもらわけだし、こういう事も体験しておいてもらおうと

 思って付いてきてもらったの。今日は私が受け答えをするから、どういう感じなのかを

 分かってもらえれば大丈夫よ」

「分かりました」

 そう話している間に他の部活の部長達が部屋に入って来ていた。すると、一人の三年の

 先輩が乙宗先輩に話しかけてきた。

 

「あ、こんにちは乙宗ちゃん」

「こんにちは桜井先輩」

「この前のライブ、良かったよ」

「ありがとうございます」

「それにしても、今日は一人じゃないんだね? その子もスクールアイドルクラブの?」

「はい。月村さん、こちらは演劇部の部長の桜井先輩。よくライブのステージでの

 照明の協力をしてもらっているの」

「演劇部部長の桜井 飛鳥です。よろしくね」

 演劇部部長の桜井先輩はそう言って私に自己紹介をした。

 

「スクールアイドルクラブ裏方の月村 菫です。よろしくお願いします、桜井先輩」

「月村 菫....あぁ、君だったんだね。新入生挨拶を断ったっていう今年の一般受験

 首席の子」

 桜井先輩の言葉に私はその場で固まった。

 

「な、何でそれを....」

「そりゃ今年の新入生挨拶が次席の子だったからねぇ。どんな子が首席だったのか

 気になる子達多かったから調べてる子達もいたの。それで私も名前だけは知れたから

 どんな子なんだろうって個人的に気になってたの」

「そ、そうですか....」

「個人的に真面目で堅物な子かと思ったけど、意外と話が分かりそうな子だ。それに

 ビジュアルも強い....うんうん、これから色々とよろしくね月村ちゃん」

 そう言うと桜井先輩は手を振りながら演劇部と書かれた机に向かっていった。

 

「....月村さん、今年の首席だったのね」

 すると、さっきまでこちらの話を聞いていた乙宗先輩がそう言ってきた。

 

「まぁ、そうですね....ただ目立つの嫌なんで挨拶は断ったんですよ....」

「そうなの?」

「えぇ....主に我が家の兄が良い意味でも悪い意味でも目立ち過ぎなんで、私はあまり

 目立たず生きようと思ってるんです。目立ち過ぎると、色々厄介ですからねぇ....」

 私は過去のあれとかこれとかを思い出しながらかなり低い声でそう呟いてしまった。

 

「か、かなり苦労してきたのね....その感じだと....」

「まぁ、はい....兄の事が嫌いなわけじゃないんですけどね。尊敬もしてますし」

 そう話しているとそろそろ会議が始まる時間だった。

 

「乙宗先輩、そろそろじゃないですか?」

「本当ね。じゃあ月村さんはそっちに座って」

「分かりました」

 そして少しすると部長会議が始まった。

 

 ~一時間後~

 

「それでは、今回の部長会議はこれで終わりです」

「(なるほど、大体こんな感じか....)」

 乙宗先輩の後ろの席で話を聞いていた私はそう思っていた。

 

「(スクールアイドルクラブの関係しそうな部分をメモとかしておけば大丈夫そうかな)」

「さ、月村さん。片付けたら一度部室に向かいましょうか」

 するとメモを見ていた私に乙宗先輩はそう言った。

 

「はい」

 

 ~~~~

 

「それにしても、ステージ打診の件はどうするんですか?」

 部室に戻る途中、私は乙宗先輩に部長会議での件について尋ねた。部長会議で、

 スクールアイドルクラブは次回の学校見学の際にステージでのパフォーマンスを

 打診された。

 

「そうねぇ....スリーズブーケは一度ライブをやった事だし、今回はDOLLCHESTRAの

 二人に譲ろうかしら」

「そうですか。....確かにあの二人のステージも見てみたいですしね」

「えぇ。まずは二人に聞いてみないと」

「そうですね」

 

 

 

 

 

 

 

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