東方我迷伝(がめいでん)   作:怠猫

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今回はしんみり感が高いほうだと思います。
でわ東方我迷伝16話、始まりますよぉ


第16話 俺が全部受け止めてやる

視点 霊夢

 

目を開けた私は信じられない光景を見た...2人共無事で、周りは壁?に覆われていたのだ。 魔理沙も首をかしげている

 

魔:「本当に何が起こったんだぜ、私達は倒されたはずじゃ...」

霊:「まあ、そんなことよりここはどこか考えましょう」

 

視点 駿

 

俺は階段を先に降りると扉は破壊されていた...

 

駿:「中でなにが...霊夢に魔理沙! しかもこのままじゃ死んでしまうっ」

 

そこには炎の剣を持った少女が4人になって2人を切りかかろうとしていたのだ

 

駿:「間に合えっ!」

 

防符━「イージスウォール」

 

何とか間に合ったようで2人を無敵の壁が覆い隠す...危なかったな

 

レ:「ちょっとどうしたのよ、って...フラン」

咲:「遂に暴走が始まってしまわれたのですね」

駿:「暴走ってどういうことだ?」

咲:「ええ、それは今までのストレスやら悲しみが爆発してしまい、狂気の様な姿になってしまうことです。 そうなった妹様を止めるのは私たちでもできない可能性の方がずっと高いです」

駿:「そうか...なら俺が行こう」

咲:「え?」

駿:「あいつの気持ち...少し分かる気がする。 だから俺が行く」

レ:「待って!それは危険すぎるわっ」

駿:「大丈夫だ、けど...もしものことがあったのなら、墓だけは立ててくれるか?」

レ:「...わかったわ」

咲:「けど、なんでそこまでして下さるのですか?今日あったばかりの私たちに」

駿:「それはな...わからない、けど目の前に困っている人が居れば助けたいんだ!もう

失うことだけは嫌なんだよ」

咲:「....わかりました」

駿:「ああ、じゃあ行ってくる」

 

そうして俺はあのフランという少女のもとへと飛んだ

 

フ:「さっきの攻撃を守りきったのは貴方?」

駿:「まぁな、それにしてもフラン...って言ったっけ?」

フ:「正式にはフランドールだけどフランでいいよ」

駿:「それじゃあフラン、今のお前はなんでそんなに悲しそうにしてるんだ?」

フ:「悲しい? 私が?」

駿:「ああ、自分では気づいていないんだろうな...目が死んでるぞ」

フ:「私が...悲しい?そんなことない、そんなはずない。だって今はこんなにも...

こんなにも楽しいんだよ? お兄ちゃんは...スグニコワレナイヨネ」

駿:「そうか、そんな現実逃避の言葉が自分に催眠を掛け、狂気にしたのか」

フ:「違う、私は寂しくなんかない。悲しくなんか...ない。違う違う違う違う違う違う

......アハハハハ、貴方もすぐに壊してあげる」

 

クソッ、和解はやっぱ無理か、ならあいつの攻撃を受け止めてやるしか...でもそれだと俺死ぬぞ...それでもやらなくちゃな

 

極炎「紅黒剣」

 

俺は紅黒銃をしまい、新たに同じ性能の剣を出す。長さは140センチぐらいで軽く、赤黒い色をした太刀といったところだろうか

 

駿:「よし、いくぞフランっ!」

フ:「跡形もなく壊してあげるよ♪ 私のレーヴァテインでね」

 

お互いの剣が重なる度に辺りに亀裂が走る...相当フランは悲しかったのだろう、狂気とやらに負けて意思のままに攻撃してくる...しかも4人

 

駿:「結構やばいか?」

フ:「アハハハハ♪もっと、もっと楽しませてよ」

駿:「ああ、楽しませてやるよ」

 

そうは言ったもののこれからどうやって正気にさせるかな...本当にこのままだと死んじゃうかもな

 

フ:「これで決めるよ」

 

禁弾「過去を刻む時計」

 

駿:「まさかとは思ったけどよ、本当に4人全員がスペル使うとか」

 

1人ならまだ逃げ道があったろうが4人なんてないに等しい。あれを使うしかないか

 

滅符━「セイクリット・アロー」

 

フ:「なんで?弾幕が全部消えちゃった」

駿:「これなかったら本当に死んでたな」

 

何故だろうすごく嫌な予感がする...さっきので出来た亀裂が大きくなっていく気がする...ていうか一気に地面に穴があいたんですけど

 

駿:「レミリアっ咲夜っ、霊夢と魔理沙も一旦ここから逃げるんだ!」

霊:「この声は...」

魔:「駿なのか?」

駿:「ああ、ていうか説明は後だっ今は逃げろ」

 

俺はイージスウォールを解き、無事を確認した

 

霊:「嫌よ、私も戦うわ」

魔:「私だって戦えるんだぜっ」

駿:「すまないな...咲夜、こいつら全員運んでもらえるか?」

咲:「かしこまりました」

 

幻世「ザ・ワールド」

 

俺が気付いた頃にはみんなの姿はなく、俺とフランだけが残った。 咲夜は上手くやってくれたようだ

 

フ:「あれ?皆いなくなっちゃった」

駿:「俺が頼んだからな、あとこの場所はもうすぐで壊滅するだろう(この部屋だけ)」

フ:「それがどうしたの?」

駿:「だからな、ここが崩壊するまでに俺を破壊して殺してみろ」

フ:「いいの?」

駿:「できるものならな」

 

今にもここは崩れそうで、フランはというとフフッと不敵に笑い出した

 

フ:「なら4人から1人に減らしてあげるよ、そうした方がじっくりと楽しめるしね」

駿:「おお、それは有難いな...じゃあ、始めようか」

フ:「うん」

 

一方その頃の霊夢達  視点 霊夢

 

霊:「ねぇ、あのフランドールっていう子はなんなの?」

魔:「ああ、確か495年もの間幽閉されていたっていう」

咲:「それについては私が...というか自己紹介がまだでしたね。この紅魔館のメイド長

をさせてもらっております、十六夜 咲夜と申します」

レ:「私はここの主のレミリア・スカーレットよ。異変の首謀者ってところね」

魔:「へえ、じゃあ私たちが今お前を倒せばいいわけだな」

レ:「いえ、この霧はすべてが終わったあとにすぐ消すわ」

魔:「へ、なんで」

レ:「咲夜が倒されたあと、私も駿に倒されたのよ」

霊:「え、駿と戦ったの?」

レ:「ええ、恐ろしく強かったわ。本当に人間なのかを疑うくらいに」

霊:「そうなの...で、さっきの話なんだけど」

咲:「ええ、でわ私が」

レ:「いいえ、私が話すわ」

咲:「かしこまりました」

 

吸血鬼説明中...

 

霊:「そんなことがあったの」

 

まさか能力で幽閉されていたなんて驚いたわね...でも今そんな相手と

 

霊:「駿は大丈夫なの?」

魔:「確かにそうだ、そんな能力を使う相手だったらいくら駿でもやばいんじゃ」

咲:「はい、駿さんは戦う前にもしものことがあったらお墓は立ててくれと」

霊:「そんな...」

 

私は愕然としたが今は駿のことを信じるしかないと思った

 

そして駿サイド  視点 駿

 

駿:「なんてやつだ、考えなしと思っていたがここまで考えているとはな」

 

俺は追い込まれていた、何とか弾幕は紅黒剣でかき消すことができても不意を突いて天井に

攻撃していたのか瓦礫が落ちてきて俺にクリーンヒットした

 

駿:「ぐはっ」

 

背中からは血が出ている感じがする、小さい破片で切ったのか左目のうえから血がツツーと

流れていくのが分かる

 

フ:「どうしたの? このままだとすぐに死んじゃうよ...というかもう限界そうだね

終わらせようか...ぎゅっとして」

 

そういった瞬間俺は何かが締め付けられる感じがした...やばい抜け出せない

もう死ぬかもと思った矢先だった

 

フ:「きゃあっ」

駿:「フランっ!」

 

俺の方に気を取られすぎてフランは落ちてきた大きな瓦礫に直撃し、穴の中へと落ちていく

 

駿:「フラン今行くから待ってろっ!」

 

俺は背中の痛みに耐えながらフランを追って穴へと向かう...間に合った

 

駿:「フランっ」

フ:「え?」

 

俺はフランがこれ以上怪我をしないようにしっかりと抱き寄せた。ライボルトの効果が残っていなかったら追いつかなかっただろう。しかしホットしてしまったせいで翼が消え、俺と

フランはそのまま地面に向かって落ちていく

 

ドゴォン

 

駿:「おい...フラン、大丈夫か?...ガハッ」

 

俺は落下ダメージをモロに食らったのでもうほぼ動けず、口から血を吐いていた...これはまずい...一歩も動けん

 

フ:「ねぇ...なん..で?」

駿:「なんでかぁ、多分お前の姉さんに頼まれたからかな」

フ:「お姉様に?」

駿:「ああ...お前に謝るきっかけを作ってくれと言われてな」

フ:「謝る?」

駿:「うん、お前をずっとあそこに幽閉していたことに罪悪感を覚えていたらしくてな、あやまりたかったんだと」

フ:「まさか...そのためだけにここまで...」

駿:「まぁ、そうだろうな...お前も本当は寂しくて悲しかったんだろ?」

フ:「...うん」

駿:「そうか...じゃあお前はここから早くでて姉さんに会ってきな...俺はもうここから出られる気がしねぇから...ガハッ」

フ:「大丈夫なの?」

駿:「ああ、大丈夫だ...多分。後な、お前が寂しいなら俺がそばにいてやるし、お前が

悲しいならそういうとこ俺が全部受け止めてやるから、そんなときは俺を頼れ...」

 

やばい、意識が朦朧としてきた...もうダメかもな。 あれ、フラン...泣いてるのか

 

フ:「ご、ごめんなさい」

駿:「ああ、もういいんだ...お前は先に行け、俺はすぐ追いつくから。早く仲直りしてこい...な?」

フ:「...うん、絶対戻ってきてね」

駿:「ああ、約束だ」

 

俺とフランは指切りをしてから別れ、フランは飛んでいった。 約束か...破っちまうな

ごめんなフラン、あと霊夢や魔理沙もすまなかった帰っていけそうにない...やばい意識が本格的に消えて...

 

駿:「じゃあな皆、幻想郷少しの間だったけど...楽しかったよ...」

 

崩れゆく部屋の中

俺は頬に伝わっていく涙の訳を考えながらその場に倒れ込んだ




こんな終わり方ですが最終話ではありませんよ
駿君...どうなるのでしょうか? ちなみに作者は感動作なんてかけないのでご了承くださいね。

感想やご指摘があれば是非よろしくお願いします。
では、次の話で会いましょう
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