まあここ超えればヘイトは無いはずだからね!
ライブ後
「今日のライブ良かったです〜」
「あっありがとうございます……」
「これ差し入れで〜す!」
「ひとりがあんなに成長するなんて……」
「演奏の事とか分からないけど最近凄くいい感じがします!」
「あっ大体おなじお客さんだから最近慣れてきて……」
「そこ慣れないで!」
「まずは今いるファンの人達の前で最高のプレイができるようになるのが先なんじゃないかって………」
「正論ぶちかましてきた!」
「あの!」
急に怪しい14歳ライターが話しかけてきた
「その……まさか まさかとは思ったんですけど」
「その歌うようなギタービブラートのかけた方所々に滲み出る演奏のクセ」
「絶対そう! 間違いない!」
「あなたギターヒーローさんですよねっ!」
えっ?
「何の話?」
「まさかあんた達しらないの!?」
「このギターヒーローさんはね!」
「超凄腕高校生ギタリストでッそれでいて男女問わず学校中の人気者でロインの友達数は1000人越え彼氏はバスケ部エースの超リア充女子なのッ」
「人違いじゃないですか?」
「即答!?」
「そっそうですよ!」
「その人とこのド陰キャ少女が同一人物に見えますか!?」
その時ひとりの体によく漫画とかアニメで見る矢印がぶっ刺さっていた
よく見ると丁寧にド陰キャと書かれていた
少しの沈黙の後 (虹夏は矢印を抜いている)
「やっぱりギターヒーローさんですよね!」
「なんで!?」
「カリスマは一般人とは一味違うしッ!」
「レモンとパプリカが好きでフラミンゴ飼ったりトラックに轢かれたりしてますよね!?」
「誰津玄師のことですか!?」
トラックに轢かれたらもうここにいねぇよ!とツッコミたいのをおさえた
「あっあの……あの……」
「あっいやぁ……えへぇ ちっ違いますぅ……」
「ちょっと何答え合わせしてんの!?」
「いや……カリスマって」
「褒められたらすぐこれだよ!」
「あの〜ギターヒーローって……」
「本当に知らないの? 」
「これを見て!!」
「SNSでその道の人間には大注目のギタリストなんだから!」
「確かにこの見覚えのある格好と部屋………」
「まぁひとりちゃんね」
「ぼっち」
「ちょっと! もっといい反応してよッ!」
「あたし1人盛り上がってなんか痛いやつみたいじゃん!」
「あたしが痛いのは格好だけ!」
「自覚あったんですね」
「ぼっちが上手いことはなんとなくわかってたけど言わないから別にどうでもいいかって」
「私も何かあるんだろうなとは薄々思ってたので別に………」
「なにこれ!! もっと驚いてよ!」
「漫画だったらまだまだ引き伸ばしでいい展開なのに!!」
「いや驚いてますよ」
「この大量の戯言には……」
「ぼっち様動画のお金の管理は私めにお任せ下さい」
「ところでギターヒーローさんさっきのライブはなんであんな酷い演奏を……!?」
「私人見知りでだからバンドだと上手く合わせられなくて」
「動画は家で1人で弾いてるから………」
「いいんですよぅ☆天才にも欠点はあるんですう!」
「ぼっちちゃんにだけとことん甘いな」
「え〜! ひとりちゃんってこんなすごい子だったの?」
「再生数すご〜!」
「これからでかい面できるから喜びなさい!」
「あんた達はギターヒーローさんの選ばれしこ古参ファンなんだから!」
「インディーズ時代は良かったと裏垢で愚痴る厄介ファンへと変わり果てる権利があんた達にはある!」
「「全然嬉しくないです……」」
「っていうのは冗談だけど!」
「絶対そんな事になりませんから!」
「ウチの編集長にかけあって業界の人に紹介してもらえるように言っときます!」
「良い人がいるって!」
「え〜デビューできるかもって事?」
「すご〜い!」
「結束バンドが一気に遠い存在に思えてきました!」
「うへへ」
「ひとりちゃん顔たるんでるわよ!」
「そうゆう喜多ちゃんもね」
「そうゆう虹夏だって」
「新もたるんでる」
「結束バンド? 何の話?」
「私が言ってるのはギターヒーローさんだけ」
「結束バンドは高校生にしたらレベルはまぁ高いと思うけどぉでもよくいる下北のバンドって感じだし」
「………っていうかガチじゃないですよね」
その一言でその場が静まり返った……
「えっ……」
「だって客も常連だけだし宣伝もそんなにやってないみたいだし」
「本気でプロ目指してるバンドにみえないんだもん」
俺はいまものすごくムカついている
虹夏の夢を聞いたから尚更
こいつを今すぐぶん殴りたいがさすがに捕まりたくはないので我慢をするしかない………
「ギターヒーローさんはもうプロとして通用するのでちゃんとしたバンドに入った方がいいですよ!」
「あっあの……私は……」
「いや〜ゴミ記事取材のつもりが大当たりですっ 今度単独記事書かせてくださいっ!」
「今の邦ロック業界にドカーンっと衝撃与えちゃ…………」
「おい」
「もう店閉めるから帰ってもらっていい?」
「誰!?凄く重装備してるんだけど!」
「店長ですよ〜」
「帰れ」
「まだ話は終わってないから帰らないですぅ」
「じゃあ実力行使でいくしかないな……」
「なっ何…っ 暴力でもふるう気!?」
「お前みたいなアクの強いライター絶対アンチがいるからな」
「ネットで調べたら本名が出てきた」
「このご時世名前さえ分かれば実家の連絡先も分かりますねぇ」
「意味分かります?」
「ぎゃーー!!」
「次こいつらに近づいたらぽいずん♡やみ14歳を親御さんにばらすからな」
「人間の心ってもんがないの!?」
「自分でつけたくせに……」
「ギターヒーローさんそれでは〜〜!」
「今日の事は頭の隅にでもいれといてくださぁ〜い」
「こんなとこでうだうだやってるとあなたの才能腐っちゃいますよ」
「電話」
「はーい」
「帰る帰るぅ! ごめんなさい! あばよ☆」
「穏便に済んでよかったなぁ」
「超平和的な解決ですね」
「お前らもあんな奴の言葉あまり真に受けるなよ」
「今日はもう全員上がっていいから」
「あっありがとう」
「あっありがとうございます」
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そうして俺たちは早めに店から出た
「じゃ〜ね 新にぼっちちゃん気をつけてね!」
「んじゃまた明日」
「あっはい」
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虹夏 リョウ 喜多side
「あっあのさ……さっきの事 みんな大丈夫?」
「ライターさんもキツイよねあたし達だって………」
「まぁその話はいいじゃないですか!」
「うん」
「次のライブの日程また明日決めましょ〜ね!」
「あっ……うん」
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流川家
「…………改めて気付かされた俺はあいつらの夢を叶えてやりたい!」
「何かいいものがないか調べるか……」
「っ!これだ!」
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翌日スターリー
「未確認ライオット?」
「10代アーティスト限定のロックフェスここからメジャーデビューする人もいるんだって」
「昨日は結束バンドを否定されて悔しかったけど今のままじゃそう言われても仕方のないのかも………」
「だからこれに出て皆の力をちゃんと証明しよう!」
「どうかな……!?」
「じっ実は私もその話をしようと思ってた所なんです」
「実は俺も何か出来ることないか探してたら見つけて」
「喜多ちゃんに新……」
「じゃあリョウも!?」
「みんなが出たいならいいよ」
「空気読めないなこいつ……」
「あとはぼっちちゃんだけだけど………」
「ひとりちゃんはこういうの嫌がりそうですよね……」
「実際昨日の話はぼっちにとっては悪い話じゃないしね」
その時スターリーの扉が開いた
「あっひとりか遅かったな」
「今皆で未確認ライオットってフェスに出ようって………」
そこでひとりは1枚のチラシを取り出した
そのチラシは今このテーブルにあるチラシと全く同じものだった
「結束バンドでグランプリ取りましょう!」
最近モチベーションが出ないんですよね……… 皆さんはこの作品に期待していますか?
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期待してるよ!
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きたいしてねぇ!